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石坂浩二『鑑定団』降板騒動 テレ東“イジメ”説も 2年間発言シーンカット

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テレビ東京系の看板番組「開運!なんでも鑑定団」の視聴者がざわついている。レギュラー陣のひとり、石坂浩二(74)の発言シーンが2年ほどカットされているとインターネット上での指摘が相次ぎ、週刊誌やスポーツ紙では、石坂の「降板」や、制作サイドの「いじめ」まで取り沙汰されているのだ。

 番組は1994年4月に放送開始。96年には23・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)の最高視聴率を記録。島田紳助さんの引退後、今田耕司(49)が司会を務め、現在も10%台をキープしている。

 石坂は放送開始からレギュラーを務め、その博学ぶりで、番組を支えてきた。それが、この2年ほど、アップで映ることはほとんどなく、話しているシーンもほとんどない状況だ。ネット上では「ほとんどしゃべっていない」と心配する声が書き込まれ、引いた画像で映り込む石坂の存在感は薄れていた。

 今週発売の「女性自身」は、石坂を辞めさせたい制作サイドが石坂の発言をカットし、降板に追い込もうとしているなどとして、「陰湿な“いじめ”」と報じた。

 28日付のスポーツニッポンも、局側が「視聴率不振と20年以上たった番組の刷新」という理由で、石坂に3月いっぱいでの降板を通告したと報じた。背景に、制作陣と石坂の関係悪化が疑われるとも伝えている。


 夕刊フジの取材にテレビ東京は「今のところ降板の話はない」とし、石坂の所属事務所は「担当者が不在のため、わからない」としているが、意見番の審美眼が長らく番組の肝だっただけに、何とも不可解だ。

 石坂は昨年、産経新聞のインタビューで、番組出演について、こう語っている。「私が骨董好きだったことと、島田紳助さんと仕事をしてみたかったので引き受けました。村山槐多(かいた)の絵が発見されたり、住職がふんどしかけにしていた屏風が江戸時代のものだったり、印象に残るお宝はいくつもあります」

 うんちくは、もう聞けないのか。





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