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旅客機墜落事故雷に打たれた可能性も:台湾

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復興航空の墜落事故、直前の2分間に何が?


23日午後7時過ぎ、澎湖の馬公空港付近で発生した復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)の旅客機GE222便墜落事故の詳しい原因について、行政院飛航安全調査委員会(飛安会)が調査を開始した。すでにブラックボックスを回収し、鑑定を急いでいる。これまでに分かったところでは、同便は午後7時6分に馬公空港へ着陸しようとしたが着陸できず、上昇を試みた直後に連絡が途絶え、7時8分に墜落した。この2分間に何があったかが、事故原因の鍵になるとみられる。 今回の事故で乗員乗客合わせて58人のうち48人が死亡、10人が負傷した。現場となった湖西郷西渓村の住民によると、旅客機は墜落直後に爆発を起こし、炎上した。5,6人の乗客が機体から脱出したが、機内ではなお大勢の乗客が恐怖の表情でしきりに窓をたたいて救出を求めていた。しかし火が燃え上がり、助けたくても機体に近づくことができなかったという。

飛安会がブラックボックス回収(旅客機墜落事故)

23日に発生したトランスアジア(復興)航空の墜落事故で、行政院飛航安全調査委員会(飛安会)がブラックボックス2つを回収した。

台湾南部・高雄市の小港空港を23日午後5時半に飛び立ち、6時半に離島・澎湖の馬公空港に到着する予定だったトランスアジア航空のGE222便が、午後7時過ぎ、馬公空港に近い湖西郷西渓村の民家に墜落した。

トランスアジア航空は24日午前、48人が死亡し、10人が重軽傷を負った事、そして54人の乗客と4人の乗組員のうち、2人のフランス人乗客を除き、残りは皆、中華民国籍である事を明らかにした。

交通部では、事故発生後ただちに、関連の政府部会による緊急対策センターを設立した。対策センターの指揮官は交通部の葉匡時・部長が務める。

葉・交通部長は24日早朝、交通部民用航空局や飛航安全調査委員会のメンバーを伴い、澎湖の事故現場を視察。一行はその後、負傷者を見舞った後、斎場で犠牲者の遺族と対面した。

民用航空局の沈啓・局長と、飛航安全調査委員会の王興中・執行長は、馬公空港に設けられた前進指揮センターで記者会見を開き、事故の処理に関する最新の情報を説明した。沈・局長は、「GE222便は、23日の夜、高雄市の小港空港から馬公へ飛行し、午後7時6分、GE222便は馬公空港で着陸する際、再び上昇することを要求し、その瞬間、レーダーのモニターから消えた。管制官はGE222便と連絡がとれなくなった。その後、馬公の湖西郷西渓村の民家に墜落した。事故の際の規定によれば、空港で事故が発生した場合は、民用航空局の航空ステーションが指揮し、空港以外に墜落した場合は、その地方自治体の首長が指揮を取ることになっている。昨日は澎湖県政府の消防局が午後7時12分に現場に到着し、8時5分に鎮火した」と述べた。

沈・局長は、事故原因については現在、飛航安全調査委員会が調査しているとして、民用航空局では、台北、高雄、馬公の三か所に設けた対応窓口で、負傷者の家族そして遺族の対応を全力で行いたいと述べた。

飛航安全調査委員会の王興中・執行長はメディアに対し、「事故現場における捜索救援活動は終了し、現在、飛航安全調査委員会の調査、鑑識を待つのみとなっている。現在、11人のメンバーが事故現場におり、ブラックボックス2つを回収した。24日にブラックボックスの鑑定と事故現場の調査を行い、原因の究明を進める」と話した。

現在、48人の犠牲者のうち、15人の身元が判明、残りの乗客及び乗組員についてはなお確認中だという。また、墜落現場で住民5人が負傷した事がわかった。10人の負傷者のうち7人は24日正午、国軍の輸送機で高雄及び台北に搬送され、治療を受けているという。

また、遺体をよりよい状態で保存する為、交通部では、20フィートの冷凍コンテナ8つを手配した。

台湾・労働相が辞任の意向を表明 秘書との不倫疑惑が原因か

行政院の報道官は24日、労働部の潘世偉部長が電話で江宜樺・行政院長(首相)に辞任の意向を伝えたと発表した。江行政院長は日時を改めて潘氏と話し合うとしている。

潘氏は写真週刊誌で秘書との不倫疑惑が取り沙汰されており、23日に報道内容を否定する声明を出すとともに、記者会見を開き自らの潔白を主張していた。

写真週刊誌の報道によれば、潘氏が今月16日まで、3週連続で水曜日の夜に“変装”して女性秘書の自宅を訪れ、毎回夜11時近くまでいたところが目撃されたという。潘氏は、記者会見で出入りしていたことを認めたが、隠すようなことはないとしており、女性は妹と同居中で、不倫関係はなかったと釈明を行っていた。

女性秘書も同日午後に記者に対して説明を行い、報道内容について否定。普段、潘氏と仕事について話す時間がほとんど取れなかったため、移動中の車内や電話以外で話をする必要がある場合には、自宅に招き入れていたと説明。さらに夜に声明を出し、週刊誌側を刑事告訴する考えを示している。

労働部の関係者によれば、潘氏は24日、行政院での閣議には姿を見せておらず、23日に発生したトランスアジア(復興)航空の旅客機墜落事故で負傷した、労働部労働力発展署の職員についての対応などを行っているという。

トランスアジア機墜落 日本の対台湾窓口からお見舞い状

トランスアジア(復興)航空の旅客機が澎湖県馬公空港付近で墜落、炎上したのを受け、日本の対台湾窓口機関の交流協会台北事務所は、同事務所の沼田幹男代表(大使に相当)が事故当日の23日、馬英九総統、林永楽外交部長、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の李嘉進会長に対して、お見舞い状を送ったと発表した。

沼田代表は、「多くの尊い人命が失われたことは大変痛ましいものであり、深い悲しみを覚えております」とした上で、犠牲者と家族に対して哀悼の意を示し、関係者が一日も早く元の生活に戻れるよう願ったという。

事故では乗客・乗員58人のうち、48人が死亡、10人が負傷している。

台湾の旅客機墜落事故、機体の残骸が5カ所に分散 雷に打たれた可能性も

復興航空のGE222便が澎湖島に墜落した事故について台湾メディア・聯合報は、航空機の墜落地点と残骸が5カ所に分かれていたことが調査で明らかになったと報じた。中国メディア・中国新聞社が25日伝えた。

同便は23日午後7時6分に管制に対して着陸やり直しを要請、その2分後に墜落した。台湾検察当局と飛航安全調査委員会は、この2分間の状況を重点的に捜査している。調査によると、機体は大きく4つに分かれており、機首と前方キャビンはつながったまま、機尾は完全な状態で残っており、車輪は抜け落ちていたという。

民間航空局の関係者は、同便が同7時5分に空港北側の空域で高度を落とし、着陸準備の体制に入ろうとした際、高度や角度の問題あるいは空港の風向風力の問題から機長が緊急で着陸のやり直しを求めてきたとコメントした。

航空業界関係者からは、機体の断裂箇所や車輪の脱落から考えて、操縦士が何らかの理由により滑走路を視認できず、管制に要求を出して再浮上しようとしたところ民家が突然現れ、避けられなかったのではないかとの分析が出ている。

同便は一度レーダーから姿を消し、再び発見された時にはすでに炎上していたとみられる。事故当時、雷により滑走路のレーダーが不通になったとの情報もあるが、澎湖島の馬公空港はこれを否定した。ただ、検察当局によると、機体から発火したとする生存者がいること、残骸には広い面積の焼け跡がないことから、雷に打たれた可能性も排除できないという。

台風で倒れた“金城武の木”再び立ち上がる

台風10号の影響で根元から倒れた、台東県・池上郷のアカギの木が24日、もとの場所に植え直された。この木は、昨年エバー(長栄)航空が俳優の金城武を起用して制作したCMに登場した後、“金城武の木”の愛称で親しまれ、人気を集めていた。

木は24日午前、枝の剪定や幹の保護、傷口の修復などを経た後、クレーンでゆっくりと持ち上げられ、作業を見守る人々の拍手の中、もとの場所に戻された。さらに、倒れてしまわないよう支柱が添えられた。

関係者によれば、この木はもともと移植されたもので主根の支えがなかった上、木の東側はセメントで根がほとんど生えず、「盆栽」のような状態だったため、台風による強風にあおられて倒れたという。

また、木は立ち上がったものの、根が伸び始めるまでの2カ月間は“危険期”で、その後、木が無事に新芽を出せば、再びかつてのように枝葉を伸ばしてくれるだろうと話している。

池上郷の林文堂郷長は、この木は同地の観光大使とも言える存在で、毎日平均2000人の観光客が訪れており、1年で約7億台湾元(約23億7000万円)の経済効果を見込んでいると語っている。

全国的な国是会議いよいよ開催

全国的な経済貿易国是会議が26日から行われる。6月下旬の北部での会議を皮切りに、南部、中部、そして東部の順に4ヶ所で行われてきた地区会議を終え、全国的な経済貿易国是会議が、26日から28日まで台北市の台北国際会議センターで開催される。3日間の会議はすべてインターネットで生中継される。

経済貿易国是会議は、台湾が中国大陸と結んだサービス貿易協定への反対運動が今年春に起きたことを受け、政府が開催を決定したもの。

行政院が北部、南部、中部、東部の各地区会議の発言内容を整理した結果によれば、北部の代表の関心は様々な分野にわたっていた一方、南部、中部の代表は主に地場産業や青年の成長に対するテーマを重視、東部の代表は観光、交通及び地域の発展のテーマへの関心を強く持っていたという。

国家発展委員会によると、初日には、蕭万長・前副総統と江宜樺・行政院長が挨拶するほか、地区会議で提出された共通した意見及び多数の声について、国家発展委員会と経済部が政府の現在の計画と進度について報告を行う。また、馬英九・総統が3日目の会議で挨拶を行う他、会議終了後、国家発展委員会の管中閔・主任委員、経済部の張家祝・部長などが記者会見を開いて会議の内容について説明を行うという。

行政院の統計によると、出席者は既に160人を越えており、出席者リストは19日に顧問チームが最終確認を行って既に大方決定しているという。政府各部会からは代表の職員が出席、顧問会議のメンバーも一部参加するという。

経済貿易国是全国会議で話し合われる議題は大きく2つにしぼられる。一つはグローバル化の中の台湾経済の発展戦略。これには、台湾海峡両岸の経済貿易関係の定義、台湾の産業の競争力向上、中小企業と青年の成長へのサポート、そしてグローバル化により衝撃を受ける企業や社会的弱者に対するサポートなどの問題が含まれる。もう一つは、中国大陸との経済貿易関係における戦略で、台湾が地域経済統合に参加する上での具体的な策について検討する。

食用油不正販売業者の会長、懲役12年が確定

食用油の偽装表示や違法添加物の使用、安価な油による水増しで詐欺などの罪に問われていた大統長基食品董事長の高振利被告に対する控訴審で、智慧財産法院(知的財産裁判所)は24日、詐欺、偽装表示の罪や食品衛生管理法違反などで懲役12年の有罪判決を言い渡し、大統長基に対しては罰金3800万台湾元(約1億2900万円)の支払いを命じた。

昨年12月に彰化地裁で行われた1審では、高被告に懲役16年、大統長基には罰金5000万元(約1億1700万円)の支払いを命じる判決が言い渡されていたが、被告側はこれに不服として控訴していた。

また、台湾糖業の下請けとして大統長基が製造していたグレープシードオイルに詐欺罪が適用されるかについては、債務不履行に当たるとして無罪が言い渡されていた。

刑事訴訟に関しては今回で刑が確定した一方で、民事訴訟については高被告や大統長基は台湾糖業と食品会社の福懋にそれぞれ約661万元(約2238万円)、約3830万元(約1億3000万円)の支払いが命じられたが、こちらは上告が可能となっている。

外交部:仏留学生遺族に全てのサポート行う

外交部が、旅客機墜落事故で犠牲になったフランス人留学生2人の遺族に対してすべてのサポートを行うとしている。

トランスアジア航空の澎湖での墜落事故で48人が犠牲となったが、犠牲者の中に、交換留学生として国立台湾大学の医学部で学んでいた、フランス人留学生の女性2人が含まれていた。

外交部の高安・スポークスマンは24日、事故発生後ただちにフランスの外務・国際開発省及び台湾におけるフランスの大使館におけるフランス在台協会に通知したと述べた。そして、「留学生の遺族は既に事故の件を聞いている。我々もまたフランス側と密接に連絡をとっている。遺族が必要とするいかなるサポートについても、全力で提供するつもりだ」と話した。

フランス在台協会は24日、フランスの外務・国際開発省が既に対応を行っており、遺族及び遺族の住む場所の主管部署に連絡をとり、全力で遺族全体の家族と協力していく事を明らかにしたほか、フランスと台湾の犠牲者および遺族に対して哀悼の意を表した。また台湾の自治体が23日の夜間、情報収集に全力であたったことに感謝した。

なお、今回のトランスアジア航空の墜落事故は、各国の関心を呼んでいる。外交部アジア太平洋司の常以立・司長は、アジア太平洋の各国・地域からお悔やみのメッセージを受け取ったと述べた。また24日午前に行われた「アジアパシフックカルチャーデー」の説明会では、日本、韓国、シンガポール、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシアなど19の国家代表が共同で起立し、一分間の黙祷を捧げたという。

東京の機械・電子技術展示会出展の台湾ブース、注目浴びる

東京ビッグサイトを会場とする機械・電子技術の展示会「テクノフロンティア(TECHNO-FRONTIER)2014」は25日で最終日を迎える。開発・設計・生産技術分野で台湾を代表する優良企業20社から64品目、105製品が集まった「TAIWAN EXCELLENCE」パビリオンでは展示初日の23日から注目を集めてきた。

展示品には水や埃に強い扇風機や重さわずか490グラムのLEDモバイルミニプロジェクターのほか、各種PC周辺機器や自動車・自転車関連用品、工業用ロボットなども含まれており、いずれも台湾の技術産業のレベルの高さを具現するメカトロニクス・エレクトロニクス分野における最先端製品。

特に日本のメディア向けに行われた初日の記者会見では、電源・電子部品大手の台達電子(デルタ電子)や直動製品大手、上銀科技(ハイウィン)など4社が、それぞれ日本市場に投入する自社製品について紹介するなど、関連分野における台湾の国際競争力をアピールした。

関係業者の話によると、台湾は日本からの技術導入を望んでおり、日本と提携するためのプラットフォームを近い将来に発足させるという。

台湾からの旅行者が最多

今年の上半期、日本を訪れた外国人旅行者数(訪日外客数)が過去最高を記録、このうち中華民国台湾からの旅行者が、国・地域別で最多だった事がわかった。

日本政府観光局(JNTO)は23日、今年の上半期、今年の上半期、海外から日本を訪れた旅行者数が、昨年同期のべ495万4585人から、約130万人増え、のべ626万人400人となり、過去最高を記録したと明らかにした。

国・地域別では中華民国台湾からの旅行者が、のべ139万1000人(昨年同期比35.1%増)でトップとなった。2位は韓国でのべ127万6000人(同3.3%減)、3位は中国大陸で、のべ100万9200人(同88.3%増)だった。

円安が続いている事に加え、また東京の羽田空港を発着する路線の増便などによる利便性の向上が、訪日外国人旅行者の増加の原因とみられている。

渓頭「妖怪バス」、“鬼月”初日の27日運行

交通部観光局の台湾観光促進キャンペーン「台湾好行(ハオシン)」の一環として、台中市と南投県の景勝地・渓頭にある「妖怪村」との間を結ぶ「鬼怪好行専車」(妖怪ハオシン特別バス)体験乗車イベントがあさって27日に行われる。

南投県・鹿谷郷の渓頭森林遊楽区は海抜1000メートル以上に位置する景勝地。避暑地として人気が高く、樹齢3千年の神木や大学池、竹類標本園などがあり、日本統治時代、東京帝国大学農学部の演習林だった頃に植林されたイチョウ並木が残る。渓頭線沿線には車籠埔断層公園や渓頭自然教育公園、お茶の里・鹿谷などの観光スポットを抱えている。

南投県政府観光処によると、今年で3年目を迎える渓頭・妖怪バスは運転手までお化けに扮するという本気の入れよう。イベント参加希望者は思い切り恐ろしい格好に扮装したり、妖怪のお面をつけた姿を写真に撮って応募し“入選”すれば、無料で妖怪バスに乗車できるばかりでなく、渓頭・妖怪村で催される年に一度の大祭典、「魔神祭」にも入場できる。

今年の「魔神祭」のパレードには日本から京都・一条百鬼夜行の妖怪たちが加わる。また、イベントでは三重県・伊賀上野の忍者も招かれ、手裏剣の使い方が伝授される。さらに夜は台中の「九天芸術舞団」の踊りや「天祥太鼓団」の太鼓パフォーマンスが行われ、行楽客らの目と耳を存分に楽しませてくれる。

旧暦7月(今年は7月27日〜8月24日)はあの世から霊や魂が戻って来てこの世に集うという“鬼月(グイユエ)”。民間ではいろいろとタブーの多いひと月だが、ちょうど夏休みということもあり、南投県観光処では家族連れや友人同士で誘い合って妖怪イベントに参加してほしいと呼びかけている。

エイサーとASUS、中国EMSへの委託増か[IT]


パソコン(PC)ブランド大手の宏碁(エイサー)と華碩電脳(ASUS)の2社が、モバイル製品の製造委託先に中国企業を加える動きを強めているもようだ。コスト競争力を持つ中国のサプライヤーが加わることで、仁宝電脳工業(コンパル)など台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)の受注が減る可能性が指摘されている。

24日付蘋果日報がサプライヤー関係者などの話として伝えた。宏碁は今年発売した7インチのタブレット端末「アイコニア・ワン7」の製造で、中国のEMS、広西三創科技を初めて委託先に加えた。今月末に発売予定の8インチの新製品も引き続き同社に委託するという。宏碁のタブレットはこれまで仁宝と緯創資通(ウィストロン)、和碩聯合科技(ペガトロン)、広達電脳(クアンタ)の台湾4社が製造してきたが、新たな委託先が増えたことで受注競争が激しくなる可能性がある。

また宏碁のスマートフォンは上半期、台湾企業2社と中国・芯訊通無線科技(SIMCom)の計3社が製造を受託していたが、下半期はさらに中国の聞泰集団もサプライヤーに加わるという。

華碩は、今年から販売に力を入れているスマホ「ZenFone」シリーズの製造を現在、和碩1社に委託しているが、今後の出荷増に備えて2社目の委託先を物色しており、和碩の受注シェアは今後7〜8割に縮小するという。華碩は今年、委託候補先として上海華勤通訊技術などの中国EMSと接触したと伝えられており、2社目の受託製造業者は中国企業になるとの見方が出ている。

「台風休暇」実施に賛否の声

台風10号が台湾に接近、上陸した23日、台湾本島では全ての県・市で安全のために休業休校措置(台風休暇)が実施された。だが、これに対し気象専門家の彭啓明氏が、会員制交流サイト上で、多くの県・市で休暇の実施基準に達しなかったと自治体の過剰な対応を批判するとも取れる発言をし、議論となっている。

彭氏は23日、わずか3分の1の県・市しか休暇の実施基準に達していなかったと指摘、「実施は適切だったのか」と疑問を投げかけたほか、台湾は日本や香港、中国大陸に見習い、台風への対応を見直すべきだとコメントした。

行政院(内閣)人事総処の規定によると、「天気予報で4時間以内に台風の強風域に入り、平均風速が14メートル以上の強風または風速25メートル以上の突風が吹く可能性があるとされた場合に、台風休暇を実施することができる」としており、彭氏は中央気象局の資料をもとに、桃園県、宜蘭県、花蓮県、台東県だけが基準に達し、台北市、基隆市、新北市は「ギリギリだった」と主張した。

これに対し中央気象局は、苗栗県と彰化県を除くほとんどの地域で休暇の実施基準に達していたと説明。また、人的被害などの防止につながると重要性を強調した。

台湾では台風休暇をひそかに心待ちにしている一般市民が多い反面、これによる経済的損失も大きいとされ、度々その実施をめぐって論争が起こっている。一方で、不要不急の外出を避けることで人的被害の発生を防ぐ効果があるとされることから、インターネット上では「命の安全確保が最重要課題」「後になって言うな」「死傷者が出たら責任が取れるのか」などと彭氏批判の声が上がっている。






台湾主導の研究チームが96億光年彼方の銀河を発見

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エイサーとASUS、中国EMSへの委託増か[IT]


パソコン(PC)ブランド大手の宏碁(エイサー)と華碩電脳(ASUS)の2社が、モバイル製品の製造委託先に中国企業を加える動きを強めているもようだ。コスト競争力を持つ中国のサプライヤーが加わることで、仁宝電脳工業(コンパル)など台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)の受注が減る可能性が指摘されている。

24日付蘋果日報がサプライヤー関係者などの話として伝えた。宏碁は今年発売した7インチのタブレット端末「アイコニア・ワン7」の製造で、中国のEMS、広西三創科技を初めて委託先に加えた。今月末に発売予定の8インチの新製品も引き続き同社に委託するという。宏碁のタブレットはこれまで仁宝と緯創資通(ウィストロン)、和碩聯合科技(ペガトロン)、広達電脳(クアンタ)の台湾4社が製造してきたが、新たな委託先が増えたことで受注競争が激しくなる可能性がある。

また宏碁のスマートフォンは上半期、台湾企業2社と中国・芯訊通無線科技(SIMCom)の計3社が製造を受託していたが、下半期はさらに中国の聞泰集団もサプライヤーに加わるという。

華碩は、今年から販売に力を入れているスマホ「ZenFone」シリーズの製造を現在、和碩1社に委託しているが、今後の出荷増に備えて2社目の委託先を物色しており、和碩の受注シェアは今後7〜8割に縮小するという。華碩は今年、委託候補先として上海華勤通訊技術などの中国EMSと接触したと伝えられており、2社目の受託製造業者は中国企業になるとの見方が出ている。

復興航空の墜落事故、直前の2分間に何が?

23日午後7時過ぎ、澎湖の馬公空港付近で発生した復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)の旅客機GE222便墜落事故の詳しい原因について、行政院飛航安全調査委員会(飛安会)が調査を開始した。すでにブラックボックスを回収し、鑑定を急いでいる。これまでに分かったところでは、同便は午後7時6分に馬公空港へ着陸しようとしたが着陸できず、上昇を試みた直後に連絡が途絶え、7時8分に墜落した。この2分間に何があったかが、事故原因の鍵になるとみられる。 今回の事故で乗員乗客合わせて58人のうち48人が死亡、10人が負傷した。現場となった湖西郷西渓村の住民によると、旅客機は墜落直後に爆発を起こし、炎上した。5,6人の乗客が機体から脱出したが、機内ではなお大勢の乗客が恐怖の表情でしきりに窓をたたいて救出を求めていた。しかし火が燃え上がり、助けたくても機体に近づくことができなかったという。

八重垣神社、台北市民の願い込めた絵馬奉納へ 松江市との覚書調印で

台北市と島根県・松江市間の交流促進覚書調印式が25日、台北市庁舎で行われた。同市市民のために縁結びの絵馬も準備され、八重垣神社に奉納される見込みだ。

カク龍斌台北市長は調印式の席上、双方は特定分野に限定されることなく今後、花卉による交流から観光、経済、文化、教育などあらゆる分野での協力が拡大されると強調し、松江市との実りある提携関係構築に自信を示した。(カク=赤におおざと)

一方、松江市側は両市の末永い交流を祈念するために縁結びの大型絵馬を用意。両市長がこれに署名し贈呈品の交換が行われた。台北市民向けの通常サイズの絵馬もあり、市民の願い事が書かれた後、双方市長のサイン入りの絵馬とともに八重垣神社に奉納されるという。

2006年に台北市内で行われた牡丹展示会に松江市が参加したのがきっかけで双方は交流を始めた。その後、台北国際花卉博覧会(2010〜2011年)への松江市の参加や東日本大震災に対する台湾からの支援感謝のため、2012年から3年連続で台北市庁舎での牡丹展開催など両都市間では盛んな交流が続いている。

台湾新幹線に遅れ 1800人に影響 今年9回目のポイント故障で

26日午前10時16分ごろ、台湾高速鉄路の桃園駅に設置されているポイント(分岐器)で異常が見つかり、一部の列車に遅れが生じた。

高鉄によると、台北発左営行きの633号列車が桃園駅に進入しようとした際、本線からホームのある線路(副本線)に向かうポイントに異常が発生しているのが見つかったという。

列車は一度桃園駅を通過した上で、後退して副本線に進入した。

問題のポイントはすでに修復作業が行われたが、この影響で南行きの一部列車に最大36分程度の遅れが生じ、これまでに少なくとも乗客1800人の足が乱れた。

高鉄では今回のトラブルを含め、今年以来すでに9回のポイント異常が発生している。

経貿国是会議、行政院長「結論を最大の決意で推進」

行政院経貿(経済貿易)国是会議が26日から3日間の日程で台北市内で行われている。産官学と青年の代表が一堂に会し、台湾の経済発展の未来戦略を話し合う。同会議は、今年3月に中国大陸とのサービス貿易協定に学生たちが反対する運動が発生、その中で、「公民憲政会議」の開催が要求されたのに応えて政府が開催するもの。

初日は、「グローバル化の趨勢の下での、台湾経済の発展戦略」および「台湾の地域経済統合参加と中国大陸との経済貿易戦略」に関して意見が戦わされた。財政部の張盛和・部長、郝龍斌・台北市長、台北市商業会の王応傑・理事長ら200人あまりの各界の代表が参加した。

野党や政府に対抗する団体がボイコットしているため、一部では、形式的なものにすぎないと批判する声もあるが、江宜樺・行政院長は、会議の結論は最大の決意をもって、その推進に全力で当たると約束した。

台湾観光PRバス、26日より東京などを走る 日本人客増に期待


台湾観光をPRするラッピングバスが26日から東京都心などと世界遺産登録1周年で現在話題の富士山周辺を結ぶことになり、日本人の訪台観光客増加に期待がかかっている。

車体に「Time for Taiwan」のスローガンなどが書き込まれ、台湾の美しい景色やサイクリングコースの魅力を発信するこのバスは、来年7月25日までの1年間、新宿―富士五湖線と羽田空港―富士山駅線の2路線で運行される。

都内で25日に開かれた披露会見には、陳調和駐日副代表や台湾観光親善大使を務める演歌歌手の小林幸子さんなどが出席した。

陳副代表は、昨年の台日相互訪問者数が約377万人の過去最高を記録したことに触れ、ラッピングバスの運行による今年の記録更新に期待を示し、小林さんはバスを利用しファンたちと富士急ハイランドツアーを組みたいと話すなど、積極的な活動への意気込みを語った。

このほかに、台湾鉄道・平渓線と提携関係にある江ノ島電鉄(神奈川県)も今月23日から観光促進を目的とする台湾観光ラッピングを施した電車1編成と羽田空港−大船・鎌倉・藤沢を結ぶバス1台の運行を始めており、日本の人々にとって台湾がより身近になりそうだ。

台湾旅客機墜落事故、「台湾のバミューダ」の異名を持つエリアだった

 台湾の澎湖島にある空港で23日に発生した復興航空GE222便墜落事故について、中国メディア・人民網は24日、澎湖島周辺海域では過去47年間で11回航空事故が発生しており、「台湾のバミューダ」と称されていたと報じた。

 記事は、事故が起きた「ATR−72型」機について、フランスとイタリアの合弁企業が製造した「ATR−42型」機の改良版で、1989年に商用運航が開始されたと紹介。復興航空では1995年以降、ATR−72型機による事故が7度発生していたとした。いずれの事故も死者はいなかったという。

 また、澎湖島周辺海域では1967年からの47年間ですでに11回航空事故が発生し、289人が死亡あるいは行方不明になっているとも説明。台湾海峡の中間に位置し、64の島からなる澎湖諸島海域は2つの海流の交点であるとともに海溝もあり、海は非常に危険であると紹介した。

 さらに、同海域上空で航空事故が頻発する原因には、磁場の影響を含めたさまざまな説が存在しており、一部の台湾人は澎湖諸島を「台湾のバミューダ」と考えていると伝えた。

旅客機墜落で「飛安会」が28日に調査進度まとめ

トランスアジア(復興)航空のGE222便は23日夜、台湾南部・高雄市の小港空港から離島の澎湖に向かい、馬公空港での着陸に失敗して墜落した。飛航安全調査委員会は28日に、初回の組織会議を行い、同会各組の調査進度をまとめる。8月下旬にはICAO(国際民間航空機関)に初歩的な報告を行い、国際的な記録を残す。

飛航安全調査委員会の今回の事故に関する調査チームは26日、現地で再び調査。フランスとカナダからの顧問団7人も事故現場を調査した。

回収した二つのブラックボックスについて飛航安全調査委員会は2時間の録音中、30分は高音質で、機長、副操縦士、キャビン、機内放送などが録音されていると明らかにした。

台風10号による農業被害額 17億円超える

23日に台湾を直撃した台風10号による農業被害が5億1014万台湾元(約17億3000万円)に上ることが行政院農業委員会(農委会)の調べで分かった。花蓮県の損害が最も大きく、農作物ではバナナや文旦が大きな被害を受けた。

25日17時現在の各地の被害額と総額に占める割合は、花蓮県3億3389万元(65%)、宜蘭県5073万元(10%)、台東県4053万元(8%)、台中市1884万元(4%)となっている。

被害が最も深刻だったバナナの損失額は1億1592万元に上っており、次いで文旦、スイカ、バンレイシ(釈迦頭)、グアバ、梨、パパイヤ、ニラ、芋、パイナップルなどに被害が出た。

農委会は花蓮県と宜蘭県に低金利融資を実施し、特に被害の大きかった花蓮県には現金による支援も行うとしている。

「金城武さんの樹」、日本の木の医師は「重傷」

昨年、エバー航空のコマーシャルで、俳優の金城武さんと「共演」して有名になった、台湾南東部・台東県池上郷、伯朗大道にある木は「金城武さんの樹」と名づけられ、人気の観光スポットとなっていたが、23日に上陸した台風10号の強風で倒れた。

地元の園芸業者などが24日に、枝をはらった上で植えなおした後、台北市の大安森林公園の樹木のメンテナンスのために来台していた、日本の「宮内庁御用達の木の医師」、山下得男さんらのチームが要請に応じて池上郷でこの木を診断した。山下さんは、「自動車に引かれた人のような重傷」だとして、枝の処理や土の入れ替えなどをおこなった。山下さんは、埋め戻した新たな土を踏んではならず、木に触ってもいけないとして、回復を見守るよう呼びかけた。




台湾機墜落 遭難の新人客室乗務員、最後まで任務を全う

トランスアジア(復興)航空の旅客機が23日、澎湖県・馬公空港付近に墜落・炎上、48人が死亡した惨事で犠牲者のうち4人は同社の乗務員だった。このうち、新人の女性客室乗務員が持ち場を離れることなくシートベルトを締めたまま亡くなっているのが発見された。

この客室乗務員は大学を卒業後入社し、フライト勤務に入ってまだ7カ月の呉姿瑩さん(24)。呉さんの遺体は瓦礫の中の幾重にも重なった座席の下から見つかった。救助隊に発見された時、制服姿の呉さんは機内の担当場所でシートベルトを締めたままの姿だったという。

事故の第一報が入った当時、会員制交流サイトのフェイスブックは奇跡が起こるよう祈る声であふれたが、結局、微かな望みは完全に断ち切られた。その後は次々と追悼の言葉が寄せられ、中には呉さんが離陸直前の出発空港の様子について「高雄は暴風雨でとても恐ろしい状況だ」とメッセージを送っていたと振り返り悲しむ声や、来世でも“天使”でいてほしいなどの書き込みが多く寄せられた。

呉さんは生前、フェイスブック上で「機内食を出したり免税品を売ったりする時ではなく、緊急事態発生時に乗客を脱出避難させる時こそ客室乗務員としての真価が問われる」、「全ての乗員・乗客にとって一回一回のフライトが良い旅となることを願う」という先輩乗務員の話を紹介。「私も全く同感です」との感想を付け加えていた。

台湾主導の研究チームが96億光年彼方の銀河を発見

台湾の学術研究機関・中央研究院の天文及び天文物理研究所が主導する国際研究チームが、観測史上最も遠い、地球から96億光年離れたところにある銀河を発見し、その研究結果が6月の学術誌電子版に掲載されて注目を集めた。暗黒物質や宇宙の進化の謎を解明する鍵となると期待されている。

この発見は恒星や銀河などが発する光が、進行する途中でその経路にある天体などの重力によって歪められた時空を通り、光が集まって明るく見えたり複数に見えたりする「重力レンズ効果」を利用したもの。これまで知られている銀河は地球から60億光年離れたところにあるものが多いが、今回は96億光年先にある銀河のほか、その光源となる107億光年離れた背景銀河を観測した。

中央研究院天文所研究員で今回の論文の第一発表者である黄活生氏によると、遥か彼方に存在する銀河団を見つけ出すには、地球の観測者と銀河団と背景の光源の3点が一直線上に並ばなければならず、広い宇宙でこのような条件が満たされる位置関係はごく稀で、今回の観測は大変貴重な発見だという。

また、この銀河の暗黒物質は、地球が属している銀河系の暗黒物質より量が少ないことがわかった。科学界では宇宙を構成する物質のうち、およそ9割が暗黒物質(ダークマター)だと考えられているが、その成分は依然として謎だ。

研究チームでは、銀河と暗黒物質の質量算出や、次世代超広視野カメラを使った調査への参加による多くの銀河の発見で、今後も宇宙の誕生と進化の謎に迫ろうとしている。

復興航空機墜落、日本人が見舞金募る考え

トランスアジア(復興)航空のGE222便は23日夜、台湾南部・高雄市の小港空港から離島の澎湖に向かい、馬公空港での着陸に失敗して墜落した。ラリーニッポンの小林雄介さんは26日、中央通信社の記者に対し、同事故の犠牲者遺族と負傷者に贈る見舞金を募る考えを示した。

小林さんは事故を知るとまず、日本円100万円を寄付。今後、第二弾、第三弾の見舞金も贈りたい考えだという。小林さんは昨年末、60台のクラシックカーによる台湾一周の「ラリーニッポンinタイワン」を実現。2011年の東日本大震災発生時に台湾が提供した大きな支援に感謝することが目的だった。小林さんは、イベント活動では台湾の各界の協力を受けたので恩返しをしたいとしている他、当時、トランスアジア航空の林明昇・董事長の強いサポートを受けたと明らかにした。

「安らかに眠ってほしい」 航空機墜落事故で台湾版“おくりびと”がボランティア

澎湖・馬公空港付近で23日夜起きたトランスアジア航空(復興航空)機の墜落事故から3日目に入り、飛行機の残骸が散乱する現場では事故原因の調査が進められる一方、死者・行方不明者の身元確定作業が続いている。このような中、現地では台湾各地から自発的に集まった葬儀専門の化粧師らが犠牲者の遺体に化粧を施した。また、台北市内では白い花を手向け、遠く澎湖に向かって祈りを捧げる市民による追悼活動が始まっている。台湾複数メディアが伝えた。

報道によると飛行機が墜落した際、2度にわたって起きたとされる爆発などで遺体の損傷は激しく、DNA検査による照合も合わせて行い、26日午後、犠牲者48人のうち44人の身元が確定した。遺体は軍の輸送機による搬送が一部始まっており、交通部の求めに応じて海運会社が保管用のコンテナを準備している。

また、台湾本島の各地から自発的に連絡を取り合い、自費で澎湖に赴いた葬儀専門の化粧師27人がボランティアで損傷した遺体や傷口を縫合し、人生最後の門出を飾って「きれいなお顔で旅立ってほしい」と犠牲者にエンゼルメイクを施した。化粧師らはほとんどが20〜30歳台の若手だが、いずれも経験は豊富。遺族の中には彼らに参考にしてほしいと犠牲者の生前の写真を取り出して見せる人もいた。

この日はカトリック教会台南教区の司教も、遺体が安置されている澎湖の葬儀場を訪れ哀悼の意を示すとともに、フランシスコ・ローマ法王からの遺族らや被害者への見舞いのメッセージが伝えられた。

一方、台北では白いバラなどを持って犠牲者を追悼する行事がインターネット上で呼びかけられ、雨降る中、市内の台北メトロ・松山空港駅入り口に花が手向けられ、メッセージカードが添えられた。中には事故を起こしたトランスアジア航空の客室乗務員が書いたものもあった。夜に入ると、キキョウの花束を携えた家族連れが訪れ涙する姿もあった。この追悼行事は8月10日まで続けられるという。

負傷した日韓の選手、交流深める ジュニア女子バレー

台北で開催されていた第17回アジアジュニア女子バレーボール選手権大会(U-19)が24日、最終日を迎えた。表彰式の前には、共に試合中に負傷した日本代表の白井美沙紀選手(右)と韓国代表のピョン・ジス選手(左)が互いに励まし合い、記念撮影を行う微笑ましい場面も見られた。

日本は決勝戦で1−3で敗れ準優勝、勝利した中国大陸は3連覇を成し遂げた。韓国は同日、3−2でタイを破って第3位となり、この上位3チームが2015年の世界選手権大会への出場権を獲得した。

台湾は第5位となりベスト4入りを逃したほか、その可愛らしい外見で話題となったサビーナ・アルチンベコバ選手が所属するカザフスタンは第7位に終わった。


flumpool、台北公演で台湾語曲など熱唱 ファンサービス最高

日本の若手4人組ロックバンド、flumpool(フランプール)が25日、松山文創園区1号倉庫(台北市)で自らの代表曲をはじめ台湾語・中国語の歌を披露するなど、集まった約1000人のファンを楽しませた。複数の台湾メディアが伝えた。

今回の台湾公演はデビュー5周年を記念する『flumpool 5th Anniversary tour 2014「MOMENT」』の一環で、デビュー曲の「花になれ」やヒット曲の「星に願いを」、台湾の人気ロックバンド、メイデイ(五月天)とのコラボ曲「belief〜春を待つ君へ〜」など名曲の数々を聞かせた。

住宅を購入したいほど台湾が大好きだというメンバーらは、中国語によるテクノポップ「姐姐」、さらに橋幸夫さんの名曲「恋をするなら」を台湾語でカバーした「墓仔埔也敢去」(墓場も行ける)も熱唱し会場を盛り上げた。

仕事でよく飛行機を利用する4人だが、「MOMENT」という今回のツアー名のように「今この時を大切にしてほしい」と最近多発する飛行機事故についてコメントした。公演は26日夜にも行われ、2日間計2000枚のチケットが瞬く間に完売したという。



「匿名」で日本人に寄付をした台湾の企業家 「過去に日本人に親切にしてもらった」

台湾メディアの中国時報の24日付報道によれば、出張先の台湾で脳幹出血によって倒れ、現地の病院に入院した日本人男性がこのほど、台湾人企業家の寄付によって無事に日本へ帰国するという出来事があった。

 台湾メディアの中国時報の24日付報道によれば、台湾への出張から日本へ帰国する途中で脳幹出血によって倒れ、台湾の病院に入院した日本人男性がこのほど、台湾人企業家の寄付によって無事に日本へ帰国するという出来事があった。

 報道によれば、脳幹出血によって倒れたのは東京から建材の買い付けのため台湾を訪れていた50歳の日本人男性だ。男性は台湾での買い付けを終え、日本へ向かう帰国便のなかで体調を崩したという。男性が搭乗していた航空便は台湾の空港へ引き返し、男性はそのまま病院に入院した。

 入院後、男性の家族が台湾を訪れ、「日本での治療」を望んだものの、男性の家族は帰国に伴う莫大な費用を負担することができなかった。その後、入院した日本人男性について現地で報道がなされると、費用全額にあたる160万台湾ドル(約540万円)の寄付を申し出る企業家が現れ、同企業家のおかげで日本人男性は無事に日本に帰国することができたという。

 記事は、台湾人の企業家は「匿名」で160万台湾ドルを寄付したと伝え、企業家が寄付にあたって「お金を返す必要はないので、余裕ができたら今度は別の人を助けるためにそのお金を使って欲しい」と語ったことを伝えた。

 台湾人の企業家が日本人男性のために寄付を申し出た理由は、企業家が過去に日本でスキーをしていた際に怪我(けが)をしたことがあり、日本人に親切にされたことがあるためだという。記事は「当時の恩に報いるため、企業家は160万台湾ドルを寄付した」と伝えたほか、企業家の秘書が、「当時の恩に報いる機会をいただき、(企業家は)とても感謝している」と語ったことを伝えた。

話題集中のカザフスタン美女バレー選手、「試合そっちのけ」と批判も

2014年7月25日、台湾で人気沸騰したカザフスタンの女子バレー選手を、バレー青春映画のキャストやスタッフらが訪問。その美しさを絶賛した。聯合報が伝えた。

台北市でこの日閉幕した女子バレーのU−19大会「第17回アジアジュニア女子バレーボール選手権大会」では、カザフスタン代表のAltynbekova Sabina選手が人気沸騰。182センチの身長に、腰から下が120センチという長い美脚、モデル顔負けのスタイルと美貌が注目され、会場にはバレーそっちのけの熱烈な男性ファンも出現。話題は中華圏に飛び火し、ネット上を騒がせている。

25日、女子バレーを描く青春映画「排球甜心」のキャストやスタッフが、会場となった天母体育館に登場。話題のSabina選手を訪問し、記念ショットを撮影した。メーンキャストの5人は10万人オーディションから選ばれた選りすぐりの美少女たち。しかしSabina選手を前にして、「かわいい!」「足が長すぎ」と大興奮の様子だった。

Sabina選手については英デイリー・メール紙が、「ファンの目は試合ではなく彼女だけに集まり、スポーツ観戦の本質を失った」と報道。カザフスタンの地元紙も、「Sabina選手への過度な関心は、試合に集中できないとしてチーム内の不満を招いた」と、台湾での盛り上がりに難を示している。



日立化成、台湾の蓄電池会社を子会社化

日立化成は25日、持ち分法適用会社である台湾の蓄電池製造販売会社「台湾神戸電池」について、発行済み株式の約26%を取得し、連結子会社化すると発表した。株式取得日は11月末を予定。 

「海外で働きたい」学生の割合、日本はわずか12%、新興国では65%以上

将来、海外で働きたいかという問いに対し、日本の15〜18歳の若い世代は「とてもそう思う」「そう思う」を合わせても、わずか12%にとどまり、他の調査対象国よりも保守的な傾向があることが分かった。

 アデコグループは、日本法人で総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社と、アジア(日本・中国・香港・台湾・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム)の計9つの国と地域において、15〜18歳を対象に、「教育と就職活動」「働き方や仕事に対する価値観」に関する意識調査を実施した。

■仕事に対する姿勢、価値観

◎海外勤務への志向、日本ではわずか12%、新興国では65%以上が「海外で働きたい」

将来、海外で働きたいかという問いに対し、日本の15〜18歳の若い世代は「とてもそう思う」「そう思う」を合わせても、わずか12%にとどまり、他の調査対象国よりも保守的な傾向があることが分かった。ベトナム69%、タイとマレーシアが68%と、新興国は総じて海外で働くことへの関心が強くなっている。また、韓国のZ世代も海外で働きたい志向が強いことが分かった。

◎給与と経験に関する考え方、働く上で経験より給与を重視する日本人は27%で、対象国の中で最多

例え給与があまり良くなくても良い経験が積める会社で働きたいかを聞いたところ、「そう思う」と回答した日本人は40%だが、「そう思わない」と否定した割合は27%と調査国の中では最多となった。また、特定の企業へ忠誠を尽くすより、良い仕事があれば転職したいかを聞いたところ、日本人の43%が「より良い条件の仕事があれば転職する」と回答。他のアジア各国と比較し、強い忠誠心のもと、一社で働き続けたいという志向が弱く、条件で仕事を選択する傾向があることが分かった。

◎働き方、仕事のスタイルは?

