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復興航空事故機、離陸3’23”後墜落:台湾

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復興航空事故機、離陸3’23”後墜落


4日に墜落したトランスアジア航空(復興航空)のGE235便が、墜落する前、失速警報が2回出ており、離陸3分23秒後に墜落したことが分かった。

乗客乗員合わせて58人を乗せて台北から離島の金門に向かう予定だった、トランスアジア航空のGE235便は4日午前11時前、台北市を流れる基隆河に墜落、墜落する前、台北市内の高架橋と接触、高架橋を走行中のタクシーにまで波及した。6日時点では、死者は35人、負傷者は15人、行方不明者は8人。

飛航安全調査委員会(飛安会)は6日午前、会議を開き、事故原因の調査に参与している関係者と共に、この旅客機から回収したブラックボックスの重要な内容を解析した。航空機メーカーのATR社、フランス事故調査委員会 (BEA)、カナダ運輸安全委員会(TSB)、カナダにある航空機エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー・カナダ(Pratt & Whitney Canada、PWC)は、いずれも人員を台湾に派遣して調査に参与している。

飛航安全調査委員会は、午後3時に記者会見を開き、事故機から回収したブラックボックスの解析内容の重点を公表した。それによると、GE235便は4日午前10時51分13秒、台北市の松山空港の管制塔の許可を得て離陸した。フライトレコーダー(FDR)は、午前10時54分36.6秒に記録が停止した。この旅客機は離陸して3分23秒後に墜落したという。

飛航安全調査委員会の王興中・執行長は、この旅客機には二つのエンジンがあるものの、二つとも作動しなかったため、機長は再始動を指示した。しかし、そのあと、異音が出て旅客機は消息を絶ったと、墜落する前の状況を説明した。

なお、この旅客機には中国大陸からの旅行者が31人乗っていた。6日時点では、22人が死亡、3人が負傷、6人は行方不明。

復興航空事故機、72秒無動力滑空飛行

飛航安全調査委員会は6日、4日に墜落した、トランスアジア航空(復興航空)機は、二つのエンジンのうち、一つが停止、もう一つが止められたため、72秒は無動力の滑空飛行だったと明らかにした。

飛航安全調査委員会は6日、事故機から回収したブラックボックスの一部の内容を公表した。それによると、事故機は4日午前10時52分38秒、右側にある二号のエンジンが動力を失う警告音が鳴り、パイロットは10時53分24秒、一号のエンジンを止めた。10時54分20秒、パイロットはそれを再始動しようとしたが、間に合わず、旅客機が墜落した。

ブラックボックスの音声記録は10時54分36秒で途絶えた。一号エンジンが止められた10時53分24秒から墜落まで、事故機は72

台湾機墜落 同型機操縦士71人に再試験 資格取り消しも

台北市内で復興(トランスアジア)航空機が墜落した事故で、台湾の交通部(国土交通省に相当)民用航空局は7日、墜落したATR72型機の操縦資格を持つ同社の操縦士71人に対し、再試験を始めた。

 ボイスレコーダー(音声記録装置)などの解析の結果、墜落機の機長らが、故障で停止したとみられる右側エンジンではなく、正常に作動していた左側エンジンを停止させていたことが判明しており、これを受けた措置。4日間の予定で筆記・口頭での試問やシミュレーターを用いて操縦や非常事態の対応手順などを試験し、不合格の場合、操縦資格を取り消す。

パイロットに適性試験=墜落事故、死者39人に

台湾で起きた復興航空(トランスアジア航空)機の墜落事故で、台湾当局は7日、復興航空に所属する事故機と同じATR72型機のパイロット71人全員に対して、再訓練の一環として適性試験を始めた。
 当局は、復興航空の同型機が2014年7月にも離島、澎湖島で墜落していることを重視した。試験合格者は海外で再訓練を受け、不合格の場合は乗務停止となる。同航空はパイロットの試験参加のため、9日までの3日間で離島路線など計90便の運航を休止する。
 事故機から回収したボイスレコーダー(飛行記録装置)などが6日に公開され、地元メディアは事故原因の一つとして操縦ミスの可能性を指摘している。
 一方、台湾当局は7日、新たに4人の遺体を発見した。乗客・乗員58人のうち、死者は計39人となった。行方不明は4人。

