防犯カメラに液体まくしぐさの男 寺社の油被害事件で奈良県警
奈良県の寺社を中心に油のような液体が相次いでまかれている事件で、被害に遭った信貴山朝護孫子寺(奈良県平群町)の本堂に設置された防犯カメラに3月、液体をまくようなしぐさをする不審な男が写っていたことが21日、捜査関係者や寺への取材で分かった。
捜査関係者や寺によると、男は成人とみられ、フード付きの上着姿で、首からカメラを下げていた。3月下旬の夕方で、本堂前のさい銭箱の下部に、手をかざすような様子が写っていた。映像は逆光だったため、一部は鮮明でないという。
奈良県内で被害に遭った他の複数の寺社の防犯カメラにも格好が似た男が写っていたことも判明している。