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狩野派の障壁画…実相院門跡の歴史紹介/京都

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門跡寺院・実相院(左京区)の歴史を、平安~明治時代の資料や美術品でたどる企画展「実相院門跡展―幽境の名刹めいさつ―」が京都文化博物館(中京区)で開かれている。4月17日まで。

 昨年3月、寺院に伝わる古文書の一部が「実相院文書」として、京都市の文化財に指定されたことにちなみ、同博物館や市歴史資料館、府などが企画。会場には寺院が創建された鎌倉時代の作とされる本尊の不動明王立像や、古文書など約80点が展示されている。

 中でも、「花鳥図襖」など江戸時代に狩野派の絵師たちが手がけた障壁画は画題ごとに横一列に並べられ、壮観だ。室町幕府が寺院の所領を保証した文書には、足利尊氏ら歴代将軍の花押もあり、長村祥知学芸員は「見応えがあるので、ぜひ足を運んでほしい」と話している。

 3月23日以降、展示資料の一部を入れ替える。問い合わせは、同博物館(075・222・0888)へ。





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