テレビ東京の高橋雄一社長は28日の定例会見で、同局系人気番組「開運!なんでも鑑定団」(火曜午後8時54分)の司会を務める石坂浩二さん(74)に降板通告をした、とする一部報道について、「(報道には)びっくりしている、というのが本音。番組改編に関わる部分はストレートに申し上げるわけにはいかない」として明言を避けた。
28日付のスポーツニッポンは、同局や番組制作会社の幹部らが「視聴率不振と20年以上たった番組の刷新」を理由に、石坂さんに対して降板を通告。その上で、3月いっぱいで司会を交代する方向で調整している、と報じた。
石坂さんは平成6年の番組創設時から出演。高橋社長は「石坂さんがあの番組の立役者だということは局員全員が認識しているし、敬意を抱いている」と語った。
また、同局の井沢昌平専務は、「『鑑定団』の収録は非常に長く、いつも2時間半から3時間分の映像を編集し、1本の番組にまとめている。記事には『石坂さんのコメントが少ない』と書かれていたが、編集の結果としてそうなっているだけだ」と話した。
同紙が報じた、石坂さんと番組プロデューサーとの間の酒席での“確執”については、高橋社長は「私は聞いていない」と述べた。