台湾鉄道の駅弁、年々売上上昇 今年は年間1000万個の販売達成に期待
品質の良さとおいしさで毎年売上が好調な伸びを見せている台湾鉄道の駅弁。今年は年間1000万個の販売達成に期待が寄せられている。
同社の統計によると2010年の1日当たりの販売数は約1万4000個だったが、2014年には2万3000個に増加。年間1000万個販売達成に向け、今年はさらに一日平均2万6000個以上を目標としている。
台鉄では駅弁の販売数増加に合わせて、将来的に販売拠点を台北メトロ(MRT)などの駅にも拡大したい考え。
同社の駅弁にはヘルシー志向やベジタリアン向けのもの、北海道の食材を使ったものなどがあるが、一番購入されているのは看板駅弁の排骨(スペアリブ)弁当だという。
台湾・桃園空港、カプセルホテル設置へ 早ければ2016年にも
台湾の桃園国際空港が、今後乗り継ぎ客の大幅な増加が期待できるとして、第1、第2ターミナルに簡易宿泊所の設置を計画していることが分かった。早ければ2016年にも運用を開始する予定で、年間20万人の利用を見込んでいる。
桃園空港の乗り継ぎ客は昨年210万人を超えており、将来的に中国大陸からの旅行客に対してトランジットが解禁された場合、利用者はさらに増えると見られている。一方、空港内にある簡易宿泊所は第2ターミナルで22部屋が提供されているのみで供給量が不足していた。
同空港は乗り継ぎ客の増加に向け、保安検査場を拡大するほか、今年後半にも第2ターミナルの拡張工事を開始し、レストランなどの施設を増設するとしている。
訪日の高雄市副市長、「ランタンフェスで旧正月ムードを楽しんで」
高雄市の魅力をPRするため日本を訪れた同市の呉宏謀副市長は27日、訪問先の熊本県・市で、現在高雄で開催中のランタンフェスティバルについて、旧正月のにぎやかなムードが楽しめるとして、ぜひ体験してほしいと日本人客の来訪を呼びかけた。
新年を旧暦で祝うのが一般的な台湾。先月末に年末年始の6連休は終了したが、おめでたい雰囲気は旧正月を締めくくる元宵節(今年は3月5日)まで続く。高雄市でもこの時期の風物詩であるランタンフェスティバルの関連イベントが15日まで行われている。
同市によると、昨年訪台した日本人旅行者142万人のうち、35万人余りが高雄市を訪れ、史跡やグルメ、ショッピングなどを満喫している。
各分野での協力強化を図ろうと、高雄市と熊本県・市の3者は2013年に国際交流促進覚書に調印し、昨年10月からは高雄-熊本間の定期チャーター便も運航されている。
呉副市長は今回の訪日で日本側との観光や教育分野などでの交流拡大に期待を示し、日本側はチャーター便から定期便への移行を希望した。
旧正月明けの転職シーズン 「定時帰り」などは離職の兆候
求職サイトの「yes123」がこのほど発表した調査結果で、旧正月明けに離職する人には「よく求職サイトを見る」(33.5%)、「休む頻度が高くなる」(31.7%)、「何度も席を離れて携帯電話に出る」(31.5%)、「残業せずに定時で帰る」(31%)などの兆候が見られることが分かった。
台湾では年末ボーナスが支給された旧正月後に転職希望者が増加する。
辞表提出のタイミングについては「仕事が見つかった後」(53.2%)が最も多く、「仕事を探し始めてから見つかるまでの間」(35.5%)、「仕事を探し始める前」(11.3%)が続いた。
同サイトは転職に際し、離職後に揉めたり同業者間で「悪名」が広がることを避けるため、正式に会社を辞めるまでは真面目な勤務態度を保ち、業務の引き継ぎなどを確実に行うよう呼びかけている。
調査は同サイト上で2月9日から23日まで、一年以上の正社員経験で転職経験のある人を対象に行われた。有効回答数は1353件。
台湾鉄道、台中ランタンフェスに合わせたクルーズ列車を運行
台湾鉄路管理局は1日、台中市の「2015台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)の開催などに合わせて、LEDライトなどの装飾が施されたクルーズ列車の営業運転を開始した。
6両ある客車には喜びや希望などの思いが込められた平安号、希望号、関懐号、喜悦号、吉祥号、幸福号といった名前がそれぞれ付けられており、車両ごとにデザインも異なる。
1日は新左営(高雄市)-池上(台東県)の間で運行され、運行最終日の5日には、ランタンフェスティバルの会場の一つである新烏日駅に停車する予定。