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最も愛されている日本の現代作家は村上春樹:台湾

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台湾で最も愛されている日本の現代作家は村上春樹

台湾のウェブサイト「デイリービュー」が6日に発表した「日本の現代作家ランキング」で、村上春樹が1位に輝いた。

村上の代表作の1つ「ノルウェイの森」は台湾で50万部以上販売され、昨年には私立・淡江大学(新北市)に研究センターも開設された。

2位は推理小説の大家、東野圭吾。台湾では「ガリレオシリーズ」が有名で、俳優の福山雅治がドラマなどで演じた主人公の湯川学はインターネット上などで高い人気を誇っている。

3位には作品の半数以上が映像化されている、湊かなえが選出。松たか子主演で映画化された「告白」の公開以降、台湾でも読者が増えているという。続く4位は今春公開予定の映画「ソロモンの偽証」の原作を書いた宮部みゆきが選ばれた。

5位はランクインした作家の中で最も若い三浦しをん。台湾で人気なのは「神去なあなあ」シリーズで、「神去なあなあ日常」が2011年に最も売れた翻訳小説となっている。6位から10位には伊坂幸太郎、京極夏彦、吉田修一、百田尚樹、よしもとばなながそれぞれランクインした。

調査は昨年7月1日~12月30日の期間に収集した、インターネット上で話題になったキーワードやそれに対するコメントなどを含む「ビッグデータ」を分析する方法で行われた。

HTC、14年は2年ぶりに黒字転換へ[IT]

スマートフォン世界大手の宏達国際電子(HTC)が6日に発表した2014年第4四半期の連結純損益は、4億7,000万台湾元(約18億円)の黒字となり、通年で2年ぶりに黒字転換が確実となった。

昨年第4四半期の連結売上高は、前期比14.4%増の478億7,000万元。前年同期比では16.1%増と堅調に推移した。営業利益は1億8,000万元で前期比12.5%増。純利益は第3四半期から26.6%減少したものの、営業損益と純損益は3期連続で黒字を確保した。

HTCは昨年、旗艦機種の「HTC One(M8)」を発売し、第2四半期の売上高が大幅に増え、営業損益と純損益が黒字転換した。その後もミドルレンジの新機種などを相次ぎ投入した。11月にはスマホ「HTC デザイアEYE」と「HTC デザイア820デュアルSIM」に加え、米グーグルと共同開発したタブレット「Nexus(ネクサス)9」を、続いて12月には小型ハンディカメラ「RE」を矢継ぎ早に発売。これら新製品が第4四半期の売り上げ増に貢献した。14年通年の売上高は、前年比7.6%減の1,879億1,000万元となった。

同社は近く、営業利益や純損益など昨年通年の業績を発表する。第3四半期までの営業損益は5億3,500万元、純損益は10億1,700万元のそれぞれ黒字となっている。

駐米代表、国内での潜水艦建造の必要性指摘

駐米代表処の沈呂巡代表(大使に相当)は7日、立法院(国会)外交・国防委員会に提出した報告書の中で、米国から購入を急いでいる潜水艦について、同国に対して技術や関連設備・部品の提供を求め、国内で建造する方向で検討していることを明らかにした。

沈氏は、中華民国が保有する潜水艦は4隻全てが老朽化し、うち2隻は建造から70年以上経過しているため、更新が急務であるとしている。

米国は2001年にディーゼル潜水艦8隻を中華民国へ売却することを承諾しているが未だ実現していない。沈氏は同国がこの14年間、原子力型ではない通常動力型の潜水艦を生産していないため、事態の進展には限りがあるとの見解を示した。

潜水艦の更新を巡っては、国防部が2024年に1隻目の完成を目指して、国内で建造する計画を進めている。

台湾新幹線の財務改善案成立せず 交通相が引責辞任表明

立法院(国会)交通委員会で7日、台湾高速鉄路(新幹線)の財務改善案の審議が行われたが、反対多数で不成立に終わった。これを受け交通部の葉匡時部長が引責辞任を表明した。

交通部は、高鉄の運行については維持されるとしている。

2007年開業の高鉄は不健全な財務構造が原因で多額の累積赤字にあえいでおり、葉氏は改善案が成立しなかった場合には3月にも経営破たんする恐れがあると強調してきた。だが、切迫した状況にはないなどとして立法委員(国会議員)の理解は得られなかった。

「目標は1軍定着」西武入団の郭俊麟、日本へ出発

日本プロ野球の西武に昨年オフに入団した郭俊麟投手が7日朝、開幕に向けた準備のため、日本へ出発した。来年はシーズンを通して1軍にいられるように頑張ると意気込んだ。台湾の複数メディアが報じている。

また、郭は出国の際、海外でプレーできることが嬉しいと喜びを語った一方、台湾を長期間離れるため、家が恋しくなるだろうと話し、自身のラッキーアイテムである「クマのプーさん」のぬいぐるみを2つ日本に持ち込むという。

日本到着後、郭は他の新人選手との自主トレーニングに参加する予定で、春季キャンプで1軍スタートできるかどうかは今月末にも判明する。

台湾の大学生がユニーク地図作成 心霊スポットをテーマにしたものも

台北市内の大学で工業デザインを専攻する学生らが、お化け屋敷や駅、台湾土産などをテーマとした31枚のユニークな台湾ガイドマップを作成した。地図は期間限定でポストカードとして販売されている。

お化け屋敷地図は、心霊番組や怖い話などを研究したという学生が、全土を迷路に見立てて作成した。赤い服の少女が出没するとされる台中大坑風景区や夜中にすすり泣きが聞こえるという噂がある嘉義の劉家古サクなど計12カ所の心霊スポットを出口のようにあしらった。(サク=がんだれに昔)

また、鉄道ファンの学生は台湾各地を旅し、数カ月かけて集めた100カ所の駅にある記念スタンプと現地の特色ある風景を組み合わせて地図をデザインした。トルコ出身の学生によって作られた台湾土産をテーマにしたものもある。

