英国の高級車メーカー、ジャガーは18日までに、同社モデルとしては最速の走行が可能なクーペ「FタイプSVR」を今年3月にスイス・ジュネーブで催されるモーターショーで披露すると発表した。
最高時速は200マイル(約322キロ)で、発進から時速60マイル(約97キロ)までは3.5秒で到達可能。エンジンは575馬力のV型8気筒5Lスーパーチャージャーで、8変速システムとなっている。
高速走行をもたらすため様々な空気力学対応のデザインが施され、前部のバンパーは外側へ広げられ、後部には自動的に作動する揚力を弱める装置が付けられている。
FタイプSVRは最高時速195マイルのコンバーティブルタイプも用意されている。価格はクーペが約12万6000米ドル(約1436万円)、コンバーティブルが約12万9000ドルからとなっている。
同社はFタイプSVRの製造台数に上限を設けていない。ジャガーは過去にFタイプSVRより速いタイプを発表したことがあったが、限定製造だった。このタイプは1990年代の短期間に製造された「XJ220スーパーカー」で最高時速は212マイルだった。売り出されたのは300台以下だった。
ジャガーはまた、同社としては初めてとなるスポーツ用多目的車(SUV)の開発計画も先に発表していた。