台北の音楽産業センター着工
台北市で19日、文化部が45億5,000万台湾元(約148億円)を投じる「北部流行音楽中心」が着工した。馬英九総統が同市長時代から政策に掲げてきた施設で、音楽産業の育成基地を政府主導で建設する。
20日付工商時報が伝えた。南港区忠孝東路七段に立地し、敷地面積は8.97ヘクタール。5,000席のコンサートホールを中心に、屋外ライブスペースや音楽の殿堂などを建設する。2016年の完成を目指す。
起工式に出席した馬総統は、台北には既に数万人収容の小巨蛋(台北アリーナ)や建設中の大巨蛋(台北ドーム)があることから、北部流行音楽中心は300〜5,000人規模の舞台を提供することで新人歌手の育成を図ると説明。「ただのコンサート会場ではなく、パフォーマンス、創作、展示、情報発信の機能を兼ね備えた流行音楽の旗艦基地になる」と強調した。