日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港で24日、全長256センチ、重さ417キロのクロマグロが水揚げされた。勝浦漁協によると、昨年4月に水揚げされた411キロを上回り、昭和24年の漁協開設以来、最大だという。
クロマグロは、宮崎県のはえ縄漁船「第一海伸丸」が、紀伊半島沖約180キロで捕獲した。セリでは、地元の仲買業者が約209万円で落札した。船長の児玉博さん(49)は「釣り上げるのに1時間はかかったが、大きなマグロを釣り上げて気持ちがいい」と笑顔で話した。
観光に訪れていた東京都武蔵村山市の会社員、高梨和人さん(58)は「感激した。ぜひ食べてみたいですね」と話していた。