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安倍首相:台湾は日本の大切な友人

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台湾のファーストレディー、周美青さんが故宮展に合わせて訪日か



東京国立博物館(東京都台東区)で行われる国立故宮博物院(台北市)の特別展に先駆けて開催されるオープニング記念パーティーに、周美青総統夫人(=写真中央)が出席する可能性があることが台湾メディアによって報じられたが、故宮と外交部は明言を避けている。

報道では、陳水扁政権下の2003年にドイツで故宮の特別展が開かれた際に呉淑珍夫人が渡独したのと同様に、周美青夫人も訪日し記念パーティーに出席するほか、東日本大震災の被災地の一つ、福島を訪問すると伝えている。

これについて、故宮側はメディアの取材に対し「聞いていない」と答え、詳細を確認するとした一方、外交部の高安報道官は、故宮展の文化交流については故宮側の計画に基づいて行われるとし、今のところは決まっていないとコメントした。

東博と九州国立博物館(福岡県太宰府市)は今年6月24日〜9月15日と10月7日〜11月30日に故宮特別展「台北 国立故宮博物院 −神品至宝−」を開催。故宮の“目玉”として人気の「翠玉白菜」と「肉形石」も期間限定で公開される。

世界の新興大学ランキングに中山大学など台湾4校ランク入り


英教育専門誌、「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は先月30日、創立50年未満の大学を対象とした2014年「世界の大学ランキング100」を発表した。台湾からは国立中山大学が40位となったのをはじめ、昨年より1校少ない4校がランク入りした。日本からは筑波大学のみ44位にランクインした。

トップは韓国・浦項(ポハン)工科大学校。2位 スイス連邦工科大学ローザンヌ校、3位 韓国KAIST、4位 香港科技大学、5位 シンガポールの南洋理工大学がランクイン。欧米各国を抑え東アジア勢が健闘しており、1986年創立の浦項工科大学校は連続3年1位。

台湾からは国立中山大学(40位)、国立台湾科技大学(42位)、国立陽明大学(96位)、亜洲大学(99位)がランクインした。

中山大学(高雄市)は調査が始まった2012年には30位だったが昨年は37位で今年はさらに3位下がった。一昨年は55位だった台湾科技大学(台北市)は昨年は45位、今年はさらに3位上昇。一昨年の95位から昨年98位に落ちた陽明大学(台北市)は今年96位とやや取り戻した。また新たに亜洲大学(台中市)がランク入りを果たした。

アジア勢はこのほか、香港城市大学(17位)、香港理工大学(30位)、筑波大学(44位)がランク入りしている。

大学ランキングに入った29カ国・地域のうち、英国とオーストラリアが最多の14校。それに米国(8校)、スペイン(7校)、フランス(6校)、ドイツ(6校)、カナダ(5校)、台湾(4校)と続いた。また、インドから初のランク入りがあった一方で、中国大陸とロシアからのランク入りはなかった。

台湾・新北市と市川市、無線LANサービスで協力へ

台湾北部の新北市が日本の福岡市などと整備を進めている公衆無線LANの相互利用に、千葉県市川市から訪台した視察団も協力の意向を示したことがわかった。

新北市の担当者によると、市川市市議会の岩井清郎議長と金子正前議長などは先月30日に新北市を訪問した際、市内2000カ所に設置された無料Wi-Fiスポットなど、充実したインターネット環境を高く評価し、国際ローミングサービスに前向きな意向を示したという。

同市は昨年8月から福岡市と無線LANの相互利用を開始しており、すでに1万人近い台湾からの旅行者が日本でサービスを利用している。また、川崎市や沖縄県でも同様のサービス開始に向け準備を進めており、5〜6月を目途に利用できるようにする予定。

