男性誌に登場する一般的なモデルに比べてサイズの大きい「プラスサイズモデル」のアシュリー・グレアムさん(28)がこのほど、米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド(SI)」の水着特集にルーキーとして起用された。52年の伝統を持つSIのトレンドが変わったことを物語る現象かもしれない。
SIは昨年の水着特集で、12号サイズのモデル、ロビン・ローリーさんを起用して注目された。12号は米国女性にとっては平均的なサイズだが、モデルの世界では平均とは言い難かった。
今年新たに起用されたグレアムさんは16号サイズ。昨年のSIの水着特集の広告には登場していたが、初めて本誌のモデルとして採用された。16号モデルが登場するのはSI史上初めて。
グレアムさんはインスタグラムへの投稿で、「女性の曲線美のために立ち上がってくれてありがとう。私たちの声が届きました。みんなで応援してくれれば今年の新人賞に選ばれるかも」と呼びかけている。
モデルのジジ・ハディットさんや歌手のリリー・レインさんなど有名人も、グレアムさんの起用に歓迎のコメントを寄せた。
グレアムさんは自身の下着ブランドを展開し、プラスサイズモデル団体の共同創設者でもある。