台南市で117人が亡くなった台湾南部地震で、俳優の永瀬正敏さんが19日午後、被害が集中した同市内のマンション倒壊現場を訪れ、花を手向けて犠牲者に哀悼の意をささげた。永瀬さんは日本統治時代を舞台にした台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」に出演したほか、台湾に関する写真展も開いている。
台南市政府観光旅遊局によると、永瀬さんは「KANO」出演時に多くの台湾人にお世話になったとした上で、今回の震災には非常に心を痛めており、現場を訪れて被災者のために祈りたいと思っていたと語ったという。
永瀬さんの公式フェイスブックによれば、永瀬さんは同日午前に台北市で開かれた「台湾ツーリズムアワード」(台湾観光貢献奨)の授賞式でも今回の地震に触れ、今だからこそ多くの人々に台湾に出かけてもらい、台湾の素晴らしさを体感してほしいと述べていた。