台湾南部でガス爆発 22人死亡270人負傷
台湾南部・高雄市内で7月31日夜、ガス爆発があり、内政部消防署によると、8月1日午前7時までに22人が死亡、270人が負傷した。
爆発があったのは高雄市南西部の前鎮区で、今回の事故を受け、同区のほかに隣接の苓雅区でも休業休校の緊急措置がとられた。
ガス漏れの原因がまだ不明で、関係当局は調査を急いでいる。
退職控えた消防隊員、高雄ガス爆発で殉職
高雄市で31日深夜から1日未明にかけて起きたガス爆発で25人が死亡、267人が負傷した。このうち、警察・消防関係者は死者4人、負傷者22人。消火・救助活動にあたっていて殉職した関係者の中には、来年の退職申請を計画し、きょうは娘らを遊びに連れて行くのを楽しみにしていた人がいた。
この人は地元消防士の王中さん(50)。元軍人で退役後の1983年に消防士の資格を取り、高雄に配属となった。王さんは昨夜通報を受けると現場に駆けつけたが、その3時間後、1日午前0時頃の爆発に遭い命を落とした。王さんの妻らが病院に着いた時にはすでに息を引き取っており、家族はその場に泣き崩れた。
屏東県潮洲に住む王さんは妻と18歳と16歳の娘がおり、来年退職を申請する予定で、きのうは勤務前の妻との電話できょう退勤後に子供を遊びに連れて行ってやりたいと話していたという。
「消防隊員の妻として覚悟はできていた」という王さんの妻だが、2年前に王さんが脳卒中で倒れて半年間休養していた時は、一日も早い職場復帰を望む王さんと、王さんの体を心配する妻との間で度々口論になったという。しかし、王さんの意志は固く、話し合いの結果、妻は王さんを車で送迎することにした。その王さんが帰らぬ人となったのは、心から愛していた仕事の最中だった。
王さんと警察学校で一緒に訓練を受けていた嘉義市の元消防士、彭賢正さんによると、2人は卒業後、それぞれ別の地に配属されずっと会うことはなかった。しかしその後、近年流行の交流サイトの中で“再会”、連絡を取り合っていたが、自分も退職を迎えてそろそろ旧友を訪ねたいと考えていた矢先のことだっただけに、ただ驚き悲しむばかりだと話していた。
高雄爆発の犠牲者悼む 総統府で黙とう
高雄市で死者25人、負傷者267人が出た大規模爆発が起きたのを受け、馬英九総統は1日午前、台北市内の総統府で面会した台湾原住民(先住民)の代表らと共に1分間の黙とうをし、犠牲となった人々の冥福を祈った。
一方、大リーグ、オリオールズで活躍する高雄生まれの投手、チェン・ウェイン(陳偉殷)も同日、自身のフェイスブックで「皆さんの無事をお祈りしたい。消火・救助活動に当たった方々、大変だったと思う。高雄、頑張れ」とコメントし、出身地への気がかりを表した。
高雄市で大規模なガス爆発、292人が死傷
台湾南部の高雄市で31日夜、ガス爆発事故が相次いで発生した。当初は午後8時40分ごろ、前鎮区でガス漏れが発生、午後10時ごろにガス管が爆発が発生したもよう。地元の消防によると、きょう(1日)午前7時30軍現在、22人の死亡、270人の負傷が確認されたという。爆発の範囲は市内2〜3平方キロに及んでいる。爆発発生の連絡を受けた馬英九総統は直ちに江宜樺・行政院長と連絡を取り、政府の関連機関に対し、速やかに救助、救援措置を取るよう指示した。政府は中央災害応変中心(災害対応センター)を設置し、江・行政院長が指揮を執っている。同中心によると、台南市および屏東県の消防局が現地に向かったほか、国軍から1500人近くが出動し、救援作業を開始した。
高雄の爆発事故 石油原料が漏出か
300人近くが死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。
日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む25人が死亡、267人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、7500世帯が停電している。