学生を指導した教授は、地形や気候などで台湾を読み解こうとする人が多い中で、さらに関心を持つべきなのはその土地の過去の歴史や現在起こっていることだと、地図作成の動機を語っている。

台湾・エバー航空、今年も「安全な航空会社」に選出

航空会社評価サイトの「AirlineRatings.com」が発表した「世界で安全な航空会社」の10社に、エバー(長栄)航空が選ばれたことが分かった。また、ドイツの調査機関、JACDECが公表した安全度ランキングでも5位に輝いている。

エバー航空以外で「安全な航空会社」とされたのは、カンタス航空(豪州)、ニュージーランド航空、ブリティッシュエアウェイズ(英国)、キャセイパシフィック航空(香港)、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)、エティハド航空(アラブ首長国連邦)、フィンランド航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空。

エバー航空は昨年も同サイトの安全度ランキングトップ10入りを果たしている。

一方、JACDECの安全度は過去の事故数や死傷者数、輸送旅客数などから格付けされ、1位はニュージーランド航空。以下、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、エミレーツ航空と続いた。

台湾でファストファッション競争激化 台北イーストエリアが激戦区に

台湾でファストファッション店の競争が激しさを増している。台北市の東側、東区(イーストエリア)と呼ばれる繁華街は、世界各国・地域のブランドが軒を連ねる台湾最大の激戦区に変貌し、各店がしのぎを削っている。

その発端は2010年。ユニクロが台北メトロ(MRT)市政府駅直結の統一阪急百貨店内に1号店を構えたほか、翌年には明曜百貨店に世界で6番目の旗艦店をオープンさせた。どちらも大きな注目を集め、連日入店を待つ長蛇の列ができた。

成功したユニクロの後を追うように台湾に進出したスペインのZARA(ザラ)や米国のGAP(ギャップ)、韓国のE-LAND(イーランド)も東区に1号店を開店。スウェーデンのH&M(エイチ・アンド・エム)も今年、同地域に出店する計画で、競争はさらに激化する様相を呈している。

また、これらのファストファッションを迎撃する香港のGIORDANO(ジョルダーノ)も、夜市などの収益の悪い店舗を閉鎖し、東区を中心とした繁華街への再出店を予定しているという。

台湾で200店舗を持つ同社では、新たに低価格の姉妹ブランドを立ち上げ、収益拡大を目指す。

一方で、同じく香港のBaleno(バレーノ)は昨年、一時は200店舗を持っていた台湾市場からの撤退を決めた。東区を中心としたファストファッションの生き残りをかけた競争の熾烈化は、台湾の衣料品店勢力図を大きく変える可能性を秘めている。

ミスタードーナツ業績15%増、麺類導入で男性客誘引

統一超商が50%の株式を保有する「ミスタードーナツ(多拿滋甜甜圏)」は、昨年は1店舗のみの増加に留まったものの売上は15%増加した。顧客の8割が女性で、年齢層は15~19歳が最も多い。麺類メニューを開始した結果、食事時間帯の売上は3割から2倍に増加し、男性や会社員、家族などの新たな顧客層開拓に成功した。

日本ミスタードーナツと中華の「料理の鉄人」陳建一氏とが共同開発した四川風麺2種を全国11店舗で発売した。この他、カフェ風の新型店への改装や、セブンイレブン店頭でのドーナツ販売開始など、新たな戦略を打ち出した。同社の昨年時点の総店舗数は56店、年間売上は7億2000万元の見込み。今年は8店舗(うち3店は新型店)を出店し総店舗数を64店にまで拡大するほか、セブンイレブンのドーナツ販売店数も100店舗を目標とする。今年も売上15%増を維持し、総売上8億元に挑戦する。

クラウド・ルーの新曲MV、広島・愛媛で撮影

歌手のクラウド・ルー(盧広仲)が新曲「天然的最好」のミュージックビデオ(MV)を広島と愛媛で撮影し、映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開されている。

MVには尾道市の商店街や神社、しまなみ海道などが登場し、学校の屋上でクラウドが児童らとギターを演奏している場面もある。

所属レーベルによると、同MVは、日本側の招きで撮影されたものだという。

台湾・桃園空港の南側滑走路、8日から運用再開 春節の混雑緩和に期待

)改修工事が行われていた桃園空港の南側滑走路の運用が、8日に再開されることになった。2月中旬の旧正月連休期間中の混雑緩和が期待されている。

桃園空港では2011年から滑走路や誘導路の全面的な改修を行っており、南側滑走路では昨年2月から作業が進んでいた。

南側滑走路は長さが3800メートルに延長され、超大型旅客機のエアバスA380の運航にも対応する。また、視界が悪い場合における離着陸の安全性が向上するという。

3月からは北側滑走路の改修工事に取り掛かる予定で、全ての作業が終了するのは2015年末としている。

同空港では利用者の増加に対応するため、第3旅客ターミナルと第3滑走路の建設を計画しており、早期の実現を目指す考えだ。

台湾ミスド、ラーメンの販売拡大 セブンイレブンへの進出も検討

台湾でミスタードーナツを経営する統一ドーナツ(多拿滋)は昨年4月から一部店舗でラーメンの販売を開始し、サラリーマンなど新たな客層の開拓に取り組んでいる。また、今年はコンビニ最大手の統一セブンイレブン(超商)での取り扱いも予定しており、事業の拡大を加速させている。

同社の洪尭欣総経理(社長)はドーナツ専門店からの脱却を図りたいと話す。ラーメンを販売する新形態店舗は今年中にさらに3店舗増やす見通しだという。内装も温かみのあるカフェの雰囲気に変更し、従来のイメージを一新した。