今後新北市では台湾の観光客に人気の旅行先、北海道の自治体とも調整を進めるとしている。

古き良き台湾を物語る 昔懐かしい「マッチ箱」展開催

台北市民政局は林安泰古セキ民俗文物館(台北市浜江街)で「庶民の生活の記憶―昔懐かしいマッチ箱」特別展を5月1日〜7月31日まで開催、マッチ箱コレクター、蒋敏全さんの貴重な収蔵品の数々が初めて一般に公開される。(セキ=がんだれに昔)

同局の黄呂錦茹局長は、展示されているマッチ箱のデザインは日本統治時代から戦後にかけての広告、娯楽、商売や十二支、人々の生活などそのジャンルは多岐にわたり、台湾の貴重な郷土文化を表すと語る。

今回、展示品を提供した蒋さんは、台湾火柴公司(マッチ会社)に勤務していた父の影響で、様々なマッチ箱を夢中で集め、そのコレクションは現在では6万個余りにのぼるという。

蒋さんによると、現代のマッチは19世紀中頃、ヨーロッパから中国に伝わり、人々に“洋火”“番火”“番仔火”などと呼ばれた。台湾では清朝統治下の1868年、北部・淡水港を通じて持ち込まれるようになり、日本統治時代には「台湾燐寸株式会社」が設立されて全島に普及した。

この会社は戦後、台湾省専売局に接収されたが、1948年には台湾初の民営「台湾火柴股フン有限公司」が創立、1970年にはマッチ会社として初めて株式上場を果たした。しかし、時代の流れとともにマッチはその役目を終え、同社では1994年にマッチの生産を終了している。(フン=にんべんに分)

蒋さんはマッチ箱のコレクションについて、デザイン的に見応えのあるものは実際にはそう多くはなく、今回特別展で展示されるものは選りすぐりの逸品ぞろいだと強調。小さなマッチ箱を通して時空を超え、かつての庶民の生活文化に触れることができると語った。

台湾駐日代表処顧問の夫人、東京で2度目の日本舞踊公演 日台交流促す

台北駐日経済文化代表処の顧問兼台北文化センター長の朱文清さんの夫人、張懿文さんが29日、台湾と日本の交流促進のため、東京の日本橋劇場で日本舞踊を披露し、観客から拍手喝采を浴びた。

この日、千藤会主催の日本舞踊発表会に出演し、傘や扇を使って切ない恋を演じた張さん。今年1月の同会への入門以来、2カ月近くにわたって稽古に励んだ。日本舞踊を12年間踊ってきた経験もあり、花道から傘を差しながら華麗に登場すると優雅な姿で観客を魅了した。

張さんは2008年の時にも東京の国立劇場で台湾人女性として初めて日本舞踊を披露している。この日の公演終了後には、千藤会の関係者とともに台湾でも千藤会を開設し、日本舞踊を通じて台湾と日本の架け橋になりたいと今後の抱負を述べた。

一方、朱文化センター長は妻の演技が観客の大きな拍手をもらえて夫としてとても嬉しいとコメントした

寒さと病気でマンゴー収穫シーズンに1カ月の遅れ/台湾・屏東

南部の屏東県で生産され、日本でも「アップルマンゴー」などとして親しまれている台湾の愛文マンゴー(アーウィン種)は今年、春節(1月31日)の頃から連日続いた低温や最近の病害などの影響で、収穫シーズンが1カ月遅れて5月中旬になると見込まれている。

同県南部で作られている愛文マンゴーは例年なら4月中旬から下旬にかけて市場に出回る。しかし、今年は受粉時期の寒害に始まり、最近では炭疽病などの発生で果実に被害が出るなどトラブルが続いた。中には今年の収穫は早々に諦め、来年早く開花し結実することに望みを賭けて枝を全部切り落としてしまった農家まで出ている。

同県・枋山の果樹農家、盧旺昇さんは、今年は5月中旬を過ぎなければ愛文マンゴーのまとまった収穫は期待できないとしており、日本向けや中国大陸向けの販売への影響を心配している。また、価格は現在、生産量の減少で、卸売平均価格で1キログラムあたり100台湾元(約340円)以上。高級品だと300元(約1000円)余りになるという。