各国とも雇用形態は「正社員 」を選択。中華圏では、従来型の働き方を好む傾向希望する雇用形態では、ほとんどのZ世代が正社員(無期雇用)を希望しており、アジア圏においては正社員が通常の働き方として定着していることが分かった。また、AM9:00〜PM5:00働くような従来型の働き方を希望するかを聞いたところ、中華圏では支持が多く、一方日本は比較的柔軟性の高い働き方を好む傾向が見られた。近年のフレックスや時短勤務の活用といった働き方の多様化が、日本のこの若い世代の意識を形成している可能性がある。

■就職先の志向:

◎就職先の企業規模は

日本は「国内大企業」が1位。他国では「行政機関」と「外資系大手」で人気が二分される日本では、「国内大企業」が最も人気が出た。各国とも「中小/ベンチャー企業」への人気が低く、「大企業」を好む、安定志向であることが分かった。ベトナムにおいては、60%が「外資系の大企業」を選択しているのが特徴的だが、台湾、中国などでは大多数の人が「特に希望はない」を選択し、企業規模にそれほどこだわりをもっていないことが分かる結果になっている。

◎就職先で重視することは

日本は「良い上司」が第1位。他国では「短期間でスキルを習得できる」を重視

■将来について

◎リタイヤする年齢は

日本人は「60歳以上」と最も長く働くことを予想。他国は60歳までにリタイヤすると考えている。日本では、66%がリタイヤする年齢は60歳以上と予想。近年の年金受給状況や労働力人口の減少など、現実的なニュースを見聞きしており、自分達は長く働かなくてはならないと感じているようだ。マレーシアやタイでは、50代またはそれよりも前にリタイヤしていると、早期の引退を予想している。

◎将来の生活は

親世代よりも良い生活を送れると思っている日本人は30%と最少で、将来に悲観的。新興国であるタイで、72%が親世代よりも豊かな生活を送れると予想していることを筆頭にシンガポールや韓国といった、先進国市場においても同様の回答が多くみられた。全体の傾向とは異なり、日本人は30%が「そう思う」と回答したにとどまり、将来へ悲観的な傾向が表れた結果になった。






日本政府が外交文書86冊を一般公開、尖閣めぐる交渉など

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日本政府が外交文書86冊を一般公開、尖閣めぐる交渉など明らかに


BBC中国語版サイトは記事「日本政府が外交文書を一般公開、尖閣諸島関連交渉の内幕明かす」を掲載した。

日本外務省は24日、1960年代から70年代にかけての外交文書86冊を公開した。中国の国連代表権問題や尖閣諸島をめぐる台湾との交渉などが含まれている。

中国、台湾関連で注目されるのが1964年1月の大平正芳外相と米国務長官の会談だ。大平外相は、最も嫌いな共産主義国は旧ソ連だが中国はそれほどイヤではない、日米は将来的に共産党政権を承認しなければならなくなるだろうと発言していた。この発言から8年後の1972年に日中国交正常化が実現することになる。

また、尖閣諸島問題では1970年代初頭、日本は台湾側に日本人を挑発しないよう要求していた。その際のカードとして持ち出されたのが国連代表権問題。中華民国(台湾)と中華人民共和国(中国本土)のどちらが代表権を持つかという争いで日本側は台湾を支援すると約束した。台湾側も日本の支持に感謝し、尖閣問題をなるべく沈静化させると答えている。

ふなっしーとショウ・ルオ ハイテンションで台湾観光PR

船橋市の非公認キャラクター、ふなっしーと歌手のショウ・ルオ(羅志祥)が26日、台北市内で台湾観光をPRするイベントに参加し、日本や香港・マカオ、カナダ、台湾各地から駆けつけたファン約1000人に対し、トークやゲームを交えて台湾の魅力をアピールした。

このイベントは観光局が外国人観光客誘致のために開催した「Showとぶらりな散歩in Taipei」の中で行ったもの。ショウは昨年から同局のイメージキャラクターを務めており、日本からも約400人のファンが詰め掛けた。

スペシャルゲストとして登場し、大歓声に迎えられたふなっしーは、ハイテンションで「大家好!」(皆さんこんにちは)と絶叫。ショウも一緒に跳びはねて日本からの珍客を歓迎した。全身を使ったじゃんけん大会を繰り広げ観客を魅了したほか、「我愛台湾!」(台湾大好き!)と叫ぶと、会場は悲鳴にも似た黄色い声に包まれた。

ふなっしーとショウは今回が初対面だったが、お互いに日本語と中国語が話せるため、コミュニケーション上の問題はなかったという。

ショウは8月にも日本の音楽イベント「a-nation」に参加することを発表したほか、9月25日〜28日には東京ビッグサイトで行われる「JATA旅博」に観光局が参加するのに合わせて訪日し、同月25日には池袋のサンシャインシティでイベントを行うとしている。

ふなっしーが2度目の台湾訪問 「来るたびに好きになる」

船橋市の非公認キャラクター、ふなっしーが26日、台北市内で行われた観光局主催のイベントに参加し、台湾を絶賛した。

イベントの直前に歌手のショウ・ルオ(羅志祥)と記者会見に出席したふなっしーは今回2回目の訪台。この日の台北市は最高気温34.7度を観測し、記者からはうだるような暑さを心配する声が聞かれたが、「(ふなっしーの中は)常に夏なっしー!大丈夫!」と気丈に振る舞った。

前回の来台時には日本人に人気の観光スポット九フンを訪れ、時間があれば高雄にも行ってみたいと話すふなっしー。台湾で一番おいしいと思う食べ物を聞かれると「今日ディンタイフォン(鼎泰豊)のショーロンポーを食べた」と中国語で即答し、「とてもおいしかった」と感想を語った。(フン=にんべんに分)

また、アジアのダンスキングとされるショウとのコラボレーションの可能性を指摘されると、「一緒に踊りましょう!」とその場で全身を激しくジタバタ。洗練されたキレのある動きにショウは「負けた」と日本語で敗北を宣言する一幕も。

ふなっしーは「また台湾に来たいなっしーな」、「来るたびにどんどん好きになるなっしーな」と台湾の印象を語り、旅行の楽しみとしてショッピングの話題になると、「肌荒れがひどいから」とスキンケア商品を買いたいと話し、記者の笑いを誘った。

台湾機墜落事故、防風林に接触して墜落?飛行データの解析進む


中国メディア・中国新聞網は26日、23日に台湾の澎湖島で発生した復興航空(トランスアジア航空)機墜落事故について、墜落現場付近にある防風林に接触した後で墜落した可能性があるとする台湾・中国時報の報道を伝えた。

事故現場である湖西郷西渓村に隣接する村の住民は、「家でテレビを見ていたら突然大きな爆発音がした。雷が落ちたと思って窓の外を見たら、火花が見えた。ニュース速報で隣村に飛行機が落ちたことを知った」と事故当時の様子を振り返った。また、翌朝現場付近の海辺を散策したところ、防風林の上半分がそぎ落とされている地点があるのを発見したという。

その後、台湾飛航安全調査委員会が墜落現場から西北に500メートルのところにある現地を調査、削がれた樹木の枝に焦げたような跡が残っていたため緊急で現場を封鎖した。

現地住民のあいだでは、悪天候の中で機長が航路を誤って防風林に接触、上昇を試みたが制御不能となり、最終的に民家に突っ込んだとの予測が広がっている。しかし、同委員会の王興中執行長は25日、「現在は全ての証拠を集めている段階であり、衝突した順序については判断しない。100%のデータが揃うまでは、事故の原因や過程についていかなる推測も行わない」とコメントした。

回収されたブラックボックスには、事故発生までの30分間の内部通話記録が残されていたが、音声解析などの必要があり、2、3日では録音内容の検証作業が終わらないという。また、事故前25時間の飛行速度、高度、方向、エンジン推力などを記録した飛行データ記録器も残っており、現在解析作業が進められている。

王執行長は「飛行データ記録器から事故当時の詳細な状況や事故原因を推定する作業は数か月を要することになるが、初歩的な解析結果については8月1日までには発表できるだろう」との見解を示した。

鹿児島県知事 8月にも台湾訪問で日台交流促進へ

伊藤祐一郎鹿児島県知事が8月、「キリシマ祝祭管弦楽団」らとともに台湾を訪問し、文化交流や双方の協力関係に関する意見交換を行う。

外交部によると、伊藤知事は8月5日に訪台予定。6日には今年結成35周年を迎えた同管弦楽団初の海外公演となる台湾コンサートに出席するほか、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の李嘉進会長を訪問するという。

台湾と鹿児島は2012年に桃園国際空港と鹿児島空港を結ぶ定期航空便が就航して以来、緊密な交流が行われており、伊藤知事は昨年も来台している。

C型肝炎治療薬「テラビック」、台湾への輸入はなし

衛生福利部食品薬物管理署は26日、日本の田辺三菱製薬(大阪市)が製造販売するC型肝炎治療薬「テラビック」(一般名・テラプレビル)を服用した患者15人が重い副作用で死亡したことについて、該当の薬品は、台湾への輸入はしていないと明らかにした。

台湾機墜落 ラリーニッポン参加者ら、負傷者などに寄付金渡す意向

乗客乗員48人が死亡、10人が負傷したトランスアジア(復興)航空機の事故を受け、日本各地などでクラシックカーイベントを主催する「ラリーニッポン」の小林雄介代表理事をはじめとするメンバーが、寄付金を渡す意向であることを明らかにした。小林さんは「亡くなられた方のご遺族や負傷者のお役に立てれば」と話している。

ラリーニッポンは東日本大震災での台湾からの支援に感謝するため、昨年11月に台湾でラリーイベントを開催している。

小林さんによれば、ラリー開催時には多くの台湾の人のお世話になり、復興航空の林明昇董事長(会長)からも支援を受けたことに触れ、2013年の活動参加メンバーを中心に集められた100万円を寄付することになったという。

また、「亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、負傷された方の一日も早い完治を祈っています」とした上で、力を合わせてこの局面を打破してもらいたいと語っている。

集められた寄付金は28日にも台湾に届けられる予定で、今後も引き続き寄付を募るとしている。

台湾の総人口2339万人、男性より女性が依然多い傾向

今年6月末時点の台湾の戸籍登録者数は2339万人となり、新北市、台北市など6つの県と市では男性より女性のほうが依然として多いことが、内政部が26日発表した統計で分かった。台北市では女性を100とした場合、男性の比率(性別比)は92.2になる。

内政部の統計によると、昨年11月末に男性の数が多かった男女比率が逆転して以降、性別比は今年6月まで連続して減少しており、台湾全域では過去最低の99.82となった。

女性が男性よりも多くなった自治体は、新北市と台北市のほかに、新竹市、台中市、高雄市、嘉義市で、全体としては北部で女性人口が多い傾向が見られた。一方、男性の性別比が最大となったのは離島の連江県で133.4。

65歳以上の老年人口を14歳以下の年少人口で割った「老化指数」は北部と中部でそれぞれ75.66%、81.43%となったが、嘉義県は142.73%で最高となり、次いで雲林県119.02%、澎湖県118.95%となった。

今年の戸籍登録人口の増加率は(人口千対)0.8で、昨年同期比0.4減となった。内政部では自然増加率が減少したことが原因と見ている。






台湾鉄道・台東線でC57クルーズ列車初運行 記念乗車券発売開始

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カザフの美女バレーボール選手、パートナーの条件は?



台北で開催された女子バレーのU‐19大会「第17回アジアジュニア女子バレーボール選手権大会」で、カザフスタン代表の10頭身美少女選手に熱い注目が集まっている。

台湾・中央通信社によると、長身とキュートなルックスで大評判のカザフスタン女子バレーボール選手、アルシンベコバ・サビーナはこのほど、「自分には今、恋人がいない」と打ち明けた。24日、メディアによるさらなる質問に対し、「パートナーに求める条件が4つある」と答えた。の中国新聞社が伝えた。

第17回アジアジュニア女子バレーボール選手権大会(U19)が16日、台湾で開幕した。今大会は2015年世界ユース大会への出場権を賭けた大会として注目されたほか、かわいらしい容貌と足の長さ120センチという美脚の持ち主が、大会のもうひとつの「焦点」となった。

サビーナ選手の一挙一動が、バレーボールファンの強い関心を集めている。23日の記者会見では、「今は彼氏はいない。マッチョな男性とのツーショット写真がネット上で広く出回っているが、あれは男友達だ」と語った。

あるメディアがサビーナ選手の交友関係に関して本人に尋ねたところ、「今のところ、自分にとって最大の関心事はバレーボールだが、将来のパートナーはスポーツ好きで長身、タバコを吸わず、お酒を飲まない人が理想的」と答えた。


経貿国是会議二日目、焦点は貿易自由化

行政院主催の経済貿易国是会議は26日から三日間の日程で、台北で行われている。産官学と青年の代表は一堂に会して台湾の今後の経済発展策を討議している。

行政院の江宜樺・院長と共同主席、および大会の共同主催者を務める、林信義氏は、中華民国台湾は輸出主導型の島国経済に属し、国際化とグローバル化を実現し、貿易障壁をなくしてこそ、経済貿易活動の活性化を図ることが可能だと指摘、大きな方向が正しければ、リスクや阻害があってもみなで克服すべきだとの見方を示した。

林信義氏は、陳水扁政権時代、経済部長、経済建設委員会の主任委員、行政院の副院長などの要職を歴任した。林氏は、政府は国民との意思疎通を強化し、行政効率を高めるべきだとしている。

27日に二日目を迎える、経済貿易国是会議では、産官学の代表と青年代表は、貿易の国際化と自由化の議題について意見交換した。参会者は、自由、開放は台湾が歩むべき道だとし、一部の代表は、中国大陸と韓国とのFTA・自由貿易協定の発効が台湾にもたらす影響に懸念を示し、台湾海峡両岸のサービス貿易協定の早期発効を呼びかけた。

「やよい軒」台湾1号店が開業、20店超目標[商業]


持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」などを運営する、中食・外食大手のプレナスは25日、定食チェーン「やよい軒」の台湾1号店を台北市内に開業した。将来、20店以上の展開を目指す。

台湾1号店「YAYOI南京松江店」の広さは約50坪、席数は74席。台湾に先立ち進出したオーストラリアの店内設計を手掛けたデザイナーが内装を監修したという。調味料やコメは日本から輸入、ハンバーグなど食材の加工は台湾企業に委託する。想定する客層について、プレナス海外事業担当の田渕豪取締役は「オフィス街という立地から会社員がメーンと予想するが、若年層にも日本の日常食である定食を訴求したい」と述べた。味付けも日本のやよい軒と同じレシピにしたと説明する。

定食を中心とする日本食チェーンでは、「大戸屋ごはん処」が域内で20店を展開し、先行している。田渕取締役は「同業との競争ではなく、むしろ台湾で定食文化をさらに広めていきたい。支持が広がる中で、われわれのブランドを築くことを考えている」と語った。すでに2店目の出店に向け物件の選定に入っているという。

群創(Innolux)、Q2大型パネル世界シェア2位に

液晶パネル大手の群創光電(Innolux)の4―6月期の9.1インチ以上大型パネルの世界シェアは20.2%でサムスンディスプレーの18.7%を上回り、LGディスプレーに次ぐ2位となった。大型パネル世界シェアで群創光電がサムスンディスプレーを超えるのは初めて。専門家は、サムスンが小型有機エレクトロルミネッセンス(EL)事業に注力していることが、群創光電に大型パネル分野で追い上げられた背景と指摘している。

内政部:男性人口台湾最小は台北市

内政部は26日、今年6月末時点での人口構造に関する分析を公表した。それによると、中華民国台湾では、女性の人口は2013年11月末、初めて男性の人口を上回り、今年6月末時点では女性100人に対し、男性が99.82人という、これまでの最小になっている。台湾各地のうち、台北市の男性が92.23で最小、連江県は133.4で最大となっている。

今年6月末まで、戸籍登録を済ませた台湾の人口は2339万人で、前年同期比0.4パーミル減少した。辰年の出産ブームが過ぎたのは主な原因。男女別で見た場合、男性が1168万5478人で、49.95%を占め、女性は1170万6558人で、50.05%を占めている。女性が男性より多くなっていることが分かった。

各県と市のうち、台湾北部の台北市、新北市、新竹市、中部の台中市、中南部の嘉義市、南部の高雄市などの六つの県と市では、女性が男性より多くなっているが、この六つの県と市を除く、県と市では依然として男性が多くなっている。

人口の地域別分布状況を見てみると、68.69%の人口は、中央政府の直轄市5都市(台北市、新北市、台中市、台南市、高雄市)、および今年の年末に六つ目の直轄市になる台湾北部の桃園に集中しており、そのうち、新北市の人口が最多で395万6728人もいる。

内政部の分析では、台湾では女性が男性より多くなっている原因は、危険性の高い仕事に携わる男性が比較的多いため、若い男性の死亡率が高くなること、近年、政府は、性別判断で胎児の性別を選ばないよう呼びかけていることのほか、中国大陸と東南アジア出身の女性配偶者の台湾への移住も原因になるという。

「鬼月」到来 各地の廟などでお迎えの儀式

開くとされる27日の旧暦7月1日前後には各地で“お迎え”の儀式が行われた。

鬼月の前日となる26日には新港奉天宮(嘉義県)で、旧暦の1日、14日、15日、末日の朝と夕方に鳴らす鐘などを封じる「封鐘鼓」が実施された。霊などを脅かさないために行われるもので、廟ではこの期間中、爆竹の使用や読経などが禁止される。

基隆市内の老大公廟では鬼門である「龕門」を開く儀式が27日午後1時から1時間かけて行われた。

一方、台南市内では近年まで、夜間の暗闇でも霊が歩きやすいよう、民家の前に明かりを灯す風習が残っていたが、最近ではほとんど見られなくなっているという。

台湾鉄道・台東線でC57クルーズ列車初運行 記念乗車券発売開始

台湾鉄路管理局(台鉄)では今年2周年を迎える蒸気機関車牽引のクルーズ列車「仲夏宝島号」を初めて台東線に舞台を移し、8月7日〜9日の3日間、玉里−台東間で運行する。28日午前9時より乗車予約受付を開始する。

今回台東線で運転される「仲夏宝島号」はCT273(日本のC57と同型)がSPK冷房平快車(客車)4両240席と冷房なし気動車両2両80席を牽引する。

この列車は台湾東部各地の人気観光スポットを結ぶもので、台東線の玉里を出発した後、終点の台東に到着するまで、池上、関山、山里の各駅で20分〜1時間程途中下車し、飯包(弁当)博物館や旧駅舎・旧宿舎群、白い教会などをめぐる。台鉄では乗客らに沿線の自然景観や特色ある地元の文化をたっぷり味わってもらいたいとしている。

詳細な列車情報は台鉄ウェブサイトの「郵輪式列車」上に発表されており、28日午前9時から乗車券予約を受け付ける。冷房平快車は1270台湾元(約4300円)、冷房なし気動車両は1016元(約3500円)。乗車券セットには記念乗車証、特製ペン、台東線電化記念「プユマ号」弁当箱など鉄道ファンにはうれしいグッズがついてくるという。

相次ぐ台湾新幹線の運行トラブル、交通相が対策求める

台湾高速鉄路(新幹線)の新竹駅で27日午後、ポイント(分岐器)に設置されている漏電遮断器が故障し、列車5本に遅れが生じた。高鉄で運行トラブルが起きたのは今年すでに10回目で、前日の26日にも桃園駅でのポイント異常で遅延が発生しており、交通部では状況の改善を求めている。

高鉄によると、同線で使用されている漏電遮断器は今年から全面的な交換作業を始め、すでに7割が終了していたが、今回問題となった機器は未更新のものだったという。このトラブルにより約3500人に影響が出た。

今月17日には交通部の葉匡時部長が、相次ぐ運行トラブルに不快感を表明をしたばかり。高密度運転を実施し、駅間距離が短く、ポイントを頻繁に切り換える高鉄で独シーメンス社製装置の使用は適していないのではないかと指摘し、問題の解決を強く要望している。

台中市BRT専用道、27日より供用開始

台湾中部台中市のバス高速輸送システム(バス・ラピッド・トランジット bus rapid transit、BRT)の専用道は27日正午より供用を開始した。

この専用道は、在来線台湾鉄道の台中駅から台中市沙鹿区にある、静宜大学の前まで続き、全長17.2キロあり、沿線には11の駅がある。毎日の午前6時から夜の11時まで、6分間隔で運行されている。乗車は一年間無料だ。

台中市の胡志強・市長は、台中市は台湾のほかの県と市より一歩先にBRTの建設計画を進めた原因について、台中市の交通局の判断では、台中市がBRTを建設しないなら、交通渋滞の問題を解決することができないほか、市の発展と経済の繁栄にも影響を及ぼすと説明した。

台中市政府では、、BRT専用道の供用開始を祝うため、27日、「台湾大道BRTランニング大会」を開催、一万5000人あまりが参加した。

周美青総統夫人が訪日へ 故宮展の内覧会などに出席

総統府の報道官は28日、周美青総統夫人が日本公演を行う台湾原住民(先住民)の児童合唱団「原声童声合唱団」の名誉団長として訪日することを明らかにした。7月31日に渡日し、東京国立博物館で開かれている「台北 国立故宮博物院 ―神品至宝―」の展示品変更に伴う特別内覧会にも出席する予定。

周総統夫人は本来、故宮展のオープニング記者会見に合わせて先月末に訪日する予定だったが、同展のポスター表記をめぐって直前になり全てのスケジュールが中止となっていた。

原声童声合唱団は8月1日に新宿文化センターで東京公演を開催するほか、3日には全日本合唱連盟が主催する「2014こどもコーラスフェスティバル」に海外勢として唯一参加する。4日午後に行われる内覧会でも歌声を披露するという。

周総統夫人は昨年7月に同合唱団が米サンフランシスコで公演をした際にも名誉団長として渡米している。

江西国際オープン、荘佳容組が複で優勝

中国大陸の江西省南昌で開催された、WTA125Kシリーズの江西国際女子オープン(賞金総額12万5000ドル)で決勝に進出した、台湾の荘佳容・選手と日本の波形純理選手とのペアは、27日、7-6(4)、6-3で、同じ台湾出身の?謹瑋・選手と中国大陸の徐一幡・選手とのペアを下し、優勝した。

荘佳容・選手は2012年末、右腕の手術を受けた後、一年間休み、2013年、試合を再開した後、ダブルスを中心に活躍している。今回の優勝について、風邪をひいて熱が出て体調がすぐれていなかった荘佳容・選手は、非常に意外だった。ペアを組んだ波形純理選手に感謝しているとコメントした。




李登輝氏「台湾は独立国家」「政権交代実現してほしい」

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国瑞汽車(トヨタ)、8月も2土曜日で工場操業


トヨタ車を製造する国瑞汽車は、「鬼月」に重なり自動車購入台数が減少するとされる8月の土曜日2回に工場を操業させて需要に対応する方針だ。同社は同月9日から17日まで工場操業を停止するため、4月以降平日、休日の操業時間を増やしてきたが、それでも需要増に対応できていない。「鬼月」に重なり、自動車購入台数が減少するとされる8月に休日操業を実施するのは異例。7月の台湾新車販売台数は4万5000台に達するとみられている。

台湾でアニメ・コミックの祭典、相次ぎ開催

アニメ・漫画の同人イベント、第24回開拓動漫祭(Fancy Frontier)が26日と27日に台湾大学体育館で行われ、2日間で延べ7万人の入場者を記録。会場には多くのファンが詰めかけ、中には数量限定グッズを手に入れるため開催7日前から入り口に並んだという人もいた。また、この後来月7日からは台北世界貿易センター1号館で第15回漫画博覧会が開催され、日本の漫画家や声優らも姿を見せる。

開拓動漫祭は2003年以来、毎年夏休みと冬休みに行われているが、今回ブース数は1700と最高に上り、台湾のほか日本や香港などの同人サークルの参加もあった。地元台湾の漫画やアニメ、映画、ゲームなど各種作品や関連商品が展示され、会場周辺で見られるコスプレ姿も名物となっている。今回は「幽遊白書」飛影役の声優、檜山修之さんのトークイベントも行われ、その巧みな演技と多様な声色に様々な年齢層の観衆が魅了されていた。

この後は8月7日〜12日には同じく台北市内で第15回漫画博覧会が開催される。台湾と日本の漫画家43人や日本の人気声優12人が姿を見せ、「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガー役の声優、梶裕貴さんや漫画家・宝井理人さんなどのサイン会が行われる予定。

特に今年は「機動戦士ガンダム」放映35周年にあたることから「ガンダムUC」の巨大サイズの壁紙をはじめ台湾未公開の展示品が準備され、メカデザイナー・大河原邦男さんのサイン会やガンダム歴年のモビルスーツの展示もあるという。

漫画博は台湾東販、台湾角川、尖端出版、東立などの共同主催によるもの。出展規模は去年より2割増の530ブース63社で期間内に60万人以上の入場が見込まれている。

マインドパレット、講談社とコンテンツ配信強化

写真共有アプリ「Snapeee(スナッピー)」の開発や運営などを手掛けるマインドパレット(東京都新宿区)は28日、ベンチャー支援のグローバル・ブレイン、講談社、ファンド運営の環境エネルギー投資の3社を引受先とする第三者割り当て増資を実施し、計4億円を調達したと発表した。資本・業務提携に伴い、講談社から女性雑誌コンテンツの提供を受け、スナッピーを通じて台湾をはじめアジア地域に配信する。

主な対象はアジアのF1層(20〜34歳の女性)。講談社の月刊ファッション誌「ViVi」や「With」の服飾、化粧品などに関する最新コンテンツを、スナッピーに開設した専用ページで配信する。マインドパレットは「日本のトレンドをアジアに直接配信する、新しいスタイルのスマホメディアとしてナンバー1を目指す」とした。将来はスナッピーに電子商取引(eコマース)決済機能も追加し、紹介した商品を消費者が直接購入できる体制も整える方針で「数千万人規模のアジアのF1層にリーチできるインターネット企業に成長したい」としている。
スナッピーはスマートフォンで利用可能な無料アプリ。スマホで撮影した写真をスタンプやフレームなどを使って加工したり、ユーザー間で共有したりできる。多言語に対応しており、今月24日時点の登録会員数は810万人超。うち台湾のユーザーは約140万人を占める。

マインドパレットは5月に駐在員事務所を台湾に開設しており、今後は台湾を皮切りに、アジアで企業のマーケティング活動を支援できる営業体制の構築も進める予定。服飾や化粧品のほか、飲料、製菓、観光、自動車・二輪車、映画など若い女性をターゲットとした企業からの問い合わせが増えているといい、駐在員事務所の森田真一・総経理は「従来のバナー広告と異なり、スナッピーのほか人気モデルやブロガーも通じたネイティブ広告を日系企業向けに打てるのが強み。マーケティング・サービス・プロバイダーとしての窓口を目指したい」と述べた。

台湾でピアノリサイタルの辻井伸行さん、「今後も度々来て演奏したい」

日本を代表するピアニストの辻井伸行さんが26日夜、国家音楽ホール(台北市)でリサイタルを催し、観客2000名以上から熱い拍手を浴びた。辻井さんは今回で4度目の訪台。

25日昼、台北松山空港に到着した辻井さんは、台湾で強い台風の上陸があったばかりだと聞かされ、人々の無事を祈るとともに自分のピアノの音色で安らぎをもたらすことができればと語った。

リサイタルで演奏されたのは難度が高いショパンとラベルの曲。また、アンコール曲は自作の「それでも、生きてゆく」と自ら編曲した民謡の「茉莉花」(ジャスミンの花)で、演奏が終わると会場いっぱいに大きな拍手が沸き起こった。

この公演を受け、辻井さんの母親いつ子さんの子育てについて紹介する台湾メディアもあり、息子が生まれつき全盲だと知って絶望し、手に取った本がどれも障がい者の社会適応を説く中で子供の才能を伸ばす教育を心がけ、辻井さんが国際的なピアニストとなるまでに成長したという話が報道されている。

公演協賛企業の関係者は辻井さんの成功の物語は台湾社会にとって大きな励ましとなるものだとし、視覚障がいを持つ子供たちなど100名を今回のリサイタルに招待した。

辻井さんは今年5月の欧州公演を終え6〜7月は日本各地で演奏し、台湾はアジア唯一の海外公演先。リサイタルでアンコール曲の前に台湾語で「みなさんこんにちは」「ご飯は食べましたか」と親しみをこめて挨拶した辻井さんは、台湾の人々特有の温かい反応がうれしいと言い、今後も台湾に度々来て演奏したり、台湾の交響楽団と共演できればと語った。

7月の台湾におけるCCIが史上最高に

7月の台湾における消費者信頼感指数(CCI)が記録を更新した。中華民国台湾の国立中央大学は28日、7月の台湾における消費者信頼感指数を公表した。7月の消費者信頼感指数は、6月より0.59ポイント上昇し、再びこれまでの記録を塗り替えた。その主な原因として、消費者は向こう半年の台湾の景気を楽観視していることがあげられる。これは6月の消費者信頼感指数が上昇した原因と異なる。6月は、消費者が株式への投資を楽観視していたことから、消費者信頼感指数が上昇したのだ。中央大学台湾経済発展研究センターの呉大任・主任は、これは一般の消費者は、すでに景気の明らかな回復を感じているしるしだとの見方を示した。

7月の消費者信頼感指数を構成する指標のうち、四項目の指標は上昇を見せている。この四項目の指標とは、就業の機会、国内の経済の景気、家庭の経済状況、および耐久性消費財の購入タイミング。そのうち、就業の機会は112ポイントに達し、史上最高となった。6月に比べて0.4ポイントの小幅な上昇だったが、7月は卒業のシーズンであるため、失業率が高止まりするのが普通。しかし、今回の調査では小幅な上昇を見せた。これはなかなか容易なことではないという。

今回の調査結果について、呉大任・主任は、「景気が好転し始めたころ、一般の消費者はすぐそれを感じるとは限らない。まず、景気回復を感じたのは企業だ。受注が増えたからだ。そのため、われわれが景気が大幅に回復したと感じた場合、消費者の大多数もそれを感じただろう。」と説明した。

台湾機墜落 事故機と同じ運航時刻の便名変更

乗客乗員48人が死亡、10人が負傷したトランスアジア(復興)航空GE222便の事故を受け、同社は惨事翌日の今月24日から事故機と同じ運航時刻の旅客機の便名をGE2288に変更している。

交通部民用航空局によると、便名の変更に制限などはないとしており、GE2288便もGE222便と同様、高雄空港を午後4時に出発し澎湖県・馬公空港に同35分に到着するという。

航空事故を受けての便名変更は国際的な慣習とされており、台湾では2002年に桃園発香港行きのチャイナエアライン(中華航空)CI611便が澎湖沖上空で空中分解した事故の後、同時刻に運航する旅客機の便名がCI619に変更されている。

李登輝氏「先住民こそが台湾の土地の持ち主」

李登輝元総統は27日、新北市政府で開催された台湾原住民(先住民)に関する記念イベントで講演し、「台湾は本来原住民のもの」、「原住民こそが台湾の土地の本来の持ち主だ」と語り、1980年代から行われた「台湾原住民」の名称使用を求める運動は、尊厳を勝ち取るためだったと振り返った。

かつて台湾原住民は「山胞」などと呼ばれていたが、1984年12月29日に発足した台湾原住民権利促進会などの長年の運動により、1994年に憲法で「台湾原住民」が正式名称として定められた。

李氏は1994年に文化建設委員会(現・文化部)が屏東県三地門郷で開催した「原住民文化会議」の中で、総統として初めて「原住民族」という名称を使ったと振り返り、一連の運動は台湾の民主化の上で重要なことであり、主体性構築のために欠かせないものだったと語った。

また、将来の台湾は多くのエスニックグループ(族群)や新しい時代の台湾の人がお互いに支え合った多様な社会になるだろうと期待を寄せた。

このほか、原住民の持つ音楽、言語、スポーツ面での才能をどのように発揮させ、自らに自信をつけさせるか考えることが重要だと述べた。

李登輝氏「台湾は独立国家」「政権交代実現してほしい」

李登輝元総統(91)は英BBC放送(中国語版)の単独インタビューで、台湾は独立した国で“台湾の正常化”は皆が努力すべきことだと強調するとともに、台湾の将来に自信を持っているとの考えを示した。

自らの年齢より台湾の未来こそが自身にとって最大の関心事だと話す李氏。台湾が現在直面している問題として、政府が国民の声に耳を傾けることを最優先にしていないこと、各政党の代表が民衆の意見を反映していないこと、生活に対する一般市民の自信が足りないことなどを挙げ、これらの問題を解決するためにも2016年の総統選で「政権交代してほしい」と語った。

釣魚台(日本名:尖閣諸島)の主権問題については、台湾と日本の間に存在するのは“領有権”問題でなく“漁業権”問題だとし、同島は日本の領土だとする自らの主張に改めて言及した。

自分は歴史的にどう評価されたいかと聞かれた際、「李登輝政権の時代がよかった」と人々に言ってもらえればと答えた。

台湾・台南で「縁結びバス」運行 中華圏版バレンタインデーに合わせて

台南市政府は、8月2日が中華圏版バレンタインデーとされる旧暦7月7日にあたるのに合わせ、縁結びの神様などを祭る5つの寺廟を経由する88番バス2両を「縁結びバス」として運行している。

88番バスは大天后宮、祀典武廟、重慶寺、開隆宮、台湾首廟天壇などを経由。8月3日までの期間限定運行だが、台湾鉄路・台南駅前のバス停はハートや「LOVE」の文字でデコレーションされたほか、車内では中国語の「縁」と発音が似ている「塩」で作られた記念品がプレゼントされる。

張政源・交通局長はバスに乗って良縁にめぐり合ってほしいとアピール。沿線には赤カン楼や孔子廟などの名所旧跡があり、台南グルメも楽しめるとして古都の旅を満喫してもらいたいと話している。(カン=山かんむりに坎)

経済貿易国是会議全国会議が閉会

馬英九・総統が与野党に対して、異なる意見を棚上げにし、共に台湾の明るい未来のために突破口を見出すよう努力するよう呼びかけた。26日から開催される経済貿易国是会議の全国会議は28日に閉会した。参会者は、グローバル化の趨勢における台湾の経済発展策、および台湾による地域経済統合への参加と台湾海峡両岸の貿易経済政策について討議を行い、北部会議などの地区別会議で得た意見を報告としてまとめ、28日にそれを発表した。

馬・総統は28日午前、会議に出席し、あいさつを行い、過去一年あまり、台湾海峡両岸のサービス貿易協定が招いた誤解、およびそれが引き起こした紛争は、社会に対立と不安をもたらした。政府は経済貿易国是会議を通じて共通認識を得、社会の情熱を阻害ではなく、国家の進歩を促す動力に変えようとしていると説明した。

馬・総統は、経済貿易国是会議の終了に伴い、新たな挑戦も始まったと指摘、与野党に対して、意見の不一致を棚上げし、台湾の人たちの最大の福祉を念頭にいれ、経済貿易会議でまとめられた合意を基礎に、突破口を見出すよう、みなで一致団結して努力してこそ、台湾は活路を見出せるのだと強調した。

馬・総統は、「台湾は非常に厳しい状況に直面しているが、手に持つ資源が非常に限られている。われわれにはこれ以上対立し、闘争を繰り返していけない。躊躇する時間もない。みな一致団結して努力してこそ、台湾は活路を見出せるのだ。みなが経済貿易会議で得られたコンセンサスを基礎に、共にこの土地に住む人たちの最大の福祉を目指して努力するよう.」呼びかけた。

馬・総統はさらに、参会者は、自由化は台湾が必ず歩まなければならない道だということで合意に達したが、賃金の停滞、所得の分配の格差の拡大、青年の前途の不透明なども心配していると前置きし、参会者は台湾の貿易経済における苦境をよく理解しており、中国大陸とのサービス貿易協定の早期発効、および中国大陸との商品貿易交渉の早期妥結を支持していると共に、政府に対して、透明、かつ効果的な管理制度の構築も促していると述べた。それを受けて、馬・総統は、行政院に対して関連計画の作成、予算の編成、計画の着実な実施を指示した。

台湾鉄道で架線トラブル 帰宅ラッシュ直撃で2万人に影響


台湾鉄路縦貫線で28日午後4時ごろ、台北市内の松山―台北間の架線が落下しているのを通りかかった区間車(各駅停車)の運転士が見つけ、現場に緊急停車した。同線では同日午後9時の復旧までに75本の列車に最大203分の遅延が生じ、約2万人に影響が出た。

夏休み期間中の帰宅ラッシュを直撃した今回の事故を受け、交通部の葉匡時部長は28日夜、利用者らに謝罪。現場を視察した台鉄の周永暉局長は原因について、架線の老朽化による可能性があるとして詳しい調査を進めると述べた。

台鉄では今年2月28日にも桃園県内で発生した架線トラブルにより列車138本、乗客約6万人に影響が出ている。

東京神品至宝展、入館者数20万人突破

国立故宮博物院の収蔵品の日本における特別展、「神品至宝」は、これまでのべ20万人を引き付けた。8月5日から一部の展示品の入れ替わりが行われる。北宋蘇東坡の「寒食帖」などの六項目の重要な所蔵品が登場する。

東京国立博物館で開催されている国立故宮博物院の「神品至宝」展では186点の収蔵品が展示されている。展示が始まる6月24日からの二週間は、国立故宮博物院の人気展示品、翠玉白菜の展示があったため、二週間だけでのべ15万人を引き付けた。東京国立博物館の外で長蛇の列が出るほど、大人気だった。

8月5日に登場する新たな展示品は、北宋の蘇東坡の「黄州寒食詩帖(寒食帖)」、宋の「江帆山市図」、宋の馬麟の「静聴松風図」、宋の牟益の「擣衣図」、金の武元直の「赤壁図」、宋の呉琚の「七言絶句」軸。展示は9月15日まで。

馬・総統の夫人、周美青・女史は、名誉団長として台湾の先住民の子どもからなる合唱団、「台湾原声童声合唱団」を率いて日本を訪問、そして東京国立博物館の内覧会に出席する。

「神品至宝」のイメージキャラクターを務める日本の著名な歌手、一青窈は8月1日午後7時、東京国立博物館の本館前でミニコンサートを行い、「神品至宝」のために作った新曲「LINE」を披露する。

「神品至宝」の20万人目の入館者は、今年11歳の男子逵仁志ちゃん、母親や妹とともに参観に訪れた。日本放送協会の特別番組を見て、国立故宮博物院の展示品に対して興味を持ち、「霽青描金游魚転心瓶」を見に来たという。

「神品至宝」は10月7日から11月30日まで、日本九州国立博物館で開催され、110点の収蔵品が展示される。その中でも、門外不出の「肉形石」が特に注目されている。10月7日から20日までの期間限定の展示となる。

台湾・文化部、映画産業の振興目指し「国家映画センター」設置


文化部では28日、財団法人「国家電影中心」(国家映画センター)(新北市新荘区)発足の記念大会が行われ、龍応台部長や映画関係者のほか、朱立倫・新北市長などが出席した。

昨年第50回を迎えた映画フェスティバル「金馬奨」開催の折、李安(アン・リー)監督が台湾の映画について語り、憂慮を示したが、文化部ではこの時、映画関連法規の刷新、記録映画製作者の育成、国家映画センターの設置など映画産業振興関連プロジェクトを打ち出していた。

龍部長は28日、国家映画センターはこれまでの国家電影(映画)資料館(台北市青島東路)を基礎に、レベルを高め組織を拡大し、予算を増やすと述べた。特に金馬奨を例に取って、常設機構の運営による人脈の蓄積や経験の伝承で全ての努力を集中させて事業の発展に生かすことができるとし、映画産業の統合・運営を低い所から始める登山に例えて、「我々は今頂上への長い道のりの第一歩を踏み出したが、この最初の一歩はとても重要だ」と述べた。

文化部によると、映画産業の生産額は年々高まっており、2008年から2012年にかけて年間20億台湾元(約70億円)の成長を見せた。また、制作会社は2009年の235社から2012年には446社まで増加しているといい、総合芸術や編集作業などのポストプロダクションを含む映画産業が周辺産業の活性化をもたらすとしている。この中で国家映画センターが政府・民間・国際交流のプラットフォームとしての役割を果たし、映画産業の強化と台湾映画の振興で、台湾の文化的国力の向上を目指したいとしている。

波多野結衣、映画撮影で自身のAV作品と“共演”

台湾映画「沙西米」(刺身)の撮影のために訪台しているAV女優の波多野結衣が28日、アダルトビデオ店でのシーンで自身が出演した作品と“共演”した。

映画の中でAV女優・浅野夏美を演じている波多野。店内には波多野の出演作品を含めた大量のDVDやポスターが置かれ、この日はそれを背景に記者会見が行われた。

波多野は自分の作品を「全く見ません。恥ずかしいから」と告白。一方で、ほかの女優の出演作品は勉強のために見ると明かすと、取材陣からは驚きの声が上がった。

映画ではお笑いコンビ浩角翔起(ハオジャオシャンチー)の2人もアダルトビデオ店の店主とその常連客役で出演。写真撮影の時に「いやらしく触られた」と波多野に暴露されると、「そんなことないですよ」と家庭を持つ身を念頭に必死に否定し笑いを誘った。

国際化学オリンピック、台湾が金2銀2

国際化学オリンピックの成績が28日夜に公表された。中華民国台湾の代表チームは、金メダル2個、銀メダル2個の好成績を収め、そのうち、台北市の男子名門校、建国中学(高校)の張建勲さんの個人成績が最もよく、世界で第六位だった。

国際化学オリンピック(International Chemistry Olympiad, IChO)は、高校生を対象とした化学の知識や問題を解く能力を競う国際大会で、毎年7月に約10日間開かれる。化学の知識を問うだけではなく、エクスカーションや他国との交流も行われ、国際交流の場ともなっている。今年の国際化学オリンピックはベトナムで行われた。

日本に向けて、中国が東シナ海に作戦指揮センターを設置

台湾紙・自由時報は29日、「日本に向けて、中国が東シナ海に作戦指揮センターを設置」と題した記事を掲載した。

中国は昨年、東シナ海に防空識別圏を設定した後、カナダ軍事誌・漢和ディフェンスレビューによると、中央軍事委員会の統括の下、「東海(東シナ海)合同作戦指揮センター」を新設していた。

各軍区の海、空軍を統合し、東シナ海防空識別圏を効果的に監視して日本の軽挙妄動を防止する目的。指揮センターの管理の下、中国は、日本が沖縄に配備する航空自衛隊の兵力をはるかに上回る約300機の第3世代戦闘機を第一線に配備しているという。

持ち運び簡単なスキャナー発売 三協

 「TECO」ブランドの台湾の電機メーカー、東元電機の日本法人の三協(TECO JAPAN、東京都港区)は、持ち運びできるスキャナー「ToRiZo(トリゾー)」を発売した。家庭で保管されている写真が簡単にデジタルデータ化できる。
. 本体の上部のふたを開けて、写真を読み取りガラスにセットする。またふたを外して、本体を反転させて、読み取りガラスを下にあてることで、アルバムに張り付けた写真も簡単にデータとして取り込める。
. サービス判の写真に相当するA6判の大きさまで読み取れる。それ以上の大きさの画像の場合、分割して画像データを取り込み、付属CD−ROMの貼り合わせソフトを使い、パソコン上で簡単に再現できる。
. 本体の大きさは26.7×18.9×3センチで、本棚などに収納できる。重さは680グラム。単3アルカリ電池で約150枚の画像を取り込める。
. OS(基本ソフト)は、ウィンドウズXP以降とMacが対応。貼り合わせソフトはウィンドウズのみ対応。
.
 価格は1万9800円(税別)で、同社直販サイトなどで販売。年間2万台の販売を見込む。

欧州の中国研究学会で中国側が「冊子の台湾紹介部分ページ破れ」

欧州で今月下旬に開かれた中国研究の学会で、中国政府高官が冊子に掲載された台湾の協賛団体の紹介ページを破るよう要求し、実際に破棄されていたことが28日、分かった。台湾の有力紙、自由時報が同日付で報じた。中国側が海外での学術交流にまで政治問題を持ち込んだ形で、中台関係にも影を落としそうだ。

 問題となったのは、ポルトガルの大学2カ所を会場に22〜26日に開催された欧州中国学会の2年に1度の総会。同学会には欧州の中国研究者を中心に約700人が登録している。

 自由時報によると、23日の開会式で、中国政府傘下の「孔子学院」トップ、許琳氏が、冊子に台湾の元総統の名を冠した「蒋経国国際学術交流基金会」の紹介文があることを問題視。自身も協賛団体であることを理由に、該当ページを破らなければ配布を認めないと訴えた。このため、冊子はページを破って配布されたという。同学会憲章は「いかなる政治活動にも関与しない」と定めている。

 孔子学院は中国語と中国文化の普及を目指す教育機関で、昨年末で115カ国・地域の440カ所に設置されている。実態は「宣伝機関」だとの批判もあり、今年6月には米国大学教授協会が、「学問の自由」の侵害を理由に見直しを求める声明を発表している。

 許氏は、孔子学院とその指導機関のトップ(副大臣級)を兼任し、今月の習近平国家主席のブラジル訪問にも同行した。

 蒋経国は蒋介石の長男で、その功績は中国でも評価されている。台湾で対中政策を主管する行政院大陸委員会は28日、「純粋な学術文化交流で、大陸(中国)側が不必要な問題を引き起こし、台湾人民の感情を傷つけたことに深く失望した」との声明を発表した。

日本は東京五輪で何を生み出すか、64年大会では数々のヒット商品が誕生

台湾のニュースサイト・民視新聞は「インスタントカレールーからえびせんまで、日本の民生発展史」と題した記事を掲載した。

今から50年前の1964年、日本は初めての五輪開催で湧き立っていた。「夢の超特急」東海道新幹線が開通し、白黒テレビが家庭に普及。日本人が愛してやまないカレーライスが簡単に作れるレトルトカレーもこの年に登場し、「インド人もびっくり」のキャッチフレーズで一躍人気商品となった。国民的おやつとなった「かっぱえびせん」も1964年に誕生。今では年間に1億7000万袋売れるロングセラー商品に。生活必需品となった箱入りティッシュも同年に生まれている。

