カズ、張本氏の勧告に「光栄」 「お辞めなさい」に
三浦知良が14日、TBS系「サンデーモーニング」12日放送回で野球評論家の張本勲氏から「お辞めなさい」と“引退勧告”されたことについて言及した。
当日は練習後にインターネットで張本氏の発言を知ったというカズ。「もっと活躍しろと言われているんだと。引退しなくていいと言わせてみろという思いで(張本氏が)言ってくれたと思ってやります」と発奮材料にすることを誓った。
静岡県で住んでいた幼少期から野球ファン、とりわけ巨人ファンだったカズにとって張本氏は「あこがれ」だったという。長嶋氏が引退した後、76年に巨人に日本ハムから移籍した張本氏のことを「独特の構え方でね。王さんと組んですごく活躍したのを覚えています」と少年のように振り返った。
そんな人からの厳しい言葉は自らにとって発奮材料になる。「そういう人に言われるのは光栄ですよ。激励と思って頑張ります」と語った。
張本氏は「カズファンには悪いけど」とした上で、「スポーツマンとしてもう魅力もないしね、野球で言えば2軍だから。2軍で頑張っても話題性もないしね」、「若い選手に席を譲ってやらないと。伸び盛りの若い選手が出られないわけですよ。だからもう、お辞めなさい」、「しがみつく必要がない。立派な指導者になれますから」と、カズの実績を認めた上で後進に道を譲るべきだなどと発言していた。