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凄まじい浪費癖…清原容疑者「稼いだ60億円」の溶かし方

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清原和博容疑者(48)は23年間の現役生活で52億円超の年俸を稼いだ。最高年俸は巨人と新たに4年契約を結んだ02年からの4億5000万円。プロ野球選手の年俸額は推定だから、実際には西武時代からもっともらっていただろう。CMやテレビ、イベント出演などの副収入を含めれば、「野球選手清原」として、軽く60億円以上を手にしたはずだ。

 しかし清原は昨年、「薬物疑惑の影響で先月の収入はゼロ。銀行口座に12万円しか入ってないんです」と親しかった会社経営者に泣きついている。数十億円もの大金はどこへ消えたのか。

 昨年3月、清原は現役時代から馴染みだった六本木の高級クラブに久々に顔を出している。直前に始めた、四国霊場八十八カ所を巡る「お遍路」を某テレビ局に密着取材されることが決まり、その番組スタッフ3人を自ら接待したのだ。

 VIPルームに入って高級シャンパンを抜き、会計は四十数万円。それをカードで払った清原は、恐縮する3人を手で制し、「よろしくお願いします」と頭を下げていたという。

■1カ月のカード請求額2000万円

 2年前の薬物疑惑報道以降、清原は野球評論家とテレビタレントとしての仕事を失った。ドタキャンが日常茶飯事になっていたから自業自得。地方のパチンコ店の営業などでなんとか糊口をしのいでいた。巨人時代に購入した3億円のマンションも売却し、その後はウイークリーマンションを転々。テレビスタッフを接待する金銭的余裕はなかったはずだが、それでも見えを張ってしまう。

「昔から、『人のカネでは食わない、飲まない。人の世話にはならない。それがオレのポリシーや』というのが口癖でした。西武時代に堤(元)オーナーから、そう言われたのがきっかけだと言っていた。実際、現役時代は飲みに出たら絶対に自腹。お金の使い方も豪快だった。以前、テレビで『一晩に飲み屋で使った最高額は500万。支払いはカード。現金? 財布に入ってるんは、女の子へのチップやんか』と話してましたが、決して大げさじゃない。だって、巨人時代は今月のカードの支払いが2000万円や、と言っていたことが何度もある。銀座、六本木でそれくらい飲んでいたのは間違いない」(巨人時代の同僚選手)

 日刊ゲンダイ本紙記者は巨人時代の宮崎キャンプ中、セット料金1時間6000円の庶民的なキャバクラで2日にわたって130万円ものカネを使った姿を目撃している。初日に男2人で店を訪れ、3時間で60万円。2度目の来店では4人で70万円。2日でドンペリの白を16本、ロゼを9本も空にし、意気揚々と帰っていった。

 右手首には、宝石メーカーが世界10本限定で販売した3234万円の時計を巻き、現役時代は23年間で25台の高級外車を乗り回した。

 21歳で2000万円超のフェラーリを買い、その後はポルシェ、ベンツ、ハマーなどを乗り継ぐと、現役時代の晩年には2000万円のベントレー、5000万円のロールスロイスを手にして、悦に入っていた。「それも買った車はほとんどが特別仕様やからな。車だけで10億円は使うた」と後輩選手に自慢していたものである。

 現役時代に稼いだカネを酒と女と時計と車に注ぎ込み、そんな浪費の行き着いた先が覚醒剤だったのかもしれない。
(日刊ゲンダイ)







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