米国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)の職員約3万人の個人情報がハッカーに盗み出され、8日までにインターネット上で公開された。
ハッカーはツイッターで、司法省のデータベースから情報を盗み出したと宣言。「これで目的を果たしたので帰ります。それでは皆さん、さようなら」と書き込み、「パレスチナ解放」を意味するハッシュタグ「#FreePalestine」も添えた。
ハッカーはまた、「我々は米政府がイスラエルとの関係を絶つまでやめない。政府はそのことにいつ気付くのだろう」ともツイートしている。
公開されたのは職員らの名前と肩書、電話番号、電子メールアドレス。ハッカーは7日に国家安全保障省職員約1万人の情報を流し、「司法省は1週間もたってからようやく、自分たちのコンピューターが侵入されたことに気付いたようだ」とツイートしていた。8日午後にはさらに、FBI職員2万人分を公開した。
司法省はシステムへの不正アクセスを詳しく調べている。同省の報道官はCNNに、職員の社会保障番号など重要情報は盗まれていないようだと語った。