球根を冷やして寒い時期に花を咲かせる「アイスチューリップ」が、滋賀県草津市下物町の水生植物公園みずの森で見頃を迎えている。紫やピンクなど鮮やかな花が園内に揺れ、一足早い春の訪れを告げている。
展示は植物の生育の面白さを感じてもらおうと毎年行っている。球根を冷凍庫で3~4週間冷やした後、冷蔵庫から屋外と徐々に暖かい環境に移すなどして疑似的に春の環境と錯覚させ、開花時期を早めている。
園内には、花弁の先が開く「ホワイトリバースター」など8品種約千本を展示している。栗東市綣から家族で訪れた会社員船山久典さん(38)は「温かさを感じる色で癒やされる」と話していた。10日ごろまで楽しめる。入園料が必要。