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台北市長、海外から花嫁30万人を「輸入した」と失言:台湾

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台北市長、海外から花嫁30万人を「輸入した」と失言、男女平等がテーマの座談会で

2015年3月7日、台湾紙・蘋果日報によると、男女平等をテーマにした公開フォーラムに出席した柯文哲(カー・ウエンジャー)台北市長がまた問題発言を行った。

柯市長は「台湾では未婚男性が未婚女性よりも多い」とのデータを取り上げ、「外国籍の花嫁がたくさんいるのにおかしいじゃないか。もう30万人も輸入しているんだぞ。どうしてこんなことになるんだ」と訴えた。市長のこの発言に会場内は騒然。フォーラム終了後、女性を中心とした市民団体がプラカードを掲げて抗議し、「なぜ『輸入』という言葉を使ったのか」と市長に詰め寄った。だが、市長は一言も話さず会場を去った。

台日漁業委員会、操業ルールを改正

台日漁業委員会が八重山北方三角水域及び特別協力水域における操業ルールを改正。台湾の対日本窓口機関・亜東関係協会と、日本の対台湾窓口機関・交流協会は4日から6日まで、日本の東京で、台日漁業委員会第四回会合を開いた。

外交部は7日午後に発表したプレスリリースによると、双方が関心を寄せる八重山北方三角水域及び特別協力水域での操業ルール改正で合意した。昨年1月23日と24日に行われた第三回会合で定めた、台日漁業協定適用水域おける操業ルールである「エリア別」、「時間別」のルールを基礎に、必要な修正を行ったとのことで、修正内容は双方の漁業者の操業の利便性とトラブル回避をいっそう確保するものだということ。

具体的には、八重山北方三角水域では従来の、日本側の通報を受けてから、漁船と漁船の距離4マイルを保つという作業方式を、昼夜交代方式に改める。また、台湾の漁船の延縄漁と、小型の漁船の操業のいずれにも配慮し、特別協力水域の北方海域では、夜間、西から東に向けて網を入れる方式を加えた。

8月から翌年3月まで、延縄漁船は網を入れる前に、同水域で小型の漁船が操業しているのを発見した場合、適切な間隔をとり、漁業協定の友好的かつ互恵の精神を示すということ。

2月の住宅市場指数は下落、低迷続く[建設]

不動産情報サイト「住展房屋網」が5日に発表した、住宅市場の景気を示す「房市風向指数」の2月の指数は前月比で3.2ポイント低い28.6で、2009年2月に25を記録して以降の最低となった。市場環境を示す信号の色は、2カ月連続で「衰退」を示す「青」だった。財政部が同月に発表した、高止まりする不動産価格の是正を図る「房地合一課徴所得税制度」の内容が想定ほど厳しくなかったとの指摘がある一方、デベロッパーによる春節(旧正月)連休期間の物件売り出しが依然慎重だったことが、指数の下落につながった。

2月の住宅市場景気を6大指数別にみると、「予約販売」と「建て売り」「広告出稿」の3指数が下落。「価格交渉」「来客数」「成約数」の3指数は前月比横ばいとなった。

住展によると、同月の北部台湾における完成前の住宅の予約販売額は約200億台湾元(約760億円)で、前年同期比で4割程度落ち込んだ。住展は「春節連休があり営業日が少ないことや、住宅販売のピーク期を控えていることが低水準の物件販売につながった」と分析した。

住展は、「販売業者が値下げを行わなかったこともあり、成約額は増えなかったものの、2月の連休期間中に北部で住宅見学に訪れた人は多かった」と指摘。例年の住宅販売のピークである「329期間(3月29日をはさんだ前後の約2カ月間)」に入ることで、今後成約額が上向く可能性があるとの見方を示した。

台湾 1歳の子の目の前で、元彼に殺された母

台湾紙「中国時報」によると、5日に台湾台南帰仁区で、黄怡婷さん(26歳)と楊進生さん(63歳)は自宅で、黄怡婷さんの元彼である黄祉維に、刀や銃で襲撃されたと見られる。黄怡婷さんは死亡し、楊進生さんは重傷を負った。黄怡婷さんと容疑者の黄祉維の間に生まれた子供(1歳)が、この事件の一部始終を目撃した。事件が発生したのは9時ごろだが、通報は11時。警察当局は通報者は容疑者ではないかとみている。現在、黄祉維の行方を捜している。

