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トルコ軍がシリア国内に攻撃、サウジと地上部隊派遣も検討

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トルコ軍は13日、シリア北部のアレッポ(Aleppo)県にいるクルド人武装勢力とシリア軍部隊を攻撃した。トルコのアナトリア(Anatolia)通信が軍関係筋の話として伝えた。

 アナトリア通信によるとトルコ軍は砲撃への反撃としてアレッポ県アザズ(Azaz)市周辺にあるシリア国内の主要クルド人組織、民主統一党(PYD)の目標を砲撃した。また、トルコ南部ハタイ(Hatay)県でもシリア政府軍から砲撃されたため反撃したという。トルコ軍がどのような攻撃をしたのか詳細は明らかにされていないが、戦車による砲撃もあったとみられている。

 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、トルコ軍はクルド人民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」がアレッポで最近イスラム系反体制派から奪還したミナク(Minnigh)空軍基地を砲撃したとしている。YPG筋も、今月10日に奪還した同空軍基地がトルコ軍の砲撃目標だったとAFPに明らかにした。

 トルコ政府は、PYDとその軍事部門YPGをトルコ国内で過去数十年にわたり反政府活動を行っているクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」の分派とみなしている。

 トルコが攻撃する直前に同国のアフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は、必要ならばPYDに対する軍事攻撃も辞さないと発言していた。

 テレビで放送された演説で同首相はトルコ軍が昨年イラク北部のカンディル(Qandil)山で行ったPKKに対する空爆に言及し、必要ならばシリアでも同様の軍事行動を行うことは可能だと述べた。





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