一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。
台湾でガス爆発 死者24人に
台湾南部の高雄で1日未明頃に起きた大規模な爆発で、死者が少なくとも24人に達した。中央通信社が伝えた。負傷者は271人に上るという。
死者には消防隊員4人が含まれ、救急隊員22人が負傷した。また、多数が行方不明だという。
爆発は地下のガス漏れが原因とされ、下水設備が破壊された。政府は救助活動支援のため、兵士数百人を出動させた。
現場および近郊地域一帯の学校やオフィスは閉鎖され、一部避難所として使用されているという。
高雄の爆発事故 石油化学原料漏出か
日本テレビ系(NNN) 8月1日(金)14時22分配信
295人が死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。
爆発は日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む24人が死亡、271人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、1万2000世帯が停電している。
一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。
台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。
高雄ガス爆発 「まるで戦場だ」、道路陥没、火柱15階まで
台湾南部、高雄市の市街地で起きたガス爆発の現場では、道路数百メートルが陥没し、消防車や乗用車が何台も横転するなどしており、有力紙、聯合報(電子版)は「まるで爆撃を受けた戦場のようだ」と伝えた。
爆発は数カ所で数回にわたって起き、炎が15階建てビルの高さまで立ち上る場所もあったという。消火作業中の消防士が爆発に巻き込まれたり、バイクに乗っていた人が吹き飛ばされたりした。道路が陥没した影響で、救急車が現場付近に接近できず、負傷者の救出に手間取る場面もあった。
現場付近の道路上には粉々になったアスファルトが散乱。一部の商店や民家は爆発の影響で傾き、倒壊のおそれもある。
地元テレビは、コンビニエンスストアのガラス窓が一瞬で吹き飛ぶ様子を写した防犯カメラの映像や、夜の闇に赤い炎が浮かび上がる映像を何度も放送している。
街が炎に…高雄市で連続ガス爆発 292人死傷
台湾南部の高雄市で大きな爆発があり、辺り一帯が炎に包まれました。この爆発で292人が死傷しています。
映像は、防犯カメラに映った激しい爆発の瞬間です。台湾の消防当局などによりますと、1日午前0時ごろ、高雄市前鎮区の数カ所で連続して爆発が起きました。消防隊員5人を含む22人が死亡し、重軽傷者は270人に上っています。日本人が巻き込まれたという情報は入ってきていません。
住民:「犠牲者が地面に倒れていた。足をけがして動けない様子だった」
現場は広い範囲で道路が陥没していて、地下に敷設されたパイプから何らかのガスが漏れたと見られています。台湾当局は、高い可燃性を持つ化学物質「プロピレン」が漏れたことが原因の可能性があるという見方を示しています。.
高雄のガス爆発=住民「昨夜からガスの臭いが漂っていた」
2014年8月1日、台湾・中央通信社によると、台湾・高雄で1日未明にガス爆発が発生。これまでに20人が犠牲となり、270人が負傷した。中国新聞網が伝えた。
報道によると、ガス漏れにより複数の場所で火柱が上ったという。目撃者は「恐ろしかった。火山が爆発したようだった。煙で道路が見えなくなり、視界が開けたらアスファルトの地面がえぐれていた」と話す。
付近の住民によると、7月31日の夜9時ごろからガスの臭いが漂い始め、消防局も調査に当ったが状況は不明だった。当局は事後処理と詳しい原因究明を急いでいる。
中韓FTA発効なら台湾製造業は6500億台湾ドルの損失 シンクタンクが試算