監視カメラによると、黄祉維は午前9時に事件現場に入り、10分後立ち去った。計画的殺人は明らかである。

警察当局は「トラは強暴だが、自らの子を食べない」と分析した。友人は「自分の子供だから、殺す勇気がなかったのだろう」と語った。

黄祉維はわいせつ商品販売や不動産担保罪などの前科者で、彼女の名義で借金したこともある。

2人は2年間交際し、結婚せずに子を産んだ。黄怡婷さんの母は黄祉維には離婚歴があり、暴力傾向もあることで、娘に別れるようすすめた。黄祉維はよりを戻したいと頼んだが、黄怡婷さんは応じなかった。

台湾北部で寒さ戻る 最高気温は前日より6~7度下がる予想

中央気象局によると、9日の北部と東部・宜蘭の日中の最高気温は、前線が通過し、寒気が南下した影響で前日より6~7度低いおよそ18~20度になる見込み。夜はさらに冷え込み、最低気温は14~15度前後まで下がるという。

台南以北や東部の沿海部、南部・恒春半島、離島の緑島、澎湖などでは、北東からの強い季節風により、毎秒24メートル前後の強風が吹くと予想されている。

中南部では、大気中の微小粒子状物質PM2.5の濃度が中~高レベルになるとして、アレルギーを持つ人などに屋外での活動を控えるよう注意を促している。

台湾鉄道の蒸気機関車が復活運転 JR北との姉妹協定締結3周年で

台湾鉄路管理局は7日、JR北海道との間で結ばれた蒸気機関車の姉妹協定締結3周年を記念して、日本統治時代の1943(昭和18)年に台湾に持ち込まれたCT273の復活運転を行った。

CT273は約240人の乗客を載せた客車を牽引し宜蘭線の瑞芳(新北市)―宜蘭間を往復。途中台湾で一番美しい駅として知られる冬山駅(宜蘭県)にも30分間停車した。

同駅ホームには駅舎と蒸気機関車のツーショットをカメラにおさめようと、鉄道ファンら100人が集結。もうもうと上がる煙や独特の音に多くの人から歓声が上がった。

台鉄の関係者によると、今回の特別列車は2日間にわたって運行された。全480席分の乗車券は先月25日午前9時の販売開始後、わずか2分で完売したという。

新卒採用に熱い視線、高給提示で人材確保へ

台湾大学で8日、全国最大規模の就職説明会が開催された。景気回復を反映し、今年の参加社数は昨年比13%増の259社、募集人数は2万件超と、規模・募集人数共に過去最高となった。企業の募集意欲は非常に高く、参加枠は3分で埋まった。

IC設計のメディアテック(聯発科技)は国内外で各1000人を募集し、修士で年収100万元(約382万円)、博士で150万元(約573万円)を提示。鴻海(ホンハイ)は今年10カ所の大学の合同説明会に参加し、募集人数に上限を設けない考えだという。半導体のTSMC(台積電)は学士で月給4万元(約15万3000円)、修士4万5000元(約17万2000円)、博士で6万元(22万9000円)の初任給を設定した。就職情報サービス「1111人力銀行」の調査によると、今年は新卒生の73%が卒業後に即入社すると推計され、過去5年で最高の水準に達する見込みだという

大陳島撤退60周年記念展、7日より開催

新北市政府は7日、新北市永和にある国父記念館で、「大陳島撤退60周年記念大会及び映像展」を開催、呉敦義・副総統が自らまとめ役を務めた。

1955年2月8日、浙江省沿岸部に位置する大陳列島は共産党と国民党による国共内戦の最前線となっていたが、戦況が悪化、中華民国は最終的にアメリカの協力を仰いで、大陳の軍人や民間人を全員台湾本島に撤退させた。台湾本島に到着した大陳島の住民たちは、台湾各地、35箇所に安置された。

あいさつに臨んだ呉・副総統は、馬英九・総統の代理として、感謝と祝福の気持ちを胸にこの大切な記念式典に出席している、大陳の同胞は1万8千人あまり、国家を愛し、国家に忠実な人ばかりだ、中華民国台湾の永遠な同胞だ、永遠に大陳の人に感謝すると讃えた。

