叡山電鉄は2月25日、ICカードの導入日を3月16日に決めたと発表した。全国相互利用サービスやICOCA連絡定期券に対応するほか、PiTaPa割引サービスも導入する。
発表によると、対応カードは全国相互利用に対応した交通系ICカード10種類。PiTaPaやICOCA、Suicaなどで叡山電鉄の鉄道路線を利用できるようになる。
このうちPiTaPaは、1カ月間の利用金額に応じて自動的に割引される「利用額割引」を、3月利用分より適用。大人の場合、1501円から1650円までの利用分が100%引き、1651円以上の利用分は10%引きになる。ただし、2017年3月まではキャンペーン期間とし、1501~1800円の利用分が100%引き、1801円以上の利用分が20%引きになる。事前の登録は不要だ。
また、事前に登録した駅間の運賃が割引になる「叡山電車 登録型割引」も、4月利用分から導入される。登録区間の1カ月定期運賃を上限とし、実際の利用額が上限額を上回った場合は上限額で請求される。こちらも2017年3月まではキャンペーン期間とし、上限額は3カ月定期運賃の3分の1になる。
このほか、3月16日から大津線を除く京阪電鉄で発売される「京阪・叡電ICOCA連絡定期券」も利用できるようになる。ただし、叡山電鉄では京阪・叡電ICOCA連絡定期券を発売しない。