「そば屋の出前」写真にどよめく
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で約900万人のフォロワーを持つ、日本情報を紹介するアカウント・小野妹子学吐槽が12日、日本の昭和時代の白黒写真を紹介したところ、多くの中国ネットユーザーが関心を寄せた。
ツイートは「昭和時代の古い写真。ラーメン店の出前係の“アニキたち”の雄姿……日本も昔はインドのようだったのだ」として、そば屋と思われる出前係が何段にも積み上げられたザルや丼鉢を担いで自転車に乗る様子が写った写真複数枚を掲載した。
このツイートに対して、微博ユーザーたちは「昔の人の平衡感覚はこんなに良かったのか」、「日本にもこういう時代があったのか」、「これって落ちないの?」、「落っことしたら、破産しちゃうのかな?」、「どうやって自転車に乗るんだ」といった驚きのコメントが寄せられた。また、「どうしてこの神技が日本では伝承されずに、インドに行ってしまったのだろうか」、「突然、インドの潜在力は無限だって感じるようになった……」、「でもインドはこれから日本のようにはならない」など、インドに絡めてコメントするユーザーもいた。
さらに、高々と積み上げた重い物を肩に担いでいることに着目した複数のユーザーからは「日本人の身長がどうして低いのかが分かった」という感想が。このほか、「ドラえもんのなかでいつものび太とぶつかる人だ……」、「ドラえもんに描かれていていたのはウソじゃなかったんだ」という驚きの声もあった。
今では少量の出前はバイクで、大量の出前は車で運ぶケースがほとんどであり、自転車で出前を運ぶ光景すら日本で見ることは難しくなった。効率と安全性の面で出前の方法が大幅に改善される一方で、訓練を積んでこそできる離れ業が見られなくなってしまったのはいささか残念ではある。