トランスアジア航空機墜落「コスト削減重視で安全軽視の体質」元パイロット談

2015年2月7日、台湾・トランスアジア航空のATR72型機が4日に墜落した事故について、タイメディアは、元トランスアジア航空パイロットの話しを伝えている。

 「2014年には、20人ものパイロットがトランスアジア航空を辞めて、他社に再就職した。経営陣は安全を犠牲にしてでもコスト削減を重視しており、労働条件や整備体制はなかなか改善されない。例えば、長距離路線で深夜帯にかかる運航の場合、フライトの間隔は、最低でも30時間の空けるよう決められているが、午前3時に勤務が終了、翌々日の午前9時に次のフライトといった具合に、30時間ピッタリのタイミングでフライトを入れられることも多い。遅延した場合、30時間を確保できないこともあるが、予備の要員が確保されていない遠隔地の場合、そのまま勤務に入ることも少なくない」こうした過密勤務が疲労を招き、パイロットの判断ミスを起こす一因になった可能性も拭えない。
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 元パイロットの発言に対して、トランスアジア航空は「従業員数は、1600人から1800人に増やしており、人手不足の問題はなく、根も葉もないことだ」と反論している。
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 タイの航空関係者は「この規模の航空会社で、1年間に20人ものパイロットが辞め、他社に再就職するのは珍しい」という。

三井不動産のアウトレットモール、今年9月開幕

三井不動産と遠雄建設グループは5日、「三井アウトレットパーク」(新北市林口区)の上棟記者会見を行った。全220店の募集のうち現在85%が決定しており、今年9月にオープンする。初年の売上は60億元を見込むという。敷地の7割が物販店で、近隣の人口増を見据え2割の面積を飲食店とした。最大の飲食店舗は食品大手の南僑グループが手掛ける「点水楼」で、面積は212坪。この他、総座席数1785席・9スクリーンを備えるシネマコンプレックス「威秀影城(VIESHOW CINEMAS)」や、スーパー、書店なども出店する。

三井アウトレットは現在建設中の桃園捷運機場線の林口駅近くに位置し、同路線上には華泰飯店が手掛ける大型アウトレット「華泰名品城(グロリアアウトレット)」もオープンを控える。三井不動産は、今後、台中・台南・新北市板橋区などに候補地を探し、郊外型大規模ショッピングモール・住宅・複合開発などへ進出する意欲を見せている。

聯発科、WiFi機能新チップの開発計画発表[IT]

携帯電話などモバイル端末向けIC設計大手の聯発科技(メディアテック)は5日、WiFi(ワイファイ)機能を搭載した新たなシステム・オン・チップ(SoC)「MT7681」の開発計画を発表した。モノのインターネット(IoT)の進歩をにらみ、最新チップの開発プラットホームを公開する。

聯発科は2014年6月に、IoTなど次世代に対応する製品の開発プラットホーム「LinkIt」を立ち上げ、9月には研究・開発者をサポートする計画「メディアテック・ラブズ」を始動させている。MT7681は、メディアテック・ラブズの最新プロジェクトとなる。研究・開発者には、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)であるウインドウズと、公開で開発されているOS「Ubuntu(ウブントゥ)」のソフトウエア開発キット、プリント基板などハードウエアの開発プラットホームを開設する中国の深センセキ遞科技(セキ=石へんに夕、Seeedテクノロジー)のハードウエア開発キットを提供する。

聯発科は、IoT時代への対応を加速させるため、デバイス同士をスムーズにつなぐチップの開発をメディアテック・ラブズで進めている。MT7681の開発で、スマートフォンやインターネットによる電化製品の操作などの簡便化を目指す。

台湾機墜落:エンジン2基が不能に=ブラックボックスの解析結果

台北市内に墜落したトランスアジア(復興)航空GE235便について、飛航安全調査委員会は6日午後、ブラックボックスの解析結果を公表し、搭載されたエンジン2基が不能に陥っていたと発表した。

事故機は4日午前10時51分13秒に松山空港の管制塔から離陸許可を受け取り、同52分38秒に2号エンジンの警告が発された。同53分6秒に操縦士が2号エンジンの停止を確認、同53分12.6秒から18.8秒の間に一度目の失速警告音が鳴った。同53分24秒に1号エンジンを切り、同54分20秒に再起動した。同54分36.6秒に記録は停止しており、その間計5度の失速警告が出ている。