東京都千代田区にあるホテルも1964年の東京五輪に合わせてオープンした。わずか1年あまりの工期で、客室1000室以上の巨大ホテルを完成できたのは、ユニットバスを新規に導入したからだ。このユニットバスはその後、日本全国の一般家庭に普及している。

半世紀が過ぎた2020年、日本は再び東京夏季五輪を開催する。そしてまた素晴らしい何かを生み出すに違いない。

大学院生が「買春攻略本」制作、多額の費用投じて自ら買春


台湾の大学院生が多額の費用を投じて自ら買春し、「買春攻略本」を制作していたことが分かった。

2014年7月26日、台湾の聯合報によると、台湾の私立大学の大学院生が多額の費用を投じて自ら買春し、女性の源氏名や容姿、特徴、連絡手段、料金、サービスなどを記録した「買春攻略本」を制作していたことが分かった。中国新聞社が伝えた。

「攻略本」の記録によると、この大学院生は大学の学部2年目の頃から買春していた。女性の写真も多数掲載されているが、顔の撮影を許可したのは外国人女性だけだったという。警察の取り調べに大学院生は「彼女がいないから、コレクションしていただけだ」と話していた。

この「攻略本」が見つかったのは4年前だが、記載されている記録をもとに、警察は買春組織の摘発に複数成功。現在でも警察内では「虎の巻」として話題に上る存在だという。









李登輝氏、英インタビューでも「釣魚島は日本領土」

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日本の花火大会にごみ散乱、台湾報道に「観覧客は全て日本人か?」「日本人は昼天使で夜悪魔」


28日、隅田川花火大会に関して、台湾メディアは「『日本人はごみを散らかさない』神話の崩壊?」と報道。これについて、中国のネット上には多くのコメントが寄せられた。

東京都内で行われた隅田川花火大会終了後の会場にごみが散乱する画像が日本のネット掲示板で話題となり、台湾メディア・東森新聞網は「『日本人はごみを散らかさない』神話の崩壊?」と報道。これについて、中国のネット上には多くのコメントが寄せられた。

「どの国にも素養の低い人間はいる」

「他人の良いところを学んでこそ進歩できる。あらさがしばかりでは何も進歩しない」

「隅田川花火大会には100万人近い人が観覧に訪れる。中には遠くからくる人もおり、すべての人がごみを持ち帰ることなどありえない。この規模のイベントでは仕方のないことかもしれない」

「花火大会でごみが散乱していたからといって、日本人が習慣的にごみをポイ捨てすると主張するなら、それは間違いだ」

「日本の路地はその大きさや狭さが北京の胡同(路地)によく似ているが、北京の汚い胡同と違い、日本の路地はとても清潔だった」

「日本人は、昼は天使で夜は悪魔だ。彼らの自制力は昼間にしか働かないのだろう」

「花火大会の観覧客は全て日本人か?中国や台湾、韓国のツアー客も多くが観覧している。これらの外国人が捨てたごみも多いはずだ」

「韓国に負けた」、台湾はこの現実にどう向き合うのか

28日、台海網は、中国社会科学院台湾研究所の王敏研究員による、台湾経済に関する文章を掲載した。

先日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は韓国を訪問し、朴大統領とさまざまな面で共通認識に達した。そのなかには中韓FTA(自由貿易協定)の年内妥結を目指すとの内容も含まれる。

台湾と韓国の輸出の相似度は高く、経済における両国の競争性は強いため、このニュースは台湾で大きな反響を呼んだ。馬英九(マー・インジウ)総統はいら立ちをあらわにし、各界の著名人は中韓FTAの台湾への影響を「原爆級」などと表現した。

台湾・経済部は、中韓FTAにより台湾の4分の1の産業が脅威にさらされ、32〜58億ドル(3200〜5800億円)の打撃を受けると推計している。両岸のサービス貿易協定の審査や貨物貿易協定の協議が遅々として進まない中、中韓FTAの前進により、実質的な中台FTAである経済協力枠組協定(ECFA)で保っていた本土市場での台湾の優勢が、韓国に奪われようとしている。

しかし、これは一つの縮図に過ぎない。近年、韓国の発展は目覚ましく、台湾は経済の停滞から抜け出せていない。韓国は多くの領域ですでに台湾を逆転しており、特に経済では台湾との差を広げている。台湾経済は「韓国に負けた」という現実と問題点にどのように向き合うかが課題となる。

馬総統「4G利用者数1000万人、退任までに実現を」

馬英九・総統は29日、行政院(内閣)が定めた2017年までに第4世代(4G)高速通信サービス利用者数を1000万人とする計画について「私が退任するまでに実現することを望んでいる」と語った。次回総統選は2016年初めに実施され、馬氏は同年半ばごろに退任する。馬氏は「政府はモバイル通信に使用するための帯域幅を積極的に開放していく。2018年には新たに370メガヘルツ前後の帯域幅を4G用に開放する予定だ」と述べた。


太陽電池メーカー、米に価格約束の締結提案へ[IT]

米商務省が、中国と台湾の太陽電池メーカーに反ダンピング(不当廉売)関税を適用する仮決定を下したことを受け、茂迪(MOTECH)やイク晶能源科技(ジンテック、イク=日の下に立)など台湾メーカーはこのほど、最低輸入価格などを設定する「価格約束」の締結を米国側に提案する方針を固めた。8月にも価格約束の受け入れと反ダンピング調査の中止を共同で米商務部に求めるという。29日付聯合報などが伝えた。

価格約束は輸出に際し、反ダンピング関税の回避を目的に、一定以上の製品価格を維持する措置。関係者は「中国と台湾は太陽電池の2大生産国・地域。税率の引き上げは米国の太陽光発電産業にもコスト上昇などの打撃を与える」として、米商務省に同意を求めるとしている。

価格約束をめぐっては、中国製の太陽電池パネルに反ダンピング措置を発動した欧州連合(EU)が昨年、最低価格を1ワット当たり0.56ユーロ(約2円)に設定することで中国側の提案を受け入れた例がある。

米商務省は現地時間25日、太陽電池を米国で不当に安い価格で販売したとして、中国と台湾の関連メーカーにそれぞれ26.33〜165.04%、27.59〜44.18%の反ダンピング関税を適用することを仮決定。台湾メーカーへの税率が業界予測の15〜20%を大きく上回ったことから、関係者の間では業界への打撃を懸念する声が強まっていた。

台湾旅客機墜落事故、ブラックボックス解析完了 機長の最後の言葉は「ダメだ」

 中国メディア・台海網は29日、23日に台湾の澎湖島で発生した台湾・復興航空(トランスアジア航空)の旅客機墜落事故について、解析が完了したブラックボックスに残されていた最後の機長の言葉が「ダメだ、ダメだ」だったと報じた。

 記事は、回収されたブラックボックスの解析が28日に完了、ブラックボックスには事故機の離陸後から墜落直前までの情報が詳細に記録されていたと紹介した。そして、天気の急変、操縦士の自信過剰を含めたさまざまな要素が操縦士の判断に影響した可能性があることが分かったと伝えた。

 また、機長が「間もなく空港に着陸します」とアナウンスした直後、機体を上昇させようとしたところで気流に押しつぶされる形で墜落したとする生存者の証言も併せて紹介した。

 台湾・飛航安全調査委員会の王興中氏は「ブラックボックスの解析は完了した。この12年で最悪の飛行機事故であり、重要な資料は確認後早い段階で公表する」とコメントした。

 23日の墜落事故では乗員乗客58人のうち48人が死亡、10人が負傷した。また、墜落現場となった民家の住民ら5人もけがを負った。

全ての木々を大切に “金城武の木”生成サイトが話題

台東県池上郷にあるアカギの木が、航空会社のCMに登場し“金城武の木”として注目を集めたことを受け、インターネット上では写真を取り込むだけでCMでの金城さんの姿と簡単に合成できるサイト「金城武樹産生器」が出現し、話題となっている。台湾の複数メディアが伝えた。

昨年6月のCM放映後、多くの観光客が訪れるようになっていた“金城武の木”は、今月23日に台湾を直撃した台風10号の影響で根本から倒れながらも、その翌日には重機などで植え直され、25日は日本人樹木医による“診察”を受けた。しかし、一部のネットユーザーはこの別格な扱いを疑問視し、ネット掲示板では対応の是非を巡り激しい議論が行われていた。

「金城武樹産生器」では、手元にある写真を取り込むと、茶碗を手に持ち石に腰掛ける金城さんの画像が合成される。画像の大きさや位置の変更、上下左右の反転も可能。どんな被写体も手軽に“金城武の木”になるとして会員制交流サイトなどで拡散され、黄敏恵・嘉義市長も市民がこれを利用して作った金城さんと市内の観光スポットとの合成写真を自身のページに投稿し「ぜひ小旅行に来てもらいたい」とアピールした。

一方、金城さんの写真は広告に利用されていたものであることから、権利の侵害などを指摘する声も上がったが、航空会社側は営利目的に使用されない限り、製作者を提訴するつもりはないと話している。

上半期の訪日外国人観光客が過去最多に=アジア人は軒並み増加

2014年7月29日、台湾・中国時報は、14年上半期の訪日外国人観光客数が626万人と過去最高を記録した原因に関して分析を行った。

日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると、14年1〜6月の訪日外国人観光客数は前年同期比26.6%増の626万人で、過去最多となった。国・地域別では、台湾が同35.1%増の139万人で初めてトップとなり、1999年以降訪日観光客数1位を維持してきた韓国は、同3.3%減の127万人で2位へと後退した。

また、伸び率が最大だったのは中国本土で、同88.2%増の100万9000人となり、100万人の大台を突破した。一方、香港からの観光客数も同25.3%増の42万人を記録した。

日本に対する心情に関しては、中国本土と台湾では両極端に分かれ、香港がその中間に位置するという状態が長期にわたって続いている。安倍首相の靖国参拝や慰安婦問題に対する態度などさまざまな問題がある中、なぜ訪日観光客が増加したのだろうか。

あるメディアは、為替レートの変動と日本の観光ビザ緩和政策が最大の原因であると分析する。韓国については、慰安婦問題に対する日本政府の姿勢などによって、反日感情がピークに達していることが影響したと考えられる。ただし、観光客数が減少しているのは韓国だけで、首脳会談さえ実施されていない中国本土を含め、その他のアジア地区の訪日観光客がいずれも増加しているのはなぜか。

訪日観光客の増加は、国・地域相互の親密度を完全に代表するものではないが、民間交流の程度や観光に関する環境、社会文化、流行・ファッションの先進性など、日本に対する総体的な好感度を一定程度反映しているのだろう。

また、政治状況が悪いにもかかわらず観光市場が大きく伸びている状況に、アベノミクスが関係しているのかについては、まだしばらく観察を続けなければ結論を出せない。しかし、今年の訪日観光客数が大幅に増加していることは疑いようのない事実である。

日本統治時代に建設の発電所、運用80周年で記念式典

中部・南投県にある台湾電力大観発電所が今年で営業運転開始80周年を迎え、29日に同県出身の呉敦義副総統らが参加した記念式典が行われた。

大観発電所は近隣の日月潭の水を利用して発電する水力発電所で、日本統治時代の1918(大正7)年に完成、1934(昭和9)年に「日月潭第一発電所」として営業運転を開始した。5基の発電機が生み出す10万キロワットの出力は、当時アジア最大を誇り、台湾で必要とされていた電力の約70%をまかなったという。戦後の1985年には大観二廠(第二発電所)が運用を始めている。

呉副総統は、幼い頃から大観発電所の電力で育ち、自身が南投県長を務めていた時期に第二発電所が完成したと話し、台湾電力の黄重球董事長(会長)は、1999年の台湾大地震で被災した際、多くの作業員が早期の復旧に向けて取り組んだことなどを振り返った。

80年間で328億キロワット時の電力を発電したとされる大観発電所の謝鵬洲所長は、近代的な機械がなく、交通が不便だった時代に、過酷な環境を乗り越えて建設された施設を「奇跡的な工事だった」とした上で、一般市民の生活だけでなく商工業の発展においても大きな役割を果たしたと長年の活躍を称えた。

新教育部長は政治大学の呉思華・学長

行政院は29日、国立政治大学の呉思華・学長(=写真)が新教育部長になると発表、呉思華・学長は自分の新刊書を持って記者会見に出席、メディアに自分の教育理念をアピール。(写真:CNA)

国立政治大学の呉思華・学長が新たな教育部長に就任する。行政院が29日に発表した。前任の教育部長、蒋偉寧氏は、論文偽装の疑いが持たれている屏東教育大学の陳震遠・前副教授の偽装論文事件に巻き込まれて辞任した。

呉思華氏は、国立政治大学の企業管理研究所で修士号と博士号を取得、政治大学科学技術管理研究所の創設者兼初代所長、イノベーションとクリエイティビティセンターの初代主任、政治大学商学部の学部長などを歴任し、現在は政治大学の学長を務めている。

行政院は、呉思華氏を登用する理由として、教育、研究、および行政サービスの面で経験が豊富である他、これまでに教育部の顧問や国立大学協会理事長などの要職を歴任し、教育政策に精通していることを挙げている。行政院はそして、呉氏は教育部長として台湾の教育改革のため重要な貢献をするだろうと期待、また、それは行政院が現在積極的に進める産学協同にもプラスだとしている。

呉思華氏は、教育部長就任について、「教育は私の天職。人生の異なるポストで貢献でき、台湾の教育のために微力を尽くせる機会があるなら、試してみたい。現在の教育制度は、大きな方向においてそれほど問題はないが、執行面で行き届いていない点があるかもしれない。このため、この仕事を引き受けた」と説明した。

台湾鉄道の中長距離列車に授乳室 親子での利用が便利に


女性に安心して授乳をしてもらえるよう、台湾鉄路管理局では中長距離運行の座席指定列車のうち、すでに約7割に授乳室を設置している。29日には20組の親子を招いたPR用特別列車が運行された。台鉄では残りの列車についても来年までに設ける予定。

台鉄によると、授乳室は国民健康署の進める政策に応える形で昨年12月から順次設置された。オンライン切符予約購入サイトの時刻表では該当する列車に識別マークを付け、利用を促しているという。

台北から宜蘭に向けて運行された特別列車は車両にピンク色のラッピングが施された。乗車した母親は「プライバシーが確保され、設備もしっかりしていて邪魔されることもないから便利」。

台湾初の女性監察院長誕生


立法院が29日、監察院長と副院長の新人事に関する同意権を行使した。投票の結果、張博雅氏を新たな監察院長とする案に対する賛成は57票、反対は36票、無効票は14票で、中華民国初の女性監察院長が誕生することになった。孫大川氏が副院長に指名された案も賛成多数で、孫大川氏は第5代監察院副院長となる。

立法院が29日、監察院長と副院長の新人事に関する同意権を行使した。投票の結果、張博雅氏を新たな監察院長とする案に対する賛成は57票、反対は36票、無効票は14票で、中華民国初の女性監察院長が誕生することになった。孫大川氏が副院長に指名された案も賛成多数で、孫大川氏は第5代監察院副院長となる。

中華民国憲法によると、監察院の監察委員は29人、そのうち一人は院長に、もう一人が副院長になる。任期は6年で、総統によって指名されるが、国会である立法院の同意が必要だ。現在、立法委員は112人で、新たな人事が認められるためには少なくとも57人の同意を得る必要がある。

李登輝氏、英インタビューでも「釣魚島は日本領土」 媚日発言で批判

中国新聞網は29日、台湾の李登輝氏がこのほど英BBC(中国語電子版)の単独インタビューに答え、改めて「釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)は日本の領土だ」と述べたと報じた。「李氏はこれまで何度も日本に媚びた発言で批判を受けてきた」と指摘している。

報道によると、インタビューで李氏は「台湾と日本の釣魚島をめぐる争いには漁業権の問題しかなく、領土問題は存在しない。日本政府は早くから台湾州政府に対して琉球島の日本漁民の管理を委託していた」と指摘した。李氏はまた、「日本は明治6年には釣魚島を占領し、国際法上の承認を受けていた」とも述べた。

一方、日本が集団的自衛権の行使容認に向けて憲法解釈を変更したことについては、「米国は安心しただろう。集団的自衛権は米国と日本の安保条約行使にとって非常に重要だ」と述べた。

報道によると、李氏は2002年から11年にかけての5回、「釣魚島は日本の領土だ」と発言しており、12年に日本が釣魚島を「国有化」し、台湾と中国本土が反対した際にも、「日本人のことであり、われわれとは関係ない」と語った。


李登輝元総統「尖閣は日本領。戦前は日本統治下の台湾漁船が操業、台湾が琉球の漁業を管轄していただけ」

 台湾の李登輝元総統はBBC(中国語サイト)の取材を受け、中国大陸側との「両岸関係」や「統一問題」、「尖閣諸島の問題」について答えた。「尖閣諸島は日本の領土」との考えを改めて述べ、日本の統治時代には台湾の行政当局が琉球の漁業を管轄していたと、台湾で尖閣諸島の領有権についての「誤解」が生じた理由を説明した。中国大陸では経済における過度の接近を批判し「大魚が小魚を飲み込むことになる」と警告した。

 李登輝元総統は「尖閣諸島は、そもそも日本の領土」と主張している。台湾でも批判の声があるが、それでも持論を堅持していることを示した。

 中国大陸や台湾当局は尖閣諸島は「台湾の一部だ」と主張している。中国大陸の論理は「台湾は中国の一部、したがって釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)は中国の一部だ」であり、台湾側は「釣魚台は台湾の一部だ。したがって中華民国の領土」と主張している。

 李元総統は尖閣諸島の問題を「漁業権の問題があるだけで、領土問題ではない」と主張。

 李元総統はかねてから、「戦前には、台湾の漁民が自由に尖閣諸島周辺海域に行って操業した。琉球の市場よりも台湾の市場の方が大きかった理由がある」などと説明している。同海域を「自分の海」と感じていた台湾人の間で、戦後になり「なぜ、漁に行けないのだ」との反発が高まり、それが「台湾のものだった」という誤解につながったという分析だ。

 李元総統はBBCの取材に応えて、戦前は(日本が設置した)台湾当局が琉球の漁業も管轄していたと説明。「当時の台湾当局は、台湾の範囲を超えて管轄する場合もあった」という例証をもって、「釣魚台は台湾の一部」という言い方には根拠がないことを示した。

 記事によると李元総統は「日本は明治6年、すでに尖閣諸島を占領していた。国際法の承認も得た」と発言。具体的にどのような事実を指すのかは明らかでないが、日本は沖縄を完全に領土化した1872年(明治5年)び「琉球処分」の後、「大日本府県管轄図」に、尖閣諸島を組み込んだ。


 李元総統は、中国大陸側による「300年以上も前に、釣魚島の主権を有していた」との言い方については「国際法と歴史の根拠が欠落している」と批判した。

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 李元総統は、尖閣諸島問題以外に、台湾および台湾と中国大陸の関係など、さまざまな問題に言及。中国大陸との関係については「経済や貿易で中国に過度に依存すると、大魚が小魚を飲み込むことになる」と発言。現在すでに、中国との関係密接化により台湾では格差の極端な拡大や社会の混乱が発生していると指摘した。

 台湾の馬英九総統(国民党主席)と中国の習近平主席(共産党総書記)の会談については「不要」と断言。習主席の立場からすれば、「会談を望むだろう。台湾を中国のコントロール下に置いたことを意味するからだ」と理由を説明した。

 習近平主席については「毛沢東時代の発想と思想に戻るものだ。すべてをコントロールしようとしている」、「中国に民主をもたらすことははない」と批判した。

 大陸とのサービス貿易協定に反対して3月から4月にかけて発生した学生など若者が主導した反対運動については「若い人には感心している」と評価。問題の根本は、議会が民衆の声を反映しておらず、関係者が同協定施行後、人々の生活にどのような影響があるか説明していなかったことと指摘。

 「学生運動が暴力事件を引き起こす心配はしていなかった。学生運動を暴力事件と見なすべきでない。実際に、暴動の要素はなかった」と述べた。

 台湾と中国の「統一問題」については、中国側が「台湾は中国のひとつの省」とみなしていることが、そもそもの問題と主張。統一問題を話し合う前提として「中国は1つの国。台湾も1つの国」との認識が必要で、「統一問題」とは「2つの国の統一問題」との考えを示した。

 統一のためのさらにひとつ先の前提として、中国の民主化や自由化を挙げ、それらが実現して初めて、台湾は大陸と統一問題を話し合えると主張。ただし「思うに、中国が民主国家になるのは、現在の状況からして、無限に遠い先」」とつけ加えた。

 李元総統は、「台湾はそれ自体が独立した国家である」と改めて述べ、独立国家としての自己認識を含め各種要件を満たすようにする「『台湾正常化』が皆で努力する方向」と、強く述べた。(編集担当:如月隼人)


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◆解説◆
 李元総統の説明によれば、台湾が尖閣諸島の領有権を主張の背景には、戦前からの「あの島の周辺は、われわれの海だった」との認識がある。日本側としては台湾側の主張を認めるわけにはいかないが、そのような考え方に至った経緯については、一定の理解も可能ということになる。

 戦後において尖閣諸島に対する動きを始めたのは、中国大陸側よりも台湾の方が早かった。台湾漁民は尖閣諸島周辺での「密漁」を繰り返し、島にも上陸し、アホウドリやその卵を乱獲していた。1969年には台湾の水産試験所の船が魚釣島に上陸し、国旗を掲揚した。同国旗は米国統治下の琉球政府が引き抜いた。

 台湾や中国が尖閣諸島の領有権を主張したきっかけに、1968年後半に発表された「海洋石油資源の埋蔵の可能性」があるとされる。

 しかし中国の場合には、「植民地主義列強により奪われた領土を取り戻し、中国を完全な姿にする」という政治的“建て前”があることも見逃すことはできない。「中華民国を名乗る台湾が自国領と主張したからには、中華人民共和国も同じ主張をしないと、失われた領土を取り戻す努力を放棄したことになってしまう」という理屈だ。

音楽イベント「a-nation」の台湾初開催決定 TRFが17年ぶりに訪台へ

日本で毎年夏に行われる音楽イベント「a-nation」が、今年9月13日に台湾で初開催されることが分かった。日本からはTRFが17年ぶり2度目の訪台を果たすほか、倖田来未やKREVAの出演も決定。台湾からは女性歌手のA-Lin(アリン)が歌声を披露する。

同イベントは台湾のほか、10月18日にはシンガポールでも開催予定。南港101文創会館(台北市)で行われるライブにはGENERATIONS from EXILE TRIBEやソナーポケットなども出演する。また、日本で好評を博した人気モデルなどによるファッションショーやビューティー体験なども行われる。

カワウソの「新ちゃん」死ぬ 人間なら84歳

)台北市立動物園は29日、ユーラシアカワウソの「小新」(シャオシン、新ちゃん)が腫瘍の悪化のために、同日午後5時15分に死んだと発表した。14歳と8カ月で、人間でいえばおよそ84歳だった。

今年1月、飼育員が小新の左下あごにしこりがあるのを見つけ、その後の検査で横紋筋肉腫と診断された。3月に摘出手術が行われた後は、食欲なども正常だったが、5月に腫瘍が再発しているのが確認された。

その後は清華大学と中興大学の医療機関の協力を得て手術を実施、6月には展示室から温帯動物区に移して終末期ケアが行われていた。動物園が以前の展示室前に病状を書いた看板を設置したところ、市民からたくさんの応援メッセージが寄せられたという。

しかし小新はここ最近食欲がなく、体力も低下していたため、29日に検査と腫瘍を摘出する手術が行われた。術後15分で一度は眼を覚ましたものの、容態は回復せず午後5時15分に息を引き取った。

小新は1999年12月に金門島から負傷動物として送られてきたユーラシアカワウソのオスで、同動物園にはほかにも今年4月に同地から送られてきた「大金」(ダージン)、「小金」(シャオジン)がいる。

台湾鉄道の架線、相次ぐトラブルで老朽化問題が浮き彫りに


台湾鉄路管理局の縦貫線で28日午後に発生し、75本の列車に遅延、約2万人に影響が出た架線落下事故。架線の老朽化が原因の一つと見られているが、同局には西部幹線だけでも476キロメートルの区間にわたって更新が必要な電車線があることが分かっており、早急な対応が求められている。

28日の事故では帰宅の足を直撃し、一部の列車では203分の遅れが生じた。台鉄では今年2月28日にも桃園県内で老朽化した架線を電車のパンタグラフが切断し、列車138本、乗客約6万人に影響を与えている。

架線は通常16〜20年を目途に更新する必要があるが、台鉄によると西部幹線では約476キロメートルの区間でこの期間を超えているという。同線では基隆から竹南(苗栗県)までの178キロメートルはすでに張り替えが完了し、今年は南靖(嘉義県)―後壁(台南市)間、高雄市内の路竹―岡山間など22キロメートルで交換を予定している。

ただ、全ての電車線を張り替えるためには5年間で21億台湾元(約71億6000万円)の費用がかかる試算で、慢性的な赤字が続く台鉄内部では「壊れていないのになぜ取り替えるのか」といった声も上がっている。これに対し交通部の葉匡時部長は、ライフサイクルの観点から設備の老朽化問題を考えるべきだと指摘。台鉄の危機意識と保線能力が問われている。

台南の農協 ドラゴンフルーツとパイナップルの変り種アイス販売


台南市善化区農会(農協)は、地元の特産であるドラゴンフルーツとパイナップルを原料に新しいアイスキャンディーを開発し、人気となっている。

総幹事の洪錦秀さんによると、有機栽培で生産された善化のドラゴンフルーツをさまざまな形で販売したいと考え、パイナップルと混ぜたアイスを開発したところ、独特な口当たりと鮮やかな赤色を持つ商品が誕生したという。植物繊維が豊富で栄養満点、夏にぴったりの氷菓子だ。

同農会では19年にわたって新鮮な農産品を素材にしたアイスなどを開発して好評を博しており、今では市外の農会からも現地で収穫された果物などを使った商品の開発や製造を委託されているという。

過去にはイチゴ、マンゴー、タロイモ、アズキ、リョクトウなど、台湾の人々に馴染む味以外に、グァバやタケノコ、エリンギ味などを開発したことも。台塩実業が販売している塩味のアイスキャンディーもここで生産されている。

農会では将来、同じくドラゴンフルーツとパイナップルを混ぜたアイスクリームも開発し、より多くの人に高品質の果物を楽しんでもらいたいと話している。

台湾・静宜大学、交換留学プログラムで国際交流を一層強化

グローバル化をにらんだ教育の国際化が進む中、台湾の各大学では海外への留学・遊学や外国人留学生受け入れの機運が近年ますます高まっているが、日本の提携大学も多い静宜大学(台中市沙鹿区)では国際感覚あふれる学生を育てようと独自の遊学・留学制度を打ち出している。

静宜大学はアメリカ人修道女が戦前中国大陸・河南省で創設し、1948年に台湾で復校されたカトリック系の私立大学。台湾で唯一、世界300校以上からなる「国際学生交流プログラム」(ISEP)に加盟しており、独自の「411遊・留学」制度で学生たちに大学4年間のうち夏休み・冬休みを利用した遊学を1回、交換制の短期留学に1回参加することを奨励している。

同大学の学生数は約1万3000人余りで、このうち域外・海外からの留学生は1200人余りと1割近く。通常の留学生より交換留学生を優先的に受け入れることで静宜大学の学生を海外に送り出すことにつなげている。また、経済的に恵まれない学生の留学を毎年10名ほど支援している。

さらに、海外留学を選択しない台湾の学生にも視野を広げてもらうため、キャンパス内で留学生との交流の場を増やし、国際色豊かな環境を創り出しているという。

唐伝義校長は、静宜大学ではカトリック校として地域色と国際色を同時に兼ね備えることを重視しており、社会への関心と配慮、思いやりの精神の発揮、時代の先取りを目指して優良で多元的な学習環境を整え、専門性が高いだけでなく倫理観の強い人材を育てたいと語った。

広島・尾道市の生徒 日本統治時代の神社跡などを見学

夏の研修プログラムで台湾を訪問している広島県の私立尾道高校の生徒15人が29日、嘉義市の嘉義公園を訪れ、園内にある孔子廟や日本統治時代の神社跡などを見学した。

嘉義市政府によれば、今年初めに広島県尾道市の平谷祐宏市長が同市を訪れ、友好都市として提携する可能性を示唆したこともあり両市の交流が進んでいるという。嘉義市は生徒たちの訪問に際し、観光処を通じて日本語と英語のガイドの派遣を行った。

嘉義公園は日本統治時代の1910(明治43)年に造られ、園内には1943(昭和43)年に建てられた嘉義神社の社務所などが残っている。現地を訪れた生徒たちからはひっきりなしに質問が飛び出し、関心の高さがうかがえた。

生徒たちが参加しているのは、台湾の中正大学が初めて開催した、台湾と日本の歴史を深く理解してもらうためのプログラムで、4泊5日の全行程が英語と中国語のカリキュラムで構成されている。





<アジア大会>韓国野球のライバル、日本・台湾のチーム構成は?

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総統、国会不承認の監察委員ポスト再指名へ


馬英九・総統が、新たに指名した監察委員の多くが立法院の同意を得られなかったことについて、立法院を尊重するとしている。立法院は29日、第5期監察委員として指名された27人のリストについて同意権行使の投票を行った。その結果、11人は同意を得られなかった。

総統府の馬瑋国・スポークスマンは30日、「29日に立法院で行われた監察委員人事への同意権行使の投票結果について馬・総統は、同意が得られなかった人たちに対して遺憾の意を表すると共に、立法院の決定を尊重する立場を示した」と話した。

馬・スポークスマンは、監察院の正常な運営のため馬英九・総統は憲法と憲法政治の慣例に基づいて改めて監察委員を指名し、立法院の新会期が始まる前にリストを提出して同意を求めると説明した。

第5期監察委員は8月1日に宣誓して就任することになっている。

台プラ系DRAM2社、Q2純利益は前期比減[IT]

台湾プラスチック(台プラ)グループのDRAM大手、南亜科技(ナンヤ)と華亜科技(イノテラ)の2社は29日、第2四半期の連結決算をそれぞれ発表した。両社とも粗利率が過去最高となったが、為替差損などを計上したため、純利益はそろって前期比小幅減となった。例年の需要期に当たる第3四半期は製品価格の上昇が見込まれるため、2社とも粗利率がさらに伸びるとの見通しを示している。

南亜科の第2四半期売上高は前期比1.9%増えた。売上原価が減ったことで、粗利益は43.8%となり3.9ポイント上昇した。本業のもうけを示す営業利益は7.2%増となったが、出資する勝普電子の損失などを計上したことで、営業外収益が23.8%減少。純利益は0.7%減の60億8,300万台湾元(約207億円)となった。

華亜科の第2四半期はビット換算の出荷量が増えたことで、売上高は前期比6.1%増加。粗利益は10.0%増え、売上高とそろって過去最高を更新した。粗利率は56.0%で前期比約2ポイント上昇した。営業利益も9.2%増のプラスとなったが、為替差損を計上したことなどで、営業外損益は前期の5億2,200万元の黒字から11億元の赤字に転落。純利益は5.6%減の106億1,500万元となった。

■Q3粗利率さらに上昇も

南亜科は下半期について、米アップルなど大手ブランドメーカーが携帯電話の新製品を投入することなどから、DRAMの需要が増え続けると指摘。第3四半期の需給はよりひっ迫するとの見方を示した。通信社の中央社によると、南亜科は第3四半期の製品価格について5%程度の上昇を見込んでいる。

華亜科は第3四半期のビット当たり出荷量は前期比横ばいか小幅減を予測。ただ、製品価格が予測どおり上昇すれば粗利率は過去最高をさらに更新するとみている。

復興航空機墜落、民航局「機長は滑走路に同意」

トランスアジア航空機の墜落事故について、民用航空局が、機長は本来の滑走路での着陸に同意していたと説明した。トランスアジア航空の旅客機、GE222便は今月23日夜、離島・澎湖の馬公空港から1キロの地点で墜落、乗客と乗組員合わせて58人のうち48人が死亡した。

野党・民進党の段宜康・立法委員は、馬公空港には滑走路が2本あり、事故の起きた23日夜には墜落したGE222便を含め、少なくとも3便が、空軍が優先的に使用する滑走路での着陸を申請していたが拒否されたと指摘した。段・立法委員によると、馬公空港には、空軍が毎日使用する「02」」滑走路と、一般の民間航空機が使用する「20」滑走路の2本がある。「02」滑走路には、視界が悪い場合でも安全に滑走路まで誘導する計器着陸装置(ILS)が備わっており、この滑走路を使用していたならば、事故は避けられたのではと指摘する声がある。軍部は、どの滑走路を使用するかは空軍ではなく、馬公空港の管制塔が決めることと説明。

交通部民用航空局は30日午前、緊急記者会見を開き、事故発生当事、トランスアジア航空とユニエアーの2機が着陸を待つ状態で、いずれも「02」滑走路への滑走路変更を求めていたことを認めた。しかし、馬公空港の管制塔がこの要請を受けて軍部と調整していた間に、視界が1600メートルまで改善されたため、機長が本来の「20」滑走路の使用を決めたという。

民用航空局飛航管制組の易心荘・副組長は、「管制官が軍と連絡していたところ、午後6時40分ごろ、最新の気象データが出て、視界は1600メートルとなった。超短波全方向式無線標識施設(VOR)を使って『20』滑走路に着陸する基準に達した。管制官は2機の旅客機の意向を聞き、GE222便は『20』滑走路での着陸に同意した」と説明した。

民用航空局によると、馬公空港の滑走路は一本のみで、両端をそれぞれ「02」と「20」に分けている。「02」の方向から着陸する場合はILS、「20」の方向から着陸する場合は「VOR」の誘導システムがある。23日は西南の風が強く、すべての航空機が「20」滑走路を使用したという。

劉慶中氏が客委会主任委員に

行政院は30日、客家委員会の新たな主任委員には劉慶中・政務副主任委員が就任すると発表した。同氏は30日、台湾東部の花蓮県の花蓮市、鳳林鎮、光復郷などを視察。客家のコミュニティの生活環境を確認した。劉氏は、客家の若者に関する政策と地元文化の発展に取り組む姿勢を示した。
行政院が30日、客家委員会(客委会)の新たな主任委員に、劉慶中・政務副主任委員が就任すると発表した。客家委員会は、中華民国政府で、台湾で二番目に大きいエスニックグループ、客家人に関する政策を担当している。

劉慶中氏は台湾南部・屏東県出身の客家人で、アメリカ・イリノイ大学で教育行政と哲学の博士を取得、これまで国立屏東師範学院における国民教育に関する大学院の院長、副学長、代理学長、ならびに国立屏東教育大学の学長を歴任。劉氏はまた、長期にわたって地元文化の発展とエスニックグループに対する支援の推進に携わり、屏東教育大学で学長を務めていた間には客家研究センターを作って、客家文化の研究と発展に努めた。

行政院では、劉氏は客家委員会の副主任委員を務めていた間、客家の特色ある産業の発展推進を積極的にサポートしてきたと評価、今後は客家委員会がすでに進めている文化と言語教育の政策を維持する他、教育者としての精神で、客家の若者たちの育成に力を入れること、ならびに若者による客家文化の継承と発揚を奨励することに取り組んでくれるだろうと期待した。

なお、劉氏の後任には、現在、常務副主任委員を務める鍾萬梅氏が就任する。

統一地方選、与野党党首の応援が本格化

年末の統一地方選に向けて、与野党の党首が選挙応援が本格化しつつある。台湾では今年11月29日に統一地方選が実施される。特に注目されるのは今回から六つに増える行政院直轄市の市長選挙、ならびにそれ以外の県・市の首長選挙。

与党・国民党の中央常務委員会では30日午後、政務首長の業務報告に代えて、台湾中部・台中市の胡志強・市長による施政報告が行われた。胡志強氏は台中市長の再選を目指している。

国民党の主席を兼務する馬英九・総統も出席、挨拶では胡・台中市長のこれまでの実績を細かく説明、台中市は胡・市長によって国際都市に成長したとして、党を挙げて再選をサポートするよう呼びかけた。馬・総統は、「『家を半分建てたところで、大工を代えてはいけない』という台湾語の言葉を思い出す。胡・市長が引き続き努力することで、台中市が普通の国際都市にとどまらず、世界で傑出した都市になれるよう期待したい」と強調した。

台中市は、「台湾南部は野党・民進党が強く、北部では国民党が強い」という図式の中間に位置する重要な都市。これまでは国民党が強みを発揮してきたが、今年の選挙では現職の胡・市長の劣勢が伝えられている。

一方、最大野党・民進党でも応援活動が本格化。民進党の蔡英文・主席は8月2日に、台湾北部の桃園県を訪れて民進党の候補者を応援する。桃園県は今回の選挙から行政院直轄市の桃園市に格上げされる。民進党からは、鄭文燦氏が新たな桃園市の市長に立候補している。

民進党によると、蔡・主席は8月より、毎週週末に各県市をまわり、民進党の候補者の応援活動を行う。同党では、台湾北部の港湾都市の基隆市、台北を取り囲む新北市、桃園県、台中市、台湾中部の彰化県、南投県、南部の嘉義県、離島の澎湖県が蔡英文・主席が特に応援に力を入れる選挙区だとしている。

田園に巨大蓄音機登場、ベートーベンの名曲流れる

航空会社CMに登場した「金城武の木」ですっかり有名になった台東県池上郷の稲作地帯の名物に29日、新しくクラシックの“ミュージックボックス”が加わった。高さ4メートルで朝顔型のホーンがついたレトロな蓄音機の形をしており、今後1年半、毎日田園にベートーベンなどの名曲が流される。毎日稲に良い音楽を聞かせればおいしいお米に育つのではという声とともに地域の文化向上が期待されている。

この企画はクラシック音楽の鑑賞を推進している「楽賞音楽教育基金会」によるもの。広々とした田んぼの中のあぜ道に設置されたスピーカーを通して、ベートーベン、モーツァルト、チャイコフスキーなどクラシックの名曲が毎日朝7〜10時と、午後3〜6時の計6時間流される。

除幕式はムソルグスキーの「展覧会の絵」(キエフの大門)をテーマに始まり、良質米コンテストの受賞者や地元小学生らによる記念の田植えが行われた。その後は、ベートーベンの交響曲第5番「運命」やプッチーニのオペラ「トゥーランドット」の曲などを聴く名曲鑑賞会が解説入りで催された。

現地は2期作でちょうど今年2回目の田植えの季節に入ったところ。農家の人々は「クラシックのことはよくわからないが、農作業しながら音楽が聞けるとはうれしいことだ」と喜んでいたが、中には「できたら、洪栄宏(台湾語演歌歌手)もかけてもらえないか」との声も。

フォード、台湾に部品開発センター設置

フォードは30日、台湾にアジア太平洋地域部品研究開発センターを設置したと発表した。初期投資額は約30億元。同センターで開発された部品は台湾企業に生産委託することを想定し、東南アジアや中国だけでなく欧米市場への輸出も見込める。福特六和汽車の范炘・総裁は「アジア太平洋地域では11の国・地域が開発センター誘致を進めてきたが、台湾の人材、部品産業の競争力が評価される結果となった」と語った。

台湾・イタリア経貿諮問会議、ローマで開催

中華民国台湾とイタリアの経貿(経済貿易)諮問会議がローマで開かれた。「第4回台湾・イタリア経済貿易諮問会議」は28日、イタリアのローマで開かれ、中華民国台湾からは、経済部国際貿易局の張俊福・局長が台湾の産官学の代表10人あまりを率いて出席した。

会議は、張・局長と、イタリア経済開発省での国際貿易政策担当者が共同で議長を務めた。イタリアからは、政府関連省庁と関連業界から要人が出席した他、イタリア議会で台湾に友好的な議員団体のメンバーなども参加した。

双方は会議の中で、双方が関心を持つ重要な議題について話し合い、相互投資、および農産物、工業製品、ワインの貿易、産業提携を促進することで多くのコンセンサスが得られた。台湾からは、経済と貿易の自由化や、地域経済と世界の経済統合参加に対する決意を説明してイタリア側の支持を要請した。

台湾の代表団はローマ近郊の重要な企業を視察した他、投資促進や学術交流の協力覚書も交わし、実質的な関係を深める豊かな成果を挙げた。中華民国の駐イタリア代表(大使)である高碩泰氏は28日、双方の代表団、ならびにイタリアの国会議員や財界関係者を招いて晩餐会を開き、双方がこの会議をプラットフォームとして、経済貿易面での関係をいっそう深め、共に世界での競争力を高めていこうと呼びかけた。

サービスデザイン思考で新たな価値の創造目指す試み

台湾では近年、従来の下請け製造業に代わり、製品とサービスの組み合わせによって産業価値を高める試みが盛ん。教育の現場でもこの流れに乗ろうとする動きが出ており、静宜大学(台中市沙鹿区)では製品やサービス事業を顧客視点で再構築する、サービスデザインの考え方を授業に取り入れている。

静宜大学ではサービスデザインの授業を導入してすでに7〜8年となり、全教員のうち3分の1が関連コースを担当している。現在は4年間の主要カリキュラムに据えられており、入学直後の段階を「ファースト・マイル」、卒業前を「ラスト・マイル」と銘打って専門を社会に出てすぐに生かせるよう指導を行う。

同大学の唐伝義校長によると、学内ではサービスデザインの発想を基に学部・学科を超えて40余りのグループが結成されているほか、役所や空港などでボランティア活動に従事する学生もいるという。また、教師も資金調達の実務など身を持って経験していなければ学生らを導くことはできないとの考えから、研究ワークショップでは教員らも台中市内のアート街・東海芸術村で募金活動を行うよう求められているという。

唐校長は、これらを全方位的な相互学習の一環だと位置づけて問題解決の能力を持つ人材の育成を模索中で、学生のクリエイティブな着想が将来、産業界の構造転換に必ず一役買うはずだと語る。

卒業前の「ラスト・マイル」の段階では、学生の学習成果を書籍にまとめるなどして業界関係者に自校の卒業生について広く知ってもらい、「静宜大学TED」と名づけたプレゼンテーション・コンテストを行って問題発見と問題解決、表現力の訓練を行っているという。

唐校長は、「台湾に足りないのは技術ではなく、技術を価値へと高める方法論だ」と語り、台湾の教育は現在転換期にさしかかっており、教員は学生の学習のあり方をよく理解しなければならないと強調した。

静宜大学は台湾で1948年に復校・設立されたカトリック系私立大学。独自の留学プログラムでキャンパスの国際化を図っており、日本の提携大学も多い。

「能高団」生みの親の本が発売 甲子園を席巻した台湾の先住民チーム

花蓮県文化局は30日、台湾で初めての原住民(先住民)野球チーム「能高団」の創立者、林桂興氏に関する新刊発表会を開催した。

著者の葉柏強さんによれば、「能高団」は日本統治時代の1920(大正9)年に林氏の尽力によって設立された当初からその圧倒的な強さで台湾中を驚かせ、1925(大正14)年に日本本土での親善試合に出場した際には、当時の強豪校を相手に好成績を収め、日本でも大きな注目を集めたという。またこの時、台湾の野球チームとしては初めて甲子園球場で試合を行ったとされている。

同県文化局は、林氏は「能高団」の設立以外に、花蓮のスポーツ振興や台湾東部初となる西洋音楽研究会の成立にも携わり、同地の近代史の重要人物であるとしている。しかし、1947年の「二二八事件」発生時には濡れ衣を着せられ逮捕、投獄されており、その後、家族が家財を投じて釈放されたが、翌年に割腹自殺を遂げ亡くなっているという。

発表会には、林氏の親族なども出席し、新刊の出版について、同氏の功績を誇りに思うと喜びを語った。花蓮鉄道文化館(花蓮市)では、8月28日まで同書に関連した写真展示が行われている。

台風12号、30日夜にも台湾に影響か

フィリピン沖の熱帯性低気圧が30日、台風12号に発達。台湾本島の東の海上に向かって移動しており、30日夜から台湾に影響をもたらす模様。上陸の心配はないとのこと。東部では波が高まる。
フィリピン東方の海上にあった熱帯性低気圧は30日午前2時に台風12号に発達。中央気象局は午後2時に台風情報を発表した。午後2時の時点で、台風12号は台湾最南端・ガランビの東約860キロメートルの海上にあり、時速21メートルで西北に移動、台湾の東の海上に向かっている。中心付近の最大風速は秒速18メートル。瞬間最大風速は秒速25メートル。秒速約14メートルから17メートルの強風域は半径150キロとなっている。

中央気象局では、30日夜から台湾は台風12号の周囲の気流の影響を受け始めると予想。しかし、台風12号は台湾本島の北の海上を東から通過していくと見られ、気象局では海上陸上のいずれも台風警報発令の確率は低いとしている。

なお、台風11号はグアム島付近の海上にあり、琉球方向に移動している。台湾本島とは2500キロ、台風12号とも1800キロの距離があるため、二つの台風が影響しあう現象は起きない見通し。

<アジア大会>韓国野球のライバル、日本・台湾のチーム構成は?

