映画俳優・監督のチャーリー・チャップリンの人生と作品を紹介する博物館「チャップリンの世界」が、4月17日にスイスのコルシエシュルブベイで開館する。
博物館は、チャップリンが晩年を過ごした自宅を改装して作られた。開館日はチャップリンの生誕127周年となる16日の翌日に当たる。
チャップリンは、米国で反共活動が盛んだった1950年代に、共産主義への傾倒を疑われ米国から追放され、晩年の25年間はスイスのレマン湖のほとりの邸宅で過ごした。
チャップリンと妻のウーナ(Oona)さん、そして2人の8人の子どもたちが暮らした邸宅が博物館の半分を構成し、再現されたハリウッドのスタジオなどが入った別の建物がもう半分となる。
博物館の建設計画は度々問題に直面し、開館までに実に15年以上がかかった。近隣住民との訴訟の和解には5年がかかり、さらに建設許可を得るまでに7年がかかった。