北京で人手不足、建設作業員の月収18万円=ホワイトカラー上回る
春節(旧正月)が過ぎ、新たな一年の就職シーズンが再び巡ってきた。求人情報などを扱うポータルサイトなどのデータによると、現在北京市の人手不足は中国トップの水準で、今の中国で一番人手不足なのは運転者であることが明らかになった。法制晩報が伝えた。
人手不足の職業上位10位のうち、建設作業員の月収が平均9621元(約18万円)でトップに立って全国の大都市の平均月収を上回り、一般的なホワイトカラーの水準も上回っている。
賃金表データを見ると、北京では観光ガイドの平均月収が最も高く8632元(約16万5000円)で、続いて運転手が6292元(約12万円)となっている。
「立ち退き成金」たちのその後、ギャンブルですっからかんになった者も
北京晨報によると、「立ち退き成金」のなかにはカジノ狂いや借金持ちもいるという。
中国政府による強制土地収用。以前ならば「スズメの涙ほどの補償金で追い出されたかわいそうな住民」という話ばかりだったが、現在ではケースバイケース。昔と変わらぬかわいそうな人もいれば、「がっちり補償金をもらって一夜にして大金持ちに」というケースも少なくない。
そうした「成金の街」ではアウディ、BMW、ランドローバーといった高級車がずらり。あぶく銭をすぐさま使ってしまう成金の本性がうかがえる。また、麻雀やトランプに補償金を突っ込む人も少なくないようだ。せっかくのお金を使い切ってしまう人、それでも足りなくて借金をつくる人までいるという。
一方で真逆の行動を見せるのが節約家の人々だ。数千万、億といった金を手にしても、今までと何も変わらずにこつこつ仕事をこなすのだとか。ある清掃作業員は「他に何もできないから。無駄遣いしたら一瞬で使い果たしますよ」とコメント。いくら貯金があっても清掃作業員としての仕事を全うすると誓ったという。