中国と韓国は今年末にも自由貿易協定(FTA)に署名する。台湾工研院産経中心は30日、中韓FTAが正式発効し、かつ中台貿易に進展がなければ、台湾製造業が受ける打撃は2600億〜6500億台湾ドル(約8900億〜2兆2300億円)に上るとの見積もりを示した。7月31日、中国台湾網が伝えた。
台湾工研院産経中心は今年第3四半期、台湾の製造業が世界の景気回復を受けて3.19%成長すると予測。また、中韓FTAの影響について、正式発効後3〜5年で、台湾製造業の生産額を1.59〜3.85ポイント押し下げると見積もった。
具体的には中韓のFTA利用率が40%の場合、生産額は1.59%分の2600億台湾ドル減少し、利用率が100%なら生産額は3.85%分の6500億台湾ドル減少するとした。
100%の場合、最も打撃が大きいのは化学工業で、損失額は2276億台湾ドル。続いて金属機械電力設備業の損失額を1956億台湾ドルと試算した。
台北でマイホーム購入にかかる期間 “飲まず食わず”の14年7カ月
内政部営建署が7月30日に発表した2014年第1四半期の「住宅費負担能力指標」で、住宅価格対所得(年収)比が台湾全体で前期(2013年第4四半期)の8.37倍から7.51倍に低下しており、住宅購入の負担がやや軽減されていることがうかがえた。
今期の住宅価格対所得比は、台北市の場合、前期15.01倍から若干下がり、14.6倍となった。その他の各県市の住宅価格対所得比は、新北市12.4倍、高雄市7.51倍、台中市7.47倍、新竹県7.28倍、桃園県6.66倍、新竹市6.57倍などとなっており、基隆市と屏東県ではそれぞれ4.77倍で4.64倍と住宅購入の負担が最も小さかった。
一方、台湾の平均住宅価格は前期に比べて40万台湾元の減少となり、520万元(約1783万円)に。県・市別に見ると、台北市が1430万元(約4902万円、前期比2万元減)と最も高く、これに新北市900万元(約3085万円、前期水準を維持)、台中市505万元(約1731万円、前期比15万元減)、高雄市486万元(約1666万円、同36万元増)などが続いた。
専門家は住宅価格は今後も引き続き下降を続けると予測しているが、庶民にとってマイホームが相変わらず高嶺の花であることに変わりはないようだ。
漫才を見ながらバス旅行 お笑いコンビがイベント
台北市政府主催の第16回台北アートフェスティバルに参加する台湾の漫才コンビ「達康.come」が7月28日、記者会見を行った。
「達康.come」は2013年に「阿達」(アダー)と「康康」(カンカン)の2人によって結成されたお笑いコンビで、同フェスティバルでは、車掌兼ガイドに扮し、台北市の古跡を巡るバスを舞台に、歴史や人々の生活を題材にした漫才を行う。参加者は2人の掛け合いを見ながら、約40分の小旅行を楽しむことができる。チケットは販売開始から17分で完売するほどの人気だという。
また、台北市各区で無料の漫才イベントも行われる予定で、日本統治時代に造られた本願寺台湾別院の跡地(万華区)や250年以上の歴史を誇る道教の保安宮(大同区)など、特色ある場所が会場に選ばれている。
第16回台北アートフェスティバルは8月1日から9月7日まで開催され、6カ国のアーティストによる11作品が上演される。
Q2のGDP成長率3.84%、6四半期来で最高[経済]
行政院主計総処は7月31日、第2四半期の実質域内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比3.84%だったと発表した。輸出や民間消費が伸びて、成長率は5月の予測値2.79%を1.05ポイント上回り、6四半期来で最高となった。同処は「安定した景気回復が続いている」としており、政府がかねて目標に掲げていた通年での3%成長が現実味を帯びてきた。
第2四半期の成長率は2012年第4四半期以来の高水準。第1四半期からは0.7ポイント拡大した。
同処によると、サービスの輸出分を加えて物価変動の影響を除いた第2四半期の輸出の実質成長率は4.45%。鉱物や光学機器、ITおよび通信製品の輸出が引き続き低迷した一方、機械製品や基礎金属の輸出が伸びたほか、中国や日本、韓国を中心とした海外からの訪台客数が4〜5月に前年同期比30.56%増えてサービス輸出の数値を押し上げた。成長率は5月予測の3.32%を1.13ポイント上回り、4%台に乗せた。