同53分34.9秒、操縦士は管制塔に「メーデー」と救難信号を発するとともにエンジン停止を知らせ、午前10時54分9秒から、何度も「再起動」と呼びかけていた。

同委員会の王興中執行長(委員長)は、「最初は2号エンジンに問題があり、1号エンジンのスロットルを戻した後再起動させた」と説明し、また、およそ1分7秒の間、事故機は動力がない状態で飛行していたと明らかにした。

同機のブラックボックスは、「ボイスレコーダー」と「フライトレコーダー」が両方とも、事故当日の4日に回収されていた。

台湾の小学生、自分たちで集めたお金で九州へ 福岡の中学生らと交流

新北市三峽区の插角小金敏分校の六年生ら22人が2日、福岡市立舞鶴小中学校を訪問し、中学一年の生徒らと古琴演奏やなわとびなどを通して国際交流した。台湾の児童は、昨年の夏休みに街頭パフォーマンスや手作りグッズのチャリティー販売などを行い、今回の旅費を募っていた。

この海外修学旅行は、卒業前の思い出づくりを兼ねて児童らに国際的な視野を広げてもらおうと、金敏分校の六年担任によって計画された。行き先を九州に決定し、台北駐福岡経済文化弁事処の協力の下、学校訪問が実現した。

旅行には插角小校長や教師のほか、保護者も同行。11人の児童が民族舞踊に合わせたひょうたん笛の演奏やペアになっての中国ゴマ、日本語を含めた4カ国語でのウクレレ弾き語りを披露すると、舞鶴小中学校の校長からすばらしいパフォーマンスだと賞賛の声が上がった。

金敏分校の児童は、近くの公民館で和服や茶道などの日本伝統文化も体験し、お昼は日本の生徒とともに給食を楽しんだ。

同日、台湾からの一行は台北駐福岡経済文化弁事処を表敬訪問し、插角小校長は今後も日本の学校と定期的に交流ができればと希望を述べた。

一行は、1日から5日まで九州に滞在し、長崎の原爆資料館などを見学したという。

大阪アジアン映画祭、「逆転勝ち」など台湾シネマ7作品上映へ

今年で10回目の開催となる大阪アジアン映画祭で、台湾映画7作品が上映されることが分かった。主催者側は「活況を呈する台湾映画の“今”を感じられる」としている。

今年の上映作品本数は世界初上映11本を含む過去最多の48本。日本、台湾、中国大陸、香港、韓国、ベトナムなどこちらも過去最多の17カ国・地域から出品される。開催期間は3月6日~15日。

台湾映画では「逆転勝ち」(逆転勝)、「軍中楽園」、「コードネームは孫中山」(行動代号:孫中山)、「サシミ」(沙西米)などを上映。

また、小特集「エドワード・ヤンとその仲間たち」では台湾ニューシネマの代表的映画監督、エドワード・ヤン(楊徳昌)氏の「光陰的故事」、「恐怖分子」のほか、ドキュメンタリー「光と影の物語:台湾新電影」(光陰的故事―台湾新電影)も合わせて上映される。

立法委員補選、与党・国民党が2議席維持 勢力図変わらず

第8回立法委員(国会議員)補欠選挙は7日、投開票され、全5議席のうち、苗栗と南投で与党・国民党の候補者が当選を宣言した。国民党は補選前の2議席を死守した一方、台中、彰化、屏東の選挙区では民進党候補がそれぞれ当選を宣言しており、政党勢力図に変化は見られなかった。

補選は、昨年11月末に行われた統一地方選で各党議員が首長に当選したのを受けて行われた。

「台湾がんばれ」 日本人旅行者らがエール 旅客機墜落事故などで

南部・台南市内の烏山頭ダムで7日、旧正月グルメイベントに参加した日本からの旅行者らが、願いごとを書く木板に「台湾頑ばって」と書き込み、トランスアジア(復興)航空機墜落事故や鳥インフルエンザの感染被害拡大など、苦難に直面する台湾にエールを送った。

台湾鉄道集集線といすみ鉄道、乗車券の相互交流実施へ

台湾鉄路管理局集集線といすみ鉄道(千葉県)は7日、今月11日から1日乗車券を使った相互交流を実施すると発表した。双方は相互送客により観光のさらなる発展を目指す考えだ。