9月に開催される仁川アジア競技大会の韓国野球代表メンバーが28日に発表された。目標の金メダル獲得を目指す過程で最大のライバルとなる日本と台湾の代表チームはどのように構成されているのか。

すでに日本は16日、代表メンバー24人を発表した。日本代表はすべて社会人野球チーム所属だ。日本はオリンピック(五輪)やワールドベースボールクラシック(WBC)とは違い、アジア競技大会ではプロ選手を選抜しなかった。シーズン中に開催されるという理由もあるが、日本リーグ自体がアジア競技大会を重視していないからだ。

とはいえ、日本代表を甘く見ることはできない。韓国は2006年ドーハアジア競技大会で台湾に敗れ、社会人野球選手で構成された日本にも敗れて銅メダルに終わった。日本の社会人野球は毎年、数人の選手をプロに輩出するほど選手層が厚く、実力もかなり高い。2006年アジア競技大会の日本戦で呉昇桓(オ・スンファン)からサヨナラ本塁打を放った長野久義は当時社会人選手だったが、今は読売ジャイアンツの中心打者として活躍している。2010広州アジア競技大会で日本代表としてプレーした24人の選手のうち5人が同年のドラフトでプロに入団した。

変数は台湾だ。台湾は2006年、韓国に「ドーハの惨事」をもたらした張本人だ。油断が毒となる相手だ。台湾は8月4日にアジア競技大会の代表メンバーを発表する予定だ。台湾プロ野球機構(CPBL)は今年2月、アジア競技大会が台湾プロリーグの進行中に開催されるため、選手を代表チームに送り出さないことを決めた。特に、前大会まで台湾も韓国と同じようにアジア競技大会の金メダル獲得で兵役特例措置を取ってきたが、今大会からなくなった。選手のモチベーションが低下する可能性もある。

しかしプロ選手が台湾代表に合流する可能性はある。プロ選手のうち5年の代替服務が残っている選手は、国家代表監督が招集すればいつでも応じなければならない。この招集には法律的な効力があるため、球団と選手が応じないわけにはいかない。

宣銅烈(ソン・ドンヨル)起亜タイガース監督は「韓日戦は選手が競技に臨む気持ちからして違う。しかし台湾はやや甘く見る場合がある」とし「台湾は非常に難しい相手。野球の特性上、2割が8割に勝つことがあるという点を念頭に置かなければいけない」と助言した。

「台湾は何様のつもりだ!」格安ツアーに参加した中国本土客、怒りぶちまける

台湾・中時電子報は28日、中国本土から台湾を訪れる観光客の97%が台湾旅行に満足しているというが、一部には依然、「台湾の食事やホテルはひどい」「二度と行かない」と批判する声もあると報じた。旅行会社によると、こうした批判は格安ツアーや「無料ツアー」でみられるものだ。

台湾の旅行会社に勤める李さんは先ごろ、同業の人と四川省雅安市に旅行し、新しくできた観光地で現地の業者と話していた。するとそこに1人の女性がやってきて、「台湾から来たのか?」と聞かれたので、うなずいたところ、激しく罵られたという。

この女性は台湾旅行に参加した際のことについて、「食べ物もホテルもひどかった」「ホテルの部屋には窓がなく、まるで幽霊が住んでいる場所のようだった」と訴えた。女性にツアー代金を聞くと、3000〜4000元(約5万〜6万6000円)だと言うので、それが格安ツアーだったことが分かった。女性はツアー中、毎日あちこちにショッピングに連れて行かれたともいい、李さんに対して「お金を払ってないわけじゃない。台湾は何様のつもりだ!」と怒りをぶつけた。

台湾の旅行会社によると、現地では中国本土からの観光ツアーがよく目につくが、格安ツアーも少なくない。一般に上海発の台湾一周7泊8日ツアーの代金は4000元ほどだが、これを下回るツアーも多い。

台湾海峡両岸観光旅行協会・上海事務所の李嘉斌主任は、「上海から4000元ほどのツアーでもショッピングには連れて行かれる。6000元以上なら質の高いツアーと言えるだろう」と話した。





高雄市内でガス爆発 多くの市民消防隊員犠牲に:台湾

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台湾南部でガス爆発 22人死亡270人負傷


台湾南部・高雄市内で7月31日夜、ガス爆発があり、内政部消防署によると、8月1日午前7時までに22人が死亡、270人が負傷した。

爆発があったのは高雄市南西部の前鎮区で、今回の事故を受け、同区のほかに隣接の苓雅区でも休業休校の緊急措置がとられた。

ガス漏れの原因がまだ不明で、関係当局は調査を急いでいる。

動画ニュース 


退職控えた消防隊員、高雄ガス爆発で殉職

高雄市で31日深夜から1日未明にかけて起きたガス爆発で25人が死亡、267人が負傷した。このうち、警察・消防関係者は死者4人、負傷者22人。消火・救助活動にあたっていて殉職した関係者の中には、来年の退職申請を計画し、きょうは娘らを遊びに連れて行くのを楽しみにしていた人がいた。

この人は地元消防士の王中さん(50)。元軍人で退役後の1983年に消防士の資格を取り、高雄に配属となった。王さんは昨夜通報を受けると現場に駆けつけたが、その3時間後、1日午前0時頃の爆発に遭い命を落とした。王さんの妻らが病院に着いた時にはすでに息を引き取っており、家族はその場に泣き崩れた。

屏東県潮洲に住む王さんは妻と18歳と16歳の娘がおり、来年退職を申請する予定で、きのうは勤務前の妻との電話できょう退勤後に子供を遊びに連れて行ってやりたいと話していたという。

「消防隊員の妻として覚悟はできていた」という王さんの妻だが、2年前に王さんが脳卒中で倒れて半年間休養していた時は、一日も早い職場復帰を望む王さんと、王さんの体を心配する妻との間で度々口論になったという。しかし、王さんの意志は固く、話し合いの結果、妻は王さんを車で送迎することにした。その王さんが帰らぬ人となったのは、心から愛していた仕事の最中だった。

王さんと警察学校で一緒に訓練を受けていた嘉義市の元消防士、彭賢正さんによると、2人は卒業後、それぞれ別の地に配属されずっと会うことはなかった。しかしその後、近年流行の交流サイトの中で“再会”、連絡を取り合っていたが、自分も退職を迎えてそろそろ旧友を訪ねたいと考えていた矢先のことだっただけに、ただ驚き悲しむばかりだと話していた。

高雄爆発の犠牲者悼む 総統府で黙とう

高雄市で死者25人、負傷者267人が出た大規模爆発が起きたのを受け、馬英九総統は1日午前、台北市内の総統府で面会した台湾原住民(先住民)の代表らと共に1分間の黙とうをし、犠牲となった人々の冥福を祈った。

一方、大リーグ、オリオールズで活躍する高雄生まれの投手、チェン・ウェイン(陳偉殷)も同日、自身のフェイスブックで「皆さんの無事をお祈りしたい。消火・救助活動に当たった方々、大変だったと思う。高雄、頑張れ」とコメントし、出身地への気がかりを表した。

高雄市で大規模なガス爆発、292人が死傷

台湾南部の高雄市で31日夜、ガス爆発事故が相次いで発生した。当初は午後8時40分ごろ、前鎮区でガス漏れが発生、午後10時ごろにガス管が爆発が発生したもよう。地元の消防によると、きょう(1日)午前7時30軍現在、22人の死亡、270人の負傷が確認されたという。爆発の範囲は市内2〜3平方キロに及んでいる。爆発発生の連絡を受けた馬英九総統は直ちに江宜樺・行政院長と連絡を取り、政府の関連機関に対し、速やかに救助、救援措置を取るよう指示した。政府は中央災害応変中心(災害対応センター)を設置し、江・行政院長が指揮を執っている。同中心によると、台南市および屏東県の消防局が現地に向かったほか、国軍から1500人近くが出動し、救援作業を開始した。

高雄の爆発事故 石油原料が漏出か

 300人近くが死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。

 日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む25人が死亡、267人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、7500世帯が停電している。

 一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。

台湾でガス爆発 死者24人に

台湾南部の高雄で1日未明頃に起きた大規模な爆発で、死者が少なくとも24人に達した。中央通信社が伝えた。負傷者は271人に上るという。

死者には消防隊員4人が含まれ、救急隊員22人が負傷した。また、多数が行方不明だという。

爆発は地下のガス漏れが原因とされ、下水設備が破壊された。政府は救助活動支援のため、兵士数百人を出動させた。

現場および近郊地域一帯の学校やオフィスは閉鎖され、一部避難所として使用されているという。

高雄の爆発事故 石油化学原料漏出か

日本テレビ系(NNN) 8月1日(金)14時22分配信
 295人が死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。

 爆発は日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む24人が死亡、271人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、1万2000世帯が停電している。

 一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。

 台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。

高雄ガス爆発 「まるで戦場だ」、道路陥没、火柱15階まで

台湾南部、高雄市の市街地で起きたガス爆発の現場では、道路数百メートルが陥没し、消防車や乗用車が何台も横転するなどしており、有力紙、聯合報(電子版)は「まるで爆撃を受けた戦場のようだ」と伝えた。

 爆発は数カ所で数回にわたって起き、炎が15階建てビルの高さまで立ち上る場所もあったという。消火作業中の消防士が爆発に巻き込まれたり、バイクに乗っていた人が吹き飛ばされたりした。道路が陥没した影響で、救急車が現場付近に接近できず、負傷者の救出に手間取る場面もあった。

 現場付近の道路上には粉々になったアスファルトが散乱。一部の商店や民家は爆発の影響で傾き、倒壊のおそれもある。

 地元テレビは、コンビニエンスストアのガラス窓が一瞬で吹き飛ぶ様子を写した防犯カメラの映像や、夜の闇に赤い炎が浮かび上がる映像を何度も放送している。

街が炎に…高雄市で連続ガス爆発 292人死傷

 台湾南部の高雄市で大きな爆発があり、辺り一帯が炎に包まれました。この爆発で292人が死傷しています。

 映像は、防犯カメラに映った激しい爆発の瞬間です。台湾の消防当局などによりますと、1日午前0時ごろ、高雄市前鎮区の数カ所で連続して爆発が起きました。消防隊員5人を含む22人が死亡し、重軽傷者は270人に上っています。日本人が巻き込まれたという情報は入ってきていません。
 住民:「犠牲者が地面に倒れていた。足をけがして動けない様子だった」
 現場は広い範囲で道路が陥没していて、地下に敷設されたパイプから何らかのガスが漏れたと見られています。台湾当局は、高い可燃性を持つ化学物質「プロピレン」が漏れたことが原因の可能性があるという見方を示しています。.

高雄のガス爆発=住民「昨夜からガスの臭いが漂っていた」

2014年8月1日、台湾・中央通信社によると、台湾・高雄で1日未明にガス爆発が発生。これまでに20人が犠牲となり、270人が負傷した。中国新聞網が伝えた。

報道によると、ガス漏れにより複数の場所で火柱が上ったという。目撃者は「恐ろしかった。火山が爆発したようだった。煙で道路が見えなくなり、視界が開けたらアスファルトの地面がえぐれていた」と話す。

付近の住民によると、7月31日の夜9時ごろからガスの臭いが漂い始め、消防局も調査に当ったが状況は不明だった。当局は事後処理と詳しい原因究明を急いでいる。

中韓FTA発効なら台湾製造業は6500億台湾ドルの損失 シンクタンクが試算

中国と韓国は今年末にも自由貿易協定(FTA)に署名する。台湾工研院産経中心は30日、中韓FTAが正式発効し、かつ中台貿易に進展がなければ、台湾製造業が受ける打撃は2600億〜6500億台湾ドル(約8900億〜2兆2300億円)に上るとの見積もりを示した。7月31日、中国台湾網が伝えた。

台湾工研院産経中心は今年第3四半期、台湾の製造業が世界の景気回復を受けて3.19%成長すると予測。また、中韓FTAの影響について、正式発効後3〜5年で、台湾製造業の生産額を1.59〜3.85ポイント押し下げると見積もった。

具体的には中韓のFTA利用率が40%の場合、生産額は1.59%分の2600億台湾ドル減少し、利用率が100%なら生産額は3.85%分の6500億台湾ドル減少するとした。

100%の場合、最も打撃が大きいのは化学工業で、損失額は2276億台湾ドル。続いて金属機械電力設備業の損失額を1956億台湾ドルと試算した。

台北でマイホーム購入にかかる期間 “飲まず食わず”の14年7カ月


内政部営建署が7月30日に発表した2014年第1四半期の「住宅費負担能力指標」で、住宅価格対所得(年収)比が台湾全体で前期(2013年第4四半期)の8.37倍から7.51倍に低下しており、住宅購入の負担がやや軽減されていることがうかがえた。

今期の住宅価格対所得比は、台北市の場合、前期15.01倍から若干下がり、14.6倍となった。その他の各県市の住宅価格対所得比は、新北市12.4倍、高雄市7.51倍、台中市7.47倍、新竹県7.28倍、桃園県6.66倍、新竹市6.57倍などとなっており、基隆市と屏東県ではそれぞれ4.77倍で4.64倍と住宅購入の負担が最も小さかった。

一方、台湾の平均住宅価格は前期に比べて40万台湾元の減少となり、520万元(約1783万円)に。県・市別に見ると、台北市が1430万元(約4902万円、前期比2万元減)と最も高く、これに新北市900万元(約3085万円、前期水準を維持)、台中市505万元(約1731万円、前期比15万元減)、高雄市486万元(約1666万円、同36万元増)などが続いた。

専門家は住宅価格は今後も引き続き下降を続けると予測しているが、庶民にとってマイホームが相変わらず高嶺の花であることに変わりはないようだ。

漫才を見ながらバス旅行 お笑いコンビがイベント

台北市政府主催の第16回台北アートフェスティバルに参加する台湾の漫才コンビ「達康.come」が7月28日、記者会見を行った。

「達康.come」は2013年に「阿達」(アダー)と「康康」(カンカン)の2人によって結成されたお笑いコンビで、同フェスティバルでは、車掌兼ガイドに扮し、台北市の古跡を巡るバスを舞台に、歴史や人々の生活を題材にした漫才を行う。参加者は2人の掛け合いを見ながら、約40分の小旅行を楽しむことができる。チケットは販売開始から17分で完売するほどの人気だという。

また、台北市各区で無料の漫才イベントも行われる予定で、日本統治時代に造られた本願寺台湾別院の跡地(万華区)や250年以上の歴史を誇る道教の保安宮(大同区)など、特色ある場所が会場に選ばれている。

第16回台北アートフェスティバルは8月1日から9月7日まで開催され、6カ国のアーティストによる11作品が上演される。

Q2のGDP成長率3.84%、6四半期来で最高[経済]

行政院主計総処は7月31日、第2四半期の実質域内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比3.84%だったと発表した。輸出や民間消費が伸びて、成長率は5月の予測値2.79%を1.05ポイント上回り、6四半期来で最高となった。同処は「安定した景気回復が続いている」としており、政府がかねて目標に掲げていた通年での3%成長が現実味を帯びてきた。

第2四半期の成長率は2012年第4四半期以来の高水準。第1四半期からは0.7ポイント拡大した。

同処によると、サービスの輸出分を加えて物価変動の影響を除いた第2四半期の輸出の実質成長率は4.45%。鉱物や光学機器、ITおよび通信製品の輸出が引き続き低迷した一方、機械製品や基礎金属の輸出が伸びたほか、中国や日本、韓国を中心とした海外からの訪台客数が4〜5月に前年同期比30.56%増えてサービス輸出の数値を押し上げた。成長率は5月予測の3.32%を1.13ポイント上回り、4%台に乗せた。

民間消費の成長率は2.60%で、5月予測を0.1ポイント上回った。台湾株式市場の加権指数が平均9,019ポイントと高水準で推移したことに加え、自動車の販売台数の増加、4〜5月にかけての出境者の増加などが成長率を押し上げた。

第2四半期の設備輸入額は台湾元換算で5.27%増。半導体大手による設備投資の伸びが鈍化する一方、航空大手による路線拡充や格安航空会社(LCC)の設立準備を背景に、航空機の輸入が増えて伸びを支えた。

蘋果日報などによると、同処の梅家エン専門委員(エン=王へんに爰)は「半導体大手の設備投資の伸びは一時期と比べ低下したが、比較対象となる昨年同期の数値が高いためで競争力は維持している。4四半期連続でマイナス成長が続いていた農業・工業原料の輸入が第2四半期にプラスに転じるなど、他の産業では改善の兆しもみられる」と指摘。「国際機関の中にはリスクを考慮して世界経済の成長率予測を引き下げる動きが広がっているが、台湾の産業には追い風が吹いている」とした。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の次世代機種発表や、ノートPCの販売増、低迷が続いていた液晶パネル大手の業績回復などがけん引するとみている。

みずほ総合研究所アジア調査部の伊藤信悟・中国室長はNNAに対し「中国で生産過剰が表面化していた素材類の在庫調整が進んだことで、金属の輸出が伸びた。また失業率が4%を割り込んだことに加え、株高も消費者マインドの改善につながった」と述べ、内外環境の変化を指摘。「足元の動きを見る限り、通年の成長率も3%以上を維持する」とみている。

UMC(聯華電子)第2四半期営業収入12.4%拡大

 2014年8月1日、台湾半導体ファウンドリ、UMC(聯華電子)が、2014年第2四半期の経営報告を発表した。

 報告によると、聯電第2四半期(4月―6月)の8インチウェハー出荷数は、142万6000枚であった。

 2014年第2四半期の営業収入は、2014年同期比12.4%増の358億7000万台湾ドル(約1228億円)。
 上半期(1月―6月)の営業収入総額は、前年同期比13.2%増の675億6300万台湾ドル(約2313億円)に達している。

細川たかしに買春報道…台湾紙「蘋果日報」が写真付き1面で

 演歌歌手、細川たかし(64)の“お持ち帰り”が発覚して大騒ぎになっている。

 といっても、日本ではなく台湾での話。細川は今月27日に台北市内でデビュー40周年記念コンサートを開催。自身9年ぶりの台湾公演では「北酒場」や新曲「艶歌船」を含む約20曲を熱唱し、ファンを魅了したという。問題はその夜だった。

 関係者らと日本人向けのスナックが軒を連ねる一角へ向かった細川は、ある店に入って酒を飲んでカラオケで大盛り上がり。店内では30代の黒髪台湾美女がぴったりと寄り添っていたという。午前2時ごろにお開きになると細川はホテルへ。すると、その黒髪美女が関係者に付き添われて細川の部屋を訪れたというのである。

 その一部始終が29日付の現地紙「蘋果日報(アップルデーリー)」に「演歌天王、極楽台北」という大見出しで詳報されてしまったからさあ大変。蘋果日報は日本のスポーツ紙の要素も兼ねた有力大衆紙だが、2面にわたる大展開は外国芸能人としては異例の扱い。ちなみに、見出しの「極楽台北」という文字は、02年に日本向けの買春ガイドブックとして出版され、当時台湾で批判が起きた「極楽台湾」をもじったもので、「日本人は台湾で買春ばかりしている」という批判を込めているという。

 しかも、同紙のWebサイトには店内での様子や、女性が細川のホテルを訪れる動画までばっちり。翌朝、同紙の直撃取材を受けた細川は「知らない」「わからない」と話していたが、言い逃れは難しい状況だ。

 細川の所属事務所は「そういう事実は一切ない」と回答したが、ここまで騒動が大きくなった今となっては事態の収束は難しそうだ。



動画ニュース 






高雄の爆発事故 石油原料が漏出か

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台湾南部でガス爆発 22人死亡270人負傷


台湾南部・高雄市内で7月31日夜、ガス爆発があり、内政部消防署によると、8月1日午前7時までに22人が死亡、270人が負傷した。

爆発があったのは高雄市南西部の前鎮区で、今回の事故を受け、同区のほかに隣接の苓雅区でも休業休校の緊急措置がとられた。

ガス漏れの原因がまだ不明で、関係当局は調査を急いでいる。

退職控えた消防隊員、高雄ガス爆発で殉職

高雄市で31日深夜から1日未明にかけて起きたガス爆発で25人が死亡、267人が負傷した。このうち、警察・消防関係者は死者4人、負傷者22人。消火・救助活動にあたっていて殉職した関係者の中には、来年の退職申請を計画し、きょうは娘らを遊びに連れて行くのを楽しみにしていた人がいた。

この人は地元消防士の王中さん(50)。元軍人で退役後の1983年に消防士の資格を取り、高雄に配属となった。王さんは昨夜通報を受けると現場に駆けつけたが、その3時間後、1日午前0時頃の爆発に遭い命を落とした。王さんの妻らが病院に着いた時にはすでに息を引き取っており、家族はその場に泣き崩れた。

屏東県潮洲に住む王さんは妻と18歳と16歳の娘がおり、来年退職を申請する予定で、きのうは勤務前の妻との電話できょう退勤後に子供を遊びに連れて行ってやりたいと話していたという。

「消防隊員の妻として覚悟はできていた」という王さんの妻だが、2年前に王さんが脳卒中で倒れて半年間休養していた時は、一日も早い職場復帰を望む王さんと、王さんの体を心配する妻との間で度々口論になったという。しかし、王さんの意志は固く、話し合いの結果、妻は王さんを車で送迎することにした。その王さんが帰らぬ人となったのは、心から愛していた仕事の最中だった。

王さんと警察学校で一緒に訓練を受けていた嘉義市の元消防士、彭賢正さんによると、2人は卒業後、それぞれ別の地に配属されずっと会うことはなかった。しかしその後、近年流行の交流サイトの中で“再会”、連絡を取り合っていたが、自分も退職を迎えてそろそろ旧友を訪ねたいと考えていた矢先のことだっただけに、ただ驚き悲しむばかりだと話していた。

高雄爆発の犠牲者悼む 総統府で黙とう

高雄市で死者25人、負傷者267人が出た大規模爆発が起きたのを受け、馬英九総統は1日午前、台北市内の総統府で面会した台湾原住民(先住民)の代表らと共に1分間の黙とうをし、犠牲となった人々の冥福を祈った。

一方、大リーグ、オリオールズで活躍する高雄生まれの投手、チェン・ウェイン(陳偉殷)も同日、自身のフェイスブックで「皆さんの無事をお祈りしたい。消火・救助活動に当たった方々、大変だったと思う。高雄、頑張れ」とコメントし、出身地への気がかりを表した。

高雄市で大規模なガス爆発、292人が死傷

台湾南部の高雄市で31日夜、ガス爆発事故が相次いで発生した。当初は午後8時40分ごろ、前鎮区でガス漏れが発生、午後10時ごろにガス管が爆発が発生したもよう。地元の消防によると、きょう(1日)午前7時30軍現在、22人の死亡、270人の負傷が確認されたという。爆発の範囲は市内2〜3平方キロに及んでいる。爆発発生の連絡を受けた馬英九総統は直ちに江宜樺・行政院長と連絡を取り、政府の関連機関に対し、速やかに救助、救援措置を取るよう指示した。政府は中央災害応変中心(災害対応センター)を設置し、江・行政院長が指揮を執っている。同中心によると、台南市および屏東県の消防局が現地に向かったほか、国軍から1500人近くが出動し、救援作業を開始した。

高雄の爆発事故 石油原料が漏出か

 300人近くが死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。

 日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む25人が死亡、267人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、7500世帯が停電している。

 一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。

台湾でガス爆発 死者24人に

台湾南部の高雄で1日未明頃に起きた大規模な爆発で、死者が少なくとも24人に達した。中央通信社が伝えた。負傷者は271人に上るという。

死者には消防隊員4人が含まれ、救急隊員22人が負傷した。また、多数が行方不明だという。

爆発は地下のガス漏れが原因とされ、下水設備が破壊された。政府は救助活動支援のため、兵士数百人を出動させた。

現場および近郊地域一帯の学校やオフィスは閉鎖され、一部避難所として使用されているという。

高雄の爆発事故 石油化学原料漏出か

日本テレビ系(NNN) 8月1日(金)14時22分配信
 295人が死傷した台湾南部・高雄市で起きた大規模な爆発事故で、現場の地下に敷設されていたパイプラインから可燃性の高い石油化学原料が漏れ出ていた可能性が出ている。

 爆発は日本時間1日午前1時頃、高雄市の中心部にほど近い市街地で複数回発生した。この爆発の影響で、現場は広範囲で道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生した。台湾当局によると、これまでに消防士を含む24人が死亡、271人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、1万2000世帯が停電している。

 一帯では先月31日夜からガスの臭いがすると通報があり、消防などが原因を調べている最中だった。

 台湾メディアによると、現場の地下には可燃性が高い石油化学原料のプロピレンを輸送する複数のパイプラインが敷設されていた。先月31日夜、パイプラインの圧力が低下する異常があったということで、可燃性のプロピレンが漏れ出ていた可能性が出ている。

高雄ガス爆発 「まるで戦場だ」、道路陥没、火柱15階まで

台湾南部、高雄市の市街地で起きたガス爆発の現場では、道路数百メートルが陥没し、消防車や乗用車が何台も横転するなどしており、有力紙、聯合報(電子版)は「まるで爆撃を受けた戦場のようだ」と伝えた。

 爆発は数カ所で数回にわたって起き、炎が15階建てビルの高さまで立ち上る場所もあったという。消火作業中の消防士が爆発に巻き込まれたり、バイクに乗っていた人が吹き飛ばされたりした。道路が陥没した影響で、救急車が現場付近に接近できず、負傷者の救出に手間取る場面もあった。

 現場付近の道路上には粉々になったアスファルトが散乱。一部の商店や民家は爆発の影響で傾き、倒壊のおそれもある。

 地元テレビは、コンビニエンスストアのガラス窓が一瞬で吹き飛ぶ様子を写した防犯カメラの映像や、夜の闇に赤い炎が浮かび上がる映像を何度も放送している。

街が炎に…高雄市で連続ガス爆発 292人死傷

 台湾南部の高雄市で大きな爆発があり、辺り一帯が炎に包まれました。この爆発で292人が死傷しています。

 映像は、防犯カメラに映った激しい爆発の瞬間です。台湾の消防当局などによりますと、1日午前0時ごろ、高雄市前鎮区の数カ所で連続して爆発が起きました。消防隊員5人を含む22人が死亡し、重軽傷者は270人に上っています。日本人が巻き込まれたという情報は入ってきていません。
 住民:「犠牲者が地面に倒れていた。足をけがして動けない様子だった」
 現場は広い範囲で道路が陥没していて、地下に敷設されたパイプから何らかのガスが漏れたと見られています。台湾当局は、高い可燃性を持つ化学物質「プロピレン」が漏れたことが原因の可能性があるという見方を示しています。.

高雄のガス爆発=住民「昨夜からガスの臭いが漂っていた」

2014年8月1日、台湾・中央通信社によると、台湾・高雄で1日未明にガス爆発が発生。これまでに20人が犠牲となり、270人が負傷した。中国新聞網が伝えた。

報道によると、ガス漏れにより複数の場所で火柱が上ったという。目撃者は「恐ろしかった。火山が爆発したようだった。煙で道路が見えなくなり、視界が開けたらアスファルトの地面がえぐれていた」と話す。

付近の住民によると、7月31日の夜9時ごろからガスの臭いが漂い始め、消防局も調査に当ったが状況は不明だった。当局は事後処理と詳しい原因究明を急いでいる。

中韓FTA発効なら台湾製造業は6500億台湾ドルの損失 シンクタンクが試算

中国と韓国は今年末にも自由貿易協定(FTA)に署名する。台湾工研院産経中心は30日、中韓FTAが正式発効し、かつ中台貿易に進展がなければ、台湾製造業が受ける打撃は2600億〜6500億台湾ドル(約8900億〜2兆2300億円)に上るとの見積もりを示した。7月31日、中国台湾網が伝えた。

台湾工研院産経中心は今年第3四半期、台湾の製造業が世界の景気回復を受けて3.19%成長すると予測。また、中韓FTAの影響について、正式発効後3〜5年で、台湾製造業の生産額を1.59〜3.85ポイント押し下げると見積もった。

具体的には中韓のFTA利用率が40%の場合、生産額は1.59%分の2600億台湾ドル減少し、利用率が100%なら生産額は3.85%分の6500億台湾ドル減少するとした。

100%の場合、最も打撃が大きいのは化学工業で、損失額は2276億台湾ドル。続いて金属機械電力設備業の損失額を1956億台湾ドルと試算した。

台北でマイホーム購入にかかる期間 “飲まず食わず”の14年7カ月


内政部営建署が7月30日に発表した2014年第1四半期の「住宅費負担能力指標」で、住宅価格対所得(年収)比が台湾全体で前期(2013年第4四半期)の8.37倍から7.51倍に低下しており、住宅購入の負担がやや軽減されていることがうかがえた。

今期の住宅価格対所得比は、台北市の場合、前期15.01倍から若干下がり、14.6倍となった。その他の各県市の住宅価格対所得比は、新北市12.4倍、高雄市7.51倍、台中市7.47倍、新竹県7.28倍、桃園県6.66倍、新竹市6.57倍などとなっており、基隆市と屏東県ではそれぞれ4.77倍で4.64倍と住宅購入の負担が最も小さかった。

一方、台湾の平均住宅価格は前期に比べて40万台湾元の減少となり、520万元(約1783万円)に。県・市別に見ると、台北市が1430万元(約4902万円、前期比2万元減)と最も高く、これに新北市900万元(約3085万円、前期水準を維持)、台中市505万元(約1731万円、前期比15万元減)、高雄市486万元(約1666万円、同36万元増)などが続いた。

専門家は住宅価格は今後も引き続き下降を続けると予測しているが、庶民にとってマイホームが相変わらず高嶺の花であることに変わりはないようだ。

漫才を見ながらバス旅行 お笑いコンビがイベント

台北市政府主催の第16回台北アートフェスティバルに参加する台湾の漫才コンビ「達康.come」が7月28日、記者会見を行った。

「達康.come」は2013年に「阿達」(アダー)と「康康」(カンカン)の2人によって結成されたお笑いコンビで、同フェスティバルでは、車掌兼ガイドに扮し、台北市の古跡を巡るバスを舞台に、歴史や人々の生活を題材にした漫才を行う。参加者は2人の掛け合いを見ながら、約40分の小旅行を楽しむことができる。チケットは販売開始から17分で完売するほどの人気だという。

また、台北市各区で無料の漫才イベントも行われる予定で、日本統治時代に造られた本願寺台湾別院の跡地(万華区)や250年以上の歴史を誇る道教の保安宮(大同区)など、特色ある場所が会場に選ばれている。

第16回台北アートフェスティバルは8月1日から9月7日まで開催され、6カ国のアーティストによる11作品が上演される。

Q2のGDP成長率3.84%、6四半期来で最高[経済]

行政院主計総処は7月31日、第2四半期の実質域内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比3.84%だったと発表した。輸出や民間消費が伸びて、成長率は5月の予測値2.79%を1.05ポイント上回り、6四半期来で最高となった。同処は「安定した景気回復が続いている」としており、政府がかねて目標に掲げていた通年での3%成長が現実味を帯びてきた。

第2四半期の成長率は2012年第4四半期以来の高水準。第1四半期からは0.7ポイント拡大した。

同処によると、サービスの輸出分を加えて物価変動の影響を除いた第2四半期の輸出の実質成長率は4.45%。鉱物や光学機器、ITおよび通信製品の輸出が引き続き低迷した一方、機械製品や基礎金属の輸出が伸びたほか、中国や日本、韓国を中心とした海外からの訪台客数が4〜5月に前年同期比30.56%増えてサービス輸出の数値を押し上げた。成長率は5月予測の3.32%を1.13ポイント上回り、4%台に乗せた。

民間消費の成長率は2.60%で、5月予測を0.1ポイント上回った。台湾株式市場の加権指数が平均9,019ポイントと高水準で推移したことに加え、自動車の販売台数の増加、4〜5月にかけての出境者の増加などが成長率を押し上げた。

第2四半期の設備輸入額は台湾元換算で5.27%増。半導体大手による設備投資の伸びが鈍化する一方、航空大手による路線拡充や格安航空会社(LCC)の設立準備を背景に、航空機の輸入が増えて伸びを支えた。

蘋果日報などによると、同処の梅家エン専門委員(エン=王へんに爰)は「半導体大手の設備投資の伸びは一時期と比べ低下したが、比較対象となる昨年同期の数値が高いためで競争力は維持している。4四半期連続でマイナス成長が続いていた農業・工業原料の輸入が第2四半期にプラスに転じるなど、他の産業では改善の兆しもみられる」と指摘。「国際機関の中にはリスクを考慮して世界経済の成長率予測を引き下げる動きが広がっているが、台湾の産業には追い風が吹いている」とした。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の次世代機種発表や、ノートPCの販売増、低迷が続いていた液晶パネル大手の業績回復などがけん引するとみている。

みずほ総合研究所アジア調査部の伊藤信悟・中国室長はNNAに対し「中国で生産過剰が表面化していた素材類の在庫調整が進んだことで、金属の輸出が伸びた。また失業率が4%を割り込んだことに加え、株高も消費者マインドの改善につながった」と述べ、内外環境の変化を指摘。「足元の動きを見る限り、通年の成長率も3%以上を維持する」とみている。

UMC(聯華電子)第2四半期営業収入12.4%拡大

 2014年8月1日、台湾半導体ファウンドリ、UMC(聯華電子)が、2014年第2四半期の経営報告を発表した。

 報告によると、聯電第2四半期(4月―6月)の8インチウェハー出荷数は、142万6000枚であった。

 2014年第2四半期の営業収入は、2014年同期比12.4%増の358億7000万台湾ドル(約1228億円)。
 上半期(1月―6月)の営業収入総額は、前年同期比13.2%増の675億6300万台湾ドル(約2313億円)に達している。

細川たかしに買春報道…台湾紙「蘋果日報」が写真付き1面で

 演歌歌手、細川たかし(64)の“お持ち帰り”が発覚して大騒ぎになっている。

 といっても、日本ではなく台湾での話。細川は今月27日に台北市内でデビュー40周年記念コンサートを開催。自身9年ぶりの台湾公演では「北酒場」や新曲「艶歌船」を含む約20曲を熱唱し、ファンを魅了したという。問題はその夜だった。

 関係者らと日本人向けのスナックが軒を連ねる一角へ向かった細川は、ある店に入って酒を飲んでカラオケで大盛り上がり。店内では30代の黒髪台湾美女がぴったりと寄り添っていたという。午前2時ごろにお開きになると細川はホテルへ。すると、その黒髪美女が関係者に付き添われて細川の部屋を訪れたというのである。

 その一部始終が29日付の現地紙「蘋果日報(アップルデーリー)」に「演歌天王、極楽台北」という大見出しで詳報されてしまったからさあ大変。蘋果日報は日本のスポーツ紙の要素も兼ねた有力大衆紙だが、2面にわたる大展開は外国芸能人としては異例の扱い。ちなみに、見出しの「極楽台北」という文字は、02年に日本向けの買春ガイドブックとして出版され、当時台湾で批判が起きた「極楽台湾」をもじったもので、「日本人は台湾で買春ばかりしている」という批判を込めているという。

 しかも、同紙のWebサイトには店内での様子や、女性が細川のホテルを訪れる動画までばっちり。翌朝、同紙の直撃取材を受けた細川は「知らない」「わからない」と話していたが、言い逃れは難しい状況だ。

 細川の所属事務所は「そういう事実は一切ない」と回答したが、ここまで騒動が大きくなった今となっては事態の収束は難しそうだ。







台湾、釣魚台の無人島命名で日本に抗議

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台湾大規模爆発 新たに1人の死亡確認、犠牲者は28人に



台湾南部の高雄で起きた爆発事故は、2日午後、新たに1人の死亡が確認され、犠牲者は、28人にのぼる。
最初の事故現場からその奥、さらにまたその奥で、連鎖するように合計4回の大爆発が起きた。
通りを歩いていると、爆発に巻き込まれたのか、顔じゅう、水ぶくれの人とすれ違った。
また、「遺体が帰ってこない」と、怒りをあらわにする人もいた。
復旧工事が続く中、砂ぼこりから身を守るようにと、マスクを配るボランティアとも出会った。
今回の事故は、地下に埋められたパイプから化学物質が漏れたのが原因とされている。
地元メディアの報道によると、このような工業用パイプは、台湾全土で、およそ4,000kmにわたって敷き詰められているという。
ただ、その場所は明らかにされていない。
住民たちの不安を拭い去るために、今まず何よりも、事故原因の徹底究明が求められている。.

同性結婚希望者、婚姻実現に憲法解釈目指す

2日の「チャイニーズバレンタインデー」を控え、同性愛のカップル20組あまりが婚姻届を提出したが受理されず、憲法解釈を求めることに。8月2日は旧暦の7月7日、七夕で、台湾では恋人の日である「チャイニーズバレンタインデー」と位置づけられている。

これを控えた1日、台北市の戸籍事務所には同性愛のカップル20組あまりが婚姻届を提出しようとした。担当職員はしかし、戸籍システムでは男性と女性の身分証がなければ婚姻登記ができないことを理由に受理しなかった。

カナダですでに婚姻を登記したという女性のカップルは、「すでに7年間愛し合っているが、台湾で一方が入院した際、病院側は家族ではないとして、もう一方の付き添いを認めなかった」と不満を訴えた。婚姻届を拒否されたカップルのうち3組は、同性カップルも結婚できる平等の権利を得るため訴えを起こすと決定。

台湾伴侶権益推進連盟の創設を準備している弁護士、許秀雯さんは、台湾で同性の婚姻を認めていないことはすでに多くの差別と人権侵害を生んでいるとし、最終的には、政府が同性の人たちが結婚する権利を奪っていることの是非を、大法官による憲法解釈で判断してもらうと話している。

飛安会、旅客機墜落事故の調査結果を報告

飛航安全調査委員会(飛安会)が、先ごろ起きたトランスアジア航空機墜落事故に関する第一段階の調査報告を発表した。トランスアジア航空のプロペラ機、GE222便は7月23日午後、台湾南部の高雄から離島の澎湖に向かい、夜7時過ぎに澎湖の馬公空港近くに墜落。乗客と乗務員合わせて58人のうち48人が死亡した。

飛行安全調査委員会は1日、第一段階の調査報告を行うと共に、回収した二つのブラックボックス、操縦室音声記録装置CVR、飛行記録装置FDRなどのデータを分析した初歩的な結果を発表した。

飛行安全調査委員会の王興中・執行長によると、GE222便は午後7時5分44秒に自動操縦を解除、5分59秒から左にコースをはずれだし、高度も下がった。7時6分10秒に操縦士は再上昇を決定、13秒に不明の音声が聞こえてから、15秒すぎに操縦士が管制塔に再上昇を伝えた。その後、6分18秒にもう一度はっきりしない音声が聞こえ、その後は記録が途絶えている。

王・執行長は、墜落現場の民家付近で主に旅客機の残骸が残る場所および林と、このデータをつき合わせて見て、木の折れ方や、折れてエンジンに絡んだ木の枝などを考慮すると、林が旅客機の挙動に一定の影響を与えたことがわかると説明した。

しかし、王・執行長は、初歩的な調査報告は最終的な墜落原因を示すものではなく、具体的な事故原因を確定するには少なくとも1年半程度は要するとの見方を示した。

断交後初、総統夫人が日本を訪問

馬英九・総統の夫人、周美青・女史7月31日から日本を訪問している。中華民国の総統夫人が日本を訪れるのは、1972年に中華民国と日本が国交を断絶して以来初めて。

周・女史はこのほど、台湾の原住民族の子供たちによる合唱団、台湾原声童声合唱団の名誉団長として日本を訪れて民間交流に参加する。周・女史の乗った旅客機は予定より遅れ、日本時間の31日夜11時ごろに羽田空港に到着。日本における中華民国大使に相当する沈斯淳・日本駐在代表らが出迎え、周・女史は笑顔で滞在先のホテルに向かった。

台湾原声童声合唱団は1日夜、新宿文化センターでコンサートを開き、周・女史はこれに出席。周・女史はまた、4日に、東京国立博物館で行われる、国立故宮博物院の収蔵品の特別展、「神品至宝」展の展示品入れ替えセレモニーに出席、これら展示品を紹介する特別内覧会に参加する。この内覧会でも台湾原声童声合唱団は歌を披露する。

合唱団はまた、3日には昭和女子大学の人見記念講堂で行われる、「こどもコーラスフェスティバル」にもゲスト出演。そして4日正午12時20分からは、群馬県庁1階のホールでも歌声を披露するという。

高雄市で大規模なガス爆発、292人が死傷

台湾南部の高雄市で31日夜、ガス爆発事故が相次いで発生した。当初は午後8時40分ごろ、前鎮区でガス漏れが発生、午後10時ごろにガス管が爆発が発生したもよう。地元の消防によると、きょう(1日)午前7時30軍現在、22人の死亡、270人の負傷が確認されたという。爆発の範囲は市内2〜3平方キロに及んでいる。爆発発生の連絡を受けた馬英九総統は直ちに江宜樺・行政院長と連絡を取り、政府の関連機関に対し、速やかに救助、救援措置を取るよう指示した。政府は中央災害応変中心(災害対応センター)を設置し、江・行政院長が指揮を執っている。同中心によると、台南市および屏東県の消防局が現地に向かったほか、国軍から1500人近くが出動し、救援作業を開始した。

高雄の爆発で26人死亡、269人負傷

高雄市の道路で広範囲な爆発が起き、約300人が死傷。高雄市前鎮区の三多路、凱旋路、二聖路、瑞隆路などで7月31日深夜12時前、轟音とともに大きな爆発が相次いだ。爆発では道路が浮き上がり、自動車が吹き飛ぶなどした他、各地で火柱が上がった。爆発が起きた範囲は約3平方キロ、道路の長さは約6キロとされ、一部の人は「戦場さながら」と形容した。

中央災害対応センターが1日夜に発表したところによると、この事故での死亡者は26人。けが人は297人で、消防隊員2人が行方不明となっている。

この事故は当初、ガス漏れが原因と見られたが、経済部は工業用のパイプラインを通る気体、プロペンが爆発した可能性を指摘した。現場はパイプラインが埋設された場所に沿って、道路に長く深い陥没ができている。

馬英九・総統は1日午前のスケジュールを取り消し、台北市に設置された中央災害対応センターで事故後の救助活動の報告を受けると共に、高雄市の陳菊・市長とテレビ会議を開いて最新の状況を把握した。
陳・高雄市長は、爆発後の火災は、一心一路と光華路の交差点で残っているだけだと報告、消防隊員が現場でさらなる爆発が起きないよう警戒しているという。陳・市長はまた、中央政府に対し、人員面での支援と人命探査装置などの設備の提供を求めるとともに、経済部が工業用パイプラインの配置を見直すよう希望した。

馬・総統はこれに対し、経済部に状況を把握させて検討させると約束。そして、爆発や火災は押さえ込んだ形ながら、関連部会は人員と物資を集中して全力で救援活動に当たるよう指示。馬・総統は、「更なる支援が必要なら全力で協力する。中央と地方が団結し、連絡しあうことで被害を最低限に食い止める。また、同様の事故の再発を防ぐ」と強調した。

高雄市は台湾南部最大の都市、人口は277万人。日本の対台湾窓口機関・交流協会高雄事務所によると、高雄市在住の日本人は約1300人、日本企業は約170社が進出、日本人学校も設けられている。

行政院の江宜樺・院長は1日、爆発事故と、先月23日に起きた旅客機墜落事故とをあわせて、これらの犠牲者を追悼するため、今月5日から3日間、全国で半旗を掲げると宣言した。

日本の駐台代表、台湾へ見舞い状 高雄爆発事故で

高雄市の市街地で起きた大規模な爆発事故を受け、日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の沼田幹男代表(大使に相当)は1日、馬英九総統、林永楽外交部長、台湾側窓口・亜東関係協会の李嘉進会長宛てに見舞い状を送った。

事故では警察・消防関係者を含む26人が死亡、266人が負傷しており、沼田代表はこれに対して、「勇敢なる消防隊員を含む、多くの尊い人命が失われるとともに、数多く負傷者が出ていることは大変痛ましいことであり、深い悲しみを覚えております」とした。

その上で、犠牲者と遺族への哀悼の意を表すとともに、関係者が一日も早く元の生活に戻れるよう祈ると伝えた。

台湾・高雄爆発で多額の寄付続々 自粛ムードでイベント中止も


台湾南部の高雄市で死傷者が300人近くにのぼる大規模な爆発が起きたのを受け、台湾塑膠工業(台湾プラスチック)グループが2000万台湾元(約7000万円)の寄付を発表するなど、複数の大手企業から多額の義援金や物的支援が寄せられている。

台湾プラスチックのほか、生保大手の南山人寿や食品大手の頂新国際集団、金融持株会社の富邦金融控股などもそれぞれ1000万元(約3500万円)の寄付を発表しており、受託生産大手の鴻海(ホンハイ)精密工業では義援金1000万元だけでなく、モバイル電源5000個の無料提供も決定している。

