ほんの一滴ポタッと落ちる雰囲気は確かに似ていなくもない。若い女性が目薬と勘違いし、瞬間接着剤を瞳に差して病院に駆け込んだ。『東森新聞雲(ettoday.net)』などが伝えている。
今月10日、中国・広東省の深セン市にある眼科専門の大病院に急行したZhao Xing Nvziさんという20歳の女性。コンタクトレンズによる瞳の乾燥を防ぐため、たびたび目薬を点眼していた中、瞬間接着剤を誤って瞳に差したことから上下の瞼が塞がってしまったのだという。
医学部長でもあるZhanhang Kai医師が彼女を診察し、治療方法などを説明したが、Zhaoさんは「まつ毛をカットされるのは辛い。絶対にイヤです」と抵抗。若い女性ということもあり、医療チームもまつ毛を切らないよう1時間以上かけて慎重な処置を行った。肝心の角膜に関しては、実はコンタクトレンズを着用したままで点眼する習慣が幸いしたもよう。レンズの存在が角膜を強いダメージから守ってくれたそうだ。
その瞬間、手元に十分な注意を払えれば問題はないが、目薬を文具、雑貨などと同じ場所に置くというのはやはり危険。特に家族に幼児や認知症患者がいる場合、混同しやすいそうしたものの保管場所には気を付けたいものである。恥ずかしい話だが、筆者はのどスプレーだと思って虫よけスプレー(ポンプ式の携帯サイズ)を使用し、大変な思いをしたことがある。