双方は昨年10月28日に姉妹鉄道提携を結んでいる。2016年12月31日まで、使用済みの「集集線1日周遊券」または「いすみ鉄道1日フリー乗車券」などを指定の駅窓口に提示すると、もう一方の乗車券と交換できる。

台鉄では地方経済の発展を後押しし、集集線を世界にPRできればとしている。

集集線は、彰化県二水と南投県車テイ(全長29.7キロメートル)を結ぶローカル線。いすみ鉄道のいすみ線は千葉県の大原―上総中野間26.8キロメートルをつなぐ。(テイ=土へんに呈)

伝統的な入れ墨施した先住民女性が死去 102歳

東部の台東県で、腕や手に台湾原住民(先住民)パイワン族の伝統的な入れ墨を施していた温金鳥さんが6日午前、亡くなった。102歳だった。

パイワン族の女性はかつて手に入れ墨を施す風習があり、温さんは、その伝統を残していた2人のうちの1人として知られた。身分制度がある原住民社会では階級によってその模様が異なるため、手を見ればその人の家庭環境などが分かったという。

温さんは一般階級出身だが、貴族出身で集落を統率する頭目(とうもく)の家族であることを示す入れ墨があった。18歳の時に出会った別の集落の頭目と結婚できるよう、温さんの集落の頭目が温さんを養子に入れ、身分を変えてくれたからだ。

姉御肌で親しまれた温さんの元には訃報を聞き多くの人々が集まった。伝統衣装を身にまとい、胸元に置かれた両手は、いつもより輝いて見えたという。

国家安全会議秘書長ら、健康などの事情で辞任

総統府(台北市)は6日、楊進添・総統府秘書長と安全保障政策を主管する国家安全会議の金溥聡秘書長の辞任を認めたと発表した。

金氏は健康と家庭の事情を、楊氏は高齢の母親の世話などを理由に辞表を提出し、受理された。金氏と楊氏の後任には高華柱・元国防部長と曽永権・前立法院(国会)副院長がそれぞれ就任する。

高華柱氏は元陸軍大将で、かつては国軍の食糧や武器・砲弾などの業務を司る聯合後勤司令部及び退役軍人を所管する関連省庁でトップを務めた。

一方、曽永権氏は立法委員(国会議員)や総統府秘書長、与党国民党の副主席兼秘書長などを歴任した。

台湾のコンビニ、密度が世界一

経済部が5日、台湾のコンビニエンスストアの売上高は、今年台湾元3000億元(約日本円1兆1100億円)に達し、これまでの最高を記録する見通しを示した。

台湾のコンビニエンスストアの密度は世界一を誇り、大手コンビニエンスストア4社の店舗数は合わせて1万軒を越え、平均2300人につき一店舗の割合、日本は2450人につき一店舗。経済部が5日に発表したところによると、台湾のコンビニエンスストアの売上高は年々成長しており、今年(2015)の売上高は、過去最高の台湾元3000億元に達し、百貨店業の売上高に迫るという。

24時間営業、年中無休のコンビニエンスストアは台湾の至る所で営業しており、近年は各チェーンがドリップコーヒーや、ソフトクリーム市場に参入し激しい競争を繰り広げているほか、シールを集めると景品をもらえる活動、交通機関やスポーツ、映画チケットの予約、受け取りサービスなど、消費者の様々なニーズに応えている。

経済部では、コンビニエンスストアの売上高において食品及び飲料の占める割合が87.8%と最も高く、7月から8月の夏休み期間中、冷たい飲み物、アイスなどの商品のニーズが高まり、売上はピークに達すると分析、そして、近年、一部のコンビニエンスストアがカタログ販売や予約販売のサービスも行っていることから、伝統的な祝祭日などの際、業績がさらにアップしていると説明した。

立法委補選、勢力変わらず=民進3議席、国民2議席

台湾の立法委員(国会議員に相当、定数113)の補欠選挙が7日、5選挙区で実施され、即日開票の結果、与党・国民党が2議席、最大野党・民進党が3議席を確保した。いずれも両党が議席を持っていた選挙区を制したため、立法院(国会)の勢力図に変化は生じない。 








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