ラーメンの販売は、毎月約1000杯を売り上げるなど好調で、業績が少なくとも3割上昇したという。昨年9月からは日本同様に料理人、陳建一氏監修の「麻婆豆腐麺」などを販売し、冬に合う味として攻勢をかけている。

新形態店舗の展開で、同社の昨年の販売額は15%増加した。今年は同じ統一グループが経営するセブンイレブン100店でもドーナツを販売し、さらに15%の売り上げ増を目指すとしている。

旧駐米大使官邸で国旗掲揚

今年の元旦、中華民国の旧駐米大使官邸、ツイン・オークスで中華民国の国旗掲揚式が36年ぶりに行われたことに対して、米国務省がそれを知らなかったと回答した。これについて、中華民国外交部が理解を示した。

中華民国の旧駐米大使官邸で中華民国の国旗掲揚式が行われたことに対して、米国務省がそれを知らなかったと回答したことについて、中華民国外交部が理解を示した。

中華民国の駐米大使館に相当する、駐米代表処は今年の元旦、米ワシントンにある、中華民国の旧駐米大使館、ツイン・オークスで、1979年中華民国と米国との国交断絶後、初めての国旗掲揚式を行い、沈呂巡・駐米代表は、米駐在の軍事代表団の軍官に勲章を授与した。これは、両国の国交断絶後の歴史的な一時だと考えられている。

しかし、米国務省のジェン・サキ(Jen Psaki)報道官(女性)は、米東部時間5日、事前にこの国旗掲揚式に関する知らせを受けておらず、その国旗掲揚式は米国の政策に合致しないとし、米国は今後も、中国大陸と交わした三つのコミュニケ、および台湾の防衛を約束する、米の国内法「台湾関係法」を基礎とする、「一つの中国政策」を遵守するとコメントした。

この国旗掲揚式の挙行は、中華民国台湾と米国との関係がさらに強固になることを意味するかどうかとのメディア関係者の質問に対して、サキ報道官は、台湾と米国との相互信頼と関係は変わっていないと強調した。

米国務省の発言に対して、中華民国外交部の高安・スポークスマン(報道官)は6日、「台湾と米国との意思疎通が非常にスムーズに行われている。米国側が説明したように、台湾と米国双方の関係は変わっていない。米国側が政策の一貫性に基づいて行った回答と説明は理解できる。」と述べた。

ツインオークスは米ワシントン.に位置する古跡とされる建築物で、中華民国政府の国有財産でもある。1937年から1978年の間、米国駐在の中華民国大使の官邸として使用されていた。1979年、米国のカーター元大統領は、中共と国交を樹立、ツインオークスが中共に占拠されるのを防ぐため、中華民国に友好的なアメリカの政府要人は、20米ドルという象徴的な価格で、ツインオークスを同じ中華民国に友好的なアメリカの民間団体、「自由中国の友協会」に売却、一年後、この協会は財務危機を理由に、それを中華民国政府に売却した。

「婚姻処罰税」が廃止、小売業に有利か

所得税法部分条文修正草案が6日、立法院(国会)を通過した。夫婦の賃金以外の所得は、最も有利な計算方法で課税されることになり、今年5月に始まる昨年の所得税の申告に適用される。台湾の現行の所得税法第15条の規定によると、総合所得税の申告は世帯を単位にする。夫婦の所得を合わせて世帯単位で申告することが義務付けられている。所得が多ければ多いほど、適用される税率が高くなる。結婚後、租税の負担が重くなることから、納税者の間ではこの税制のことが「婚姻処罰税」と呼ばれている。

憲法、法律、命令の解釈や正副総統への弾劾案の審理などを司る、司法院大法官は、結婚後の税負担が結婚前より増えたことは、憲法における平等の原則に違反したとして、2012年に所得税法第15条の規定が2年以内に効力を失うと明らかにしたため、この規定は2014年に効力を失った。

法改正に参与した、与党・国民党の盧秀燕・立法委員は、「およそ65万組の夫婦が今回の法改正の恩恵を受けられると見られている。一組は税金を台湾元2万3000元節約できる。悪名高い『結婚処罰税』をなくすことができるほか、昨年の所得税を申告する際に適用されるため、国民にとって最適のニューイヤープレゼントとなるだろう。」と述べた。今回の税制改革により、国庫は年間税収が台湾元150億元減少すると見積もられているが、「婚姻処罰税」の廃止は、市場の資金の増加、小売業などへの消費の増加、株式市場への投資の増加にプラスになると予測されている。

台湾人「日本に行きたい」、香港人「日本に行きたい」、中国人「日本に行きたい」、日本人「中国に行きたくない」

米国の大手旅行専門インターネット・メディアの「トラベルズー(Travelzoo)」はこのほど、オーストラリア、日本、中国(大陸部)、香港、台湾に住む会員を対象に「2015年に訪れたい旅先」を質問するアンケート調査の結果を発表した。台湾、香港、中国では「2014年」について行った調査に引き続き、「日本」と回答した人が最も多かった。日本人で、訪れたい旅先に中国を選んだ人は、いずれも10位以内に入らなかった。

 トラベルズーは日本、中国大陸、香港、台湾、オーストラリアの会員4322人を対象に「2015年に訪れたい旅先」についてのアンケートを実施した。

 調査対象とした地域で、「2015年に訪れたい旅先」に日本を選んだ人が最も多かったのは台湾で、前回調査の「2014年に訪れたい旅先」の調査結果よりも3ポイント増56%が、「2015年に訪れたい旅先」に日本を選んだ。第2位はスイス(22%)で、以下は第3位のイタリア(20%)、第4位の米国(20%)、第5位のモルディブ(19%)と並んだ。日本は第2位のスイスにも大きな差をつけた。

 香港では、「2015年に訪れたい旅先」が前年比6%増の49%だった。第2位はオーストラリア(31%)、第3位は韓国(28%)、第4位はモルディブ(25%)、第5位はタイ(21%)と並んだ。