また、大陳の経験は、皆に両岸の平和的発展は自己の堅固な国防力に頼ることを知らしめた、また、アメリカ、日本、その他の民主を愛し、人権、法治を守る国家と緊密な関係を維持することで、台湾の本当の安全保障が得られる、これが皆の努力目標であり、永遠に諦めず、気を抜かないと強い口調で語った。また、大陳は多くの優秀な人材を排出し、台湾の民主、法治、そして両岸の平和的発展のために貢献していると感謝し、戦争を実際に体験した人だけが戦争の本当の恐ろしさと、本当の平和の尊さを知っているのだと語った。

亜協会長「台湾に残る日本の文物を守る」

中華民国台湾の対日本窓口機関、亜東関係協会は、外交部から20数名の公務員が派遣されており、会長の職務も政務官に相当するため、半官半民の性質を持つ。政府機関や公務員を監察、監査する政府機関、監察院の外交及び僑政委員会は3月4日、異例の措置として、亜東関係協会に視察団を派遣した。

視察団から、台日交流の成果を尋ねられた亜東関係協会李嘉進・会長は、日本で東日本大震災が発生したとき、台湾は60億元(現在のレートで220億円余)の義援金を送り、このことが、日本人の台湾に対する好感度を高めたと語り、日本占領時代に台湾に残された日本の文物を大切に守り、保留することができれば、台湾観光の魅力になるとの見方を示した。

李・会長は、台日学術交流では、現在行われている文学や歴史中心の研究以外、将来的に、応用科学の分野を積極的に推進し、日本のハイテク分野における経験と技術を学びたいとも語り、双方の学術交流にも意欲を見せた。

監察院では、東京台北文化センターなどの駐日機関が、台湾の文化や産業の特色をより広くプロモーションするプラットフォームとして、台湾への投資や観光に興味を持ってもらうことができるとの見方を示した。また、台湾では、高齢化、少子化が大きな問題になっているので、日本の介護や子育て支援政策、及びテクノロジー補助などの経験を学び取り、将来に備えたいとの意見も出された。

このほか、中華民国台湾の国際プロモーション、経済協力協定や貿易協定、輸入食品安全問題、国際的企業協力、日本語人材の育成、高齢化、少子化問題などについて、さまざまな意見が交わされた。

台湾映画人が熱い 大阪アジアン映画祭 

第10回大阪アジアン映画祭のオープニングイベントが、6日、大阪市内、道頓堀で行われた。

今回の大阪アジアン映画祭では、中華民国文化部との共催による特集企画《台湾:電影ルネッサンス2015》を開催、「軍中楽園」「逆転勝ち」「コードネームは孫中山」「サシミ」及び、楊昌(エドワード・ヤン)・監督の代表作など、台湾映画7作品が上映される。

会場に姿を現した魏聖・監督と台湾の男優、張孝全さんは、ファンたちの大きな拍手に包まれた。

魏聖・監督は、監督作「セデック・バレ」2部作が第7回、製作・脚本をつとめた「KANO ~1931海の向こうの甲子園~」が第9回の観客賞を受賞しており、日本と台湾の交流に大きく貢献したとして、感謝状と記念のスパイクが贈られた。

大阪の松井一郎・知事もあいさつで、台湾映画が台湾と日本の友好、交流に深く貢献していることに感謝すると述べ、魏聖・監督は、ぜひ台湾に来て、台湾の文化をじかに体験してほしいと日本の人たちに呼びかけた。

今回の大阪アジアン映画祭では、新しく、薬師真珠が最も輝きを放っていると評価した俳優に授与される「薬師真珠賞」と、日本を含むアジア映画界に多大な貢献をし、今後のさらなる活躍も期待される映画人に授与される「オーサカ Asia スター★アワード】の2賞を新設。日本の行定勲・監督作品「真夜中の五分前」に出演した台湾の俳優、張孝全(ジョセフ・チャン)さんが、栄えある第一回受賞者となった。

13日に開催される〈TAIWAN NIGHT〉では、映画「逆転勝ち」で主役を務めた溫尚翊(ウェン・シャンイー)さん(人気バンド、五月天のモンスター)や「コードネームは孫中山」の易智言(イー・ツーイェン)・監督、俳優の懷雲(ジャン・ファイユン)さんなどが出席する。

プユマ号、3月24日から知本に

台湾鉄路管理局は7日、台湾東部、台東から温泉地として有名な知本までの電化工事が完成したとして、24日から、北部、新北市樹林駅から東部、台東県の台東駅区間で運行されている、プユマ号(日本から導入されてきた、振り子式列車。台湾で最もスピードの速い車種、自強号に属する)4本の運行を知本駅まで延長すると発表した。知本駅まで運行されるのは、プユマ号の402、426、417、441。知本駅を始発駅、または終点駅とし、台東駅から知本駅までの運行時間は10分。樹林駅から知本駅までの運行時間は3時間45分。