盧さんは今年は減産となるものの、香り高く果汁たっぷりのおいしい愛文マンゴーが味わえると話している。

1QのGDP3.04%、「成長とリスクが並存」

今年第1四半期の経済成長率が3.04%となり、主計総処が景気回復とリスクが並存していると指摘している。行政院主計総処は30日、今年第1四半期の経済成長率を発表した。第1四半期の成長率は本来の予測値より0.02ポイント高い3.04%だった。

主計総処は、企業の収益が第1四半期は回復したこと、年末のボーナスや報奨金が増え、被雇用者の平均給与が増加したこと、さらには株式市場での取引が活発だったことなどで、海外旅行、自動車販売、小売業と飲食業が成長し、民間の経済活動が若干強まったと説明した。また、外需の面では、光学機材や情報通信機器の輸出は引き続き弱含みで、電子、機械、非鉄金属の輸出が成長を牽引した。

主計総処の梅家瑗・専門委員は、現在世界経済のファンダメンタルズはよいが、国際的なリサーチ機関の見方は以前より弱まったと指摘、現在の景気は、回復とリスクが同時に存在している状態だとの見方を示した。

梅・専門委員は、「現在は依然として回復基調にある。ただ、アメリカの量的緩和の段階的な終了の新興市場に対する影響、中国大陸の構造改革の経済成長に対する影響、日本の消費税率引き上げの影響などのリスクが存在する。台湾にとっては、中国大陸が自分たちの産業を育て、我々と競争するようになることもリスクだ」と話した。

呉・副総統、バチカンでの日程終えて帰国

呉敦義・副総統がバチカン市国での訪問日程を終え、帰国の途に着いた。呉・副総統はこのほど、バチカンで行われたヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世の列聖式に馬英九・総統の代理特使として出席するため、夫人とともにバチカン市国を訪れ、列聖式出席、地元の華僑同胞との晩餐会、ローマ法王の夏の離宮参観などを行った。

29日には、中華民国の王豫元・大使とともに、過去に中華民国を訪問したバチカンの枢機卿らを招いて食事会を開き、中華民国の現況と宗教の発展状況を紹介した。呉・副総統は挨拶の中で、「今回は馬・総統の代理として列聖式に参加し、世界各地の信徒たちと、神の愛を分かち合った」と話した。また、29日に招いた人たちは皆、中華民国に大きな貢献をしているとして、馬・総統と中華民国の国民を代表し、台湾を再び訪れてくれるよう要請した。

呉敦義・副総統一行は30日夜に、中華民国に帰国する。

秩序無い原発反対運動、警察が強硬姿勢

第四原子力発電所の建設に反対する人たちの行動が秩序を失っているとして、警察が強硬な姿勢を打ち出している。第四原発の建設に反対する人たちは連日、立法院を取り囲み、出入り口をふさいで立法委員が立法院から出られなくしたり、立法委員の乗る車の通行を妨害したりしている。また、周辺の道路を占拠し、一般の人たちの通行にも影響を及ぼしている。

行政院は30日午前、内政部警政署、法務部、台北市政府など関連の政府機関と対応を検討。内政部の陳純敬・次長は報道陣に対し、一部の人のここ数日の行為は違法行為で秩序を失ったものだと批判、他人の通行の権利に影響を及ぼしているほか、公的な権力に明らかに挑戦しており、こうした挑発は受け入れられないと述べた。

陳・内政部次長はさらに、今後も街頭での活動が予定されているので、関連の政府機関が対応を話し合い、警政署は、これまで以上に強い態度で対処すると述べたと明らかにした。

陳・次長は、「首謀者、累犯者、もしくは過激な者については断固として法に則って強制的な対応をする。具体的にどうするかは、法務部と我々警政署が現行の法令について調整する。当然合法的な範囲内での対応だ」と話した。陳・次長は、警察は逮捕と取調べを担当し、勾留するかどうかは検察官の職責だと指摘、累犯者や過激な者に対しては予防性の勾留も可能なはずだと強調して、こうした人たちが行動を控えるよう呼びかけた。