 香港でも、「日本」を選んだ人が最も多かったが、台湾ほど「行きたい旅先」として日本が突出しているわけではない。また、香港では「行きたい旅先」として韓国が2014年、2015年ともに第3位と安定している。なお台湾で「行きたい旅先」に韓国を選んだ人は、14年、15年ともに第10位以下の「圏外」だった。

 中国が「2015年に行きたい旅先」として日本を選んだ人は前年比11ポイント増の40%だった。第2位から5位までは米国(31%)、ニュージーランド(27%)、オーストラリア(26%)、台湾(25%)だった。

 日本が「2015年に行きたい旅先」として選んだ第1位から第4位までは米国(38%)、日本(28%)、イタリア(22%)、フランス(20%)、スペイン(18%)で、オーストラリアと台湾がとも17%で続いた。

 日本で「行きたい旅先」に中国(大陸部)を選んだ人は2014年、15年ともにランキング10位以下の「圏外」だった。香港でも、両年ともに「圏外」だった。

 台湾では「2014年に行きたい旅先」に中国を選んだ人が21%で第3位だったが、「2015年に行きたい旅先」では15%で第9位と、大きく後退した。

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◆解説◆
 台湾では大陸との交流活性化を政策の柱のひとつとしてきた馬英九総統が、大陸とのサービス貿易の制限解除や市場の大幅開放を盛り込む「海峡両岸サービス貿易協定」締結についての大陸側との協議を2011年3月に始めたが、協定内容そのものと強引な進め方に問題があるとして、14年3月から4月にかけて、反対する学生らが立法院(国会)を占拠するとの事態になった。

 馬総統の「大陸との交流活性化」は結果として台湾で、「大陸に旅したい」という“友好感情”を減じたと考えることができる。

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 中国大陸、台湾、香港という中華圏社会の主要地域で、旅先としての日本の人気が安定して高いことは、日本の「国力」、なかんずく「ソフトパワー」の強さの表れと考えてよい。

 大陸からの観光客については、マナーの問題で眉をひそめる日本人も少なくはないが、「来てもらえるうちが花」ということは事実だ。歴史的にみても、古代ローマ、中国の長安など、さらに現代では米ニューヨークなど、繁栄した国の主要都市は、国際色が濃厚だった。外国人や外国文化が流れ込む中で、「現地社会が本来もつ、本質的な長所」をいかに保つかは、外国人側でなく、むしろ「本来からの住人にとっての課題」だった。

 古代ローマや長安などでは、繁栄を失うとともに訪れる外国人も少なくなり、国際色は薄れていった。







与党議員団、高速鉄道財務改善案に反対:台湾

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与党議員団、高速鉄道財務改善案に反対
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与党・国民党の立法院党団が、交通部の提出した台湾高速鉄道の財務改善案に反対する立場を固めた。台湾新幹線こと台湾高速鉄道は、BOT方式と呼ばれる、民間が出資して建設し、一定期間運営してから政府に移管する方法で建設された。経営自体は安定しているものの、当初の建設資金の借り入れ利息と設備の減価償却費が経営を圧迫しており、交通部では経営破綻する可能性を指摘している。

立法院交通委員会は7日午前、台湾高速鉄道の財務改善案を討論。国民党の立法院党団(議員団)は正午に会議を開き、この案を重大な政策の議案として扱うことを決めた。しかし、立法委員の多くは台湾高速鉄道の特別許可期間(移管までの経営期間)の延長は企業グループに利益を供与する疑いがあるとし、交通部の提出するこの案には断固反対していく方針を決定。この会議に参加した、交通部の葉匡時・部長は、「努力が足りなかった」と話した。

国民党政策会の費鴻泰・代理執行長は、国民党立法院党団は財務改善案を支持しないとしながらも、交通部が新たな案を提出した場合は再び審査する姿勢を示した。

立法院交通委員会は午後、台湾高速鉄道の財務改善案は当面審査せず、棚上げすることを決議、葉・交通部長は、台湾高速鉄道の運営を中断しないことを原則に、今後発生するさまざまな事態に備える考えを示した。台湾高速鉄道が経営破たんした場合、政府が引き継ぐことなどが考えられる。

財務改善案が立法院に受け入れられなかったことの責任を取り、葉・交通部長は7日夜に辞意を表明した。

呉・教育部長、高等教育の変革に四計画提示

高等教育の変革に向けて、呉思華・教育部長が四つの計画を提示した。教育部の呉思華・部長は7日、立法院教育及び文化委員会で、高等教育イノベーション変革計画草案を提示した。呉・教育部長は、少子化に対応し、各大学は今後海外からの学生募集を拡大するとして、海外から台湾にやってきて学ぶ学生の数は2016年には10万人、2021年には15万人に達すると予想。その場合、台湾の大学、専科学校の学生総数の10%を占めることになるという。

一方教育部では、全国に50ある公立大学を改めて調べ、合併を促していく。呉・教育部長によると、教育部が現在進めている大学の合併計画は国立台湾大学と国立台北教育大学の合併、そして高雄第一科技大学、高雄応用科技大学、そして高雄海洋科技大学の三校の合併の二つ。

私立大学について教育部では、廃校、変革、合併の三つの方式をとる。呉・教育部長は、全国の大学の数を160校から100校に減らす場合、最初にその対象となるのは私立の技術関連の専科学校などで約30校と指摘。教育部ではこれらの学校に対し、モデルチェンジを指導していく他、合併を選択した場合は実現に向けて協力していく。呉・教育部長は、詳細な計画は向こう2ヶ月以内に提出するとしている。

駐米代表:米国側との誤解は解消

中華民国のアメリカ駐在代表が、アメリカとの誤解は解けたとしている。中華民国台湾がアメリカに設ける大使館に相当する駐アメリカ代表処は1日、ツインオークスで、元日の国旗掲揚式典を行った。アメリカの国務省はこれに対し、「失望した。アメリカと台湾が長期にわたって保ってきた、非公式な関係の中での行為に対する理解に違反している」と直接指摘したとされている。