一方、事故後は各自治体で自粛ムードが広がっており、台北市では恒例の花火大会が見送られるなど、旧暦7月7日の七夕(今年は8月2日)に合わせて開催予定のイベントの中止が相次いでいる。

台湾・嘉義の小学校が夏休みの剣道合宿 児童たちが鍛錬に打ち込む

嘉義県阿里山郷の香林小学校は、同校で剣道の指導を行っている蔡朋志氏などの協力のもと、7月28日からの3日間、夏休みの剣道合宿を行った。

同校の校長によると、合宿初日に蔡氏らが行った交流試合を目の当たりにした児童たちは、剣道の持つ力強さや美しさに驚いた様子で、合宿が終わった後も名残惜しそうにしていたという。

また、最終日に防具をつけた正式な対抗戦が行われた際は、児童たちはみな、興奮を抑えきれないといった表情で、試合終了後には来年の合宿での再会を約束しあっていた。

蔡氏は剣道を学ぶのはケンカで強さを競い合うためではなく、伝統文化の中の「相手を尊重する」というスポーツマンシップを体得するためで、子供たちが集中力を身につけたり、物事に挑戦する勇気を持つことにつながると語っている。

台湾、釣魚台の無人島命名で日本に抗議

外交部は1日、日本政府が新たに命名した158の無人島の中に、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の5つの島が含まれていることに対し、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)を通じて日本に厳重抗議を行った。

同部は、今回の行為は絶対に受け入れられないとした上で、釣魚台列島が中華民国固有の領土であることを改めて主張するとともに、日本側が自制し、台日関係を損うことのないよう求めた。

中華民国は2012年に「東シナ海平和イニシアチブ」を提唱しており、関係各方面に対して国際法を遵守し、話し合いにより地域の平和と安定を確保することで、東シナ海を「平和と協力の海」にするよう呼びかけている。


台湾先住民の児童合唱団、東京公演で震災復興を応援

原住民(先住民)児童からなる合唱団「台湾原声童声合唱団」が1日夜、同合唱団の名誉団長として日本を訪れている馬英九総統夫人の周美青氏と沈斯淳駐日代表(大使相当)の出席の下、東京・新宿文化センターでコンサートを行った。公演では子供たちの純粋な歌声を通して東日本大震災の被災者への支援の気持ちを示すとともに、最近台湾で相次いで起こった事故の犠牲者に対して祈りが捧げられた。

コンサートでは冒頭、山岳地帯に住む原住民・ブヌン族に伝わる歌謡「太陽よ早く出ろ」がブヌン語で歌われ、狩りの儀式にヒントを得た踊りが添えられた。

また、東日本大震災の犠牲者や被災者に捧げる曲として日本の復興支援ソング「花は咲く」と、台湾で1985年に発表されたチャリティーソング「明天會更好」(明日はもっと良くなる)が披露されたが、周氏の提案で同時に1日未明に起きた高雄のガス爆発事故と、先月23日に起きた澎湖の航空機墜落事故の犠牲者を悼んだ。

合唱団はこのほか「台北的天空」(台北の空)、台湾民謡の「天黒黒」、日本の「赤とんぼ」、「故郷」など日台の名曲の数々を歌い、子供たちの透き通った美しい歌声が1000人以上の観客らの心を捉え、歌が終わると大きな拍手が鳴りやまなかった。また、台湾と交流のある「男声合唱団東京リーダーターフェル1925」もゲスト出演し3曲披露した。

「台湾原声童声合唱団」では周氏が同行しての海外公演は昨年7月の米サンフランシスコに続いて今回が2度目。日本滞在中は、このあと3日に昭和女子大学で行われる「こどもコーラスフェスティバル」に出演するほか、4日は台北・故宮博物院展開催中の東京国立博物館のイベントでも歌声を披露する。

高雄ガス爆発受け8月5日〜7日、台湾全土で半旗掲揚

江宜樺行政院長は1日、高雄市爆発事故災害対応センターを視察した際、政府関係部署に全力で高雄市への支援を行うよう求めると同時に、8月5日から3日間、台湾全土で半旗を掲げ、相次ぐ事故による犠牲者に対して哀悼の意を表すと明らかにした。

台湾では先月23日に澎湖諸島での旅客機墜落、今月1日未明に高雄市市街地での大規模ガス爆発と相次ぐ事故により多数の死傷者を出した。これを受け、行政院では航空機事故から数えていわゆる「二七日(ふたなぬか)」にあたる8月5日から、ガス爆発事故から「初七日」にあたる同7日までの3日間、台湾全土で半旗を掲げて犠牲者への哀悼を捧げると発表した。

台湾では過去にも1999年9月に起きた台湾中部大地震(9・21大地震)、2009年8月の台風災害(8・8水災)の際も、それぞれの年の9月23日から(初七日前)と8月22日から(二七日前)の3日間、半旗を掲げている。


台湾観光バス運転手が中国本土客を殴打、「指定の店でお土産買わなかった!」

台湾メディアの報道によると、台東県の知本温泉近くで7月30日夜、観光バスの運転手が中国本土からの客の女性を殴打し、警察に連行される事件が起きた。運転手は客の女性が指定の店で土産物を買わなかったことに腹をたて、女性を殴打したという。中国台湾網が31日伝えた。

台湾には中国本土から多くの観光客がツアーで訪れているが、多くのツアーは低価格で、観光バスの運転手は土産物店などと契約し、客が購入してバックマージンを得ることしか、利益を出す方法がない。

事件後、現地では中国本土客が派出所を取り囲み、運転手を厳罰に処すよう求める騒ぎとなった。

ガス爆発の高雄市、パイプラインの移設求める声 当局に批判も


7月31日深夜から1日未明にかけて複数の大規模なガス爆発が起きて多数の死傷者が出た台湾第2の都市、高雄(Kaohsiung)市では、地下に通された工業用パイプラインの移設を求める声が住民から上がっている。

台湾・高雄で大規模ガス爆発 25人死亡、267人負傷(8月1日)


 爆発とその後の火災で300人近くが負傷し、これまでに少なくとも26人が死亡した。爆発の勢いは非常に強く、車がひっくり返ったり、原動機付き自転車が飛ばされて5階建てのビルの屋上に落下したりしたほか、大通りは数百メートルにわたって陥没した。

 高雄市の近くには巨大な石油化学コンビナートがあり、多くの人が暮らしている同市の地下を多数のパイプラインが走っている。

 救助隊員らががれきに埋まった遺体の捜索を続ける中、多くの住民は、爆発の3時間前にガス漏れの通報を受けていながら、速やかにガス漏れを止められなかった高雄市当局を批判している。

 地元に住むリン・チュンフア(Lin Chung-hua)さんはAFPに「私は当局の対応が良くなかったと思う。すぐにパイプラインを止めていれば爆発なんか起きなかったはずだよ」と語った。

 爆発で陥没した通りに面する店舗を持っているというリンさんは、「パイプラインは何年も前、まだこの辺りの住民が少なかった頃に設置されたんだけれど、今ではとてもたくさんの人が住んでいる。当然、撤去しなければならない。危険なんだから」と話し、パイプラインの移設を求めた。

 台湾紙・聯合報(United Daily News)は、「(パイプラインの)バルブをもっと早く閉めていればこれほどの惨事にはならなかった」という匿名の消防士の話を掲載した。ガスの臭いがするという住民の通報を受けて現場に急行した消防士4人が爆発で死亡し、さらに別の消防士2人も行方不明になっている。

 高雄市で死傷者が出るガス爆発が起きたのは今回が初めてではない。1997年に石油会社「台湾中油(CPC Corporation)」の作業チームが道路工事のため一部区間のガス管を掘り出そうとした際に爆発が起き、5人が死亡、約20人が負傷した事故が起きている。






愛媛の獅子舞、台湾でパフォーマンス 高雄への祈り捧げる

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愛媛の獅子舞、台湾でパフォーマンス 高雄への祈り捧げる



媛県松山市から訪台している「大可賀獅子舞×鼓組」が3日、台北市内の松山慈祐宮でパフォーマンスを行い、大規模な爆発事故があった高雄に対して祈りを捧げた。

会場にはカク龍斌台北市長や愛媛県経済労働部の神野一仁部長、松山市の西泉彰雄副市長らが出席。高雄市で起きた爆発事故を受け、力強い踊りを高雄の被災地に捧げたほか、パフォーマンス後にはメンバーが「高雄加油」(高雄がんばれ)と叫んでメッセージを伝えた。(カク=赤におおざと)

「大可賀獅子舞×鼓組」は本来、2日に開催される予定だった台北市内の花火イベントへの参加が決まっていたが、高雄の事故を受けて中止となった。メンバーの高谷周一郎さんは、獅子舞で台湾の人の心を慰められればと語り、高雄の一日も早い復興を願った。

ルックスで運転手を選べるタクシー配車アプリ、気に入らなければキャンセル、再リクエスト可能

台湾のタクシー配車アプリ開発企業はこのほど、運転手の顔写真と電話番号の情報が盛り込まれたタクシー配車アプリを開発した。

2014年7月31日、台湾のタクシー配車アプリ開発企業はこのほど、運転手の顔写真と電話番号の情報が盛り込まれたタクシー配車アプリを開発した。乗客は手配された運転手のルックスが好みでない場合、その運転手をキャンセルして、好みの運転手を指名することができる。また、配車をリクエストした後、指名した運転手の顔写真情報を家族に送信することできるため、安心してタクシーを利用できる。台湾TVBS新聞台が伝えた。

「このようなアプリは夜間にタクシーを利用する女性に歓迎されるだろう」と評価する人がいる一方で、「タクシー運転手の圧倒的多数は安全なのだから、まあ悪くはないが、それほど有効とは思えない」との見方もある。

このアプリを開発した企業は、提携するタクシーを厳しく選ぶことに尽力した。車両の規格を考慮しただけではなく、製造後4年以内の車に限定、車内の清潔さ、運転手の身なり、言葉遣い、態度などについても厳しい条件を設けた。

運転手は、「このアプリを利用する乗客は男性より女性の方が多い。小さな子供を連れた母親もたびたび利用している」と話した。

台湾赤十字が援助 岩手県大槌の保育園舎が完成

中華民国紅十字(赤十字)会は2日、台湾で集められた東日本大震災の義捐金で再建支援していた岩手県大槌町の吉里吉里保育園の新園舎が完成したと発表した。現地ではこの日、落成式が行われ、同町の碇川豊町長などが台湾への感謝の言葉を述べた。

式典には紅十字会の王清峰会長、駐日代表処の関係者などが出席。かざぐるまやランタンを園児たちにプレゼントした王会長は、保育園の落成は新しい希望の始まりだと話し、地域や子供たちの平穏無事を祈った。

同園の東谷藤右ェ門理事長によると、新園舎の外壁は虹色に塗られ、未来への希望と夢を表しているという。園舎の完成で園児の保護者も安心して仕事ができ、地域に安定をもたらせればと期待を語った。

吉里吉里保育園は2011年の東日本大震災で全壊、流出しており、広さ約560平方メートル、2階建ての新園舎は以前の園舎とほぼ同じ大きさ。

紅十字会は同町内で730戸の公営住宅再建でも支援を行っており、2017年までに完成する予定。今回の新園舎完成で、町外に出て暮らす人々に戻ってもらえればと復興への期待を寄せた。

2014年7月31日現在、紅十字会に寄せられた台湾からの義捐金は利子を含めて25億7774万6760台湾元(約88億531万円)で、そのうち99.6%がすでに活用されている。

台湾爆発、事故の「原因企業」トップ謝罪 直接の原因とは認めず


台湾南部、高雄市で7月31日深夜から今月1日未明にかけて起きた連続爆発事故で高雄市当局から事故の加害企業だと指摘された「李長栄化学工業」の会長が3日、記者会見で謝罪した。しかし、自社が直接の原因だとは認めなかった。

 同社をめぐっては爆発3時間前の31日午後9時前、原料供給会社から可燃性化学物質プロピレンを受け取る自社所有の配管圧力が低下する異常があったことから、一旦供給が停止されたにもかかわらず、異常の原因を確認しないまま午後10時すぎから供給を再開させた。高雄市当局は2日、加害企業だと名指しで批判した。

 供給が一時停止される前と、供給が再開された後に漏れた出たプロピレンは10トン超と推計され、被害拡大の一因になったとみられている。

訪日中の周美青・台湾総統夫人、「こどもコーラス」で歓迎受ける


訪日中の周美青総統夫人は3日、全日本合唱連盟が主催する「2014こどもコーラスフェスティバル」に出席し、盛大な歓迎を受けた。

周夫人は台湾原住民(先住民)の児童合唱団「原声童声合唱団」の名誉団長として昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催された合唱イベントに出席。昭和女子大の坂東眞理子学長と全日本合唱連盟の岸信介理事長らが迎えた。

坂東氏によると、周夫人とは日本語で挨拶を交わし、同氏の著書である「女性の品格」をプレゼントしたほか、周夫人からは「翠玉白菜」のレプリカを贈られたという。

同イベントには日本各地から14組のグループ約500人が参加。「原声童声合唱団」は唯一の海外勢で、日本語曲「故郷」を含む4曲を披露した。

周夫人はこの日午後、東京国立博物館本館で展示されている日本美術や重要文化財である伝毛松の「猿図」、梁楷の「六祖截竹図」などを参観した。4日には「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」の展示品変更に伴う特別内覧会に出席する予定。

高雄大規模爆発 日本でも被災地支援の動き広まる

高雄市で起きた大規模な爆発でこれまでに300人以上が死傷した事故で、同市と友好交流協定を結んでいる東京都八王子市が募金活動を行っているほか、日本各地から被災地へのお見舞いの声が寄せられている。

八王子市では八王子まつりの本部などに募金箱を設置したほか、八王子南口総合事務所、市役所本庁舎市民ロビー、淺川、由木、元八王子、北野の各地域拠点事務所などでも義援金を受け付けている。

また、先日東日本大震災の被災地を訪れていた台湾観光協会東京事務所の江明清所長によると、岩手県の達増拓也知事や複数の自治体首長などからお見舞いの言葉をかけられたという。

このほか日本と台湾の交流を促進する団体も、募金振込口座を開設する予定で、高雄の被災者へ義援金を届けたいとしている。

台湾新幹線、高雄爆発事故で支援団体の無料乗車申し込み受付け開始

台湾高速鉄路(台湾高鉄)は2日、高雄ガス爆発事故の被災地で活動するために民間の支援団体が高雄市(高鉄・左営駅)まで列車を利用して往復する場合、運賃を無料にする措置を発表した。

高鉄・桃園駅では、台湾高鉄は人道的精神にのっとり、社会的責任を果たすべく民間団体を支援することで政府に協力し、公共輸送機関として少しでも被災地の役に立ちたいとしている。

高鉄は、被災地支援団体の乗車申請は遅くとも1日前までにしてほしいとしている。申し込み電話番号は4066-3000(市外局番02)。











高雄市「爆発原因は李長栄化学(LCYケミカル)の過失」

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高雄市「爆発原因は李長栄化学(LCYケミカル)の過失」


高雄市環境保護局の陳金徳・局長は2日に記者会見を開き、7月31日深夜に同市内で大規模な爆発事故が発生した原因について、流出したのがガスではなく可燃性化学物質プロピレンで、これは石化大手の李長栄化学工業(LCYケミカル)の過失が原因だとし、同社の責任を追及する考えを表明した。
陳・局長の説明によると、LCYケミカルは台湾中油(CPC)からプロピレンの供給をパイプラインで受けていたが、31日午後8時にプロピレンの輸送量が急減しており、漏れが発生したと考えられる。その後いったん輸送を停止させたが、LCYケミカルは午後10時15分に輸送を再開させた。陳・局長は、合計10トンのプロピレンが漏れたにも関わらず、LCYケミカルは管理責任を果たさず、環境保護局への通報を怠り、十分な対応措置を取らなかったと強調した。 なおLCYケミカルの李謀偉・董事長は3日午後に記者会見を開き、大きな社会不安を発生させたとして謝罪の言葉を述べた。また「事故の原因を知りたい」と述べたものの、台湾中油にパイプラインの定期的なメンテナンスを委託していると指摘し、責任の所在が自社にあることを認めなかった。

LCYケミカル、謝罪するも主因疑惑を否定

7月31日深夜から8月1日未明にかけて、台湾南部・高雄市の道路で広範囲な爆発が発生した。8月3日の段階で、28人が死亡、2人が行方不明、302人が重軽傷を負っている。事故の原因は、地下に埋設される、化学メーカー、李長栄化学工業(LCYケミカル)のパイプラインのプロペン漏れの可能性が高いとされている。

LCYケミカルの李謀偉・董事長は、3日午後、記者会見を開き、はじめて頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。李・董事長は、事故の原因を誰よりも知りたい。すでに検察側の調査に合わせて地下のパイプラインの漏えい調査を実施しているとし、もし自社の過失が原因なら、すべての責任を負うと語った。

LCYケミカルでは、「謝罪は、爆発の被害者を気遣うものであり、自社が事故原因であることを認めるものではないと強調、責任所在は検察側の発表を待つとしている。また、爆発した4インチのパイプラインは20年使用しているが、メンテナンスは国営・台湾中油が行っていると説明している。

しかし、このことについて、台湾中油では、2日に声明を発表、プロペンを輸送するパイプラインは、所有権から使用にいたるまで、すべてLCYケミカルの所属であり、メンテナンスも同社がしているはず。両者の間にはメンテナンスに関するいかなる契約も交わされおらず、関連の費用ももらっていないと明らかにした。

なお、高雄地方裁判所の検察官は、3日、爆発を起こした4インチのパイプを差し押さえた。このパイプは、LCYケミカル所有で、腐食が激しく、爆発による大きな穴があいているという。このパイプは、なぜか、高雄市の下水管の内部を通っていた。ある石油化学メーカーは、パイプラインが2〜30年使っても、使い方が正しければ、腐食することはないが、長年水に接触していたとすると結果は違ってくると指摘している。

高雄大規模爆発 馬英九総統「総力挙げて支援する」

高雄市で起きた大規模な爆発事故で中央災害対策センターは、3日午前10時現在で28人が死亡、300人が負傷したと発表した。馬英九総統は関係する全ての機関に対し、被災地の復旧・復興作業に取り掛かるよう指示し、政府が総力を挙げて地方自治体を支援する考えを示した。

中央災害対策センターによると、負傷者のうちすでに176人が退院したものの、124人が治療のため入院を続けているほか、同日午前8時の時点で280人が指定の避難所を利用し、39人がホテルなどの宿泊施設に避難しているという。

馬総統は3日、会員制交流サイトを更新し、迅速な原因究明を求めたことを明らかにした上で、今回の事故を受けてほかの場所の地下に埋設されているパイプラインの安全性についても点検し、類似事故の発生を防ぎたいとする認識を示した。

また、「南部から北部、企業から個人、全ての国民が団結して支援に取り組んでいる」、「このような辛い時期ほど、台湾の人の心は強く結ばれる」と語り、復興への支援を激励した。

事故現場ではきょうも取り残されている人がいないか捜索活動が続けられている。台湾では今回の大規模爆発と澎湖で発生した旅客機墜落事故を受け、5日から3日間、全土で半旗が掲げられる予定。

高雄加油!日本の獅子舞で高雄市にエール

日本愛媛県松山市のパフォーマンス団体「大可賀獅子舞×鼓組」が3日、航海の女神を祀る、台北市内の松山慈祐宮で獅子舞を披露して、7月31日に爆発事件で大きなダメージを受けた、高雄市の無事平穏を祈った。

「大可賀獅子舞×鼓組」は、中国のバレンタインデーである、旧暦の7月7日、七夕にあたる2日夜に、台北市の大稲埕で行われる予定だった、花火大会でパフォーマンスを行う予定だったが、高雄の爆発事件で、この花火大会が急遽取りやめになった。

台北市の郝龍斌・市長は、3日午前、訪台中の愛媛県の神野一仁・経済労働部長、松山市の西泉彰雄・副市長、雲峰広行・副議長らと、松山慈祐宮に参拝し、高雄市のために祈りを捧げた。

「大可賀獅子舞×鼓組」も松山慈祐宮に参拝し、そこで活力あふれる獅子舞を披露した。最後にはメンバー全員が口をそろえて、中国語で「高雄加油(高雄がんばれ)」と叫び、高雄市民たちに熱いエールを送った。

メンバーの高谷周一郎さんは、マスコミのインタビューで、日本の獅子舞は神の化身であり、人々を守り、心を癒すとされている。獅子舞のパフォーマンスが、台湾の人々の心を癒し、高雄市が一日も早く元通りになってくれることを願っていると語っている。

聯発科、4Gチップ目標出荷量を2倍に引き上げ[IT]

ファブレスの携帯端末向けIC設計世界大手、聯発科技(メディアテック)の謝清江総経理は7月31日、今年のスマートフォン向け半導体チップの目標出荷量を、当初の3億セットから3億5,000万セットに引き上げたと明らかにした。うち、第4世代移動通信システム(4G)対応チップは1,500万セットから3,000万セットに上方修正した。ただ、製造コストが高い4G製品の比率が拡大することで収益への影響も指摘されている。

経済日報など各紙が伝えた。聯発科の第2四半期のスマホ向けチップの出荷量は8,000万〜9,000万セットだった。新興国市場での需要が強く、デュアルコア(2コア)やクアッドコア(4コア)の製品出荷が全体をけん引した。今四半期には4G対応のシステム・オン・チップ(SoC)の新製品の量産が始まり、第4四半期にはクアッドコアとオクタコア(8コア)の4G64ビット製品をそれぞれ発売する計画という。タブレット端末向けチップの今年の目標出荷量は、従来の4,000万セットを据え置いた。

同社の相次ぐ4G製品は米クアルコムへの対抗姿勢を示すものとみられるが、両社の価格競争の激化を懸念する指摘も上がっている。凱基投資顧問のアナリストは、「現在の聯発科の4GSoCは製造コストが高いため、来年の同社の収益に貢献するとは限らない」と慎重な見方を示した。聯発科製品の中国における販売を手掛ける、商社の大聯大投資控股(WPG)は、「中国の4Gインフラの整備は初期段階で、市場の伸びをあまり楽観視するべきではない」とみている。

■Q2純利益は前期比23.8%増

聯発科が7月31日に発表した第2四半期の連結決算は、純利益が前期比23.8%増の125億4,900万台湾元(約430億円)だった。

売上高は前期比17.7%増の541億3,300万元。スマホやタブレット端末向けの需要が強かったことなどが増収につながった。粗利益は20.7%増の268億2,400万元だった。製品ラインアップの構造転換を背景に粗利率は49.6%と1.3ポイント上昇した。本業のもうけを示す営業利益は18.0%増の127億6,000万元で、営業利益率は0.1ポイント上昇して23.6%となった。

聯発科は第3四半期の業績について、売上高が568億〜612億元、粗利率が47.5〜49.5%、営業利益率が23.0〜27.0%になるとの予測を示した。

訪日中の周美青・台湾総統夫人、「こどもコーラス」で歓迎受ける

訪日中の周美青総統夫人は3日、全日本合唱連盟が主催する「2014こどもコーラスフェスティバル」に出席し、盛大な歓迎を受けた。

周夫人は台湾原住民(先住民)の児童合唱団「原声童声合唱団」の名誉団長として昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催された合唱イベントに出席。昭和女子大の坂東眞理子学長と全日本合唱連盟の岸信介理事長らが迎えた。

坂東氏によると、周夫人とは日本語で挨拶を交わし、同氏の著書である「女性の品格」をプレゼントしたほか、周夫人からは「翠玉白菜」のレプリカを贈られたという。

同イベントには日本各地から14組のグループ約500人が参加。「原声童声合唱団」は唯一の海外勢で、日本語曲「故郷」を含む4曲を披露した。

周夫人はこの日午後、東京国立博物館本館で展示されている日本美術や重要文化財である伝毛松の「猿図」、梁楷の「六祖截竹図」などを参観した。4日には「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」の展示品変更に伴う特別内覧会に出席する予定。

周美青・総統夫人、日本で芸術外交

周美青・総統夫人は、3日午後、東京国立博物館の招きに応じて、日本美術展を参観した。東博は特別に、明朝以前に日本に伝えられた貴重な中国画、毛松作と伝えられる「猿図」、李迪の「紅白芙蓉図」、梁楷の「六祖截竹図」などを周・総統夫人に紹介した。

馬英九・総統の夫人、周美青・女史が、台湾の原住民族の子どもたちの合唱団、「台湾原声童声合唱団」の名誉団長として7月31日から日本を訪問している。3日には、日本の東京国立博物館(東博)の招きに応じて日本美術展を参観した。

現在日本で開催中の国立故宮博物院の収蔵品の特別展、「神品至宝展」は、8月5日から、一部の展示品の入れ替えが行われ、北宋の蘇東坡の「行書黄州寒食詩巻」など6点の書画を新たに展示する。東博では、4日、宣伝強化のための内覧会を開くが、銭谷真美館長は、これに周・総統夫人を招待、夫人からは出席の回答を得たほか、内覧会当日には、夫人が率いる台湾原声童声合唱団も歌声を披露する予定。

周・総統夫人は、6月に「国立故宮博物院神品至宝展」開幕式に出席する予定だった。1972年、両国の国交断絶後、中華民国のファーストレディーの初めての日本訪問ということで、両国の外交上の重要な一歩と見なされていた。しかし、開幕前夜、ポスターやパンフレットの一部に国立故宮博物院の正式名称にある「国立」の二文字が抜けていたことが発覚され、馬英九・総統はこれに抗議、夫人の開幕式出席も延期されることになった。このため、今回、周・総統夫人の東博訪問が持つ意義は特に大きい。

神品至宝展で新たに展示されるのは、北宋の蘇東坡の「行書黄州寒食詩帖(寒食帖)」、南宋の「江帆山市図巻」、南宋の馬麟の「静聴松風図軸」、南宋の牟益の「擣衣図巻」、金の時代の武元直の「赤壁図巻」、宋の呉琚の「行書七言絶句軸」などで、展示は9月15日まで。

トラブル頻発の台湾新幹線 ポイント故障で運休や遅延

今年すでに10回以上の運行トラブルに見舞われている台湾高速鉄路で4日午前6時38分ごろ、台中駅で落雷が原因と見られる分岐器(ポイント)故障が発生し、少なくとも列車11本が運休したほか一部で遅延が生じた。

高鉄ではこの10日間でポイント故障など5回のトラブルに見舞われている。

3日午前10時49分ごろには、苗栗県内を走行中だった左営発台北行きの130号列車が自動列車制御装置(ATC)の故障により断続的にブレーキが作動したため、台中駅に引き返し、乗客500人に影響が出た。

仙台市からの訪問団 高雄爆発の被災地に義援金を寄付

宮城県仙台市から台南市を訪れていた訪問団が3日、大規模爆発事故が起きた高雄市に義援金を送ったことがわかった。

仙台市からの訪問団は7月31日〜8月3日の日程で台南市を訪問し、「仙台フィルハーモニー管弦楽団」のメンバーらが音楽イベントで3回の公演などを実施していた。

仙台市市民局の小林弘美市民協働推進部長は、爆発事故の一報を聞き、訪問団のメンバーが驚きと悲しみを覚えたと話し、義援金を送ることにしたという。

仙台市と台南市は2006年に交流促進協定を締結し、緊密な交流を続けてきた。義援金は台南市政府を通じて高雄市政府に届けられるという。
神品至宝展、5日に一部展示品入れ替え

現在、日本の東京国立博物館で開催されている国立故宮博物院の収蔵品の特別展「神品至宝展」は、5日から一部展示品が入れ替えられる。故宮博物院の馮明珠・院長らは、4日に行われる展示品の入れ替え式典に出席するため、3日午前に東京に向かった。

台湾の原住民族の子どもたちの合唱団、「台湾原声童声合唱団」を率いて7月31日から日本を訪問している馬英九・総統の夫人、周美青・女史も、故宮代表団の名誉団長として、これらの展示品が正式に展示される前の内覧会に出席する。

「神品至宝展」は、6月24日開幕以来、のべ20万人を越える参観者が訪れている。8月5日から新たに展示されるのは、蘇軾(蘇東坡)の「行書黄州寒食詩巻」、南宋の「江帆山市図巻」、南宋馬麟の「静聴松風図軸」、南宋牟益の「擣衣図巻」、金の武元直の「赤壁図巻」、宋の呉琚の「行書七言絶句軸」などで、展示は9月15日まで。

故宮博物院によると、6点の作品のうち、蘇軾の「行書黄州寒食詩巻」は日本と深いかかわりを持っている。これは蘇軾生前の最も得意な書の作品で、乾隆年間に宮廷のコレクションとなり、1860年の円明園の火事により民間に流出、1922年に日本のコレクター、菊池惺堂氏の手に渡った歴史を持っている。1923年関東大震災のとき、東京が大火事に見舞われ、菊池惺堂氏は危険を顧みず、この作品を守った。第二次世界大戦後、中華民国の王世杰・元教育部長はこの作品を購入した。1950年にこの作品は台北に戻り、1987年に故宮博物院に所蔵されて国有となった。

東博の「国立故宮博物院神品至宝展」では、門外不出の秘宝、翠玉白菜の限定展示が話題になったが、5日から展示される蘇軾の「行書黄州寒食詩巻」がふたたび故宮博物院熱を招くことが期待される。




高雄ガス爆発事故の被災地に森進一さんが寄付金:台湾

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小形風力発電の訪日視察団、東京で交流会


小形風力発電の販売や日中関連のコンサルティングを手がけるFUJITAビジネス・パートナーズ(東京都港区)は1日、東京で台湾の小形風力発電事業関係者との交流会を開催した。

同社は日本で、台湾の新高能源科技(ハイバウト)が製造する小形風力発電機器を輸入販売している。昨年5月には、ハイバウト製の風力発電機器で一般財団法人・日本海事協会から日本の再生可能エネルギー電力固定価格買い取り制度(FIT)の適用対象機種としての認証を取得。今回、北海道根室市に最初の小形風力発電所を設置し、台湾側の関係者ら18人の視察団を受け入れた。

日本側からも風力発電の関係者15人が参加した交流会では、ハイバウトの陳銘国董事長が「10年前に開発した小形風力発電で、ようやく日本のマーケットに参入することになった」とあいさつ。「FUJITAの努力で、日本の認証を取得することができた」と謝意を示した。

視察団のメンバーは陳董事長のほか、関連メーカーや国立台湾大学、経済部検験局の関係者らで構成。先月29日〜今月2日の日程で、根室の現地を視察したほか、日本海事協会や一般社団法人・日本小形風力発電協会との会合も行った。

■合弁事業を設立

ハイバウトとFUJITAは1日、交流会に先立ち、合弁会社ハイバウト・ジャパン設立に関する契約書に調印した。ハイバウトの陳震艮総経理はNNAの取材に対し、昨年の韓国に続く2カ国目の合弁事業になると説明している。

日本海事協会によると、これまでにFITの適用対象機種に認証されたのは7例にとどまっており、日本で小形風力発電自体がまだ十分に普及していない状態だ。だが、陳総経理は、日本で製造も行うと述べた上で、「向こう1年で日本の1,000カ所に風力発電所を設置し、売上高60億円を目指す」と意気込んだ。

政府、パイプライン安全管理に向け諮問チーム設置へ

江宜樺・行政院長は4日、7月31日に高雄市で大規模な爆発事故が発生したことを受け、このような大惨事の再発を防ぐため、政府内に10人から成る諮問チームを設置し、公共事業のパイプラインの安全管理を徹底させる方針を打ち出した。この諮問チームは消防、化工、機械、防災など関連分野の専門家で構成される。江・院長はこのほか経済部に対し、台湾全域の地下パイプラインの資料を集めて系統的にまとめるよう指示した。

彰化県の中学生ら、福井県で教育文化交流

彰化県の卓伯源県長や県内の中学生約30人が8月3日から教育文化交流の一環として福井県を訪問している。生徒の国際的視野を広げることなどが主な目的で、7日まで滞在する。

卓県長によると、今回の訪日交流は優秀ながらも家庭の事情により普段海外と接する機会のない生徒のために、国際的視野を広げ、異文化に触れてもらおうと民間団体と協力して実施したものだという。

訪日中は大野市や同市内の中学校を見学し、地元の学生らと触れ合いながら学校や地域の生活、文化を体験したり、博物館や公共施設などを訪れる予定。彰化県で中学生を対象にこうした交流を行うのは初めての試み。

福井県の西川一誠知事は2012年に彰化県を訪問し、当時鹿港鎮で開催されていた台湾ランタンフェスティバルを視察しており、産業や教育面でのさらなる活発な交流に期待が寄せられている。

雲南地震にお見舞いメッセージ

中国大陸・雲南省魯甸県で3日に起きたマグニチュード6.5の地震で、現地では381人が死亡、1801人が負傷したと伝えられる。台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会はお見舞いのメッセージを伝えると共に、救援を申し出ている。
中国大陸・雲南省での大規模な地震を受け、海峡交流基金会(海基会)がお見舞いのメッセージを伝えた。中国大陸・雲南省昭通市魯甸県では3日午後4時30分、マグニチュード6.5の地震が発生、300人あまりが死亡したと伝えられている。

台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会の馬紹章・副董事長は3日、海峡交流基金会は地震発生後ただちに中国大陸側の海峡両岸関係協会との緊急連絡ルートを通じて、お見舞いのメッセージと、被災地が必要とする支援を行う用意があることを伝えたと明らかにした。海峡交流基金会ではまた、死傷者の中に台湾の人がいた場合は速やかに通知してもらえるよう要請したということ。

中華民国旅行商業同業組合によると、魯甸県を訪れている団体旅行ツアーはないが、個人での旅行者については確定できない。海峡交流基金会では、雲南省で展開している台湾系企業の団体、雲南台商協会と連絡を取り、現地の状況を把握している。

台湾まもなく中元節で環保署、エコ祭祀呼びかけ

台湾でまもなく旧暦7月15日の中元節(今年は8月10日)を迎えるのを前に、環境保護署は4日、慰霊用の冥銭“紙銭”を燃やすことで発生するPM2.5(微小粒子状物質)が肺や循環器の疾病を誘発し健康に影響があるとして、伝統的なやり方を合同祭祀やエコ祭祀に切り替えることで環境保護を優先するよう市民に呼びかけている。

同署によると、PM2.5は物を燃やす時にできるほか、自動車の排気中や自然界にも存在するが、紙銭を焼くと二酸化炭素、一酸化炭素、揮発性成分、微量の重金属などが発生し、その過程でPM2.5が生成される。毛髪の直径の28分の1の大きさで、体内に吸い込まれると気管支壁をすり抜けて肺胞に入り、血液内に取り込まれるという。

故人や先祖にあの世で不自由なく暮らしてもらおうと、大々的に紙銭を燃やすのが中元節の伝統だが、同署では市民に紙銭の購入費用を社会福祉団体などへの寄付に当てれば、環境を守りながら功徳を積むことができて一石二鳥だとし、決して神仏への信心が足りないことにはならないと強調する。

また、どうしても紙銭を燃やしたい人は額面の大きな紙銭を購入して燃やす量を減らしたり、法師を呼んで祈祷を行い、お清めした焼却炉を用いる合同祭祀などで大気汚染の広がりを少しでも抑えることが可能だという。

ところで、中元節で欠かせないのがお供え物。個人や家庭だけでなく、商店や会社などでもオフィスビルの前に供え物を並べたテーブルを置き、線香をあげて大々的なお祀りを行うのが習わしだ。

中元節特別セールを打ち出しているインターネット販売大手のPChome24hによると、企業ではお供え物用に菓子類を中心とする食品の購入が盛んで、昨年同期に比べ4割近い伸びを見せており、特にクッキー・クラッカー類が最も人気。さらに、箱ごとの注文が多いコーラや緑茶飲料や即席カップめんの売れ行きも上々だという。

相次ぐ事故で国慶節の花火取り止めか

重大な事故が相次いでいることから、中華民国の建国記念日に相当する双十国慶節の花火大会が今年は取り止めになる可能性が伝えられている。台湾では先月23日に離島・澎湖で旅客機墜落事故、31日には南部・高雄市での爆発事故と、大勢の人が死傷する事故が相次いでいる。このため、台湾中部・台中市の蔡炳坤・副市長はこのほど、台中市で10月10日の国慶節に予定されている花火大会の中止を提案した。

双十国慶節祝賀式典準備委員会の主任委員を務める、王金平・立法院長は3日、国全体が悲しみにくれるムードの中、花火は取りやめる方向で考えていると述べた。最終的な決定は同準備委員会がする必要があり、王・立法院長は4日、できるかぎり早く臨時常務委員会を開くよう要請する考えを示した。

関係者によると、国慶節の花火が行われなかったのは過去15年では1999年、2001年、そして2009年で、いずれも地震や台風の被害状況を考慮しての中止だった。

今年の花火は台中港で予定されており、準備委員会は1日に現場を視察したばかり。石油化学工業専用エリアから2キロしか離れていないため、一部の準備委員は、南側の埠頭に変更するよう提案していた。

台湾・高雄ガス爆発事故の被災地に森進一さんが寄付金

多大な被害を出した高雄市の大規模爆発を受けて支援が相次ぐ中、歌手の森進一さんが3日、被災地に100万円を寄付した。台湾の複数メディアが伝えている。

報道によると、森さんは台湾「紀念八田與一文化芸術基金会」の常務監察人・邱貴氏に対して、1日に高雄で起きた事故の知らせを聞いて非常に驚き心を痛めており、哀悼の意を表すとした。また、3年前に起きた東日本大震災の際に台湾の人々が惜しみない支援の手を差し伸べてくれたことをずっと心に留めているとして、本来ならばすぐにでも被災者のところにお見舞いに駆けつけたいところだが、まずは寄付によって気持ちを表したいとしたという。

森さんは昨年4月、コンサートのため訪台した際にも日本の震災に対する温かい支援について触れ、台湾への感謝を表していた。

周美青・女史が「国宝外交」

馬英九・総統の夫人、周美青・女史(中央)が4日、日本の東京国立博物館で、「国立故宮博物院神品至宝展」の特別内覧会に参加。日本の鳩山由紀夫元首相夫妻(中央左)がかけつけて周・女史に敬意を示す。

馬英九・総統の夫人、周美青・女史が日本で国宝外交を繰り広げている。周美青・女史は7月31日から日本を訪問。中華民国総統の夫人が日本を訪れるのは、1972年の国交断絶以来初めて。

周・女史は台湾の原住民族の子供たちによる合唱団、台湾原声童声合唱団の名誉団長として訪日、1日には東京の新宿で行われた、これら子供たちのコンサートに参加した。3日には、現在国立故宮博物院の収蔵品の特別展、「神品至宝展」を開催中の、日本の東京国立博物館の招きに応じて日本美術展を参観。

「神品至宝」展では5日に展示品の一部入れ替えが行われる。これに先立ち、4日午後には新たな展示品を公開する特別内覧会が行われた。周・女史は東京国立博物館の銭谷真美館長の招きに応じ、国立故宮博物院の名誉団長としてこのセレモニーに出席、内覧会にも参加した。特別展関連の活動であり、「国宝外交」と呼ばれている他、総統夫人自ら参加することで、中華民国台湾と日本の外交に新たな1ページが加えられると期待されている。

内覧会は日本時間午後3時から行われ、4時半には台湾原声童声合唱団が歌声を披露した。国立故宮博物院の馮明珠・院長は、周美青・女史の参加を喜ぶと共に日本側の努力に感謝、日本との縁が深い、蘇東坡の「行書寒食詩巻」などを鑑賞してほしいと述べた。

台湾の子供は虫歯多し、食塩にフッ素の提言

台湾の子供たちは虫歯になる率が高く、世界歯科医師連盟が食塩にフッ素を加えるよう提言している。世界歯科医師連盟(FDI)のTing Chun Wong会長が4日に来台し、台湾の12歳以下の子供たちの虫歯の状況が深刻だと指摘した。

台湾の子供たちが虫歯になる率は近年高止まり。中華歯科医学会によると、世界で12歳以下の子供が持つ虫歯の数は平均で1.67本だが、台湾は2006年が2.58本と平均を大きく上回り、2012年になっても2.50本とわずかに減ったに過ぎない。

このためTing Chun Wong会長は、スイスやドイツのケースにならって食塩にフッ素を加えて虫歯になる率を下げるよう提案。衛生福利部では、台湾ではフッ素は合法的な食品添加物ではないとして、関連のリスクを検証した上、問題ない場合は開放に向けて話し合う考えを示した。


USJなどを目的に急増している台湾人観光客

 日中関係の冷え込みなどで、これまで日本への観光の牽引役を務めてきた中国人観光客が減少傾向に転じる中、非常に親日感情の強い台湾からの観光客が急増している。特に東アジアからの観光客が多い関西国際空港では今年夏、航空各社が相次いで台湾便の増便を決定。関空内にも台湾人観光客を意識した日本ブランド店や100円ショップなどが相次いで出店している。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)に人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアがオープンした効果も加わり、関係者は「まだまだ台湾からの観光客は増える」と“台湾シフト”を強めている。

◆観光客続々…台湾から年225万人
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 USJにハリー・ポッターの新エリアがオープンした7月15日以降、関空第2ターミナルでは、格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションの台北便の出国エリアが連日、USJ帰りの大量の土産物を抱えた台湾人観光客の親子連れらで混雑している。
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 「暑かったし、長時間の行列には疲れたけど、子供たちが喜んでくれたので満足です」。台北市の荘麗児さん(30)は、中学生のめいや小学生のおいら親族7人で10日間の日本観光を楽しんだという。
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 「日本は物価が高いので、食事や土産物の出費も小さくないが、サービスの質が高い。台湾からも近いし、日本に親類もいるので、また別の季節に来たい」と笑顔をみせた。
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 日中や日韓の間に領土や慰安婦をめぐる問題が影を落とす中、最近は中国・韓国からの観光客に代わり、台湾からの観光客が急増している。
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 法務省入国管理局によると、昨年1年間に台湾から約225万人が来日。うち約51万人が関空を利用していた。
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 その前年の平成24年には、台湾からの関空利用は約30万人。23年は約19万人だったことをみれば、その急増ぶりが分かる。
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 一方、関空を利用した中国人は、23年の約28万人から24年には約37万人に増えたものの、25年には約35万人と減少に転じている。

中国・台湾の観光客にビザ申請料金免除へ=8〜10月の3カ月間―タイ

2日、タイ外務省によると、タイ軍平和秩序維持センターは、中国と台湾の観光客に対し、8〜10月の3カ月間、ビザ申請料金を免除する案を可決した。

2014年8月2日、タイ外務省によると、タイ軍平和秩序維持センターは、中国と台湾の観光客に対し、8〜10月の3カ月間、ビザ申請料金を免除する案を可決した。環球時報(電子版)がタイの複数のメディアの情報として伝えた。

4日に予定されている執行部と内務省の会議を経て、来週にも実施されるとみられている。
今年は中国との国交樹立40周年にあたる。

小形風力発電の訪日視察団、東京で交流会

 小形風力発電の販売や日中関連のコンサルティングを手がけるFUJITAビジネス・パートナーズ(東京都港区)は1日、東京で台湾の小形風力発電事業関係者との交流会を開催した。
 同社は日本で、台湾の新高能源科技(ハイバウト)が製造する小形風力発電機器を輸入販売している。昨年5月には、ハイバウト製の風力発電機器で一般財団法人・日本海事協会から日本の再生可能エネルギー電力固定価格買い取り制度(FIT)の適用対象機種としての認証を取得。今回、北海道根室市に最初の小形風力発電所を設置し、台湾側の関係者ら18人の視察団を受け入れた。
 日本側からも風力発電の関係者15人が参加した交流会では、ハイバウトの陳銘国董事長が「10年前に開発した小形風力発電で、ようやく日本のマーケットに参入することになった」とあいさつ。「FUJITAの努力で、日本の認証を取得することができた」と謝意を示した。
 視察団のメンバーは陳董事長のほか、関連メーカーや国立台湾大学、経済部検験局の関係者らで構成。先月29日〜今月2日の日程で、根室の現地を視察したほか、日本海事協会や一般社団法人・日本小形風力発電協会との会合も行った。
 
 ■合弁事業を設立
 
 ハイバウトとFUJITAは1日、交流会に先立ち、合弁会社ハイバウト・ジャパン設立に関する契約書に調印した。ハイバウトの陳震艮総経理はNNAの取材に対し、昨年の韓国に続く2カ国目の合弁事業になると説明している。
 日本海事協会によると、これまでにFITの適用対象機種に認証されたのは7例にとどまっており、日本で小形風力発電自体がまだ十分に普及していない状態だ。だが、陳総経理は、日本で製造も行うと述べた上で、「向こう1年で日本の1,000カ所に風力発電所を設置し、売上高60億円を目指す」と意気込んだ。