民間消費の成長率は2.60%で、5月予測を0.1ポイント上回った。台湾株式市場の加権指数が平均9,019ポイントと高水準で推移したことに加え、自動車の販売台数の増加、4〜5月にかけての出境者の増加などが成長率を押し上げた。
第2四半期の設備輸入額は台湾元換算で5.27%増。半導体大手による設備投資の伸びが鈍化する一方、航空大手による路線拡充や格安航空会社(LCC)の設立準備を背景に、航空機の輸入が増えて伸びを支えた。
蘋果日報などによると、同処の梅家エン専門委員(エン=王へんに爰)は「半導体大手の設備投資の伸びは一時期と比べ低下したが、比較対象となる昨年同期の数値が高いためで競争力は維持している。4四半期連続でマイナス成長が続いていた農業・工業原料の輸入が第2四半期にプラスに転じるなど、他の産業では改善の兆しもみられる」と指摘。「国際機関の中にはリスクを考慮して世界経済の成長率予測を引き下げる動きが広がっているが、台湾の産業には追い風が吹いている」とした。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の次世代機種発表や、ノートPCの販売増、低迷が続いていた液晶パネル大手の業績回復などがけん引するとみている。
みずほ総合研究所アジア調査部の伊藤信悟・中国室長はNNAに対し「中国で生産過剰が表面化していた素材類の在庫調整が進んだことで、金属の輸出が伸びた。また失業率が4%を割り込んだことに加え、株高も消費者マインドの改善につながった」と述べ、内外環境の変化を指摘。「足元の動きを見る限り、通年の成長率も3%以上を維持する」とみている。
UMC(聯華電子)第2四半期営業収入12.4%拡大
2014年8月1日、台湾半導体ファウンドリ、UMC(聯華電子)が、2014年第2四半期の経営報告を発表した。
報告によると、聯電第2四半期(4月―6月)の8インチウェハー出荷数は、142万6000枚であった。
2014年第2四半期の営業収入は、2014年同期比12.4%増の358億7000万台湾ドル(約1228億円)。
上半期(1月―6月)の営業収入総額は、前年同期比13.2%増の675億6300万台湾ドル(約2313億円)に達している。
細川たかしに買春報道…台湾紙「蘋果日報」が写真付き1面で
演歌歌手、細川たかし(64)の“お持ち帰り”が発覚して大騒ぎになっている。
といっても、日本ではなく台湾での話。細川は今月27日に台北市内でデビュー40周年記念コンサートを開催。自身9年ぶりの台湾公演では「北酒場」や新曲「艶歌船」を含む約20曲を熱唱し、ファンを魅了したという。問題はその夜だった。
関係者らと日本人向けのスナックが軒を連ねる一角へ向かった細川は、ある店に入って酒を飲んでカラオケで大盛り上がり。店内では30代の黒髪台湾美女がぴったりと寄り添っていたという。午前2時ごろにお開きになると細川はホテルへ。すると、その黒髪美女が関係者に付き添われて細川の部屋を訪れたというのである。
その一部始終が29日付の現地紙「蘋果日報(アップルデーリー)」に「演歌天王、極楽台北」という大見出しで詳報されてしまったからさあ大変。蘋果日報は日本のスポーツ紙の要素も兼ねた有力大衆紙だが、2面にわたる大展開は外国芸能人としては異例の扱い。ちなみに、見出しの「極楽台北」という文字は、02年に日本向けの買春ガイドブックとして出版され、当時台湾で批判が起きた「極楽台湾」をもじったもので、「日本人は台湾で買春ばかりしている」という批判を込めているという。
しかも、同紙のWebサイトには店内での様子や、女性が細川のホテルを訪れる動画までばっちり。翌朝、同紙の直撃取材を受けた細川は「知らない」「わからない」と話していたが、言い逃れは難しい状況だ。
細川の所属事務所は「そういう事実は一切ない」と回答したが、ここまで騒動が大きくなった今となっては事態の収束は難しそうだ。