アメリカにおける中華民国大使に相当する、沈呂巡・アメリカ駐在代表は7日、立法院で報道陣に対し、国旗掲揚式典がアメリカが容認する限度を越えたとの言い方に反論、アメリカ政府で政策にかかわる幹部職員と意思疎通した結果、おおむね誤解は解けたと話した。

沈・代表によると、一部のアメリカ政府関係者は個人的な立場として、ツインオークスで国旗を掲げた中華民国のやり方を評価したという。沈・代表は、「アメリカには我々を批判する者は一人もいない。批判されるようなことをするわけがない。逆に強調したいのは、アメリカの政府関係者の多くが個人的な立場として、我々の愛国心を評価していたことだ」と話した。ツインオークスは中華民国がアメリカと国交を結んでいた時代の旧中華民国大使官邸で、中華民国にとって意義深い場所。

聯発科、ソニーのアンドロイドTV向けに受注[IT]

携帯端末向けIC設計大手の聯発科技(メディアテック)は7日、インターネットに接続できる「スマートテレビ」用のシステム・オン・チップ(SoC)が、ソニー初の「アンドロイドTV」で採用されたと発表した。

アンドロイドTVは、米グーグルのスマートTV用プラットホーム。ソニー初の機種では、同社独自の高画質アルゴリズムを組み込み、グーグルの最新基本ソフト(OS)「アンドロイド5.0(ロリポップ)」に対応する。中央通信社によると、採用された聯発科のSoCは、CPU(中央演算処理装置)に英アーム(ARM)のコア「Cortex(コーテックス)A―17」と「Cortex A―7」を2つずつ搭載した「MT5595」という。

聯発科の謝清江総経理は「ソニーのアンドロイドTVは未来のスマートTVの新たな基準となるだろう。今回の提携は当社にとって記念すべき出来事だ」とコメント。ソニーのアンドロイドTVは、米ラスベガスで現地時間6日に開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)」で展示される。

■グーグルに音響機器用SoC

聯発科はまた、米国時間5日にグーグルが発表した音響機器用の音楽ストリーミング機能「Google Cast for Audio」でSoC「MT8507」が採用され、既にチップの量産に入ったと明らかにした。

Google Cast for Audioはスマートフォンやタブレット端末、パソコン(PC)と音響機器を無線接続し、音楽をストリーミング再生する機能。3月にはスピーカーやサウンドバーなどの専用デバイスが発売される見通しだ。

台湾・高雄メトロ、輸送人員増加も昨年7億5000万円の赤字

高雄メトロ(MRT)は2014年の1日当たりの輸送人員が16万8000人だったと発表した。前年より約2000人(1%)増加したが、昨年の営業損失は2億台湾元(約7億5000万円)に達しており、黒字化への道のりは依然として遠い実態が浮き彫りになった。

同社では営業収入の多くが建設時の債務利払いなどに当てられているほか、利用客数が想定を下回っており、2008年の開業以来苦しい経営が続いている。関係者は今年は赤字を2億元以内に抑えたいと話している。

一方、沿線では今後、国家音楽ホールや大型アミューズメント施設などが開業し、高雄ライトレール(LRT)の部分開通も予定されている。同社では今年、1日当たりの輸送人員を17万5000人と見込み、経営改善につなげたいとしている。

交通部「台湾新幹線破たんなら、6月末までに接収」

交通部の范植谷常務次長は8日、台湾高速鉄路(新幹線)が今年3月に経営破たんした場合、政府は6月末までに接収作業に取り掛かる方針を明らかにした。

台湾高鉄は不健全な財務構造の影響で2007年の開業以来、巨額な累積赤字にあえいでおり、深刻な経営危機に陥っている。同社は昨年末に財務改善案を立法院(国会)の交通委員会に提出したが今月7日に否決され、3月にも破たんする恐れが出ている。

交通部は破たん後も運行を維持するため、高鉄の経営を一時的に受け継ぐと同時に、接収の根拠となる関連法律の成立を目指して来週にも交通委員会の議事日程に同案を盛り込む予定。

接収終了後、同法律に則った上で、高鉄の新しい経営企業が選定される。

高鉄の財務改善案が不成立となった結果を受け、葉匡時交通部長が同日、引責辞任を表明している。

台湾ファストファッション競争 地方都市に飛び火 GUが台中出店へ

台湾でファストファッション店の競争が激しさを増している。最大の激戦区とされる台北市東側の繁華街、東区(イーストエリア)以外に、地方都市でも出店が相次ぎ、戦いは台湾全土に広がっている。

2010年に初来台したユニクロは全土で50店以上を展開。追随するスペインのZARA(ザラ)は台北、台中、高雄、桃園に7店舗を持つ。また、米国のGAP(ギャップ)は新竹にも進出し5店舗目をオープンさせた。

また、ユニクロの姉妹ブランドGU(ジーユー)は7日、夏を目途に台中市内の百貨店に少なくとも200坪の広さを持つ店舗をオープンさせると発表した。

一方、すでに台湾で200店舗以上を展開する香港のGIORDANO(ジョルダーノ)は東区への進出を検討しているほか、スウェーデンのH&M(エイチ・アンド・エム)も今年1号店を同地域に出店させる予定。衣料品店の攻防は今後も激化するとみられている。

台湾のいじめは欧米より多い? 約半数の大学生が被害経験

台湾の大学生の約半数がかつて何らかのいじめや嫌がらせを受けた経験があることが、国立台湾大学公衆衛生学部が6日発表した最新の研究により分かった。

研究によると、いじめや嫌がらせを受けたことがあると答えた学生は45.7%で、そのうち言葉によるいじめが33.9%と最高。次いで無視をするなど人間関係のいじめが23.4%、暴力など身体的いじめが11.7%となった。近年耳にするようになったインターネット上でのいじめは7.2%と、割合としては最も低かった。

