人口増加が続く台北市内湖区の交通を改善するため、同市では同地区を走る台北メトロ(MRT)文湖線に折りたたみ式の座席を導入し、ラッシュ時の乗車可能人数を増やすなどの対策を検討していることが19日、分かった。
柯文哲市長は、新たな道路や鉄道整備は難しいとし、現在の設備を改良して対応する可能性を示唆。運転間隔の短縮による増発なども検討するという。遅くとも2月初旬までに具体的な改善案をまとめる方針。
また、市内の他地域とを結ぶ橋やトンネルについては、午前8時~9時に最低2人以上が乗車した車両だけを通行させる案も検討中だが、現状把握のため、交通量の調査や監視カメラの設置を先に進めるとしている。