南米ペルーの警察当局は3日、世界遺産のマチュピチュ遺跡で全裸写真を撮ろうとした欧州からの観光客2人を逮捕した。国営アンデス通信が伝えた。
報道によると、逮捕された2人は英国人とフランス人の男。マチュピチュ遺跡服を脱いで全裸になり、携帯電話で写真を撮ろうとしたところを警備員に見つかったという。2人は警察署に連行された後、裁判所に出廷し、風紀違反の罪で訴追された。
マチュピチュ遺跡は15世紀のインカ帝国の城塞都市で、1983年に国連教育科学文化機関の世界遺産に登録された。観光客らが全裸で写真を撮ったり走り回ったりする行為の横行を受け、ペルー当局は2014年3月から警備員の監視を強めている。