世界保健機関(WHO)では、欧米で2009年から2010年までにいじめに遭った経験がある小中学生の割合を約9~13%としていることから、研究では台湾でのいじめ現象は欧米より普遍化しているのではと推測している。

また、研究では言葉・人間関係のいじめを受けた人はうつになりやすい傾向にある一方、ネットいじめの被害経験者はネットから離れることで健康的な生活を送れている人が多い事実も明らかになった。研究者はこれに対し、屋外での活動などを通じて生活の質が改善されたのではないかと分析している。

研究はWHOの生活品質に関するアンケートを基にし、1439人の台湾北部の大学生を調査して行われた。

台湾北部でヤマザクラ開花 1月下旬から3月には夜桜イベントも

7日から寒気団の勢力が強まり、桃園市新屋では8日朝、最低気温10.7度を記録する中、すでに春の便りも届いている。台湾北部・新北市農業局は7日、同市山間部の坪林でヤマザクラが満開になったと発表した。

1月下旬から3月末にかけて市内各地でヤマザクラのほか、ヤエザクラやソメイヨシノが見頃を迎えると予想されており、今年は温泉地の烏来で夜桜鑑賞のイベントを初開催する予定。

農業局の廖栄清局長によると、毎年桜を見に訪れる観光客の数は100万人を超えるという。

日本時代の面影残る台湾鉄道竹田駅前広場、県が全面リニューアルへ

日本統治時代の1919(大正8)年に開業し、1939(昭和14)年に現存する木造駅舎が建てられた台湾鉄路屏東線の竹田駅前にある「竹田駅園」が、屏東県政府によってリニューアルされることになり、8日に現地で起工式が行われた。県では往年の雰囲気を取り戻したいとしている。

竹田駅は近年利用客が増加していることからリニューアルが決まった。県の関係者は倉庫をこの地で盛んな醸造業の物産館に改修するなどし、客家人の地域産業をアピールする空間にしたいと話している。

総工費は1045万台湾元(約4000万円)。今年5月の完成を目指すという。

台湾、外国人による株式投資が大幅増 韓国上回る

昨年の外国人投資家による台湾株の投資は131億9000万米ドル(約1兆5800億円)の買い越しとなり、買い越し額が韓国の56億8400万ドルを大きく上回ったことが、マレーシア工業開発銀行(MIDF)が5日に発表した調査で分かった。

台湾株への買い越し額は2013年から51%増加し、過去5年間で最大となった。調査対象となったフィリピン、タイなど7カ国・地域中では、インド(161億1800万ドル)に次ぐ規模。MIDFは投資が増えた主な原因は半導体産業の復活だと分析している。

また、マレーシアは20億2500万ドルと2008年以来最大の売り越し額を記録した。

エバー航空、安全な航空会社上位十位に

世界で最も安全な航空会社のランキング二つで、台湾のエバー(長栄)航空がいずれも上位10位に入った。世界的に知られる航空関係のウェブサイト、エアライン・レーティングス・コムは6日、今年度、世界で最も安全な航空会社上位10位を発表した。

トップはオーストラリアのカンタス航空で二年連続。その他は、ニュージーランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空、エティハド航空、台湾のエバー航空、フィンエアー、ルフトハンザドイツ航空、そしてシンガポール航空の9社。

一方、香港のメディアは、ドイツの調査機関、JACDECが各航空会社の事故回数、それによる死者やけが人の数、旅客輸送数などを分析、「2015年版の世界の航空会社の安全度ランキング」を発表したと報道。トップはニュージーランド航空で、エバー航空は5位にランクインした。

未年の記念「悠遊卡」、10日に発売

未年を記念した、台北新交通システムのIC乗車券、イージーカード(悠遊卡)が10日に売り出される。台北市民の通勤通学の足、MRT台北新交通システムで使用されるイージーカードは、バスや在来線の台湾鉄道にも乗れ、小額の買い物も可能であるなど用途が広く、誰もが持つカードになっている。

このカードを発行するイージーカード社は7日、「未年イージーカード」を10日午前10時から、台北の首都芸術センターで販売すると発表した。イージーカード社が干支をデザインしたイージーカードを販売するのは11年目。

このイージーカードは、昨年と同じ、画家の故・劉其偉さんの作品を使用。2枚一組で1000セット限定。価格は台湾元1200元(日本円約4420円)。販売地点は、首都芸術センター、台北駅にある台北新交通システムグッズ店。イージーカードのネットショップでも購入できる。

首都芸術センターでの発売イベントでは、幸運な番号を35種類用意、並んだ順に好きな番号を選んでもらう。台湾では、金運を象徴する168や888といった数字が好まれる。当日長い行列ができないよう、イージーカード社では、前日の9日夜7時から首都芸術センターで整理券を配り、その時に支払いを受ける形をとるという。

台湾が黒トマトの試植に成功、外観は黒いスモモのよう

台湾紙・聯合報によると、台湾成功大学生命科学学部は黒トマトの試植に成功した。黒トマトは21世紀の「ミラクル野菜」とされており、一般的なトマトよりもアントシアニンを多く含み、抗酸化力が高い。同校は黒トマトの導入が、農家により多くの利益をもたらすことに期待している。中国新聞社が伝えた。

同校の生命科学学部客員教授の蒋鎮宇(ジアン・ジェンユー)氏は、「一般的なトマトにはリコピンとカロチンが含まれており、いずれも人体に有益な成分だ。黒トマトは皮が黒紫色で、一般的なトマトにはないアントシアニンを多く含むため、新世紀のミラクル野菜と呼ばれており、欧米で高い値がついている」と述べた。

