【中国ブログ】中国人が語る日本訪問記 まさに百聞は一見にしかず
「百聞は一見にしかず」ということわざがある。もともとは漢書の趙充国伝が由来の同ことわざは、100回にわたって聞くことよりも、たった1度でも実際に自分の目で見ることのほうが深い理解が得られるという意味であり、日本人なら多くの人が知っている有名なことわざだ。
自身が勤務する会社のはからいで、日本を訪れる機会があったという中国人ブロガーの用戸2174196681さん(アカウント名)がこのほど自身のブログに「日本旅行はたった6日間の日程だったが、多くのことを学び、非常に良い経験になった」と綴り、まさに百聞は一見にしかずだったと振り返っている。
筆者は日本旅行を通じて感じた3つのことを「静」、「淨」、「敬」という3つの漢字で表現している。1つ目の「静」については文字どおり「日本は静かだった」と感じたようだ。筆者は大阪国際空港から日本に入国し、京都、名古屋、そして東京へと移動したようだが、日本では6日間の滞在中、一度も車のクラクションを耳にしなかったと振り返った。
確かに中国では自動車の量も多く、街中ではクラクションの音が鳴り響いていると言っても過言ではない。中国でクラクションを聞き慣れているであろう筆者が日本でまったく耳にしなかったと驚くのも無理はない。筆者とともに訪日した同僚は「日本の車にはクラクションがついていないのではないか」と冗談を言うほどだったそうだ。また、観光地や繁華街でも大声で騒ぐ日本人がいなかったことも驚きだったという。
筆者が挙げた2つ目の「淨」という字は中国語で「清潔」という意味であり、日本では公共の場所にゴミ箱が設置していないにもかかわらず、非常にきれいだったと述べている。ゴミをポイ捨てする人もいなければ、中国のように「大気汚染もなく、街路樹はまるで洗い流されたかのように美しく輝いていた」と懐古している。また、筆者が日本を訪れた時期は不明だが、「日本滞在中の数日間のうち、ハエを見たのは1匹だけ」とし、「日本は清潔すぎてハエも生存できないのではないか」と、独特の表現で日本の清潔ぶりを紹介した。
また3つ目の「敬」は「勤労意欲が高い」といって意味で使用される「敬業」だ。日本では特に人びとの勤務態度が非常に真面目だったと紹介し、筆者が朝食をとった際のスタッフの女性が非常に忙しくしながらも、笑顔を浮かべながら客に対して腰を折ってあいさつをしている様を見て衝撃を受けた様子。まるで仕事を楽しんでいるかのようだったと振り返っている。