回送中の路線バスに強力なレーザー光線を当てて運行を妨害したとして、大阪府警捜査1課と守口署は25日、威力業務妨害容疑で大阪府守口市八雲中町の無職、津田徳幸容疑者(57)を逮捕した。
「自宅のベランダから道などにレーダーを当てたが、バスに当てたかは記憶が定かでない」と供述している。
府警は津田容疑者の自宅や車からレーザーポインター計4個を押収。うち1個は国内の基準の約1千倍で失明の恐れもある青色のレーザーを照射する機能があったという。
逮捕容疑は昨年12月14日午前8時45分ごろ、マンション4階の自宅のベランダから、近くの国道1号を回送中の京阪バスを運転していた40代男性にレーザー光線を当て、バスの運行を妨害したとしている。
同課によると、バスに客はおらず、けが人や目立ったダイヤの乱れもなかった。同様の被害はほかに確認されていないという。