馬総統夫人が来場 台北・故宮博物院展で特別内覧会 新たに6点公開

 台北・故宮博物院展(産経新聞社、フジテレビジョンなど主催)が開催されている東京国立博物館(東京・上野公園)でこのほど、書画作品の展示替えが行われ、きょう5日から新たに6点が公開される。いずれも台北・故宮博物院が展示期間を制限している国宝級の作品ばかり。これに先立ち4日、同館で報道内覧会と式典が開かれた。
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 目玉のひとつは北宋の偉大な文人、蘇軾の書の代表作「行書黄州寒食詩巻(ぎょうしょこうしゅうかんしょくしかん)」。日本人収集家が一時期所蔵し、関東大震災(1923年=大正12年)の際、身をていして守ったという逸話のある、日本とも縁の深い作品だ。
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 式典には、馬英九総統夫人の周美青氏や同院の馮明珠院長らも出席。台湾の先住民族、ブヌン族の児童合唱団「台湾原声童声合唱団」が澄んだ歌声を披露し、式典に花を添えた。
 同展は9月15日まで。

毎年100人以上の日本人女性が、卵子提供のために国外へ

中国メディア・中国新聞網は2日、毎年100人以上の日本人女性が韓国やタイなどに渡り、子どもを産むことができない日本人夫婦のために卵子を提供しているとする台湾メディア・中央通訊社の報道を伝えた。

日本人女性がわざわざ国外に赴いて卵子を提供するのは、国内では法律によって第三者による卵子の提供を受けることが禁止されているからだ。

現在、東京とタイ・バンコクに少なくとも4軒の「日本人卵子仲介会社」が出現しており、卵子を提供する意思のある日本人女性を韓国やタイに赴かせて卵子の採取を行い、子どものできない日本国内の夫婦に提供しているという。卵子の提供が終わると、日本人女性には60ー70万円の報酬が支払われるとのことだ。

日本メディアがこれらの仲介業者や現地医療機関を取材したところ、昨年から今年にかけてだけで100人以上の日本人女性が卵子を提供するために出国していたことが明らかになった。

仲介業者はふつう、インターネットで提供者を募集し、応募者を韓国やタイなどに2週間ほど滞在させる。排卵剤の注射を受けることが必須とされている以外は、自由行動を取ることができるという。

ソウルで卵子を提供したという30歳の女性は「両親や彼氏に対する罪悪感に加え、排卵剤の副作用よる倦怠感が2週間続いたことを考えれば、70万円の報酬は絶対に多くない」と語った。

台北市と新北市、自転車シェアリングの相互利用広まる

台北市が中心となって運営している自転車シェアリング事業「YouBike」の専用駐輪場が3日、新北市の台湾鉄路汐科駅に新設された。新北市では本来独自規格のシステム「NewBike」を展開していたが、今年から台北市の規格に合わせた方式に転換し、相互利用の拡大が進められている。

新北市が台北市の自転車シェアリングと相互利用を開始したのは今年1月。汐止、新店地区には約200台のYouBikeの自転車が配置された。市では駐輪場と自転車台数を今年末までに60カ所1600台、3年以内に300カ所8000台に増やす計画だ。

新北市ではYouBike利用者の5割以上が台北、新北両市を跨いだ区間で利用しているという。駐輪場を視察した朱立倫新北市長は、24時間利用可能でエコな自転車シェアリングを末端の公共交通機関として、さらに発展させたい考えを示した。

台湾・高雄大規模爆発、道路などの再建に約65億円かかる見通し


高雄市政府は4日、同市で起きた大規模な爆発事故で被害を受けた道路などの再建に約19億1000万台湾元(約65億4000万円)の費用が必要だと発表した。陳菊市長は国に協力を要請し、できるだけ早い復旧を目指すとしている。

7月31日深夜から8月1日未明にかけて起こった爆発事故によって、同地の道路や歩道、街灯、下水道、パイプラインなどが大きな損害を受けた。被災面積は7万2300平方メートル、距離にして約4キロメートルに及んでいる。

同市は各種工業用パイプラインの点検などを行い、都市の安全性を確保するとしているが、完了までには少なくとも3カ月半かかるという。

また、経済部は3日、電気が5日にも全域で復旧し、水の供給も一部の地域を除き回復する見通しと発表。同部の統計によると4日午後3時現在、1720戸が停電、4050戸が断水しており、事故の被害者は死亡28人、行方不明2人、負傷307人となっている。

日本時代の「菊元百貨店」、台北市の文化資産調査対象に

日本統治時代に台湾初の百貨店として台北市の中心部に開業し、現在は銀行となっている「菊元百貨店」のビルが店舗移転にともない貸し出されることになっているが、建物を貴重な文化遺産とみなし、商業的用途優先による解体を懸念している市民団体などの声を受け、台北市文化局ではこのほどこの建築を文化資産として追跡調査することを決めた。台湾の複数メディアが伝えている。

1932(昭和7)年は11月末に台湾初の百貨店「菊元百貨店」が北部の台北に、続く12月には台南に「ハヤシ百貨店」が創業し、台湾は“デパートラッシュ”に沸いた。いずれも6階建てと当時としてはモダンな高層建築で、それぞれ“七重天”、“五棧樓”の愛称で親しまれ、エレベーター“流籠”も人々に珍しがられた。

その後、16年前ハヤシ百貨店が台南市の旧跡に指定され、改修工事を経て今年6月、文化的要素を兼ね備えた商業施設として新しいスタートを切ったのに対し、菊元百貨店は戦後もデパートとして利用され1970年代末期の改築で外観が大きく変わったが、その後、国泰世華銀行の台北支店として30年以上歩んできた。

この間2度に及ぶ大規模な改修が行われており、今回市の委託で専門家グループが行った調査によると内装や内部構造は当時とは全く異なり、台湾初とうたわれたエレベーターの跡はなく、現在かつての原型をとどめ日本時代の面影を残しているのはビルの構造部分のみだという。

だが、「菊元」保存を訴える市民団体の代表は建物の存在自体が意義深いと主張。同時期に建てられた台南の林百貨が史跡として守られてきたのに、台北の菊元百貨が無視されるべきではないと強調する。

台北市政府文化局では、専門家による調査を受けて今後「菊元百貨店」を文化資産の追跡調査対象とすることを決定。所有者の国泰グループが建物の転売、改築などを行う際は専門委による審査を経るものとし、将来文化的価値が認められれば、一定の権益保障を前提としつつも任意の変更を加えることはできないとしている。

仙台市からの訪問団 高雄爆発の被災地に義援金を寄付

宮城県仙台市から台南市を訪れていた訪問団が3日、大規模爆発事故が起きた高雄市に義援金を送ったことがわかった。

仙台市からの訪問団は7月31日〜8月3日の日程で台南市を訪問し、「仙台フィルハーモニー管弦楽団」のメンバーらが音楽イベントで3回の公演などを実施していた。

仙台市市民局の小林弘美市民協働推進部長は、爆発事故の一報を聞き、訪問団のメンバーが驚きと悲しみを覚えたと話し、義援金を送ることにしたという。

仙台市と台南市は2006年に交流促進協定を締結し、緊密な交流を続けてきた。義援金は台南市政府を通じて高雄市政府に届けられるという。







高雄での爆発事故など追悼で全国で半旗 :台湾

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台北株式市場で188ポイント低下、ここ半年で最大の下げ幅


台北株式市場では5日の取引で売り注文が相次ぎ、終値は前日比188.75ポイント(2.02%)下げて9141.44ポイントとなった。この下げ幅は2月6日以来の最大となった。
取引高は1093億元。金融、セメント、化学関連の銘柄への売りが目立ち、特に7月31日に高雄で発生した爆発事故の原因に大きく関わっているとみられる石化大手の李長栄化学工業(LCYケミカル)は3営業日連続のストップ安となり、事故の影響の大きさがうかがえた。きょう(6日)は9000ポイントをめぐっての取引が展開される見込み。

頻発する台湾新幹線トラブル 専門家「管理体制の見直しが必要」


ポイント故障やシステムトラブルなど、台湾高速鉄路(新幹線)の運行支障が頻発している。これらを原因とする列車の遅延や運休は今年すでに10回以上発生しており、専門家からは管理体制の見直しが必要と指摘する声が上がっている。

交通大学(新竹市)の黄台生副教授は、開業から7年以上が経ち、高鉄はメンテナンスや運営に慣れているはずだとしながらも、トラブルが相次いで起きているのは管理体制に問題があるためではないかと指摘。鉄道の円滑な運行には高度なコントロールを要すると話す。

一方、逢甲大学(台中市)の李克聡副教授は、10年間使用可能とされた部品などが予定より早めに交換時期を迎えたのではないかと語る。特に故障が多発している分岐器(ポイント)に関しては、交通部(国交省に相当)を通じて製造元の独シーメンス社に改善を求めるべきとの考えを示している。

台湾高速鉄道の欧日「混血」システムに故障が頻発、気候風土に不適応

中国のニュースサイト・中国台湾網は5日、「台湾高速鉄道の欧日『混血』システムに故障が頻発、気候風土に不適応」と題した記事を掲載した。

台湾・中時電子報によると、台湾の高速鉄道がここ10日ほどの間に何度もポイント故障を起こし、大勢の利用客に影響を与えている。台湾鉄道土地企画学会の広報担当者、頼均韋氏は「故障頻発の原因は欧州規格と日本規格の『混血』と思われる。台湾の高温多雨の気候に適応できず、設備の消耗を早めることになった」と説明している。

頼氏によると、欧州規格は大陸型の乾燥した気候に適応するが、設計の段階で台湾の気候条件は考慮されず、「高い買い物をして経験を積む」という結果となってしまった。一方、日本規格は当初から台湾の気候条件が考慮されており、事故後の補修もしっかり対応するが、欧州規格は事故後の補修に高額の費用を請求される。そのため、台北地下鉄ではその後、日本規格しか導入しなくなった。

台湾地下鉄のポイント故障は2009年に12件発生。今年もポイント故障が11件、車両異常が9件起きている。

東シナ海イニシアチブ2周年、馬・総統「実行可能」

馬英九・総統が、「東シナ海平和イニシアチブ」の実行可能性を重ねて強調した。馬英九・総統は、2012年8月5日、東シナ海での紛争に対し、「東シナ海平和イニシアチブ」を提唱、「主権は分割できないものの資源は共有できる」との理念に基づき、関係各方面は自制し、対話で対抗に代え、平和的な方式で問題解決を目指すよう提案した。

馬・総統は5日、「東シナ海平和イニシアチブ」提唱2周年に合わせて行われた「東シナ海平和フォーラム」であいさつ、過去2年来、中華民国は外交ルートを通じて、日本やフィリピンの間の重大な紛争を解決し、理念を同じくする多くの国々から支持されたと説明、台湾の努力が国際社会で認められたと喜んだ。

馬・総統は、「中華民国台湾は日本と漁業協定を、フィリピンとも漁業事務法律執行協力協定を結んでおり、フィリピンとの漁業紛争の交渉の面でも前向きな成果を得ている。これは中華民国が東シナ海平和イニシアチブの精神を発揮し、平和的手段での問題解決を堅持していることが台湾に『平和の利益』をもたらしており、これが実行可能なモデルであることを示している」と述べた。

馬・総統は、平和の追求は大きな趨勢で人々の希望でもあると指摘、中国大陸が先ごろ南シナ海で行った石油探査がベトナムの反中国大陸運動などを引き起こしており、同イニシアチブを南シナ海まで拡大すべきだと訴えた。

馬・総統は、「地域的な平和、安定、繁栄を維持するため、関係各方面はいかにして東シナ海平和イニシアチブの理念と精神を、南シナ海などに広げていけるかを考えるべきだ」と話した。

台湾8カ所の観測所で7月 過去最高の暑さを記録

台湾では今年の夏は暑い日が続いており、各地で最高気温の記録を更新している。中央気象局によると、今年7月の平均気温は台湾全土にある観測所のうち8カ所で史上最高を観測した。

過去最高を記録したのは、新竹、台中、梧棲(台中)、阿里山、玉山、嘉義、成功(台東)、恒春(屏東)の8カ所。いずれも新竹以南および台湾南東部の観測所で、北部では台北で今年7月の平均気温が30.5度と同地では史上5番目の高温。宜蘭は29.5度で同地で史上3番目だった。基隆では史上4番目、南部の台南と高雄では史上2番目の高温を記録した。

台湾全土の過去30年間の7月の平均気温は28.8度。これを基準とすると、今年は1.19度の上昇(29.99度)で、2007年の1.22度(30.02度)に次いで過去70年間で2番目の暑さとなった。

7月の気温が高かったことについて中央気象局では、強い亜熱帯高圧帯によって午後に台湾上空で起こる対流が封じ込められ、気温の上昇が止まらなくなるのが原因だと話している。また、一般的には、温度の調節機能がある海洋に比べて陸地の温度上昇が目立つが、地球温暖化傾向の下、海の温度も上がり始め、地球全体がますます暑くなっており、今後の状況から目が離せないとしている。

海基会、中国大陸・韓国FTAの影響懸念

台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会(海基会)が、中国大陸と韓国の自由貿易協定(FTA)が、台湾海峡両岸の商品貿易協定に影響しないよう希望した。両岸経済合作委員会第6回例会が5日、中国大陸の北京で開かれた。海峡交流基金会の張顕耀・副董事長はあいさつの中で、中国大陸と韓国とのFTA交渉の加速が、台湾と中国大陸の商品貿易協定と、ECFA両岸経済合作枠組み協議の後続交渉に影響しないよう望むとする立場を伝えた。張・副董事長は、中国大陸と韓国との関係と、両岸関係は大きく異なり、両岸関係は非常に特殊かつ重要な関係だと強調した。

これに対し、中国大陸側・海峡両岸関係協会の鄭立中・副会長は、台湾の業者が中国大陸でいち早く展開できるようにする用意があるとする一方、中国大陸の対外的な開放の歩みを台湾の関係で遅らせることはないと述べた。鄭立中氏はまた、両岸商品貿易協定の交渉は一定の進展を見せているが、意見の異なる点も依然として多いと指摘、合理的な条件を目指す必要性を強調した。

台湾の雇用主、45%が人材不足に悩む

台湾で雇用主の45%が、適切な人材が見つからないとして人材確保に苦慮していることが、米人材派遣大手のマンパワーグループの調べでわかった。

この人材不足に関する調査は、台湾1071人を含む世界42カ国・地域の3万7000人以上の雇用主を対象に今年1月に行われたもの。

適切な人材が見つからないとする回答者の割合は、台湾は世界で15位、アジア・太平洋地域では日本(81%)、インド(64%)、ニュージーランド(59%)、香港(56%)に次いで5位。昨年より1ポイント下がっており、2011年より連続3年下降しているものの、世界平均の36%より高かった。

台湾での人材不足の原因については、適切な人材が不足している、応募がない、求職者の期待する給与が企業の水準を超える、求職者の専門性が低いなどがあがった。

マンパワーグループでは、経済や雇用の状況は日々刻々と変化している上、台湾の産業の移り変わりもテンポが速く、学校と企業で人材育成をめぐってのギャップが広がってきており、加えて近隣諸国・地域の積極的な求人の影響で特定分野の人材が不足しがちだと指摘する。

同社では求職者に対し、自分の専門性を磨くと同時に雇用市場の動向を把握して競争力をつけ、よい待遇を勝ち取るカギとするよう勧めている。

高雄での爆発事故など追悼で全国で半旗

高雄市で起きた大規模な爆発事故による犠牲者、また、先月23日に離島・澎湖で発生した旅客機墜落事故の犠牲者のために政府機関は5日から3日間、半旗を掲げてこれらの人たちを追悼している。

行政院は5日午前6時、行政院に掲げられる国旗をいったんポールの最上部まで上げてから二分の一の高さまで下げた。午後5時半に国旗を降ろす際にも、一度最上部まで上げてから下げる形をとる。

中華民国台湾では1999年の台湾大地震、2009年の台風被害「八八水害」の際に、それぞれ3日間、台湾全域で半旗を掲げたことがある。

なお、この爆発事故で、高雄市内の道路は長さ6キロに渡って陥没したとされ、周辺の商店や家屋もその影響を受けた。家に帰れなくなった人たちが避難所などで不自由な生活を送っている。これらの人たちを支援しようと、各界から多くの寄付金が集まっている。海外に展開する台湾系企業の団体、世界台商連合会は5日、台湾元1000万元を寄付、各地の華僑同胞による寄付金も700万元に達した。

また、日本の仙台市の親善訪問団は7月31日より8月3日まで台湾南部の台南市を訪問していたが、最終日の3日夜に開いた謝恩レセプションで、義援金を関係者に手渡し、高雄市に贈るよう求めた。仙台市は3年前の東日本大震災の時、台南市の各界が提供した支援に感謝するために仙台の管弦楽団を率いて訪台、演奏会を開いて文化交流を行った。仙台市の関係者は、高雄での事故にメンバーは驚き、同じ被災者として悲しみを共有できると寄付の理由を説明。受け取った台南市の職員は、まちがいなく高雄市に届け、日本の友人たちも応援していることを高雄市民に伝えると話した。
また、日本のパナソニックは5日、高雄市に台湾元1000万元を寄付した。
高雄市が道路の復旧などに台湾元19億元程度が必要としていることについて、行政院の江宜樺・院長は5日、中央政府は施設の再建とその経費の面で全力で支援すると強調した。

台湾PRの“報酬旅行”プランコンテスト開催 日韓などから参加募集


中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、インドネシアの旅行会社や企業などを対象に、台湾を目的地としたインセンティブツアー(報酬旅行)のプランコンテスト「アジアスーパーチーム」の出場者を募集している。最優秀作品を提案した団体には5万米ドル相当(約513万円)の豪華旅行が贈られる。

このコンテストは、国際会議、レセプション、展覧会などを予定に組み込んだ4泊5日の台湾旅行を企画し、インターネット投票と台湾で開催される本選で競うもの。本戦まで勝ち進んだ優秀プランの発表団体は台湾インセンティブツアーの推進大使になるチャンスがあるという。

経済部国際貿易局では「台湾MICE(マイス)産業グローバル化計画」を推進しており、ハイレベルの会議やインセンティブツアーの開催地としてアジア有数の地位を誇る台湾を積極的にアピールしている。
応募は8月24日まで。インターネット投票の期間は同月18〜31日、台湾での本選は9月29日〜10月2日。

周美青・女史が日本での文化外交終えて帰国

馬英九・総統の夫人、周美青・女史が日本での文化外交を終え、5日午後2時に帰国した。周・女史は7月31日に、台湾の原住民族の子供たちによる合唱団、台湾原声童声合唱団の名誉団長として日本を訪問、5泊6日の日程で文化交流を行った。中華民国の総統夫人が日本を訪れるのは1972年の断交以来初めて。

この合唱団は1日には東京の新宿でコンサートを開き、3日には日本のこどもコーラスコンクールにゲスト出演した。周・女史はこれらに出席した他、国立故宮博物院代表団の名誉団長として、4日に東京国立博物館で行われた、国立故宮博物院の特別展、「神品至宝」展の展示品の一部入れ替えセレモニーと特別内覧会にも参加した。周・女史は5日午前には、横浜中華学院を訪れ、子供たちに本を読み聞かせた。

周・女史は総統夫人として初めて日本を訪問、文化外交を主とし、政治的な問題には触れなかった他、談話を発表することもなかったが、東京国立博物館では日本の鳩山元首相夫妻ら政界要人と歓談し、両国の交流に新たな1ページを記した。

「ルパン三世」出演のジェリー・イェン、小栗家のカレー絶賛

映画「ルパン三世」(北村龍平監督)のワールドプレミアが4日、東京都内で開催され、主演の小栗旬や玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、台湾のアイドルグループ「F4」のジェリー・イェン(言承旭)などが出席し、撮影の舞台裏を語った。台湾の複数メディアが伝えている。

ルパンの宿敵マイケル・リー役を演じるジェリーは撮影のため長期間日本に滞在。中国語、日本語、英語を話す役柄を演じるため、特別に英語のレッスンを受けて撮影に挑んだ。

ジェリーはクランクイン前に小栗の自宅に招待されたと話し、妻の山田優が作ったカレーライスを食べ、あまりのおいしさに「びっくりした」と絶賛した。

イベントでは黒色のスーツに身を包み、ダンディなオーラで観客を魅了したジェリーだが、プライベートでは未だに独身。北村監督からジェリーが撮影中、日本の女性と知り合いたがっていたことを暴露されると、恥ずかしそうな笑みを浮かべた。だが、映画の出演者には女性が少なく、結局機会はなかったという。

高齢者向け住宅産業の国際イベント 日本と台湾が相互交流

新北市は4日、高齢者向け住宅産業の国際交流及びマッチングイベントを開催した。朱立倫新北市長らが出席したほか、日本やマレーシア、豪州などからの関係者が講演を行った

大和ハウス工業の橘智雄氏は講演の中で、老後は子供に面倒を見てもらいたいという希望は日台双方にあるが、日本では若者個人だけで高齢者を支えるのは非常に困難になっていると指摘。その上、高齢化は加速する一方のため、日本社会全体で彼らの生活の面倒を見なければならないという共通認識があると述べた。

また、橘氏は高齢者向け産業の今後についても触れ、日台がお互いに学びあって、お年寄りたちの生活をよりよいものにしていければと語った。

一方で、朱市長は台湾の高齢者向け住宅産業は他の先進国と比べ遅れていると指摘。現在行われているのは老人介護や看護だけで、多くのお年寄りが求める最適な住居や生活条件、環境などを提供できていないとの考えを示した。

また、同市の高齢者人口は37万人と台湾で最も多く、この分野の政策においては住宅のみならず、各部門の統合を進めることで窓口の一本化を行い、専門家との協力や、国際交流を通して、生活に関するあらゆるサービスを提供できるようにしなければならないと述べた。

台湾各地で半旗、悲しみに包まれる 旅客機墜落・ガス爆発事故で


先月23日の澎湖諸島での旅客機墜落、今月1日未明に高雄市の市街地で起きた大規模ガス爆発と深刻な被害をもたらした事故の発生を受け、台湾各地ではきょう5日より7日までの3日間半旗が掲げられ、犠牲者を悼む。

行政院(内閣相当)では今朝6時に中華民国国旗を一旦旗竿の最上部まで上げてから旗竿の半分にあたる位置まで下ろし、半旗として掲げた。また、午後5時半には一度最上部まで上げてから降納した。

台湾では過去にも重大災害による犠牲者を国を挙げて半旗で追悼した例がある。1999年9月の台湾中部大地震(9・21大地震)と2009年8月のモーラコット台風による水害(8・8水災)の際には、それぞれの年の9月23日〜25日、8月22日〜24日に台湾全土で半旗が掲げられた。

5日は旅客機事故から数えていわゆる二七日(ふたなぬか)にあたり、7日はガス爆発事故から数えて初七日にあたる。今週末10日に中元節(旧暦7月15日)を控えていることもあり、行政院ではきょう午後敷地内で、亡くなった人の霊を祭る“中元普渡”の儀式が江宜樺行政院長ら政府関係者によって執り行われた。

台湾のタピオカミルクティー、英国でも大人気

台湾の代表的なドリンクとして知られるタピオカミルクティーが、紅茶の本場・英国の消費者にも受け入れられている。全英各地にドリンクスタンドなどが出店しており、多くの人が弾力性のあるタピオカの不思議な食感を楽しんでいる。

2001年頃に現地の元銀行家によって英国への上陸を果たしたタピオカミルクティー。英BBC放送によると、現在はチョーリー、ハダースフィールド、ブリストル、ポーツマスなど各地で台湾の味がそのまま販売されているという。

グルメ評論家も「歯ごたえのある飲み物は斬新で奇妙だけれど何度も飲みたくなる」と大絶賛。「はじめは不思議に思うかもしれないが、間違いなくブームになる」との声も聞かれる。

ドリンクスタンドではタピオカミルクティー以外に、タロイモミルクティーなども販売。最近ではヨーロッパや中東各地で出店が相次いでいるほか、ドイツのファストフード店でも取り扱いが始まり、ファンが続々と増加している。

台湾と中国大陸の物品貿易取り決め、8月末にも協議

経済部の卓士昭常務次長は5日、北京で開かれた両岸経済合作委員会後の記者会見で、台湾海峡両岸の双方が「物品貿易取り決め」に関する協議を速めることに同意し、8月末にも話し合いを行うと発表した。場所については明らかにされなかった。

卓氏は、中国大陸と韓国が今年末までに自由貿易協定(FTA)を締結する可能性があることを考慮し、両岸の双方が「できるだけ早く協議の日程を決める」ことで合意したと語った。

同氏は「サービス貿易取り決め」についてはまだ発効していないが、同委員会傘下の担当チームが今後も運営を続けていくことに双方はすでに同意していると述べたほか、「紛争解決の取り決め」に関しても、互いに多くの共通認識を持つに至っており、今後も協議を続けて、適切な時期に合意に達したいと話した。

また、同委員会がチームを立ち上げ産業協力を推進してきた、LED照明、無線通信インフラが整備されたワイヤレス都市、コールドチェーン(低温流通体系)、ディスプレイ、自動車、紡織の6つの分野に、新たに医療産業を加えることが決定された。

高雄爆発事故被災地にパナソニックが寄付金

先月31日深夜から1日未明にかけて高雄市の市街地で地下にたまっていた工業用のガスが引火して起こった大規模な爆発で道路や建物が破壊され、300人以上の死傷者が出るなど深刻な被害があったことを受け、日本のパナソニック・グループは5日、被災者の生活と地元の復旧を支援するためとして1000万台湾元(約3400万円)の寄付を行った。

同社の広報担当者は中央社の記者に対し、5日午後、高雄に寄付金を送るとともに、高雄市政府社会局とも連絡を取ったと述べた。

同社は、被災者の方々に対して心からのお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を祈っていると話している。

石川・加賀市が高雄爆発事故で義援金の受付開始

石川県加賀市は5日、同市の観光交流都市である高雄市で大規模な爆発事故が起きたことを受け、義援金の受付を開始した。市役所庁舎などに募金箱が設置されたほか、専用口座への振り込みも受け付けている。

義援金募集に際して、同市の宮元陸市長が「被害地区の一日も早いご復興と被害に遭われた方々のご回復をお祈り申し上げます」とのコメントを発表。募金に参加した市民からは、被災地の復興を願うメッセージが寄せられている。

市役所本庁舎及び山中温泉支所に土日を除いて29日まで募金箱が設置されるほか、北國銀行大聖寺支店の普通口座(口座番号:582467、口座名:加賀市都市交流協議会 台湾高雄市義援金 会長 岸 省三)で振り込みを受け付ける。問い合わせは地域振興部観光交流課観光交流係(電話:0761-72-7900)まで。

台湾で大学入試合格者発表 少子化で「全入」「定員割れ」進む


台湾全土で7月初めに行われた2014年度の大学指定科目試験(指考)の合格者が6日発表された。合格率は95.73%と過去4年で最高を記録、「大学全入時代」の様相を示している。

台湾では大学試験分配入学(大學考試分發入學)制度のもと、指定科目試験の終了後、出願者が自分が希望する学校・学科に優先順位をつけて最大100項目登録できる。大学考試入学分発委員会(分発会)はこの志望校リストと試験結果を合わせて出願者を各大学に割り振る。

今年度の受験出願枠は6万497人、実際に手続きをしたのは5万4955人で、このうち5万2608人が合格となった。受験者数と定員数はどちらも例年より減少したものの、合格率はやや高くなったという。

台湾の大学入試では、文系を「一類」、理系を「二類」(医学部などは「三類」)などとする便宜上の呼び方がある。今年は一類の「国語(中国語)、英語、数学乙」3科目の組み合わせでいずれかの大学に合格できる総点の最低ラインは57点、「国語、英語、数学乙、歴史、地理」5科目では最低123点だったという。二類は「国語、英語、数学甲、物理、化学」で最低94点、三類は「国語、英語、数学甲、物理、化学、生物」で最低118点だった。

台湾のトップ校とされる国立台湾大学で最多合格者数を出したのは今年も建国高校で、これに台北第一女子、師範大学附属、中山女子、台中第一高校などが続く。同大学の医学部など人気学科に合格するには6科目で500点以上が必要だ。

一方、進む少子化の影響で、今年は11大学28学科で計301名と過去3年間で最大となる定員割れが起こった。このうち最も深刻だったのが台南と彰化の私立大学で、それぞれ196人と83人の欠員があったという。




李元総統、9月に訪日計画=5年ぶり:台湾

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李元総統、9月に訪日計画=5年ぶり、北海道は初


台湾の李登輝元総統(91)が9月中旬に訪日を計画していることが分かった。約1週間の日程で、大阪、東京、北海道を訪れる予定だ。関係者が6日明らかにした。李氏の訪日は2009年9月以来、5年ぶりとなる。
 詳細なスケジュールは調整中だが、李氏は関西空港から入国し、大阪、東京、北海道と順に滞在する。大阪、東京では国際関係などをテーマとした講演を行い、北海道では観光が中心となる。李氏の北海道訪問は初めて。 


台湾旅行者の好きな旅行先、一位は東京

宿泊施設の大手オンライン予約サイト、「ホテルズドットコム」が6日、今年上半期、台湾の旅行者が最も訪れたい海外の都市のランキングを発表した。「ホテルズドットコム」の調査では、台湾の旅行者が最も訪れたい都市の一位は日本の東京、二位は大阪、三位は韓国のソウル。

東京と大阪は、昨年も台湾の旅行者が最も好きな海外の旅行先に選ばれた。台湾で高い人気を呼んでいる、韓国のテレビドラマの影響で、韓国のソウルは今年、初めて上位三位に入った。日本の札幌は今年初めて上位20位に入った。


蒸気機関車CT273、8/7復活運転

「貴婦人」と呼ばれる、在来線・台湾鉄道の蒸気機関車、CT273が7日から観光列車の列に加わる。CT273は、7日から9日まで、電化が完成したばかりの花東線の花蓮玉里から台東までの区間を初めて走行する。

台湾の蒸気機関車の中で、引退した時間が最も遅かった、CT273は数年にわたって修復工事が施され、今年の鉄道の日である6月9日に再デビュー、台湾中南部の彰化と二水の区間を走行した。今後、CT273は花東線だけを走行し、クルーズトレインに転身する。

CT273は、日本占領時代の台湾における「スピードの王様」と呼ばれる急行列車で、時速が100キロメートルに達していた。1943年、川崎車両が製造したCT273は、車体が美しいほか、スピードも非常に速かった。当時は台湾の西部幹線の最もすばらしい客車として知られていた。

鉄道の電化工事完成後、CT273は1979年に走行を停止し、1984年2月に正式に引退した。CT273は「貴婦人」と言う美名のほか、「機関車の女王」とも呼ばれている。

行政院:高雄爆発事故特別予算編成せず

行政院では、特別予算を編成して高雄市の爆発事故の賠償に協力することを討論したことはないとしている。7月31日深夜から8月1日早朝にかけて台湾南部の港湾都市、高雄市の市街地で発生した大規模な爆発事故は死者30人、負傷者309人の大惨事となった。この事故の賠償問題について、高雄市政府は、金額が大き過ぎて高雄市政府の能力を上回っているとして、中央政府が特別予算を編成するよう、中央政府に協力を求めた。

しかし、行政院の報道官である、孫立群・スポークスマンは6日、高雄市には「道路掘削管理自治条例」がある。高雄爆発事故は、国家賠償の請求条件に合致している。国家賠償法第3条と第9条の規定によれば、被災者は高雄市政府を通して賠償を請求することができると重ねて強調した。

孫立群・スポークスマンによると、行政院は5日、高雄市政府が中央政府に対して道路の修復費用、台湾元19億元を補助するよう求める公文書を受け取った。この費用は、内政部、高雄市政府、行政院主計総処が相談してから法律に則って分担する。足りない部分については、行政院はそれをまかない、高雄市政府にそれを問題として残すことはないという。

孫立群・スポークスマンは、特別条例を定め、特別予算を編成する必要はなく、現在の法令と予算だけで、現時点の苦境と問題を乗り越えることができると重ねて強調した。

一方、高雄市の陳菊・市長は、爆発事故が発生した道路の地下に埋設され、爆発事故でひどく破損したるパイプラインについて、再度埋設しない方針を明らかにした。これについて、経済部の張家祝・部長は6日、「業者は高雄市政府と、ほかの適切な埋設路線について相談すべきだとし、地下にパイプラインを埋設せず、タンクローリーで気体を輸送するなら、危険性がさらに高くなるため、それに賛成しないという立場を示した。

台湾機墜落、生還した最年少の女の子が無事退院

澎湖・馬公空港付近で7月23日に起きた航空機墜落事故の最年少の生存者、李緯トウさん(10)が6日、台北の馬偕紀念病院を退院した。(トウ=杉の木へんを丹に)

李さんは事故発生の翌日に同病院に転院、2週間近い治療を経ての退院となった。同月25日には馬英九総統も慰問に訪れている。

李さんの母親は、事故が起きた当初は突然のことになかなか現実を受け入れることができなかったと当時を振り返ったほか、我が子が退院できたように、墜落事故と高雄の爆発事故による負傷者の方々が元気を取り戻すことを願っていると語った。

同院外科部の董光義主任によれば、李さんは入院中、墜落事故のニュースを見る度に泣いており、心の傷の長期的なケアが必要になるという。通常であればソーシャルワーカーが付き添うが、特殊なケースであるため、精神科の医師の協力が必要との考えを示した。

同氏は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)は3カ月前後で症状が出るため、李さんの心理状態の変化については、今後も定期的な観察が必要としている。外傷は1カ月以内に回復し、学校に行くこともできるだろうと話している。

事故では乗客・乗員58人のうち、48人が死亡、李さんを含めた10人が負傷している。

APPU年次総会、6日に閉会

アジア太平洋国会議員聨合(APPU)の第44回年次総会が6日、台北市で閉幕した。会議に参加した10ヶ国は共同コミュニケを発表した。今年の大会のテーマは、「地域協力による自然災害の防止および軽減」であるため、大会の主席を務める、立法院の王金平・院長は、会議に参加した各国の代表に対して、帰国後、国会議員の職務を全うし、自然災害の防止に関する関連法案の立法を進め、政府機関が具体的な対策を採るよう監督するよう呼びかけた。

なお、今年の年次総会では、共同コミュニケが発表されたほか、3日間の会議で9項目の決議案が採択された。最後の一項目は、アジア太平洋国会議員聨合の会員国は、すべてがTPP・環太平洋パートナーシップ協定、およびRCEP・東アジア地域包括的経済連携に参加できるよう支持すること。

父の日のプレゼント 人気はお茶とお酒、携帯電話

ネットリサーチの「OpView社群口碑資料庫」は5日、父の日の人気プレゼントランキングを発表し、1位はお茶やお酒、2位は携帯電話だったことがわかった。

台湾では中国語の「88」と「父親」の音が似ているため毎年8月8日が父の日とされている。

3位はネクタイ、腕時計、サングラスなどの装飾品、4位はノートパソコン、タブレット端末、5位は保険。以下、カメラ、カバン・財布、自転車、家具、オーディオと続いた。

この調査は最近2カ月間にソーシャル・ネットワーキング・システム(SNS)やネット掲示板、ブログなどで取り上げられた父の日に関連する話題の内容を元に行われた。

台湾で大学入試合格者発表 少子化で「全入」「定員割れ」進む


台湾全土で7月初めに行われた2014年度の大学指定科目試験(指考)の合格者が6日発表された。合格率は95.73%と過去4年で最高を記録、「大学全入時代」の様相を示している。

台湾では大学試験分配入学(大學考試分發入學)制度のもと、指定科目試験の終了後、出願者が自分が希望する学校・学科に優先順位をつけて最大100項目登録できる。大学考試入学分発委員会(分発会)はこの志望校リストと試験結果を合わせて出願者を各大学に割り振る。

今年度の受験出願枠は6万497人、実際に手続きをしたのは5万4955人で、このうち5万2608人が合格となった。受験者数と定員数はどちらも例年より減少したものの、合格率はやや高くなったという。

台湾の大学入試では、文系を「一類」、理系を「二類」(医学部などは「三類」)などとする便宜上の呼び方がある。今年は一類の「国語(中国語)、英語、数学乙」3科目の組み合わせでいずれかの大学に合格できる総点の最低ラインは57点、「国語、英語、数学乙、歴史、地理」5科目では最低123点だったという。二類は「国語、英語、数学甲、物理、化学」で最低94点、三類は「国語、英語、数学甲、物理、化学、生物」で最低118点だった。

台湾のトップ校とされる国立台湾大学で最多合格者数を出したのは今年も建国高校で、これに台北第一女子、師範大学附属、中山女子、台中第一高校などが続く。同大学の医学部など人気学科に合格するには6科目で500点以上が必要だ。

一方、進む少子化の影響で、今年は11大学28学科で計301名と過去3年間で最大となる定員割れが起こった。このうち最も深刻だったのが台南と彰化の私立大学で、それぞれ196人と83人の欠員があったという。

半導体2強、廉価な技術求めUMCと交渉か[IT]

6日付電子時報は、ファブレスIC設計世界大手の米クアルコムと聯発科技(メディアテック)の2社が28ナノメートル製造プロセスでの製造委託をめぐり、ファウンドリー(半導体の受託製造)台湾2位の聯華電子(UMC)と交渉に入ったと伝えた。28ナノ市場で大きなシェアを占めるファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の生産能力が不足する中、廉価なプロセスを求めてUMCへの発注を検討しているという。

TSMCの28ナノプロセスはフル稼働が続き、需給がひっ迫している。一方、IC設計大手の間では、クアルコムがモバイル端末向けの第4世代移動通信システム(4G)対応チップの値下げを実施するなど価格競争が加速。クアルコムと聯発科は生産能力を確保するためにファウンドリーの米グローバルファウンドリーズ(GF)への委託を検討したが、GFは28ナノの展開をハイエンドの「高誘電率膜・金属ゲート(HKMG)」プロセスに集中する方針とされている。このためクアルコムと聯発科は現在、UMCが持つ廉価なPoly/SiON(ポリシリコン/シリコンオキシナイトライド)プロセスの生産能力を得るために交渉を進めているという。

ただ電子時報は「関連企業から受発注に関する裏付けはまだ取れていない」としている。

高雄市、LCYケミカルの資産仮差押え申し立て

高雄市は6日午後、7月31日に発生した大規模なガス爆発事故の原因に大きく関わったとみられている石化大手、李長栄化学工業(LCYケミカル)の資産に対する仮差押えの申立書を高雄地方法院(地裁)へ提出した。陳菊・高雄市長は6日午前、今回の爆発事故で被災地の市民は生命、財産の危機に直面し、また負傷して医療費を支払う必要が生じた人もおり、死傷した消防員らを含む被災者への賠償責任能力が低下するのを避けるため、高雄市はLCYケミカルの財産、資産およそ19億元の仮差押えを申し立てると述べた。

馬・総統、相次ぐ事故の犠牲者を悼む

馬英九・総統が6日、高雄爆発事故の犠牲者を悼む談話を発表した。最近、台湾では事故が相次いで発生。7月23日、離島の澎湖で航空機の墜落事故が、7月31日深夜には台湾南部の大都市、高雄市で大規模な爆発事故が起きた。与党・国民党の党首を兼務する、馬英九・総統は、数回にわたって公の場でその哀悼の意を表したが、6日午後、さらに県と市の首長選挙に立候補する与党の公認候補の決起集会を取りやめた。馬・総統は、6日午後の与党の中央常務委員会ですべての幹部を率いて1分間黙祷してこの二つの事故の犠牲者の冥福を祈った。

馬・総統によると、7月23日の航空機墜落事故で死者が48人、負傷者が15人出た。7月31日の爆発事故で30人が死亡、309人が負傷、8万人あまりが避難生活を余儀なくされている。行政院は5日からの三日間、全国の政府機関で半旗を掲げ、犠牲者を悼んだ。馬・総統は、これは、台湾の歴史において非常に痛ましい事件だったとし、最も痛ましく、最も厳粛で、最も遺憾な気持ちで犠牲者に対して深い哀悼の意を表したいと述べた。

馬・総統は、いくら大きい風と雨もいつかやむだろう。いくら深い傷もいつか治るだろう。みなは助け合って共にこれらの痛ましいことを乗り越えるべきだとし、

呉思華氏、教育部長に就任

教育部の新旧部長の引継ぎ式典が6日に行われた。行政院の蒋丙煌・政務委員立会いの下、国立政治大学の呉思華・学長は新たな教育部長に就任した。呉思華・新教育部長は、現段階の教育は、経済のグローバル化、学校での勉強と職場でのニーズの落差、青年の就職難などの問題に直面している。これらはいずれも社会で関心度の高い議題だ。いかにしてさらに創意工夫を生かして、限られた資源をフルに活用するかが急務だと話した。

呉思華・部長は、「今日の社会は民主社会だ。われわれは多元的な価値、および多元的な声にさらに耳を傾けるべきだ。今後、各学校の校長、保護者、学生、若者の意見にさらに耳を傾けると共に、その中から最適な解決策を見出すよう努力する」と抱負を語った。

日本で大人気のスマホマンガアプリComico、台湾に進出

台湾メディア・自由時報は6日、日本のスマートデバイス向けマンガアプリComico(コミコ)が海外進出第1段として台湾市場に参入すると報じた。

オリジナル作品の発表を特徴として成長してきたComicoが台湾市場に進出する。アプリでは日本の新鋭漫画家約100人の作品が網羅されており、台湾進出第1段として約40作品の中国語版がリリースされる。

また、台湾現地のマンガ育成も積極的に進めており、5日に始まった「台湾ウイーク」では7日間毎日1人ずつ台湾人漫画家による連載作品の新作が発表される。

Comicoは、実際のコミック本を移植した一般の電子マンガ書籍と異なる点として、モバイルデバイスにおいて最も読みやすくなるように制作されていることをアピールしている。日本市場では昨年11月から現在までにすでに350万回の累計ダウンロード数を記録しているとのことだ。

台湾の女性に無罪 覚せい剤事件で千葉地裁

 覚せい剤をスーツケースに隠し密輸したとして覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた台湾籍の女性被告(45)の裁判員裁判で、千葉地裁は6日、「故意に持ち込んだと判断するのはちゅうちょせざるを得ない」として無罪(求刑懲役10年、罰金400万円)の判決を言い渡した。

 西野吾一裁判長は判決理由で、女性が知人からドレスなどが入ったスーツケースを日本に運ぶよう依頼され、中国国内で南アフリカ人と称する人物から受け取ったなどと供述していることを挙げ「違法薬物が隠されているとは深く考えなかった可能性がある」と指摘した。

 女性は昨年12月、覚せい剤約1・5キロをスーツケースに隠し、香港から成田空港に持ち込んだとして同月に起訴された。










西川貴教 、ライブPRで16年ぶりに台湾訪問

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李登輝元総統、年内の日本訪問は未定


日本のメディアが李登輝元総統(91)が9月に日本訪問を計画していると報じていることについて、李氏事務所の王燕軍主任は7日、李氏に対して日本側からの訪問要請が相次いでいるものの、年内に実現するかどうかは未定だと述べた。

報道では、李氏が約1週間の日程で大阪、東京、北海道を訪れる予定などと伝えており、実現すれば2000年の総統退任後6回目で2009年以来5年ぶりの訪日。また、北海道への訪問は初めてとなる。

李氏は昨年5月に東京や神奈川で講演などを行う予定だったが、体調不良のため見送られた。

韓国で国際囲碁大会開催 韓中日台のプロ棋士が出場


「2014国手山脈国際囲碁大会」が8日から13日にかけ韓国南西部・全羅南道の康津郡、霊岩郡、新安郡で巡回開催され、韓国、中国、日本、台湾のトップクラスのプロ棋士20人が出場する。
 大会は金寅(キム・イン)九段、チョ・フンヒョン九段、李世ドル(イ・セドル)九段といった国手(囲碁の名人)を輩出した康津、霊岩、新安の3郡と全羅南道が、囲碁の振興などを目的に韓国棋院と共催する。
 賞金総額は9億ウォン(約8800万円)で、韓中のプロ棋士各5人が出場する団体囲碁対抗戦、韓中日台から各1組が出場する国際ペア碁大会、韓中日台やタイなど7カ国・地域の子ども400人余りが参加する国際子ども囲碁フェスティバルが行われる。日本からは武宮正樹九段と万波奈穂三段が国際ペア碁大会に出場する。

西川貴教 、ライブPRで16年ぶりに台湾訪問

今年10月、台湾でライブを行うことが決まっている歌手の西川貴教が6日、プロモーションのため台湾を訪れた。西川は先日高雄で起こったガス爆発事故に心を痛め、音楽でみんなを癒したいとの気持ちを表した。

この日台北市内で行われた記者会見で西川は中国語で挨拶。だが、途中セリフを忘れ、カンペを見て「お久しぶりです。皆さんにお会いしたかった」と続け笑いを誘った。

1月にも西川は観光で来台しており、九フンをはじめ台湾北部のほか、台中にも足を延ばしたという。移動中、ファンに声をかけてもらうことも多く、たくさんの人が自分のことを知っていてくれてうれしかったとし、この日空港で出迎えてくれたファンにも感謝したいと述べた。(フン=にんべんに分)