安倍首相:台湾は日本の大切な友人

日本の安倍晋三首相が、台湾は日本の大切な友人だと発言して話題になっている。安倍首相は26日、日本の千葉県で行われた、動画サービス「ニコニコ」のリアルイベント、「ニコニコ超会議3」の会場の「超ニイハオ台湾」ブースに姿を現し、握手ロボットを通じて、台湾のアニメや漫画のファンと交流した他、東日本大震災のときに、台湾が提供した支援に感謝、「台湾は日本の大切な友人だ」と話して、台湾と日本の人たちを喜ばせた。この模様は動画共有サイト、ユーチューブで確認できる。

安倍氏は一昨年に首相となって以来、台湾に友好的な立場を何度も表明しており、昨年10月にバリ島で行われたAPECアジア太平洋経済協力会議では、自身のフェイスブックに、蕭万長・前副総統との記念写真を掲載して、台湾は日本の友人だとコメントしている。

友達、Q1純利益は前期比85%減[IT]

液晶パネル世界大手、友達光電(AUO)が4月30日に発表した第1四半期の連結決算は、純利益が1億6,600万台湾元(約5億6,300万円)で前期比84.7%減った。同社は「例年の不需要期で、テレビ向けパネル価格が下落した影響を受けた」と説明した。

第1四半期の売上高は前期比8.7%減の938億200万元。本業のもうけを示す営業利益は38.8%減の6億5,800万元だった。10インチ以上の大型パネルの出荷量は2,918万枚で前期比3.3%、10インチ未満の中小型パネルは18.7%それぞれ減った。

同社が昨年第4四半期の決算を1月に発表した際、パネル価格の下落によって今年は上半期中に赤字に転落する可能性もあるとの予測が、市場調査会社のアナリストなどから出ていた。友達は第1四半期について「製品ラインアップやコスト構造の改善、在庫調整を進めたことで、最終損益は黒字を維持できた」と振り返った。在庫日数は39日で、「健全な水準を維持できた」とした。第2四半期については「市場の需給状況は次第に改善する」との見方を示した。

力成、韓国ネペスのシンガポール法人買収

IC封止・検査大手の力成科技(Powertech)は29日、半導体部品、韓国ネペスのシンガポール法人を買収したと発表した。同法人はバンプを生産しており、超豊電子(Greatek)に次ぐ買収でハイエンドロジックIC封止事業への積極的な投資姿勢を明らかにした。力成科技の1―3月期決算は、最終利益が8億6700万元、売上高は前期比3.8%減の92億2700万元だった。

CSC、無方向性電磁鋼板新ライン 高雄で稼働開始

 台湾の中国鋼鉄(CSC)はこのほど、高雄製鉄所に新たに導入した無方向性電磁鋼板ラインが稼働を始めたと発表した。年間生産能力15万トン。世界的な省エネや新エネルギー市場の拡大に伴って増える高効率電磁鋼板の需要に応える。2013年にベトナムで電磁鋼板設備を稼働させ、14年にインドで電磁鋼板工場を立ち上げる。台湾との世界3極体制を築き、高付加価値の電磁鋼板市場を広くとらえる。

台湾系格安航空「Vエア」 初便は日本路線の公算高

トランスアジア(復興)航空傘下の格安航空会社(LCC)、Vエア(威航)の隆章キ社長、9月に予定している初便の就航先は日本になる可能性が高いことを明らかにした。(キ=王へんに其)

隆社長は、台湾系LCCの強みを生かし、台湾の利用者から高い信頼を獲得できるだろうと話し、競争面で有利だと自信をのぞかせた。また、英語版と日本語版のオフィシャルウェブサイトの開設も予定しており、乗客の約3割を外国人利用客としたい考えを示したほか、就航当初の搭乗率は80%を目指したいと意欲を語った。





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