蒋氏は、「諸外国はこの新たに開発されたトマトの栽培権を確保しようとしており、その販売している種を植えて育った実にはほとんど種がつかない。そのため独自栽培が困難で、メーカーから種を購入しなければならない。本校は導入後、まず品種を安定化させてから、育種技術により種の量産化を実現する」と説明した。

日本統治時代の放送所が暫定古跡に 解体の危機免れる

日本統治時代に建てられ、解体の危機に直面していた旧「台北放送局板橋放送所」(新北市板橋区)の建物が7日、同市政府文化局の暫定古跡に指定され、当面の保存が決まった。

1930(昭和5)年に建てられた同放送所は、日本の敗戦後、ラジオ局の中国広播公司に接収され、機械室として使用されていた。だが、昨年8月に土地をめぐる裁判で所有権が国にあるとされたため、取り壊される予定だった。文化局は貴重な歴史的資産だとして、専門家の意見をもとに今後の方針を決めたいとしている。

板橋放送所の設計を担当した栗山俊一は、台北郵便局(現・台北郵局)や台北放送局(現・二二八紀念館)なども手がけている。

遠東航空、今年6月に台中-大阪・名古屋線開設へ

遠東航空は7日、今年6月に台中-大阪線と台中-名古屋線をそれぞれ開設する考えを明らかにした。

盧紀融副総経理(副社長)はこの日の記者会見で、今年の旧正月明けには無借金状態になるとして安定した経営状況を強調。今後は日本路線のほか、東南アジア方面への新規就航も目指すという。

遠東航空は1957年創立。最盛期には台北-高雄や離島、アジア各都市を結んでいたが、財政難に陥り会社更生法が適用された2008年に運航を停止し、2011年に再開していた。現在は台湾本島と離島を結ぶ便や台湾海峡両岸直行便に就航している。

市長の地下鉄乗車が話題に、「市民に近い」と称賛も

台湾の台北市長に就任したばかりの柯文哲氏が地下鉄に乗る姿を目撃され、中国国内で論議を巻き起こしている。

柯市長は1月2日夜、市内を走るMRT地下鉄の車内でドア付近に1人で立っているところを乗客が見つけ、写真を撮ってフェイスブックに掲載した。

市民の間でこの写真が話題になり、「市民に近い市長」「市長はBMW(Bicycle、MRT、Walking)で通勤」などと称賛するコメントが相次いでいる。一方で、市長の身の安全を心配する声もあった。

市長の妻はフェイスブックの投稿で、この時は夫婦で地下鉄に乗って自分は座り、夫は立っていたと説明した。

中国では政治家や政府高官が高級車を連ね、厳重な警備に守られて移動するのが当たり前になっている。

写真は中国国営メディアにも掲載されてインターネットで広まり、交流サイト「新浪微博(ウェイボー)」には賛否両論の声が寄せられた。

医師だった柯市長は無所属で市長選に出馬して、台湾の元副総統の息子で有力政党が推す富裕層出身の対立候補を抑えて当選した。腐敗を撲滅し透明性を高めると公約し、フェイスブックの12月の投稿では「市長はセレブであることよりも、行政のためにもっと時間を費やすべきだ」と指摘している。

新北の結婚写真撮影スポット、花畑が温もり演出

新北市に昨年11月オープンしたウエディング写真撮影スポット「水漾公園婚紗広場」が寒い冬空にロマンチックな温もりを添えている。

広場周辺には約4ヘクタールもの花畑が広がっており、ヒャクニチソウやアブラナが咲き誇るほか、小型教会やハート型の鐘、二匹の蝶々のモニュメントなども設置され、幻想的な雰囲気を醸し出している。

広場を管理する新北市水利局によると、すでに多くのカップルが同所に写真撮影に訪れているという。

正月休みに観光客が北海道で大量買い、新千歳空港のX線装置が負荷に耐えかねてダウン

台湾TVBSによると、正月休み期間中の新千歳空港で大量の手荷物に耐えかねたX線検査装置がダウンし、飛行機が遅れるというハプニングがあった。7日付で中国新聞網が伝えた。

北海道には近年、中国本土や台湾から大勢の観光客が押し寄せ、お土産を買い漁る姿がみられる。帰りの空港でも買い忘れを恐れ、さらにまとめ買いする人が多い。人気のお菓子「じゃがポックル」を10箱買い占める女性などザラ。カートに山と積まれた荷物がすべてお土産というツワモノもいる。

航空会社カウンターのX線検査もフル稼働。ところが、通常の何倍もの手荷物をさばいているうちにX線検査装置がダウンしてしまった。これにより、複数のフライトに遅れが生じたという。








日立が台湾から特急車両を追加受注 カーブでも安定高速走行できる振子式

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日立が台湾から特急車両を追加受注 カーブでも安定高速走行できる振子式

 
日立製作所は9日、台湾の交通部台湾鉄路管理局から、カーブなどでも安定して高速運行が可能な「TEMU1000形」振子式特急車両16両を追加受注したと発表した。受注額は三十数億円程度とみられる。2015年度中に納入され、16年6月以降の運行開始が予定されている。
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 同型の車両は、2006年から07年にかけて計48両納入されており、カーブの多い路線でも揺れが少なく、安定運行できるといった信頼性などが評価され、追加受注につながった。
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 同車両は、コンピューター制御による自動振子装置を搭載し、曲線区間に差し掛かると、自動的に曲線度合に合わせて車体を最大5度傾斜させることで快適な乗り心地を維持しながら、同装置をつけていない車両に比べ、曲線通過速度を時速25キロ向上できるという。




民歌40周年記念イベント、南北でコンサートも

1970年代に広がった「校園民歌(キャンパスフォークソング)運動」の40周年を記念して、中華音楽人交流協会が一連のイベントを行う。キャンパスフォークソングは台湾の流行音楽の夜明けで、華人にとっての創作音楽の時代をスタートさせると共に、台湾を中華ポップスのトップに育て上げた。

