昨年4月に週刊誌で発覚した日本テレビの上重聡アナウンサーの“巨額利益供与”問題。
『ABCマート』の創業者で元会長の三木正浩氏から1億7000万円を無利子で借り、港区の高級マンションをABCマート関連会社の役員から購入したと報じられた。発覚後は、局内でも物議を醸していた。
これを受けて、同年の4月3日に上重アナが総合司会を務める『スッキリ!!』の冒頭で深々と頭を下げて“直球謝罪”。あくまでプライベートな交友関係においてのことで、業務上の便宜供与ではないと説明したが、昔から年長者に好かれる一面はあったという。
「体育会系ということもあり、日ごろから笑顔でハキハキしている印象です。人の懐に入るのもうまく、企業の社長に気に入られるのもわかります」(日本テレビ関係者)
局の上層部もお気に入りだったというが、融資以外でも問題になったのが、三木氏の資産管理会社名義の高級車・ベントレーを使っての通勤だった。
「社員は車での通勤は禁止という就業規定があります。厳密には、乗り物を自分で運転して通勤するのもNGで、最寄りの駅まで自転車で行くのも本来は禁じられているんです」(前出・日本テレビ関係者)
それから1年、上重アナがついに“看板番組”を降板することが2月初旬、スポーツ紙で報じられた。
「日テレの番組は軒並み好調なのですが、『スッキリ!!』は視聴率で苦戦していて、不調と言われるフジテレビが同時間帯に放送している『とくダネ!』に負けることが多い。ともにメーンMCを務める加藤浩次さんも焦り始めているとか。
局側としては、この状況を打開しようと春から総合演出をかえ、番組内コーナーもガラリとかえるそうです。上重アナの降板も、その一環だと思います」(前出・日本テレビ関係者)
気になるのは、上重の今後の“進路”。
「局内では“テレビ出演を避けたほうがいいのでは”という声もあって“記者職にするのはどうか”という案も出ているそうです」(前出・日本テレビ関係者)
そんなウワサが流れる日テレ内だが、現実的には“適所”とは言えないようだ。
「記者職というのは、一種の“出世コース”です。局から厳重注意を受けている上重アナがいきなり春から記者になることは、慣習的にも考えにくい。本来の異動の時期も6月と12月の2回なので、春から異動だとすれば、そうとう大きな力が働いていると言えます」(制作会社関係者)
“記者に転身”という話の具体性が薄いのならば、上重アナは一体どこへ?
「実は例の“利益供与”の件は、局内で気にしている人は意外と少ない。そもそも降板の話も昨年の時点で決まっていて、1年で交代するのも約束事だったそうですよ。
かといって、4月の改編で上重アナが入り込めるようなバラエティー番組は、もうほとんど残っていない状態。現実的には、自身の野球経験を生かしたスポーツ実況にまわり、スキルを磨いていく方向が濃厚だそうです」(テレビ局関係者)
(週刊女性PRIME)