アフリカ中部カメルーンの市場で自爆テロが相次ぎ、少なくとも25人が死亡、62人が負傷した。
地元当局者によると、同国北部ボドの市場で2人が自爆し、軍の野営地に近い橋の上でさらに1人が自爆した。
この爆発により、これまでに確認されただけで25人が死亡した。死傷者の数はさらに増える可能性もあるという。
自爆したのは過激派組織「ボコ・ハラム」のメンバーとみられる。当局が発表した死傷者数に自爆テロの実行犯は含まれていない。
ボドでは昨年12月にも、市場に近付こうとした自爆テロ犯の女2人が住民に阻止されていた。2人はそのまま自爆した。
1月13日に同国北部のモスク(イスラム教礼拝所)で起きた自爆テロでは12人が死亡。23日には同国軍がナイジェリアとの国境付近で武装勢力を急襲し、町に侵入しようとした10人を殺害、ライフル銃や爆弾などを押収していた。
治安部隊によれば、武装勢力は物資を使い果たして牛を盗もうとしていたという。1月14日には複数の町が襲撃され、4000頭以上の牛が盗まれていた。
カメルーンでは2013年以来、ボコ・ハラムの襲撃によって約1200人が命を落としている。