西川は先日南部の高雄市内で発生した大規模爆発事故について触れ、心を痛めており、少しでも元気になってもらえるようなライブができればと語った。また、東日本大震災への台湾の人々の援助に対して日本人はとても感謝していると伝え、自分もミュージシャンとしてできることを通して台湾の皆さんに気持ちを示したいと話した。

10月19日に行われるライブについては、台湾のファンと大いに盛り上がりたいので、ツイッターやフェイスブックで好きな曲をリクエストしてほしいと呼びかけた。

西川は7日、ライブ会場の台北Legacyを下見したが、これまで、排骨(スペアリブ)弁当、小籠包(ショーロンポー)、魯肉飯(そぼろ肉かけご飯)など台湾の味を楽しみ、地元テレビのエンタメ番組収録も行っている。

樹齢400年のクスノキが病気で日本の専門家が治療

台湾中部の南投県・集集鎮で周辺住民に“大樹公”と呼ばれて愛されてきた樹齢400年のクスノキの大木が病気にかかって弱っていたが、同地では7日、日本などから樹木医を招いてこの木の治療を開始した。

集集鎮の役所では去年から、このクスノキの葉が小さくまばらになっており、樹皮にコケが生えているとの連絡が入るようになった。このため県と協議して木に薬を与えるなどして病虫害の駆除に当たったが、好転の気配はなかった。そこで同鎮では今回、中興大学園芸学科准教授と日本の樹木保護育成の専門家を招いて診察・治療を行うことになった。

2人の専門家は、この木の葉がまばらで枝が枯れて腐り、成長が停滞して大量のコケが付くのは、誤った剪定の影響で木の中が腐敗して抵抗力を失い、根が弱っているからだと指摘。木の周囲に組まれたレンガが成長を阻害している上、周辺地面の土が長い間にわたって踏み固められ、十分な酸素や水、栄養が吸い上げられなくなっていると診断。もし周辺環境を改善し、クスノキが十分に呼吸できるようになれば今後の回復も望めるとしている。

張家祝・経済部長が突然の辞意表明、行政院長らの慰留受けず


張家祝・経済部長が7日、突然に辞表を提出した。張・経済部長が辞意を表明したのは、昨年2月18日の就任以来、初めて。張・経済部長は辞任を希望する理由として、これまで手掛けてきた幾つかの重大な政策がいずれも外部から非難される結果を招き、精神的な疲労を感じたことを挙げた。この政策には第4原発問題、電気料金の合理化、台湾と中国とのサービス貿易および貨物貿易協議、自由経済モデルエリアなどが含まれる。張・経済部長はさらに、野党関係者らによるボイコットの影響で政務が停滞していると指摘し、国家の前途を憂慮した。江宜樺・行政院長、毛治国・副院長ら は強く引き止めたが、張・経済部長の決意は固く、慰留は困難な見通し。

UMC、新日本無線のマイク用MEMSを量産[IT]

ファウンドリー(半導体の受託製造)台湾2位の聯華電子(UMC)は6日、新日本無線(東京都中央区)が開発したマイク用MEMS(微小電気機械システム)トランスデューサ(信号変換器)の量産に成功したと発表した。新日本無線はこれまで日本国内で同製品を生産してきたが、UMCの生産能力を加えることで今後の需要拡大に備える。

マイク用MEMSトランスデューサはスマートフォンやタブレット端末に使われる。新日本無線は2013年3月に本格的な量産を開始し、今年3月に累計出荷数が1億個に上った。マイク用MEMSトランスデューサは従来のECM(エレクトレット・コンデンサー・マイクロホン)と比べて耐熱性に優れ、リフロー炉による実装が可能なため、ECMからの置き換えで採用が増えているという。新日本無線は国内ではマイク用MEMSトランスデューサを川越製作所(埼玉県ふじみ野市)と子会社のエヌ・ジェイ・アール福岡(福岡市)で生産している。

UMCによると、同社は新日本無線と長く協業関係にあり、共同開発によってオペアンプICの低雑音化などを実現している。

陸委会:両岸「共同研究」は台湾RCEP参与に寄与

行政院大陸委員会(陸委会)が、台湾海峡両岸による共同研究は台湾のRCEP参加に寄与するとしている。

中国大陸の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の副会長、孫亜夫氏は挨拶の中で、両岸の経済協力拡大は台湾の地域経済統合参与にプラスだと指摘。孫氏はその上で、両岸経済の協力がどこまで拡大できるか、どこまで深められるか、水準をどこまで高められるかについては双方の実際の努力次第だとして、その為にも、ECFA(海峡両岸経済合作枠組協議)の後続交渉を進め、両岸経済の協力、共同での発展と、地域経済での協力の進展をつなげるための適切な方法、可能な方法について、できる限り速く共同研究を進める必要性を指摘した。

これについて、中華民国政府で対中国大陸政策を担当する行政院大陸委員会の林祖嘉・副主任委員は報道陣に対し、「我々が話しているのは、両岸がいかにして経済協力を通じて地域経済統合に参与するかという事で、台湾が参加するには、中国大陸と何らかの研究をしなければならないということではない。多角的な経済組織に参加する際、中に中国大陸がいるならば中国大陸とも話し合う事になる。また早く話し合いを始めれば、我々にとって、今後RCEP(東アジア地域包括的経済連携)に参加する際、プラスになる」と述べた。

また、この「共同研究」のスケジュールについて林・副主任委員は、双方はまだ理解を深めている段階で、特にタイムテーブルがあるわけではないとしたものの、両岸サービス貿易協定、両岸物品貿易協定及びTPP(環太平洋パートナーシップ協定)、RCEPは、台湾にとっていずれも非常に重要だとして、韓国の強いプレッシャーに直面する中、政府は努力を続けると強調した。行政院大陸委員会(陸委会)が、台湾海峡両岸による共同研究は台湾のRCEP参加に寄与するとしている。

「88水害」から5年 災害復興委「住宅移転は強制ではない」

行政院の台風8号災害復興推進委員会(莫拉克台風災後重建推動委員会)は8日、2009年8月8日に発生した台風8号被害(88水害)後の被災者の住宅移転計画について、住民の声を尊重・重視した復興や協力を行い、地元の文化を破壊するような事実はないとする声明を発表した。

これは「小米穂原住民文化基金会」など一部の団体が、「永久屋」と呼ばれる復興住宅の建設や集団移転により、台湾原住民(先住民)の文化が失われたとする意見に対して同委員会が回答したもの。

同委員会によると、88水害後、政府は高台など安全な場所43カ所に永久屋を建設し、1万2000人が移り住んだ一方で、8000人は元の居住地での生活を希望したため、住民の意見を尊重し、移転を強制することはなかったという。

また、2009年8月28日に立法院(国会)を通過した災害復興特別条例には、地元住民、地域組織、文化や生活様式を尊重することが明記されており、政府はコミュニティーや文化的つながりを重視した上で、復興に取り組んできたと強調した。

同委員会は88水害からの復興は終わったとして解散する方針だが、政府や地方自治体は、国民の権利や利益、福祉を守ることを責務として、今後も被災地に関心を払うとしている。

陳・高雄市長、初七日の法要へ

高雄市立第一斎場では7日午前、爆発事故の犠牲者の初七日の法要が行われ、陳菊・高雄市長が市政府職員と共に参列した。

呉敦義・副総統が、パイプラインの安全確保と経済発展の両立を希望

台湾南部・高雄市で7月31日に発生した爆発事故では30人が死亡、310人が負傷した。この事故は道路に埋設された工業用パイプラインから漏れ出た気体が爆発したものと見られていることから、こうしたパイプラインに対する関心が高まっており、いかにして居住の安全を確保しながら経済発展を損なわないようにするかについて盛んに議論がされている。

呉敦義・副総統は7日、報道陣に対し、安全と民主、産業発展のいずれにも配慮することは難しいが、解決方法はあると信じているとして、「世界には多くの先進国家があり、また科学技術は絶えず進歩している。安全と民主そして産業発展のすべてに配慮できる方法はあるはずで、それがもっとも理想的な状況だ」と述べた。呉・副総統はさらに、理想的な方法が見つからない場合は安全が最優先になるとの見方を示し、住民と観光旅行の基本的な安全を保障していくと強調した。

高雄市立斎場では7日午前、犠牲者の初七日の法要が行われ、焼香した陳菊・高雄市長が遺族に謝罪した。陳・高雄市長は、犠牲者と負傷者の子女の今後などについては、高雄市が責任をもち、高雄市社会局が家族に説明すると明らかにした。

また、パイプラインの再埋設問題については、中央政府、自治体の関連部署、企業と話し合って、市民を満足させられる結論を出すとし、公共の安全を守っていく決意を示した。

張家祝・経済部長、7日に電撃辞任

経済部の張家祝・部長が7日夜6時に辞表を提出した。張家祝・部長は、辞表の中で、台湾の政治環境を嘆き、野党関係者のボイコットで政務が停滞していると指摘、国家の前途を憂慮した。

張家祝・部長は、「高雄の爆発事故によるいざこざが収まらず、国が足踏み状態となっている他、地方が中央への批判を続けることで政局不安が生まれた」とし、自ら全責任を負うことで与野党が政党としての利益を放棄し、手を携えて現在の難局に立ち向かってくれるよう呼びかけた。

張家祝・部長が辞意を表明したことから、経済部の事務次官である、杜紫軍・政務次長も慣例に基づいて辞表を提出した。江宜樺・行政院長は全力で慰留しているという。

両岸が合同で海上捜索救援演習

行政院海岸巡防署と中国大陸の海上捜索救助センターは7日午後、離島の馬祖、そして中国大陸の福建省福州に近い馬尾の海域で、合同海上捜索救助演習を行った。「小三通」の客船の救援活動とけが人の輸送を想定し、海上での人命救助と船舶の消防捜索救助を実施したもの。

行政院海岸巡防署と中国大陸の海上捜索救助センターは7日午後、離島の馬祖、そして中国大陸の福建省福州に近い馬尾の、15.4平方キロに及ぶ海域で、合同の海上捜索救助演習を行った。

行政院海岸巡防署は、この合同演習について、実際の海を舞台に、海峡両岸の、海難事故の際の捜索救助に関わる資源を統合し、共同で台湾海峡の航行の安全と海洋環境を守る事を目的に行われるものだとして、中国大陸の海上捜索救助センターが主催し、行政院海岸巡防署の共催によって行われると説明した。

海岸巡防署は、両岸の担当部署があらかじめ何度も話し合うなど、今回の演習は慎重に行っているとしている。中華民国台湾からは海岸巡防署の新北艦、連江艦などの巡視艇、内政部空中勤務総隊のヘリコプターが参加するなど、両岸合わせ33隻の巡視船、ヘリコプター4機、550人が参加した。

海岸巡防署は、今年4月に発生した韓国フェリー転覆事故のケースを元に、中華民国台湾と中国大陸との間の船舶による直接通航である「小三通」の客船の救援活動とけが人の輸送を想定し、海上での人命救助と船舶の消防捜索救助を実施、同時に両岸の緊急時の連絡と、緊急対応メカニズムを検証した。

海岸巡防署によると、今後、2年毎に交互に海上捜索救助合同演習を主催することになっており、船舶の航行の保護、人命と環境の安全という前提のもとで、積極的に両岸の資源を統合し、人道的な救援活動を行っていくという。

高雄爆発事故の義援金募集番組放映

台湾南部・高雄市で起きた爆発事故の被害者のための義援金を募るチャリティー活動が7日夜に行われ、テレビを通じて政界、芸能界、スポーツ界の人たちが寄付を呼びかける。

高雄市で7月31日に起きた爆発事故では30人が死亡、負傷者は300人以上となり、台湾の人々に大きなショックを与えた。

公共放送などの地上波テレビ放送、ならびにケーブルテレビ・チャンネルのテレビ各局と中華民国赤十字会は7日夜、高雄の復興を支援するための番組「全民祈福 天佑台湾 高雄再起」を放送、芸能界、スポーツ界のスター達が多数出演する。

午後7時から放送されるこの番組では、男性人気司会者の張菲さん、胡瓜さんが司会を務めるほか、男性歌手のジャム・シャオさん、女性歌手のエルバ・シャオさん、女性3人組のS.H.Eなど台湾の芸能界を代表するスター達が出演、電話で寄付の受付けを手伝うことになっている。

政界からも、呉敦義・副総統、王金平・立法院長、洪秀柱・立法院副院長、呂秀蓮・元副総統、郝龍斌・台北市長、朱立倫・新北市長、呉志揚・桃園県長などが出演して寄付の受付に参加する。

スポーツ界からは、アテネオリンピックの男子テコンドー58キロ級の金メダリスト、朱木炎氏、男子バスケットボールの呉岱豪・選手、田塁・選手らが出演、男子プロテニスプレーヤーのルー・イエンスン選手や女子プロゴルファーのヤニ・ツェン選手はビデオレターで高雄にエールを送る。

番組は公共テレビ、中華テレビ、ビデオランド育楽チャンネル、客家テレビ、原住民族テレビ、東森アジアチャンネルの各チャンネルで生中継されるほか、台湾ヤフーのウェブサイトや、動画共有サイト、ユーチューブでも視聴する事ができる。

台湾の父親、子どもと接する時間が減少傾向

台湾では父と子供が接する時間が短くなっていると伝えられている。8月8日は、台湾の父の日。8、という字が二つ重なる発音がお父さん、パパ(爸爸)と同じ発音ということに由来している。

父の日を前にした7日、台湾の大手求職サイト、yes123が、働く父親に関するアンケート調査の結果を発表した。

それによると、60.2%の父親が、よく残業するとしており、毎日の平均勤務時間は10時間以上に達している。勤務時間が長い分、こどもに接する時間が削られており、こどもと接する時間は、1日に61分から90分という回答が最も多く、平均すると69.6分、約1時間あまりとなっている。

yes123では、過去に行った、働く母親へのアンケートでは、母親が子どもに割いている時間は約108分で父親と明らかな差があることを指摘、父親が仕事に時間をとられ、こどもとの時間を減らす状態が長く続くと、親子が疎遠になると注意を促している。

このアンケートは、7月29日から8月6日にかけて、子どもを持つ働く男性596人を対象に行われた。

台湾人の海外旅行、韓流ドラマの影響でソウルが初めてベスト3に!1位は?

台湾メディア・自由時報は7日、オンラインホテル予約サイトHotels.comが発表した今年上半期に台湾人観光客が最もよく訪れた都市ランキングで、韓国ドラマの影響によってソウルが初めてベスト3に躍進したと報じた。

ランキングの1位は東京、2位は大阪で、ソウルが3位だった。同サイトのアジア太平洋地区責任者は「日本は台湾人が最も愛する国であり続けており、円安の影響もあって東京が1位の座を獲得した」とコメント。また、「星から来たあなた」をはじめとする韓国ドラマが台湾で放送されて人気を集めたことで「ますます多くの台湾人観光客が韓国を訪れている」と解説した。

このほか、格安航空会社(LCC)が続々と台湾市場に進出したことも、台湾人観光客がアジア各地へと足を運ぶ意欲を刺激する一因になったようだ。

なお、政情が不安定なタイの首都バンコクは前回の5位から8位に順位を下げ、マレーシア航空の事故が相次いだ影響によってクアラルンプールも上位20都市から外れる結果となった。

台湾副総統、周美青総統夫人の訪日を評価 「象徴的な意義があった」

呉敦義副総統は7日、日本の対台湾窓口機関、交流協会の沼田幹夫代表の訪問を受け、周美青総統夫人の訪日について台日双方の友好関係を増進する象徴的な意義があったと話した。

呉副総統は、近年の台湾と日本は非常によい進展を遂げているとした上で、密接な関係を強調。日本は台湾第2位、台湾は日本第5位の貿易パートナーであり、相互訪問者数が昨年376万人を超え、今年は400万人を突破する見込みであることについても、「いい現象だ」と歓迎した。

文化芸術面では、東京国立博物館で開催されている故宮特別展が今年10月にも九州国立博物館(福岡県)でも行われることや、宝塚歌劇団が来年2度目の訪台公演を行うことなどにも触れ、今後のさらなる交流に期待を示した。

沼田代表は就任前に安倍晋三首相や麻生太郎副総理と会ったと述べ、台湾との関係を重視し、アジアの重要な一員として認識しているとの日本政府のメッセージを馬英九総統や副総統に伝えたいとし、日台関係のさらなる発展に取り組む考えを示した。

台湾、国の借金は国民1人あたり約80万円 総額18兆円超

財政部国庫署が7日に発表した7月末現在の国債は、償還期限が1年以上のものが5兆2861億台湾元で、短期債務の1600億元と合わせた総額は5兆4461億台湾元(約18兆5000億円)になることがわかった。国民1人あたりの負担額は23万3000元(約80万円)で、前月比で1000元減少した。

債務残高の内訳を6月末時点と比較すると、償還期限が1年以上のものは前月と同額、短期債務は250億元減少した。

陳水扁前総統 パラオでの資金洗浄容疑、不起訴処分に

最高法院検察署(最高検)特別偵査組(特捜部)は6日、陳水扁前総統の2006年パラオ訪問時のマネー・ロンダリング(資金洗浄)容疑について、証拠不十分のため不起訴処分にしたと発表した。

本件は写真週刊誌が2009年に、陳前総統が2006年9月のパラオ訪問時、総統専用機で4000万米ドル(当時のレートで約46億5000万円)の現金を持ち込み、現地の銀行を通じて米国に送金したため、資金洗浄に関する法律に違反した疑いがあると指摘したことから、調査が行われていた。

特捜部は外交部と調査局を通じてパラオ当局に調査協力を求めたが、関連する証拠は見つからなかったとしている。同国の金融管理委員会は、陳前総統及びその親類、友人らはパラオの現地銀行では口座開設をしていないと回答。また、2005年から2006年の間に該当するような送金記録はなかったという。

陳前総統の息子、陳致中氏は会員制交流サイトで今回の不起訴処分に触れ、父親の釈放を求めた。

蘭嶼初のコンビニ、違法建築発覚で開業延期に

統一セブンイレブン(統一超商)が準備を進めていた離島・蘭嶼(台東県)初の店舗のオープンが延期となった。入居予定だった建物が違法建築であることが発覚したためだが、台湾原住民(先住民)のタオ族が多く住むという土地柄が問題をいっそう複雑化させている。

蘭嶼での出店をめぐっては先月、一部の識者や芸能人らが伝統文化を壊すなどとして反対を表明し、インターネットで大きな論争となったが、セブンイレブン側は7月中旬、今月8日にオープンさせる考えを明らかにしていた。

だが、今度はコンビニが入居する予定の建物が違法建築であることが判明し、再度計画の変更を迫られている。理由は出店予定地が「原住民保留地」にあたり、原住民族委員会の所有だったことによる。規定では「保留地」は道路または農耕地として利用することだけが認められ、商業活動はおろか建造物の建設もしてはいけないという。

蘭嶼は島の大部分がこの「保留地」だ。例外的に住民が5年以上居住していることを申請すれば、土地の所有権を譲渡することが可能とされているが、実際に手続きが行われたケースは少なく、タオ族の伝統住居として残る「地下屋」など現存する多くの建物が違法建築となっている。

セブンイレブン側は今後も出店に向けた調査や地域住民との話し合いを続けたいとしている。

台湾の製薬会社が開発、C型肝炎新薬が日本の特許を取得

製薬会社F*太景が開発したC型慢性肝炎の新薬TG-2349が日本の物質特許と用途特許をそれぞれ取得した。同新薬はすでに台湾、米国、中国大陸、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドでも特許を取得している。

この新薬はC型肝炎ウイルスの蛋白酵素を抑制するもので、2013年に米国肝臓学会議(AASLD)で論文が発表された際には大きな賞賛を得た。台湾では主に24〜48週間のインターフェロン及びリバビリン治療が行われているが、発熱、頭痛、筋肉痛、食欲不振などの重い副作用があるとされており、新薬の投与で治療期間の短縮が期待できるという。

世界保健機関(WHO)によると、世界のC型肝炎患者数は1億6000万人〜1億7000万人とされているが、理想的な治療方法が確立されていない。C型肝炎の医薬品市場は来年、160億米ドル(約1兆6344億円)にのぼるとみられ、新薬はEUや韓国などでも特許を申請中だという。




台湾を訪れる観光客、今年上半期で482万人突破

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台湾の潜水艦建造、米議員「アメリカは技術面で協力すべき」


米下院軍事委員会委員長のハワード・マッキーオン氏(共和党)は7日、台湾が自己防衛に必要な武器を保有することを支持すると表明し、台湾に潜水艦を自国で建造する意思があるなら、米国はこれに対して技術供与を行うべきだと述べた。

台湾の馬英九総統は7日午前、マッキーオン氏率いる米側代表団一行と会見した。馬総統は台湾は戦闘機の購入以外にも対潜能力の強化を図っており、さらに、台湾防衛力強化の一助となるとしてディーゼル潜水艦を保有することを強く望むとした。

マッキーオン氏は同日午後、中央社の取材に対し、米国は台湾に対して支援協力しており、しかも、台湾の人々は攻撃目的ではなく、防衛に必要なだけの武器を希望するとしているのであり、下院議員の大半がこの立場を支持しているとした。

そして次の段階としては、他の下院議員や行政部門を説得し、潜水艦やフリゲート艦、最新型戦闘機を含む武器の提供を加速化させるとし、台湾の政府が潜水艦の必要性に言及していることについては、「台湾が潜水艦を自国で建造するなら、米国はこれに協力して技術供与を行うべきだ」と述べた。

米国防総省が6月に今年の「中国の軍事力に関する年次報告」を発表した際、関係者が台湾の潜水艦建造への技術供与は同国の対台湾政策に基づいて対応すると強調しているが、今のところ関連の決定は行われていない。

疾管署、エボラ出血熱緊急対応チーム設置へ

WHO世界保健機関は8日、西アフリカでのエボラ出血熱の流行を「世界が関心を寄せる緊急公衆衛生事件」と位置づけ、緊急事態宣言を行った。これを受けて、衛生福利部疾病管制署(疾管署)は8日夕方に記者会見を開き、エボラ出血熱に対抗するため、「緊急対応チーム」を設置して感染防止への取り組みを強化すると明らかにした。同署ではまた、万一台湾の人に感染の疑いが出た場合の治療方法や帰国方法について外交部と検討するとしている。

WHOの提言によれば、台湾は一般の海外旅行やビジネスでの移動を禁止する必要はないが、現在エボラ出血熱が流行している場所に向かう人にはリスクを伝え、一般の人たちにも正確な感染状況や身を守るための情報を提供しなければならない。また、政府は患者の監視、調査、処置能力を高める必要がある。そして、もし台湾の人に感染の可能性があった場合、避難に協力するか、台湾にその人を移送することが最も重要だという。

行政院長、辞意の張・経済部長の慰留続ける

行政院の江宜樺・院長が、7日に辞意を表明した経済部の張家祝・部長を全力で慰留している。張・経済部長は7日夜、野党などの妨害で政務が進まず、また、台湾南部・高雄市で起きた爆発事故の責任所在などで不当な批判をされているとして辞意を表明した。

行政院の孫立群・スポークスマンは8日、江・行政院長は各種のルートを通じて、強く慰留していると明らかにした。江・行政院長は張・経済部長の手腕を高く評価、慰留することについては馬英九・総統も支持しているという。また、財界からも辞任を思いとどまるよう求める声が上がっている。

上半期、海外からの来台旅行者は26%増

海外からの来台旅行者が上半期は前年比で26%のプラスに。交通部観光局の最新統計によると、今年上半期に海外から台湾を訪れた人は延べ482万1384人で、前年比では26.69%成長した。今年の目標は延べ900万人。

中国大陸などからの「華人」旅行者は延べ255万2809人で過半数を占める。アジアからの旅行者は延べ436万2833人で、全体の9割に。前年比では18.08%増。特に中国大陸からの人は延べ196万1929人で38.45%増。観光局の目標延べ335万人を大きく上回るペースに。香港・マカオからの旅行者は18.08%増の延べ65万9487人だった。

前年と比べた成長率では韓国人がトップ。延べ26万2814人ながら成長率は79.81%。次いでフィリピン人(延べ6万9459任)も前年比で41.18%増えた。日本、インド、中東、東南アジアからの旅行者も増加、成長率は約16%から21%だった。

「八八水災」再建委員会が解散へ

2009年8月8日の台風モーラコットによる被害、「八八水災」後のコミュニティの再建をサポートしてきた、行政院モーラコット台風被災地再建推進委員会が5年にわたる任務を8日に終えた。写真は被災地に建てられた新たな住宅。仮設ではない恒久住宅。(写真:CNA)

2009年8月に起きた台風被害を受け、政府が設立した、行政院モーラコット台風被災地再建推進委員会が8日、5年近くの任務を終えた。8月末に解散し、政府各部門から出向していた職員は本来の職場に復帰する。

モーラコットは台風の名称(台風8号)で、この台風がもたらした豪雨による土砂災害などで、2009年8月7日から10日にかけて、南部の高雄市などで合計700人近くが犠牲となった。台湾では「八八水災(水害)」と呼ぶ。

被災後、再建対象となった44のコミュニティのうち43ヶ所が再建を終えており、最後に残った嘉義県阿里山郷来吉村の42世帯についても9月末には完成するという。

再建推進委員会の陳振川・執行長は、同委員会の任務は終了するが、この台風被害に関する復興の記録は高雄市の科学工芸博物館で展示される他、国際的なドキュメンタリー専門チャンネル、ナショナルジオグラフィックでもドキュメンタリー番組となって放送されるとし、被災からの復興の経験がこれからもずっと受け継がれていくようにと希望した。

高雄市副市長ら辞任、李長栄化工は操業停止

台湾南部・高雄市で7月31日に発生した爆発事故の責任問題で、高雄市の呉宏謀・副市長、高雄市工務局の楊明洲・局長、高雄市水利局の李賢義・局長、高雄市新交通システム局の陳存水・局長が7日に辞意を表明。工務局、水利局、新交通システム局は、道路に埋設されたパイプラインについて十分把握していなかったことなどが問題になっている。

陳菊・高雄市長は8日になって辞任を批准。しかし、これらの辞任は今回の事故の処理が終わってから発効するとしており、現時点では引き続き事故後の処理に努力するよう4人に求めた。

なお、この爆発事故の原因と見られるプロピレンの漏洩をおこしたとされる李長栄化学工業に対し、高雄市は9日、石油化学原料の輸送の安全を確保するとして操業停止を命じた。工場の内外における石油化学原料の輸送設備と生産設備の安全性を改善する計画が提出され、それが審査をパスするまで工場の運転は再開させないということ。

元国軍情報工作員 「日本は好戦的」 日中戦争での苦労を語る


中国大陸の雲南省・騰衝に位置し、旧日本軍に抗して戦った中華民国「遠征軍」の兵士らが眠る墓地で、今年90歳になる元情報工作員・盧彩文さんが、対日抗戦(日中戦争1937〜45年)の時代に思いを馳せ、中央社の記者に対してその長い歳月の感慨を語った。

第二次世界大戦中、中華民国軍は連合国軍の要請を受けて日本軍の海上封鎖を突破、後方に補給線を確保して遠征軍を雲南省西部の騰衝などに派遣し、はるばるビルマ(現ミャンマー)に進んで作戦を展開した。また、ビルマを経由してインドに通じる道路「中印公路」を建設した。だが、戦況は熾烈を極め、多くの兵士が雲南やビルマで命を落としている。

盧さんは、日本軍の砲火が雲南に及んだ時、自分はまだ16歳で中学校も卒業していなかったが、「中国の国土を侵す日本人に抗しよう」と多くの同級生らと共に軍事学校に志願し、国軍に入隊した。盧さんは「墓地には私の同級生がたくさん眠っている。中には寝起きを共にしていた者もいる」と語る。

当時、国軍部隊「第11方面軍」に編入された盧さんは、地元・騰衝の出身である上に、若くて機転が利くとして情報部門に配属され、ビルマ語を学んだ後、ビルマ国内へ派遣され、作戦遂行や情報収集の任務に当たったという。

取材中、話が日本に及ぶと盧さんは、今でも日本の一部政治家が意図的に侵略の歴史を否定する度、当時の日本軍との壮絶な戦いや情報収集の苦労が思い返されるといい、「日本(人)という民族は好戦的で、帝国主義的な思想が実にひどい」と断じる。

一方、イデオロギーの大きく異なる中国共産党によって1949年に政権が樹立されて以来、これまで60年余りの間、国軍の対日抗戦への貢献は軽視されてきた。そのためかつては多くの元国軍兵士が共産党の政治運動に巻き込まれることになったが、これについて盧さんは多くを語ろうとしない。しかし、一人で墓地を訪れ戦友らを弔う時、「情況は好転した」、「(大陸の)指導層も配慮をしてくれるようになった」と語りかけ慰めるという。

近年、北京当局では「抗日戦争」の史料の収集・保存に力を入れており、国軍によるビルマの戦役についても調査が行われている。ミャンマーにも係員を派遣して遠征軍兵士の亡骸を探し出す事業も進められ、その骨は雲南省・騰衝の「国殤墓園」に埋葬され法要が営まれる。また、墓地のそばには「滇西(てんせい)抗日戦争紀念館」が設けられ、各種資料が展示されている。

日本の人気漫画家が台湾に 徹夜で並ぶファンも

台湾のアニメとコミックの総合イベント「漫画博覧会」で9日、日本の漫画家、夏目イサクさんの台湾初となるサイン会が行われた。

夏目さんは台湾の漫画博覧会にゲストとして呼ばれたことは、非常に光栄で嬉しいと語ったほか、台湾で特に印象的なものはなにかという質問に、食べ物がとてもおいしいと答えた。

参加したファンの中には、サイン会のために2日前から徹夜で並んでいたという女性もおり、「こんなに間近で夏目先生に会えて、とても嬉しい」と感動を隠せない様子だった。

出版社によれば、購入するとサイン会に参加できる限定150セットの商品は、販売開始から4分で売り切れとなる人気ぶりで、最後の1セットを手にしたファンからは「買えた!」と興奮した声が上がっていたという。

今年で15回目を迎える漫画博覧会では日台の漫画家や声優、メカニックデザイナーなど計57人がサイン会などのイベントに参加し、ファンと触れ合う。

台湾・立法院、 “ひまわり学生運動”以来のバリケード撤去


台北市警察は9日、3月の“ひまわり(太陽花)学生運動”以来、立法院(国会)の周囲に張られていたバリケードを取り払った。

バリケードは、中国大陸との「サービス貿易取り決め」反対などを訴える3月の学生運動を機に、立法院周辺で市民団体による抗議の座り込みなどが相次いで行われたのを受けて設置されていたもの。

最近は立法院敷地外のデモ活動が沈静化しており、今会期2回目の臨時国会も8日に終わったことから、市警はバリケードの撤去を決定したという。

9日午前に始まった撤去作業は通行人の目を引いたが、一部市民から「立法委員(国会議員)の“自囚”(自分で自分をとらわれの身とする)の日々がようやく終わってよかったね」と皮肉る声も上がり、苦笑を誘った。

台湾を訪れる観光客、今年上半期で482万人突破 中・韓から大幅増

交通部観光局によると、今年1月から6月までの期間に台湾を訪れた旅行者が延べ482万人を超え、昨年同期比で27%増加。特に韓国と中国大陸からの旅行者が大幅に増えているという。政府は今年の訪台観光客の目標を900万人としているが、このままいけば順調に達成されることになりそうだ。

同局の調べによると、今年1月〜6月に台湾を訪れた旅行者は482万1384人に上り、昨年同期の380万5506人と比べると26.69%の成長となっている。このうち、華僑など中華系の人々、華人が255万2809人と半数を上回っている。また、アジアからは436万2833人と約9割を占め、昨年同期比で3割近くの伸びとなった。

中国大陸から訪れた旅行客は、観光局が年間目標としている335万人の半数(167万人余り)を超えて196万1929人に達し、38.45%の増加となった。香港・マカオは65万9487人で18.08%増だった。このほか、アジアで増加が目立ったのは順に、韓国26万2814人(昨年同期比で79.81%増)、フィリピン6万9459人(同41.19%増)で、これに中国大陸が続く。

さらに、日本、インド、中東、東南アジアの旅行者が昨年同期比で16%〜21%の伸びを示したが、タイは政治情勢が落ち着きを取り戻しているものの1.45%の減少となり、アジアで唯一マイナス成長を示した国となった。

欧米から台湾を訪れた旅行者は1〜2割増え、華人旅行者が減った代わりに外国人旅行者が大幅に増加した。豪州、ニュージーランドは25%、アフリカからの旅行者は15%の成長となった。

台湾美術の“いま”を紹介する展覧会 開会式にはジュディ・オングさんも

台湾の現代美術作品が展示される「いま、台湾−台灣美術院の作家たち−」展の開会式が8日、渋谷区立松濤美術館で行われ、台湾出身の歌手で版画家のジュディ・オング(翁倩玉)さんや沈斯淳駐日代表(大使相当)などが出席した。

開会式では開始に先立ち、最近台湾で起きた澎湖の航空機墜落と高雄の爆発事故の犠牲者に対して黙祷が捧げられた。

沈駐日代表は開会式の挨拶の中で、今年はこの展覧会以外にも、東京国立博物館で開催中の「台北 国立故宮博物院 −神品至宝−」や、森美術館(東京都港区)で9月から始まる「リー・ミンウェイとその関係展」など、日台の美術交流にとって記念となるイベントの多い年であると語った。

ジュディ・オングさんは開会式終了後、今回の展覧会は日台の交流を深めるいい機会だと述べた。また、高雄で発生した爆発事故にも触れ、9日には台北で行われるチャリティー番組に出演し、義援金にあてるために自身の版画作品をオークションに出すと発表した。

「いま、台湾−台灣美術院の作家たち−」展では、台湾を代表する芸術家たちが2010年に設立した「台湾美術院」のアーティスト20人・47作品のほか、ジュディ・オングさんの版画などが展示される。開催は9月21日まで。


SL「貴婦人」観光列車、上り坂を上がれず後退

台湾鉄路管理局(台鉄)では8月7日〜9日の3日間、台東線の玉里−台東間で蒸気機関車CT273(日本製でC57型「貴婦人」と同型)が牽引する観光列車を運行している。7日、この列車が台東渓谷の上り勾配に差しかかったところでバックしてしまうというハプニングがあった。

C57型蒸気機関車は美しい流線形のシルエットで知られ、「貴婦人」と称されてきた。台湾にはCT273として日本統治時代の1943(昭和18)年に導入され、今年で71年と“おばあちゃん”になるが、今回の台鉄の企画はこの動態保存されている「貴婦人」と地元観光を結びつけたもの。列車は冷房平快車4両と冷房なし気動車両2両からなる。

鉄道ファンらの話によると、この日午後2時過ぎ、蒸気機関車が牽引する観光列車は池上を出発したが、10数分後、上り坂にかかった時にだんだんスピードが落ち、そのうち動かなくなった。

突然、「バックしてる!」と小さな男の子が叫ぶ声が聞こえたかと思うと、数十メートルほど後退し続け、やがて停止してしまった。列車はその後、後ろから2両のディーゼル機関車に押してもらって前進することに。

台鉄・花蓮運務段の張建暦さんはこの区間の勾配は千分の15(1000メートル進むと15メートル上がる)で、加えて雨が降っていたためレールが滑りやすくなっており、坂を上れなかったと説明。大丈夫だろうと思いつつも、もしかしたらとディーゼル機関車を手配していたという。

“カニの横断見守って” 産卵するオカガニ守るため交通規制


墾丁国家公園管理処(屏東県)は産卵のために海に向かう陸蟹(オカガニ)の保護を目的として、今月から一部の道路で交通規制を行うと発表した。

台湾最南端の墾丁では夏、夜になると卵を抱えたオカガニのメスが道路を渡って海で産卵する光景が見られる。しかし、その過程で車に轢かれて死んでしまうことも多く、その犠牲を少しでも減らそうと、公園内の道路の一部で毎年交通規制が行われている。

同管理処によると、規制は台湾省道26号線の39.5キロ地点から41.5キロ地点までの鵝鑾鼻付近の区間で行われ、両側4車線を2車線に制限するほか、10分毎に2分間の道路封鎖を行う。実施日時は8月10日〜12日、9月8日〜10日(ともに午後6時半〜8時半)、10月8日〜10日(午後6時〜8時)。

また、期間中は環境保護団体や教育団体のボランティアが、道路を利用する市民に対してオカガニ保護を呼びかけるPR活動を行う。

ミクシィ好調、「モンスト」で“ストライクショット” 収入の伸び…予測困難

 会員制交流サイト(SNS)大手のミクシィが8日発表した2014年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期の5.9倍の127億円で、最終損益も29億円の黒字(前年同期は2億円の赤字)と大きく回復した。1000万ダウンロードを突破したスマートフォン(高機能携帯電話)向けゲーム「モンスターストライク(モンスト)」が牽引(けんいん)した。
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 15年3月期の業績予想については、これまで売上高400億円、最終利益60億円としていたが、モンストの収入の伸びが予測困難で、「合理的な数字の算出が難しい」(幹部)として、未定とした。
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 9月中間の業績予想は、売上高を従来予想より135億円多い330億円に上方修正。このうち約280億円をモンストが稼ぎ出す見込みという。最終利益も52億円多い80億円に引き上げた。
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 ミクシィは本業のSNSが苦戦する中、スマホゲームを強化し、昨年10月にモンストを投入。手軽さや友人と一緒に楽しめることが支持され、ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」に迫る人気になっている。
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 記者会見した森田仁基社長は「モンストが非常に好調。(新たに進出した)台湾市場も積極的に伸ばしていきたい」と述べた。伸び悩んでいるSNSでは、ニュースアプリを提供する「スマートニュース」と資本提携、スマホ向けの広告事業を強化する。











南シナ海問題で問われる台湾の“感度”

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高雄爆発で経済閣僚が辞任 野党非難に抗議の辞表


台湾南部、高雄市で起きた連続爆発事故で、張家祝経済部長(経済産業相に相当)が10日、辞任した。

 張氏が7日、立法院(国会)の審議に出席したところ、野党の立法委員(国会議員)から、同日行われていた犠牲者の法要を欠席したと非難され、抗議の辞表を提出。江宜樺行政院長(首相)が慰留していたが、張氏の意思が固く撤回させられないと判断した。

 事故をめぐっては、事故原因とされる石油化学工場の配管の一部が下水道内を通っていたことが判明。この部分の配管が腐食してガスが漏れたとみられているが、工事の経緯がはっきりせず、配管を敷設した企業を管理する経済部と、下水道を建設した高雄市との間で責任の押し付け合いに発展していた。

 この影響で、高雄市の副市長ら幹部4人も8日、辞任が決まった。

女子テニス、台湾選手のペア2組が4強入り

カナダのモントリオールで開催されているWTA(女子テニス協会)のツアー大会、ロジャースカップは現地時間の8日、女子ダブルスの準々決勝を行い、台湾選手のペア2組が共にストレートで勝利し、準決勝に進出した。

今大会第2シードとなった、台湾女子テニス界のエース、シエ・スーウェイ(謝淑薇)・選手と、中国大陸のポン・シュアイ(彭帥)・選手のペアは8日、第5シードのロシアペアを7-6、7-5のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。準決勝では第4シード、ジンバブエとインドの選手のペアと対戦する。

また、チャン・ユンジャン(?詠然)・選手、チャン・ハオチン(?皓晴)・選手の姉妹ペアは、2回戦で第3シードのペアをフルセットの末下すと、8日に行われた準々決勝でも、チェコとオランダのペアを6-3、6-3のストレートで下した。準決勝では第1シードのサラ・エラーニ、ロベルタ・ビンチ組(共にイタリア)と対戦する。

ディーゼル自強号、9/1より運賃3%値下げ

台湾の在来線、台湾鉄道は8日、9月1日から、特急列車にあたる自強号のうち、ディーゼルカーを使用する列車(以下、ディーゼル自強号)について、運賃を3%値下げする事を明らかにした。

台湾鉄道の特急列車、自強号には、日本製の振り子式電車、プユマ号を使用する列車(以下、プユマ号)、同じく日本製の振り子式電車、タロコ号を使用する列車(以下、タロコ号)、両端に機関車が連結されるプッシュプル式の列車(以下、プッシュプル自強号)、そしてディーゼル自強号がある。

台湾鉄道によると、このうち、台湾中部から東部・花蓮駅を結ぶタロコ号、そして花蓮駅と南東部・台東駅を結ぶ通称「花東線」の電化開業に伴い、7月1日から運行区間を、従来の台北-花蓮間から、台北-台東間へと延長したプユマ号に人気が集中、特にプユマ号では切符がなかなか取れない状況が続いているという。一方、ディーゼル自強号は台北-台東間でも運行されているため、ディーゼル自強号を値下げする事で、これらの利用者を引き付けたいとしている。

台北駅、台東駅間を例にすると、現在、プユマ号、ディーゼル自強号、プッシュプル自強号はいずれも片道台湾元783元だが、このうち、ディーゼル自強号は9月1日から760元となる。

台湾鉄道ではまた、タロコ号、プユマ号に利用者が集中する事を解消するために、タロコ号及びプユマ号については、一割引となる往復割引を取りやめる計画をもっている事を明らかにした。具体的な実施時期については、交通部との会議をを経て決定するという。

仮に往復割引が廃止された場合、プユマ号の台北−台東間の往復運賃は、従来の1409元から1566元となり、継続して往復割引が適用されるプッシュプル自強号とは157元、9月1日から運賃が3%値下げされるディーゼル自強号とは203元の運賃差となる。

台北、台東間では、平日月曜から木曜日まで毎日、自強号が10往復しており、このうち6本がプユマ号、3本がディーゼル自強号、1本がプッシュプル自強号となっている。また週末、プユマ号は9往復運行している。

タイ、台湾観光客のビザ申請料金を3ヶ月免除

タイは8日、中華民国台湾及び中国大陸の人々に対して、9日からビザの申請料金を3ヶ月間免除する事を明らかにした。3ヶ月間、少なくとも台湾の旅行者のべ9万人が恩恵を受ける事になるという。

タイ経済貿易弁事処は8日夕方、公式ウエブサイトに「タイ観光の発展を促進するため、タイ国家平和秩序評議会は、中華民国台湾と中国大陸の観光客に対し、ビザ申請料金免除措置を行う。期間は3ヶ月間。観光客はタイの各大使館、総領事館及び名誉領事館でビザ申請料金の免除を申請できる。ランディングビザについてもビザ申請料金の免除を行う」という内容の公告をした。

ビザ申請料金の免除期間は8月9日から11月8日までの3ヶ月間となっており、タイ内政部の公告によると、免除は観光ビザに限られるという。

タイ観光局の統計によると、今年1月から6月の期間、タイを訪れた中華民国台湾の観光客はのべ18万7662人で、月平均でのべ3万1277人となっている。その為、ビザ申請料金免除期間の3ヶ月で、少なくとものべ9万人の台湾旅行者が恩恵を受けることになると見られている。

タイ観光局によると、ビザの申請料金は免除となるものの、ランディングビザを含むビザ申請手続きは依然、必要となる。

現在、タイへ旅行する際、台湾でビザを申請すると台湾元1200元(日本円約4080円)、タイでランディングビザを申請する場合には、台湾元1000元弱、費用がかかる。観光ビザの有効期限は3ヶ月間。

中華民国旅行商業公会の許高慶・秘書長は、タイによる、ビザ申請料金の免除措置について評価したものの、一人台湾元1200元は決して大きい数字ではないとして、これによってタイを訪れる団体客が増加するかどうかは、さらに見守っていく必要があると話した。そして、将来的にタイが中華民国に対して、ビザ免除措置を実施することを希望した。

東京・松濤美術館で台湾美術院展開催

日本・東京の渋谷区立松濤美術館で8日、9日から9月21日まで行われる「いま、台湾-台灣美術院の作家たち-」展の開幕セレモニーが行われた。

「いま、台湾-台灣美術院の作家たち-」展では、台湾美術の振興と発展、国際交流を図ることを目的に設立された「台湾美術院」のメンバー20人の47作品のほか、台湾の著名な書画家、鄭善禧氏の4点の書、そして歌手、女優としての活動の他、版画家として活躍しているジュディ・オングさんの木版画3点が展示される。

開幕セレモニーには日本における中華民国大使に相当する沈斯淳・日本駐在代表が出席。沈・駐在代表は挨拶の中で、「今回の『いま、台湾-台灣美術院の作家たち-』展のほか、『台北 國立故宮博物院−神品至宝−』展が現在東京国立博物館で行われており、10月7日からは九州国立博物館で展示される。また9月には、東京、森美術館で李明維氏の個展が、秋には東京藝術大学で同校出身の故・陳澄波氏らの展覧会が行われる」として、今年は中華民国台湾と日本の美術交流において、多くの記念すべきイベントが行われる年になったと指摘した。

