19世紀にフランスで製造された指輪型の超小型拳銃が、インターネットオークションに出品された。
オンラインオークションサイトのCatawikiによると、この銃は直径4ミリの銃口が6つ並ぶ回転式拳銃を金属製の輪に取り付けて、指にはめられるようになっている。落札予定日は18日。
世界最小級の銃とみられ、落札予想価格は1300ポンド(約21万円)。「これほどの希少品がオークションに登場するのは非常に珍しい。世界中からの入札が予想される」と担当者は話す。
赤いベルベットの宝石箱に入って女性用として売られていたといい、当時は殺傷用というより主に護身用に使われていたと思われる。威力はブリキ缶の片側を貫通できる程度だが、指先だけで発射できるのが特徴。
この時代には杖や筆記具などにも銃が仕込まれていたほか、ポケットに入る大きさのデリンジャー銃も普及していた。