米アップルが1日、新型イヤホン「EarPod」の特許を取得した。スマートフォン「iPhone」の次期モデルには、このイヤホンが付属する可能性もある。
特許が認められたEarPodは無線でも有線でもiPhoneに接続できる。有線の場合はコードの一端を磁石でイヤホンに接続し、もう一端を端子に差し込む。
次期iPhoneを巡っては、ヘッドホン端子がなくなるといううわさも出回っていた。EarPodは無線技術のブルートゥースを使ってiPhoneに接続する仕組みになると多くは予想。一部では、iPhoneの充電に使われる「ライトニング」という端子に接続させるのではないかとも見られている。
しかし音楽再生機器がすべてブルートゥースに対応しているとは限らない。そこでアップルの特許ではハイブリッド方式の着脱式イヤホンを設計。無線で使う場合はコードを取り外し、必要な場合はコードを接続できるようにした。
ただ、EarPodがそのままの姿で次のiPhoneに付属するとは限らない。特許が出願されたのは2011年3月。技術はその後も大きく進歩している。
次期iPhoneからヘッドホン端子がなくなるといううわさは昨年11月ごろに浮上し、アップルに部品を供給しているサプライヤー数社もそのうわさを確認したと伝えられていた。
現在の「iPhone 6s」は厚さ7.1ミリ。これ以上薄くしたいと思えば、3.5ミリのイヤホン用ジャックには対応できなくなる。