セレモニーに参加したジュディ・オングさんは、「かねてから台湾と日本の交流がさらに深まることを希望してきた。この美術展は非常にいい機会となる」と述べた。

また、この開幕セレモニーでは、司会者が先日発生した旅客機墜落事故と高雄市の爆発事故の犠牲者に対して、哀悼の意を表明した。

ジュディさんは、9日の夜に台湾で行われる、高雄市の爆発事故の被災者を支援するための募金活動に参加し、自身の版画をチャリティに出品する事を明らかにした。

ジュディさんは「高雄のみなさん、日本でニュースを見て心を痛めていました。私の両親も高雄に住んでいます。郊外なので影響は受けませんでしたが、親戚の多くが高雄市内に住んでいます。私は居ても立ってもいられなくなり、台湾の友達に電話をして、寄付をしたい、故郷を助けたいと話しました。みなさん、この苦しい時を何とか乗り越えて欲しいと願っています。一緒に頑張りましょう。私も台湾に帰ってお手伝いします」と呼びかけた。

台湾・高雄爆発 李登輝元総統「政府と地方が合同で対応に当たるべき」

李登輝元総統は9日、30人が死亡、300人以上が負傷した高雄での大規模爆発事故に関して、国家の重大事件として政府と地方自治体が合同で対応し、被災者にさらなる傷を負わせてはいけないと語った。

これは李登輝基金会主催の国際フォーラムに出席した李氏が、メディアからの取材に応じて述べたもの。

李氏は、台湾の地方自治体の経費は十分ではないと指摘した上で、地方が可能なことと不可能なことを、政府が振り分けて対応に当たるべきだと自身の見解を述べた。また、現地では連日の大雨で道路の損傷箇所に水がたまっており、“お偉いさん”が自ら現場を見て対策を講じるべきだと語った。

一方、注目が集まる李氏の訪日については、滞在場所や時間などは決まっていないとしながらも、訪問したことがない北海道を訪れてみたいと話している。

南シナ海問題で問われる台湾の“感度”

 南シナ海で国際法に基づかない「九段線」を根拠に権益を主張する中国に対して批判が高まる中、台湾の南シナ海政策にも風当たりが強まりつつある。台湾も公式には中国と同じ論理で同じ範囲の権益を主張しているためだ。現状では研究者の指摘にとどまるが、米国や関係諸国が政府レベルで提起してきた場合、「国際法の順守」や「対話による紛争解決」を掲げて国際社会での地域向上を図ってきた馬英九政権にとり、痛手となる可能性もある。

 「馬総統は、台湾の海洋権益の主張を、歴史的な権利ではなく現在の国際法に基づくものに再定義すべきだ」

 台湾の外交部(外務省に相当)などが5日、台北市内で開いたシンポジウムで、新アメリカ安全保障センターのパトリック・クローニン上級顧問はこう指摘した。クローニン氏はまた、台湾が実効支配するスプラトリー(台湾名・南沙)諸島の太平島での埠(ふ)頭(とう)建設の凍結も要求。これらを、10日にミャンマーで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に合わせ、台湾当局が「一方的に発表」するよう訴えた。今回のARFでは、中国が南シナ海で国際法を無視して現状変更を試みているとして、米国やフィリピンが問題提起する見通しで、関連会議に招かれていない台湾にも対応を求めた形だ。

 この日のシンポジウムは、馬総統(64)が2年前の同じ日に発表した「東シナ海平和イニシアチブ」を記念して開かれた。会合の冒頭には馬総統も演説し、日本との漁業協定締結やフィリピンとの漁業交渉の開始は、紛争の棚上げや国際法の順守、平和的手段による解決などを掲げる自身のイニシアチブの成果だと強調。「その理念と精神を、どうすれば南シナ海でも拡大運用できるか考えるべきだ」と呼びかけた。

 台湾は、中国と同様、南シナ海全域の島嶼の領有権を主張している。だが、ASEAN側は、「一つの中国」原則を掲げる中国の反発を恐れ、領有権問題をめぐる「行動規範」策定に向けた会議を含めて台湾の出席を呼びかけたことがない。台湾側には、東シナ海での「成功」を元に南シナ海でも紛争の平和的解決を訴え、関係国との対話のテーブルに就くことで外交上の地位を確保したい思惑があるとみられる。シンポジウムにも、シンガポールやマレーシアなどASEAN諸国の研究者を招いていた。それだけに、クローニン氏の発言は、台湾側の狙いに水を差す形となった。

 台湾の現在の南シナ海政策は、1993年に策定した「南シナ海政策綱領」に基づく。綱領では、南シナ海の全ての島嶼の領有権に加え、「歴史的水域」の管轄権を主張している。その範囲は、中国が公刊地図で図示している九段線や「U字線」と呼ばれる南シナ海全域を覆う線で囲まれた部分と同じ。クローニン氏が問題視したのは、この綱領とみられる。

 ただ、台湾の「領海」を定める法律には歴史的水域への言及はない。法案段階では文言が明記されていたものの、関係国との紛糾を避けるため、立法院(国会)審議で削除された経緯がある。領海法に係争がある島嶼の名称を書き込んだり、独自の解釈で排他的経済水域(EEZ)での外国艦船の行動を制限したりする中国と異なり、台湾は法制面では国連海洋法条約に準拠している。

 クローニン氏からの指摘は、いわば近年、ベトナムやフィリピンとの対立を悪化させている中国の、とばっちりを受けた形だ。だが、馬総統自身が「国際法の順守」を強調する以上、たとえ法律に記載がなくても、国連海洋法条約に根拠のない歴史的水域の管轄権を主張するのは明らかな矛盾といえる。

 九段線は今年に入って米オバマ政権が公式に問題視するようになり、米中間では論争の対象となっている。クローニン氏はオバマ政権の政策決定に影響力があるとされるが、シンポジウム翌日の主要各紙は、その発言を一切、報じなかった。台湾当局がどの程度、米国を始め各国が求める「法の支配」を深刻に受け止めているのか、馬政権の“感度”が問われる。









台北“開城”130周年 日本統治時代などを振り返る特別展開催

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行政院、杜紫軍氏を新経済部長に任命


張家祝・経済部長は7日、電撃辞任した。経済部の杜紫軍・政務次長は慣例に基づいて辞表を提出し、張・部長と進退を共にしたが、行政院は10日夜、ニュースリリースを発表、杜紫軍氏を新経済部長に登用することを明らかにした。(写真:CNA)

行政院が7日に電撃辞任した、張家祝・経済部長の辞表を批准したあと、10日夕刻、ニュースリリースを発表、経済部の杜紫軍・政務次長は張家祝・部長の後を受け継いで経済部長になると明らかにした。

行政院によると、杜紫軍氏は、経済部の関連業務、または部会の意思疎通などの面でいずれも豊富な経験があり、中小企業、および従来型産業の指導制度の強化、産業の革新、およびモデル転換などの面においても優れた実績がある。かつて、ECFA・台湾海峡両岸経済合作枠組み協議の工業議題の交渉に出席する、台湾側の代表を務めたことがあり、現段階の経済政策にも精通しているため、経済部長に就任したら、必ず台湾の今後の経済発展に貢献でき、しかも、行政院が現在積極的に推進している各種の重要な政策を続けて推進することができるという。

杜紫軍氏は、国立台湾大学森林学科工業組で修士号と博士号を取得、アメリカニューヨーク州立大学環境資源工学を研究、かつて経済部中小企業処の副処長、経済建設委員会の主任秘書、経済部商業司の司長、技術処の処長、工業局局長、経済部常務次長、政務次長などの要職を歴任した。

エイサーQ2、収益大幅に改善[IT]

パソコン(PC)ブランド世界大手の宏碁(エイサー)が7日発表した第2四半期の連結決算は、純利益が4億8,500万台湾元(約16億4,800万円)の黒字で、前期の100万元から大幅に増えた。営業利益率は0.8%で、業績が急激に悪化した2011年第2四半期以降で最高となった。

第2四半期の売上高は前期比6.0%増の813億3,700万元だった。粗利益は18.1%増の75億2,800万元で、国際財務報告基準(IFRS)を導入した13年第2四半期以降の最高を記録した。営業利益率は前期の0.17%から0.64ポイント改善。最終損益は2四半期連続で黒字を確保した。

同社が米市場調査会社のインターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)の統計として引用したところによると、第2四半期の世界のPC出荷量は前期比2.2%増だったが、宏碁の増加率は14.3%と市場の平均を大きく上回った。

聯合報などによると、同社が昨年末から進めてきた積極的な経営再建策が収益の改善につながったものとみられている。

■グローバル戦略部署を新設

宏碁は同日に開いた董事会(取締役会)で、グローバル戦略の計画などを専門に担う新たな部署「策略発展室」を設けることを決定した。新部署の主管は黄少華董事長が兼任する。

策略発展室は、独自のクラウドサービス「BYOC(Build Your Own Cloud、自建雲)」事業も手掛ける方針。宏碁は、PCやタブレット端末、スマートフォンなど自社の既存のハードウエア製品とソフトウエア、サービスを融合させることで経営転換を図る構想を打ち出しており、BYOCはその柱と位置付けている。

高雄爆発、チャリティー番組で1億9000万円の募金集まる

30人が死亡、300人以上が負傷した高雄での大規模爆発事故を受け、台湾のテレビ局は9日夜にチャリティー番組を放送し、10日午前0時半までに5619万台湾元(約1億9100万円)の募金が集まったことが分かった。前日には日本でイベントに参加していた歌手のジュディ・オング(翁倩玉)も故郷のために駆けつけ、ほかの出演者らと歌や祈りを捧げた。

中国テレビ(中視)、台湾テレビ(台視)、民間全民テレビ(民視)などと共同で放送されたこのチャリティー番組には、4時間の放送時間中、ショウ・ルオ(羅志祥)、レイニー・ヤン(楊丞琳)、シンディー・ワン(王心凌)、ヴァネス・ウー(呉建豪)ら多くの芸能人らが出演した。

ジュディは「以前よく歩いた街があのような状況になり、大きなショックを受けた」と話し、友人らから預かった20万元強(約68万円)の募金を被災地に届ける考えを示した。また、版画作品をチャリティー出品したところ、すでに企業が100万元(約339万円)で購入する意向を示したという。


行政院、張・経済部長の辞表を批准

経済部の張家祝・部長が7日、電撃辞任した。行政院の江宜樺・院長はここ数日、再三慰留したが、張・経済部長は9日夜、ブレインを通じて三項目の声明を発表し、固い辞意を示した。

・部長は、声明の中で、個人の前途や栄誉にかかわらないと前置きし、辞表を提出したのは、現段階の台湾の政治環境に徹底的に失望したためだと説明した。張・経済部長は、与野党の対立が激しく、国家が長期間足踏みをしており、重要な政策が進まず、国家の競争力が失いつつあると指摘、個人はこのことを非常に憂慮しているが、無力感でいっぱいになるとコメントした。

一方、行政院の孫立群・報道官が10日に発表したところによると、馬英九・総統と江宜樺・行政院長は、数回にわたって、張・経済部長を慰留したが、張・部長の辞意が固く、江・行政院長は10日、張・経済部長の辞表を批准した。馬・総統は、非常に残念に思うが、張・経済部長の決定を尊重するとの立場を表明した。馬・総統は、張家祝・経済部長が一年間半の任期内に、石油製品と電気使用料の価格合理化政策、エネルギー政策、両岸サービス貿易協定、台湾とシンガポール、そして台湾とニュージーランドとの経済連携協定の締結、多数の改革案と政策に尽くした貢献を高く評価した。

なお、張家祝・経済部長の後任の人選について、孫立群・報道官は、適切な人選の意思を問い、確定後、ただちに発表すると述べた。台湾の大手夕刊紙、『聨合報』の報道では、経済部の杜紫軍・政務次長が最有力だという。

今年上半期の訪台旅行者数482万人、16%強は日本から

内政部が9日に発表した出入境者数に関する統計で、今年上半期の訪台旅行者数はおよそ482万人だったことが分かった。そのうち262万人(54.4%)が香港とマカオを含む中国大陸から、78万人(16.2%)が日本からの旅行者だった。

資料によると、上半期の出入境者数は2111万人で、昨年同期と比べ16.6%増加したという。主な理由として政府が近年、積極的な観光プロモーション活動を展開していること、中国大陸からの観光客の受け入れを徐々に解禁していることなどが上げられている。

訪台の目的は「観光」が72.3%、「商用」が8.1%、「親族訪問」が4.1%。一方、台湾の人の出国者数は581万人となり、渡航先で最多だったのは中国大陸で48.8%、日本が25.3%、韓国が5.2%だった。

台湾・桃園空港の搭乗橋、エアバスA380に対応へ

台湾桃園国際空港の費鴻鈞総経理(社長)は10日、総2階建て超大型旅客機のエアバスA380型機に対応するため、2カ所のボーディング・ブリッジ(搭乗橋)を2層構造のものに変更し、来年3月にも供用する考えを明らかにした。

桃園空港に路線を持つ航空会社のうち、シンガポール航空、エミレーツ航空、大韓航空、アシアナ航空、中国南方航空がA380を保有している。今年2月からドバイ―桃園線を運航しているエミレーツ航空は、現在行われている同空港の滑走路の改修工事後を目途に同型機での運用を検討しているほか、空港側によると大韓航空も新しいボーディング・ブリッジに興味を示しているという。

第2ターミナルに設置される予定の新型ボーディング・ブリッジは、A380以外の旅客機も使用可能。同型機は2007年に行われたテストフライトで桃園空港に飛来している。

香港もエボラ出血熱感染者出現か

香港のメディアは10日、香港でもエボラ出血熱に感染した疑いのある症例が発見されたと報じた。患者はナイジェリアから来た男性で、先週木曜日の7日に嘔吐や下痢などの症状が現れ、現在、隔離病棟で治療を受けているという。

この報道に対して、衛生福利部疾病管制署の周志浩・署長は、香港は航空機などで世界各地と頻繁に交流を行っている国際都市だが、感染状況などはいずれも正式なルートを通じて発表しているため、疾病管制署は、この患者の病状を注視すると共に、香港と密に連絡をとって最新情報の把握にも努めていると説明した。

なお、10日夜、香港の関係機関の発表によると、この男性はエボラウイルスに感染していないことが確認されたという。

台湾新幹線、アニメペイント車両が運行終了へ

台湾高速鉄路(新幹線)で昨年7月から運転されていた米アニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」(CN)のキャラクターなどが描かれたラッピング車両が、9月9日に運行を終了することが分かった。台湾の複数メディアが伝えている。

座席のヘッドカバーや紙コップ、紙ナプキン、客室乗務員のエプロンまでアニメのキャラクターがあしらわれ、登場後一躍子供たちに大人気となった特別車両には、これまでに130万人が乗車。運行終了を記念して車内では限定版絵はがきが配布される。

車体へのラッピング作業風景を映した動画は、インターネット上で大きな注目を集め、日本から乗車に訪れる鉄道ファンもいたという。高鉄では今後も同様のラッピング車両を運行する可能性があると示唆している。

高雄支援募金番組、5620万元集める

高雄爆発事故の被災地と被災者を支援するための「愛を広げよう、台湾頑張れ」という義捐金募金番組は9日夜に放送され、多くの著名なアーティストが寄付の電話を受け付け、台湾元5619万9493元を集めた。

台湾の地上波テレビ局、台湾テレビ、中国テレビ、全民民間テレビ、および衛星テレビ協会が共同で発起したこの番組は9日夜8時から12時まで、公共テレビのスタジオから生中継で放送され、蕭亞軒(エルバ・シャオ)、費玉清、蘇芮、呉奇隆(ニッキー・ウー)、ジュディ・オング、蕭敬騰(ジャム シャオ)、羅志祥(ショウ・ルオ)、楊承琳(レイニー•ヤン)、王心凌(シンディー・ワン)、呉建豪(ヴァネス・ウー)、大嘴巴(DA Mouth)、潘瑋柏(ウィルバー・パン)ら著名な歌手が出席した。

この番組に出演するため、日本から帰国したジュディ・オングさんは、皆を率いて「祈り」を歌った。ジュディオングさんは、高雄市で大規模な爆発事故が発生したとき、自分は版画を作っていた。以前よく訪れていた町が爆発で大きく破壊された様子を見て大きなショックを受けたと話した。ジュディオングさんは、自分の版画を寄付したほか、親友が寄付した台湾元20万元あまりも持ってきた。ある企業は、ジュディオングさんが寄付した版画を台湾元100万元で買った。

台湾・金門は歴史的建築物の宝庫 副県長が観光面での活用を示唆

金門県政府は9日、歴史的建築物に関する審議委員会を開き、9カ所の建物が審査を通過した。呉友欽副県長は、先人が残した文化を適切に保護し、将来的に観光面で活用したい考えを示している。

この日開かれた委員会では事前に申請があった14の建物に関する説明などが行われ、200年以上の歴史があるとされる金沙鎮官澳の「蔵興古サク」など9件が新たに歴史的建築物のリストに加わった。(サク=がんだれに昔)

金門県内にはビン南(福建南部)様式の建物や洋館など200カ所以上の歴史的建築物や古跡がある。呉副県長は、風格を味わったり、宿泊施設として利用することができるとした上で、観光の中心的存在になればと期待を示した。(ビン=門がまえに虫)

タイ人労働者、子女とうれし涙の再会

台湾で就労しているタイ人労働者、およびその家族に関心を示すため、台湾国際放送の運営母体である、中央放送局、タイの台湾における窓口機関、タイ経済貿易弁事処、および桃園県政府が10日、「2014年タイ母の日祝賀イベント」を共催した。1000人以上のタイ人労働者が参加した。桃園県の呉志揚・県長(県知事)はあいさつで、これらのタイ人労働者が台湾の建設に尽くした貢献に感謝すると共に、今後もこれらのタイ人労働者の就労環境の安全確保に力を入れ、台湾にいるタイ人労働者の職場での安全を守るよう努力するとしている。

8月12日はタイの母の日。台湾にいるタイ人労働者もこの日を祝うことができるよう図るため、主催機関は特にタイの著名な歌手とタイの伝統舞踊のダンサーを招き、会場である桃園体育館でタイの歌とダンスを披露し、参加者を楽しませた。そして、タイ人労働者の模範を10人選んで、そのタイにいる子女を台湾に招待した。これらの子女は、長年ふるさとを離れて台湾で働いている親と再会でき、いずれもうれし涙を流しながら、跪いて親に感謝した。

中央放送局の張栄恭・董事長もあいさつで、中央放送局は2006年から優秀な外国人労働者の家族を台湾に招待するイベントを行っており、そして放送を通じて台湾で働いている外国人労働者の母国にいる家族に、これらの労働者の近況を伝えていると説明、タイの人々は、このような取り組みを通じて台湾で就労しているタイ人はみな無事で、幸せにすごしていることが分るだろうとしている。

なお、10日のイベントに参加したタイ人労働者は、みなタイにいる母親や家族のためにカードを書き、そのカードを巨大な紙製の象に貼り付け、みなの幸福を祈ったほか、紙製の天灯(熱気球みたいなもの、スカイランタン)に願い事を書いて空にあげ、父母や家族のために祈った。

“日台折衷” ハローキティがテーマのかき氷店がオープン

台北市内の繁華街、東区(イーストエリア)に、人気キャラクター「ハローキティ」をテーマにしたかき氷店がオープンし、注目を集めている。

サンリオ(東京都品川区)との協力によって6月末にプレオープンしたかき氷店は、新北市郊外の観光地淡水でハローキティをテーマにした土産物店を営む業者が経営。テーブルやイスなど、内装に木材をふんだんに使用した温かみのある店内は、1960〜1970年代の懐かしい雰囲気を再現しながらも、随所にキティのイラストがちりばめられている。

すでに多くのキティファンが詰め掛けており、台湾と日本が融合した空間と味を楽しんでいるという。人気のかき氷は台南市玉井産のマンゴーを使用した「マンゴーミルク」と台湾産の小豆を使った「小豆ミルク」で、どの商品にもキティの形をした羊かんと人形焼がトッピングされ、可愛さ満点だ。

店内で使われているキティのイラストが描かれた食器は、「持って帰りたい」との声が多く寄せられたため、店頭で販売することが決まったという。

台湾・経済相に杜紫軍氏 高雄爆発事故による政治混乱を受け前経済相辞任

行政院は10日、立法院(国会)での審議中に野党議員らが議事ボイコットを行ったことなどを受け電撃辞任した張家祝前経済部長の後任に、杜紫軍政務次長を任命したことを明らかにした。

杜氏は1959年生まれ。台湾大学農学部森林学科博士号を取得、米ニューヨーク州立大学で博士研究員を務めた後、経済部工業局、経済部中小企業処などに勤務、行政院経済建設委員会主任秘書、経済部商業司司長などを担当し、経済部技術処処長、経済部工業局局長を経て経済部常務次長、政務次長などを歴任している。

行政院では、杜氏はこれまで中小企業・伝統産業の支援や産業転換に貢献し、両岸経済協力枠組み協定(ECFA)交渉では工業問題を担当し、経済政策全般に明るく現在の各種政策を引き継ぐのにふさわしいとして期待を示している。

前経済部長の張家祝氏は7日午前、立法院の審議中、高雄で起きた爆発事故に関連して民進党議員による議事進行のボイコットとともに「冷血部長」などと非難を浴びたのを受け、午前10時ごろ江宜樺行政院長に辞任の意向を伝えた後、同夜、書面で台湾の政治環境は劣悪で議事ボイコットで政務が滞り、国の前途が憂慮されるとして辞任の意を表明した。

馬総統、爆発事故で政治対立の中止呼びかけ

 台湾の馬英九総統は11日の記者会見で、南部、高雄市の連続爆発事故について「党派や立場にかかわらず、政治闘争を停止するよう望む」と呼びかけた。事故をめぐっては、張家祝経済部長(経済産業相に相当)が10日、野党議員からの非難を不服として辞任するなど、与野党の対立に発展している。

台湾・李登輝元総統 9月に訪日へ 事務所が正式発表

李登輝元総統の事務所は11日、李氏が9月19日から25日まで訪日することを正式に発表した。大阪、東京を訪れるほか、初訪問となる北海道にも立ち寄る予定。

発表によると、李氏は日本李登輝友の会の招きに応じて訪日し、大阪と東京で講演を行うという。また、李氏は再生可能エネルギー産業や農牧業関連の視察などを希望しているが、詳しい日程はまだ決まっていないという。

李氏が日本を訪問するのは2009年9月以来、約5年ぶり。

「台湾は文化の砂漠」に批判噴出、中国映画会社社長「すべてデマ」と否定=「中国は文化の地獄」の声も

人気作家・韓寒(ハン・ハン)の初監督映画「後会無期」は現在、中国で興行収入5億6000万元(約93億円)を突破。大ヒットを記録している。映画を製作した北京労雷影業公司の社長でプロデューサーの方励(ファン・リー)氏がインタビューで、次に期待が持てる市場について、「台湾市場はゴマ程度で、ゼロ価値。しかも台湾は文化の砂漠だ」と語ったと映画サイト・時光網が報道。台湾からはまたたく間に反発の声が上がった。

9日、方励氏がインタビューに応じ、「そんなことは言っていない。記事はデマだ」とコメント。北京労雷影業では中国の女流監督・李玉(リー・ユイ)の作品を製作し続けているが、「どの作品も台湾の映画人と共同製作している。また、台湾は中華文化や礼節が最も色濃く継承されている土地だ」と語り、台湾への好イメージを強調。「後会無期」に出演する台湾の人気俳優チェン・ボーリン(陳柏霖)についても、「まるで義理の息子」と親交の深さを語っている。

方励氏は2010年の東京国際映画祭で、台湾側がグリーンカーペットへの登場を取りやめた時も「台湾支持」を表明していた。当時の方励氏はインタビューで、「文化交流が政治的なことで制限を受けてはならない」と語っている。

「台湾は文化の砂漠」コメントについて方励氏は、「自分をよく思わない記者が腹いせに書いたのだろう」と語っている。一連の報道について中国のネットユーザーからは、「台湾が文化の砂漠なら、中国は文化の地獄だ」との声が聞かれている。


台湾・高雄爆発 馬総統「復興や原因究明などに全力」

馬英九総統は11日、総統府で行った記者会見で、7月31日深夜から8月1日未明にかけて高雄市で起きた大規模爆発事故に関して、政府と高雄市が協力して復興と原因究明、再発防止に取り組むことを明らかにした。

現場周辺では連日の大雨により、陥没した道路に水がたまっており、政府は9日、軍に対して人員を増強し、損傷した道路や排水管の撤去、水の汲み上げ、消毒、ゴミの搬出などの作業に取り掛かるよう指示したという。

また、「高雄のことは全台湾の人に関わることだ」として、これらの作業は中央と地方、政党の区別なく行う考えを示した。

一方、今回の事故に関わる経費について、行政院(内閣)と高雄市ですでに話し合いが行われ、高雄市が災害準備金3億台湾元(約10億円)を支出し、残り10億元強(約34億円)を政府が負担することが決まったという。

馬総統は、今回の事故を受けて工業パイプラインの地下埋設に関して全面的な点検を実施し、政府が地方自治体を支援しながら、市民と財産の安全を確保したいと述べた。

台北“開城”130周年 日本統治時代などを振り返る特別展開催


清代に建築された「台北城」の完成130周年に合わせた特別展「台北建城130周年」のオープニング記者会見が8日、国防部空軍司令部旧址体育館(台北市)で行われ、カク龍斌・台北市長らが出席した。(カク=赤におおざと)

この特別展は2つの会場で行われ、西本願寺広場の樹心会館(台北市)では「台北城」に関わる歴史などを、過去の文物、手記、写真、地図などを通して知ることができるほか、3D映像の技術を使った展示で清代や日本統治時代の市民の暮らしを体験することができる。

また、旧址体育館の展示では、第2次世界大戦中の米軍による空襲の様子や、日本の敗戦、光復(中華民国への復帰)後の復興から現代の発展に至るまでの台北の移り変わりを紹介している。

カク市長は挨拶で、小都市だった台北が270万人の大都市になる過程を見ることができると述べ、その発展と近代化の歴史を知ってほしいと語った。

特別展「台北建城130周年」は9月30日まで。

中国の弱点突く「5つの提案」 米専門家「オバマ政権は実行策とっていない」

 中国のアジアでの軍事がらみの威嚇行動に対し、米国側の対中政策研究の有力専門家が潜水艦と弾道ミサイルの新配備や台湾、香港への支援の強化を主体とする新政策案を発表した。中国の南シナ海や東シナ海での挑発的な拡張は、米国の影響力や日本など米側同盟諸国の対米信頼を着実に侵食しており、その防止には中国側に代償や危険を意識させる具体的な対抗措置が必要だというのだ。

 この新提案はジョージ・ワシントン大学教授のロバート・サター氏により7月末に発表され、ワシントンの対中政策形成の舞台で注視されるようになった。同氏は過去30年ほど歴代政権の国務省、国家情報会議、中央情報局(CIA)などの中国担当官として活動し、中国問題の超党派の権威として重視される。

 サター氏はアジアでの中国の動きを「海洋領有権を軍事力を背景に少しずつ確実に広げ、米国の信頼性や影響力をサラミを削(そ)ぐように減らし、同盟関係を弱めている」と特徴づけ、「日本など米側同盟諸国の独立、主権、安定への懸念が深まるのに、オバマ政権は実効策をほとんど取っていない」と警告した。

 そのうえで同氏は、米軍や議会の有力メンバーの意見をも含めて、中国の弱点や欠点を突く新政策として米国政府への以下の5つの提案を打ち出した。

 (1)東シナ海と南シナ海の紛争海域で米軍の攻撃型潜水艦と弾道ミサイル搭載潜水艦を増強し、頻繁に浮上させて中国側の艦艇や地上基地への攻撃能力を誇示する。中国側は潜水艦戦力や対潜能力が米側よりずっと弱いため、対応策に苦慮するだろう。

 (2)台湾当局が要望するF16戦闘機66機を新たに供与し、国民党政権の親中姿勢に反対する勢力への支持を表明する。中国側に自国の台湾制圧の軍事能力がまだ不十分であることを実感させる。

 (3)香港での表現の自由などを求める反中抗議運動へのより強い支持を明示する。香港問題は中国共産党指導部が非常に神経を過敏にする対象であり、ここでの米国との摩擦はアジア一般の挑発的な行動への代償や危険となることを中国側に改めて意識させる。

 (4)中国が危険な軍事挑発を続ける北朝鮮政権をなお支援し続けることへの非難を強める。中国が東シナ海と南シナ海で強引な拡張主義を強めることへの国際的な批判が、北朝鮮支援に対する米国の非難の強化で相乗効果を生み、中国に拡張の抑制を生みうる。

 (5)中国が在日米軍基地や周辺地域の拠点を標的として配備した非核の中距離弾道ミサイルを破壊する能力を確保する。米側はそのために新たに多弾頭の弾道ミサイルを本土、あるいは中国周辺地域に配備する。中国は過去20年も中距離ミサイルでは一方的に優位に立ってきたが、米側によるこの不均衡の是正はミサイル防衛能力の弱い中国の攻勢への抑止となる。

 以上の新しい政策や戦術をサター氏はインターネット論壇で発表したが、さらに米国の新たな対中政策について新著のなかで詳述するという。これらの提案がいずれも日本の安全保障にも密接にからんでいることは明白である。







高雄でタンクローリーとバスが衝突 1人死亡18人負傷 :台湾

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台湾:2014年7月税収6.3%増加


 2014年8月12日、台湾財政部が2014年1月―7月の税収状況を報告した。
 
 台湾2014年7月の税収額は、2013年同期と比較して6.3%増加し、1041億台湾ドル(約3548億円)に達した。
 1月―7月税収総額は、前年同期比5.6%増の1兆1919億台湾ドル(約4兆626億円)となる。

鴻海(フォックスコン)7月の営業収入が13.3%減少

2014年8月12日、台湾EMS企業、鴻海科技集団(富士康、フォックスコン)が、2014年7月の経営報告を発表した。

 報告によると、鴻海2014年7月の営業収入は、2013年同期と比較して13.3%減少し、2602億台湾ドル(約8864億5500万円)にとどまった。
 1月―7月営業収入は、前年同期比0.8%増の、2兆226億台湾ドル(約6兆8902億円)となっている。

中国新興スマホ・シャオミ、ユーザー情報を無断で収集―仏メディア


仏ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、価格に比して性能やデザインが良いことで中国本土や香港、台湾などで評判の中国の新興スマートフォンメーカー・小米科技(シャオミ)が、ユーザーの個人情報を許可なく収集していたことが明らかになった。

台湾のIT専門ニュースサイト「iThome」はITコンサルタント会社・Fセキュアに小米科技製スマートフォン「小米S」と「紅米1S」の2機種の調査を依頼。すると、SIMカードを差し込んでネットワークに接続するだけで、利用者に何のメッセージも出さないまま、自動的に電話番号やIMEI(端末識別番号)、IMSI(加入者識別番号)などの個人情報を北京の自社サーバーへ自動的に送信させていた。

さらに調査を進めると、通信したショートメールや通話の内容、やりとりした相手の個人情報までもがサーバーに送信されており、情報を収集する機能を中断させる方法が用意されていないことも明らかになった。

小米科技は10日、個人情報を自動的に収集する機能を搭載させていたことを認め、利用者に謝罪し、この機能を中止させるパッチを公開。ところが、このパッチを当てると端末の他の機能まで利用できなくなるとの報告がネット上に次々に書き込まれ、中には端末がフリーズしてまったく操作できなくなってしまうという報告も出ている。

香港個人資料私隱専員公署は、小米科技が個人情報を無許可で収集していた件についてまだ全面的には把握していないが、ハイテク分野でのプライバシー侵害に関わることから対応には常に注目しているとしている。

EMS大手5社の7月売上高、広達除き前月比減[IT]

ノートパソコン(PC)を主に手掛けるEMS(電子機器の受託製造サービス)大手5社の7月の連結売上高が出そろった。製品の新旧世代の交代期に入ったことから、前月比では広達電脳(クアンタ)を除きそろって減少となった。

7月の売上高は広達が前年同月比8.6%増の779億2,800万台湾元(約2,656億円)でトップ。中央社によるとノートPCの出荷量は約420万台で前月比10万台減ったが、ハイエンド製品の比重の高まりや、ノートPC以外の製品の出荷増などが全体を支えた。

仁宝電脳工業(コンパル)の売上高は696億300万元。前月比では9.2%減ったが、前年同月比での伸び幅は36.8%と5社で最大となった。ノートPCの出荷量は約360万台で前月比18.2%減ったが、同社は「8月から再び増加に転じ、9〜11月まで高い水準で推移する」と予測している。

和碩聯合科技(ペガトロン)の7月の売上高は前月比6.7%減。前年同月比でも1.7%減った。ただ証券筋の間では、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の次世代機種発表を機に「業績が下半期に急成長する」との見方も強いようだ。

緯創資通(ウィストロン)の売上高は、ノートPCのほかデスクトップPC、液晶ディスプレー、サーバーなどの出荷量が軒並み伸び悩んだため前月比5.7%減。英業達(インベンテック)の売上高は前月比3.7%減の332億6,300万元。前年同月比では10.3%減った。ノートPCの出荷量が伸び悩んだほか、事業多角化の一環として手掛けている太陽電池事業の売上高が、米国の反ダンピング措置の影響で減ったことも響いた。

李登輝・元総統、9月19日に日本訪問

李登輝・元総統のオフィス「李登輝弁公室」によると、李登輝氏は日本李登輝友の会の招きを受け、9月19日から25日までの日程で日本を訪問する予定。今回の訪問は李登輝氏にとって6度目の訪日となる。今回は東京、大阪、北海道などを訪れる。李登輝氏は東京、大阪で講演を行うほか、再生エネルギー産業、農牧業関連の視察を希望している。李登輝弁公室の王燕軍・主任の話では、日程の詳細については調整中。また日本の政界関係者との会見について王・主任は「今のところ予定はない」と話している。

高雄でタンクローリーとバスが衝突 1人死亡18人負傷

高雄市南部の工業地域で11日深夜、危険物を輸送するタンクローリーが石油大手「台湾中油」の社員用送迎バスと衝突する事故が発生し、1人が死亡、18人が負傷した。

警察では、タンクローリーの運転手が過労運転かスピードの出しすぎによる急ブレーキで対向車線にはみ出したのが、事故を起こした主な原因と見て調べを進めている。

送迎バスは退社した社員を乗せて工場を出たばかりで、タンクローリーは化学物質のクロロエチレンを積載するため、工場近くに向かう途中だった。現場は事故当時、大雨で視界が悪かったという。

この事故で、タンクローリーの運転手は病院に搬送されたが死亡が確認されたほか、バスの運転手を含む18人がけがをし、このうち3人が重傷を負った。

高雄市では地下パイプラインの爆発事故後、配管の再埋設などが禁止されていることから、タンクローリー運転手の過労運転による事故の発生が懸念されている。

100年で39番目の大きさ 台湾でも「スーパームーン」観測

台湾で11日未明、月が地球に最接近した状態で満月となり、ふだんより大きく見える「スーパームーン」と呼ばれる現象が観測された。

中央気象局によると、月は台湾時間の11日午前1時43分に地球に最接近、26分後の同2時9分に満月となり、「スーパームーン」となった。今回の満月は今年最大で、過去100年では39番目の大きさだったという。

また、月は地球の周りを楕円を描きながら公転しているため、ここ数十年間の地球との距離は、最も近づいた時は約35万6000キロ、最も遠ざかった時には約40万6000キロと、約5万キロの差があるという。

この約5万キロの距離が月の見かけ上の大きさに影響し、今回観測された満月は、地球から最も離れた位置にあった今年1月のものと比べて、直径が約14%大きく見えた。

「スーパームーン」は413日から414日に1度観測される。

旅客機墜落と爆発事故の犠牲者に祈り 馬総統らが式典参加


高雄アリーナで12日、各宗教団体などが澎湖の旅客機墜落と高雄の爆発事故の犠牲者や負傷者に祈りを捧げる式典が行われ、馬英九総統や呉敦義副総統などが出席した。

式典にはキリスト教、イスラム教、仏教など30以上の宗教団体とその代表者らが出席し祈りを捧げた。会場では故人をふり返る映像が流され、涙を拭う親族や市民の姿が見られた。

馬総統は、事故の犠牲者や負傷者のために祈るとともに、現場で救助にあたった軍人や消防隊員を称えた上で、政府が援助を行い、高雄市民が1日でも早く元の生活を取り戻せるようにすると述べた。

また、澎湖と高雄で起きた2つの痛ましい事故を教訓にし、その原因を明らかにするため調査を行うよう関係省庁に求めたと話したほか、同様の災害が再発しないよう、各地方自治体にパイプラインを点検するよう指示を出したと語った。

クアンタ(広達電脳)7月パソコン出荷台数420万台

 2014年8月12日、台湾大手パソコンメーカー、クアンタ・コンピュータ(広達電脳)が、2014年7月の経営報告書を発表した。

 クアンタ2014年7月のパソコン出荷台数は420万台であった。

 2014年7月の営業収入は、2013年同期と比較して8.6%増加し、779億2800万台湾ドル(約2657億円)に達した。
 1月―7月の営業収入は、前年同期比10.5%増の5082億6600万元(約1兆7329億円)となる。

台湾の流通大手、ダスキンと永久ライセンス契約締結

台湾でドーナツチェーンの「ミスタードーナツ」を展開する統一多拿滋が、日本で「クリーンケア」や「ミスタードーナツ」などの基幹事業を持つダスキンと永久ライセンス契約を締結したことが11日発表された。聯合報が同日付けで伝えた。

統一多拿滋は台湾の流通小売大手、統一超商(セブンイレブン)の傘下事業で、今回の永久ライセンス取得は統一企業グループにとって5つ目。統一多拿滋側は「長期的な視点で顧客が満足するようなサービスを企画し提供できるようになった」と、その意義を強調している。

台湾に進出して今年で10周年を迎えた「ミスタードーナツ」。飲食業を取り巻く経営環境の変化に合わせて、今年4月から従来の商品に加えてラーメンなどを販売する新型店を展開しており、1店舗あたりの売上は前年比で約3割増加したという。

現在55店舗を有する「ミスタードーナツ」は年末を目途に60店舗での展開を目指している。

「台北101」展望台で台湾全土の魅力をPR 観光客誘致ねらう


交通部観光局は12日から、台北101の展望台で22の県・市をテーマにした展示を行い、台湾全土の魅力を内外にアピールしている。

この展示は映像やQRコードを使って台湾各地の特色を紹介するもの。9月30日までの期間中、展望台には約40万人の来場が見込まれており、観光局ではこれを機に地方の知名度や認識度を高めて観光客誘致につなげたい考え。

この日行われた記者会見には観光局のイメージキャラクターで、特別ミッションチーム「超級任務組」のトップ「Oh! Bear」(台湾[口屋]熊)も参加し、会場を盛り上げた。8月16日と9月13日には展望台で特別イベントが実施される予定で、簡単なクイズに答えるだけでプレゼントがもらえるチャンスがあるという。

「漫画博」で台湾のファン熱狂 梶裕貴さんらサイン会開催


7日から台北世界貿易センター1号館で開催されているアニメとコミックの総合イベント「漫画博覧会」がきょう12日で終了する。9日〜10日は週末だったことも手伝い、入場者は両日で26万7000人、5日間では計55万1000人を数えた。

10日はアニメ「進撃の巨人」の主人公、エレン・イェーガー役の声優、梶裕貴さんが自身にとっては海外初となるサイン会を行い、会場には開始前から熱心なファンが押し寄せた。

梶さんは台湾に来てショーロンポー(小籠包)を試したがとてもおいしく、今度は観光地の九フンに行ったり、チョウドウフ(臭豆腐)を食べたりしたいと語った。エレンの名ゼリフを披露したり、中国語で“我愛台灣”(台湾を愛してる)と叫ぶと会場はファンの歓声で沸いた。(=にんべんに分)

この日はこのほか、アニメ「Free!」で竜ヶ崎怜の声を担当する平川大輔さんのサイン会も開かれ、平川さんを一目見ようと大勢のファンが詰めかけた。

11日にはライトノベル「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」の作者、春日部タケルさんのサイン会が催された。

イベントで行われたゲームでは、サイン入りポスターを手に入れようと男性ファンがバラの花を口にくわえてひざまずき、“愛の告白”。「初めて男性に告白されたんで、ちょっとドキドキしてます」と春日部さん。今回は初来台なので自分の作品が売られている書店をのぞいてみたいと言うと、春日部さんを台北の街に案内したいと志願し興奮するファンが続出した。

アジアの青年、最も“幸せ”なのは台湾 日本は第3位

香港の青年会議所がこのほど発表した「アジア10カ国・地域の幸福度指数」調査で、台湾と中国大陸・寧夏が1位になったことが分かった。日本は第3位。

これは今年5〜8月に台湾、日本、香港、マカオ、中国大陸(寧夏と広東省・中山)、シンガポールなどの18〜40歳の男女を対象に行ったアンケート調査をまとめたもの。10点満点で幸せの度合いを評価した。

調査では、6.69点でトップに輝いた台湾の若者は収入や人間関係、日本(6.56点)は人間関係や病気、第8位だった香港(6.4点)では負債や減給にプレッシャーやストレスを感じやすい傾向があることが分かった。また、香港では「将来に不安を感じる」と回答した人も多かったという。最下位の第10位はマカオ(6.01点)だった。
台湾南部で大雨続く 高雄と台南では企業や学校が休みに

湿った南西の風の影響を受けて数日前から大雨が続く台湾南部の台南市と高雄市で12日、企業や学校が休みになる休業休校措置が実施された。爆発事故のあった高雄市内の被災地でも道路が冠水し、現場を視察に訪れた江宜樺行政院長(首相)に市民が涙ながらに迅速な対応を求める一幕もあった。

大雨は11日午後に一度弱まったものの、12日になって豊富な水蒸気を含んだ南西の風が強まり、台南市中西区では午前7時〜8時の1時間に90ミリの雨が降った。中央気象局の観測では、12日午後3時30分までの24時間降水量は台南市西港区、安定区、屏東県琉球郷でいずれも300ミリを超えた。一部では浸水被害も発生している。

一方、江院長は同日午前、陳菊高雄市長らと共に爆発事故現場を視察。復旧作業が遅々として進まない状況に市民からは改善を求める切実な声が聞かれ、陳市長は「できる限りを尽くしている」と答えたほか、江院長も「関係省庁に救援を依頼している」と語った。

気象局では大雨は少なくとも午後まで降り続くと予報している。

映画「KANO」 9月末からアンコール公開 前売り券販売好調

興行収入3億2000万台湾元(約10億9100万円)の大ヒットとなった台湾映画「KANO」が、9月25日からアンコール上映されるのを前に11日、マー・ジーシアン(馬志翔)監督、ウェイ・ダーション(魏徳聖)プロデューサーらが出席した記者会見が行われた。

この日は童顔巨乳アイドルのヤオヤオ(瑤瑤)こと郭書瑤が“応援大使”として登場。出演者らと“愛の抱擁”を交わすと高校球児役で出演したツァオ・ヨウニン(曹佑寧)らが照れ笑いで応じる一方、マー監督は交際中の女性が怒るからと苦笑いを浮かべた。

日本統治時代に甲子園に出場した嘉義農林学校野球部の活躍を描く映画で、学生を中心にもっと多くの人に見てもらいたいとアンコール公開が決定した。ウェイ・プロデューサーは、スポーツマンシップは一般の人にも理解してもらえると思うと自信をのぞかせた。

すでに前売り券は8万5000枚販売され、KANOブームの再燃が予想されている。アンコール公開は香港でも行われる予定。また、9月20日にはアジアフォーカス・福岡国際映画祭の「特別試写会」で上映されることが決まっている。

機能的に美しく 台北市が新型バス停発表

台北市政府交通局と文化局は4日、新型バス停のデザインを発表した。市では便利で芸術的要素を兼ね備えた都市を目指したい考え。

劉維公文化局長はバス停の特徴を、狭い場所にも設置でき、歩道の支障にならないデザインだと話す。停留所に利用者がいることをバスの運転手に知らせるライトのボタンも設置されるほか、運行状況を表示するLED案内板も新型のものが導入される。

また、台北メトロ(MRT)信義線の沿線にあるバス停では、台北当代芸術館や台北国際芸術村などとの協力の下、アート作品などを展示し、「都市の中の美術館」を演出する。

このほか、建設中の松山線沿線の停留所では、バスの進行方向を方角に合わせて4色で区分し、市外からの旅行者などに対して便宜を図る。新型のバス停は今年9月にも台北の街角にお目見えする予定。

台湾でも“お盆” 12匹のワニをお供え物に先祖供養

台中市梧棲区の斗美宮で10日、12匹の巨大なワニがお供え物として捧げられ、多くの市民の注目を集めた。

この日は先祖の霊を供養する中元節(旧暦7月15日)に当たり、斗美宮によると、口にリンゴをくわえたこれらのワニは機械業に携わる男性がレストラン経営の友人と持ち寄ったもので、いずれも体長は150センチメートル前後だという。

台湾ではブタなどがお供え物として捧げられることが一般的だが、珍しいワニがテーブルの上に並べられると写真撮影に興じる市民などでにぎわった。




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