【台湾ブログ】イメージダウン!?寒さに弱く、怒ったりする日本人
レコチャイより・・・
北海道を訪問した台湾人の男性が、抱いていた日本人のイメージと実態にギャップがあったとブログで告白。その内容を紹介しよう。
ハンドルネーム・老麥さんがイメージしていた日本人像は、「怒らない、冬でも寒さを感じない」などといったものであったという。ブログ上で「札幌市内で、中年サラリーマンとタクシー運転手の喧嘩シーンを目撃! このサラリーマンは青信号を渡る時、歩道からはみ出ていた。そして機嫌が悪かったのか、近くに止まっていたタクシーに八つ当たり。喧嘩を売られたタクシー運転手は最初相手になっていたが、らちがあかないと気付いて発車を試みる。だがサラリーマンがしつこく引き止め、渋滞を引き起こすほどの混乱に。とにかく喧嘩をしたがっていたサラリーマン……上司に叱られるなどして、くさっていたのだろうか!?」と報告。「日本人でも怒るんだ!」とつづった老麥さんは、クールで怒りの感情を出さないのが日本人、と思っていたようだ。
続けて「毎日の平均気温は10度以下で、夜は5〜6度しかない」12月の北海道に滞在した老麥さんは、「そんな気温でも日本の男性はスーツ姿、女性はミニスカートやショートパンツに気持ち厚めのパンプスを履いている程度。厚着をしているのは大抵観光客で、日本人なのか外国人観光客なのか一目でわかる。どうして日本人は寒いと感じないのだろう。寒さに強い国民なのか?」と疑問を述べた。そして真実はどうなのかと、じっくり観察。結果、「老人と子どもは寒さに弱かった。雪が降っていなくても、僕と同じくらい厚着だ。薄着の若者たちだって、実は外で過ごす時間は短い。すぐさま暖房が効いている部屋に入るので、あんな服でも大丈夫なのである」という答えを導き出した。近くにいた北海道の人々の行動をチェックし、老麥さんは納得したようである。
次に老麥さんが注目したのは、日本のトイレ。「本当に興味深い! まず温水洗浄付きの便座が多く、その上座ると温かい。極めつけは用を足す音を消すための、流水音が出せること。日本人は、自分が用を足す時のトイレの音を聞かれたくないのだ。聞かれた時の気まずさを解消するための、こんな装置があるなんて」と、老麥さんは驚いたというより、感動したようである。ほかに日本のトイレ事情について、「駅やデパートの中は大抵清潔できれい」という印象を持った老麥さんだが、「地下鉄駅や動物園で、昔の台湾式のような男性用トイレを見つけた」とのこと。決して進んでいるわけではない、と衝撃を受けたようだ。
ブログ文の最後には、「焼肉店で偶然一緒になった日本人と乾杯した」という思い出もつづった、老麥さん。「韓国人かと聞かれたので台湾人だと答えると、隣の日本人がお酒をごちそうしてくれて“乾杯!”と言った。その言葉につられ僕が一気に飲み干すと、みんながビックリ。日本人の乾杯は一気することではない、と教わった」と述べ、「確かにそうだ。乾杯する度に一気飲みをすると、日本は酔っ払いだらけになってしまう。“ほろ酔い気分の人が多い”のが、日本のお酒社会だ」というのが老麥さんの感想。日本人は外国人を歓迎するが、国籍を気にする実態もあると実感し、少々戸惑ったようである。