台湾鉄路管理局は、台東から知本までの電化工事が完成し、さらに、新しく普通列車(EMU800型)の車両も購入したとして、24日から時刻表を微調整して、運行本数を増やし、北部、中部の運輸力を高める。北部地区では、通勤時間帯の6本の普通列車が、元来の8両編成から12両編成になり、これにより、輸送力は4%上昇が見込まれる。また、中部地区でも、22本の普通列車が、元来の4両編成から8両編成になり、運輸力は27%上昇、乗車品質が大幅に向上することが期待されている。

日本企業の中国本土への進出、江丙坤が「台湾は最も安全な踏み板」

江丙坤・三三企業交流会理事長は5日、「中国本土への進出を考えている日本企業にとって、台湾は最も安全な踏み板だ」と述べた。5日付で台湾ETtodayが伝えた。

江氏は5日に開かれた「台日(九州)経済貿易・産業協力フォーラム」に出席し、「台湾と日本の経済貿易協力関係」をテーマに講演した。江氏によると、昨年の日本の対台湾投資件数は619件、総額で5億4900万ドルに上り、過去最多を記録した。12年の台湾の対日投資額は10億8900ドル、昨年の投資件数は50件となり、いずれも過去最多だった。さらに、江氏は「中国本土市場への進出を考えている日本企業にとって、台湾は最も安全な踏み板だ。日本企業と台湾企業の協力は、水を得た魚のようになる」と述べた。

これに対し、麻生泰・九州経済連合会長は「中国本土は確かに巨大な市場だが、政治や経済面の拡大に憂慮を覚える。いかにして中国本土と交流すればよいのか、日本企業はよく分からない部分もある。その点、台湾には言葉や文化が近いという優位性がある。日本と台湾が協力し、共に中国本土市場に進出する形が理想的だ」と応えた。

中国海軍少将が発言、沖縄・台湾・フィリピンなど「第一列島線、戦時の突破は困難」

中国が海洋戦略展開の目標ラインとしている九州、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオを結ぶ第一列島線について、中国海軍の張招忠少将はこのほど中国国営放送局の中国中央電視台(中国中央テレビ)に出演して、「戦時の突破は困難」、などの考えを示した。

 張少将はこれまで、尖閣諸島の問題について「日本に挑発させ失敗させればよい」と強硬な発言をする一方で、北朝鮮がロケットと称する物体を打ち上げた際には、「日本の領空に飛来した場合、日本には撃墜する権利がある」と述べ、中国国内の「日本が軍国主義化の口実にする」との対日批判を否定するなど、“是々非々”の発言を続けている。

 中国海軍は、第一列島線内の制海権を確保し、次には伊豆諸島、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニューギニアを結ぶ第二列島線にまで制海権を拡大する計画とされる。

 張少将は、「中国ではここ数年、『第一列島線はすでに突破できた。米国は第二列島線にまで後退した』との言い方があるが、これは問題だ」と発言。平時において第一列島線の外に出ることはできたが、戦時になれば話は全く異なると説明した。

 戦時には、仮に1カ所で突破したとしても近くにある島が「不沈空母」となって中国軍に攻撃を加えることになるとの指摘だ。

 張少将は、米軍がグアム島など第二列島線での戦力を強化していることについても「中国が強大になり、第一列島線を突破したので(米軍が)撤退を余儀なくされたのではない」と説明。

 第一列島は米軍にとって「保塁であり前進基地」、「過去も今後も有効」であり、戦時になれば、第一列島線は第二列島線と合わせて、そこから航空機を発進させ中国内陸部を攻撃する「縦深陣地」となって機能すると指摘した。

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◆解説◆
 張少将は1952年生まれ。軍事問題で時として、「主流とは異なる見方」を紹介することがあるのも特徴。ただし、イラク戦争やリビア内戦の際には「大胆予想」が見事にはずれ非難された。自国の軍事力を低く見積もりすぎるとの批判もある。英語とアラビア語に堪能。日本語は「学んだことがあるという程度」ではあるが、使えるという。

 中国で最も著名な軍事評論家のひとりで、テレビ出演も多い。写真は大手ポータルサイトの騰訊(テンセント)が配信した、同サイト主催の動画番組を紹介する記事のキャプチャー。





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