1975年に誕生したとされるキャンパスフォークソングから今年で40年となることから、中華音楽人交流協会は、著名なコンサートプロデューサーの陳鎮川氏、CDジャケットのデザイナー、蕭青陽氏、大塊出版社、販売基映画会社などとともに、一連の記念活動を企画した。記念活動では、ドキュメンタリー映画、キャンパスフォークソングに関する資料の展示会、映像や書籍の発行などが行われる。

目玉となるのは6月6日と7日に台湾北部の台北市と、南部の高雄市で開かれるコンサート。かつてキャンパスフォークソングを歌ってきた、ジョナサン・リー、キンボ・フー、齊豫、侯徳健、王新蓮、潘越雲などに若手歌手も加わり、総勢50人あまりが一緒にキャンパスフォークソングを披露するという。

屏東県で鳥インフル確認、12万羽殺処分へ

台湾南部、屏東県の養鶏場で飼育されている鶏がH5H2型鳥インフルエンザに感染していることが確認され、屏東県政府はこの養鶏場の鶏12万羽を殺処分にする方針を明らかにした。

同県政府農業処によると、同養鶏場では昨年12月初めから鶏が相次いで死亡、業者がワクチンを接種しても状況を改善させられなかった。今月5日、サンプル検査を実施、9日に明らかになった結果から、H5H2型鳥インフルエンザへの感染が確認された。

この養鶏場と周囲の養鶏場では、これまで鳥インフルエンザの感染例は見つかっておらず、関連機関は養鶏場の鶏の移動を制限、養鶏場の消毒と感染源の把握に努めるなど対策を強めている。

新薬試験参加へ、栄総と三軍病院が提携

新薬実験の機会をつかむため、栄誉国民総合病院(栄総)と三軍総合病院が提携、「国家レベル医学センター臨床試験連盟」を立ち上げた。世界のバイオ技術産業が成長する中、新薬の臨床試験計画に参加する機会を得ようと、アジアの国々が激しく争っている。統計によると、近年、国際的な新薬の臨床試験を引き受ける国・地域のうち、中国大陸、韓国、日本の割合が引き続き高まっており、中華民国台湾は逆に下がる傾向にある。アジアにおける台湾の割合は2007年の20%から2013年には12%に低下、韓国に追い抜かれた。

このため、台湾北部の台北市、中部の台中市、南部の高雄市それぞれの栄誉国民総合病院は9日、三軍総合病院と提携、「国家レベル医学センター臨床試験連盟」を発足させた。台北栄誉国民総合病院の林芳郁・院長は、過去の単独で取り組むやり方を改め、4つの医療機関合わせて7500のベッド数を利用し、臨床試験を加速すると説明。

新薬は発売が一日遅れることで、製薬会社は100万米ドルの売り上げを失うため、試験を早く終えることが大変重要で、それによって国際的な製薬会社と提携する機会も増えるという。栄誉国民総合病院では、同じ薬物でもアメリカ人とアジアの人たちで反応が異なる場合があり、台湾がこれらの試験に加わることは、台湾の人たちにより適切な薬物にするための助けになると話している。

巨匠・黒澤明の名作、台湾で「七人の侍」など10作品上映

台湾にも大勢のファンを持つ黒澤明監督がメガホンを取った名作映画10作品が9日から相次いで台湾で上映される。

上映されるのは最新のデジタル技術で甦る傑作「七人の侍」、「用心棒」、「羅生門」、「天国と地獄」、「赤ひげ」、「蜘蛛巣城」、「椿三十郎」、「隠し砦の三悪人」、「どですかでん」、「生きる」。

2月12日にかけて台北市内の映画館で2作ずつ行われる今回の上映について、台湾の著名な映画評論家は「迫力ある大画面でしか本当の黒澤明を体験できない」として、映画ファンに鑑賞を呼びかけている。

「世界のクロサワ」と呼ばれる黒澤氏。その影響を受けた台湾の映画関係者も多く、日本でも公開されたウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の作品「海角七号 君想う、国境の南」で主人公らが「野ばら」を歌うシーンは黒澤氏の「八月の狂詩曲」に衝撃を受けた結果だという。

李登輝氏、米国の“中国共産党恐怖症”皮肉る 国旗掲揚式めぐり

駐米代表処(大使館に相当)が1日に米ワシントンの旧中華民国駐米大使公邸で行った元旦の国旗掲揚式に対し、米国から批判が出ていることについて、李登輝元総統は8日、「米国は中国共産党を恐れているが、我々がそうする必要はない」として、式典の実施は正しかったとの考えを示した。

1979年の断交以来初めて行われた掲揚式を巡っては、米国務省が、事前に知らされておらず、我が国の政策に一致しないとコメントを出したほか、米国在台湾協会(AIT)は8日、「失望」を表明し、再発防止を台湾側に求める声明を発表している。

李氏は式典が行われた旧大使公邸は中華民国の領土であり、その中で何を行うかについては礼儀として連絡すればいいだけで、大した問題ではないとしている。

台湾で長崎物産展 平戸市長らが鏡開き

「長崎風味物産展」が9日、台湾の複数の県市で始まった。台北市内のデパートで開催されたオープニングセレモニーでは、明代の武将、鄭成功の生まれ故郷としても知られる平戸市の黒田成彦市長などが鏡開きを行い、カステラやお酒が振る舞われた。

平戸市は、鄭成功の拠点となっていた台南市と市民交流協定を結ぶなど、以前から台湾と交流を深めており、2013年には同市にて海外初の「平戸フェア」も開催している。

また、黒田氏は短文投稿サイト「ツイッター」上で、同行していた商工会議所の松岡武会頭(86)が台北メトロ(MRT)で席を譲られたエピソードを紹介。「さすがですね」と台湾の人々の優しさをたたえた。
物産展の開催は26日まで。

台湾・淡江大橋の設計コンペ、東京で説明会 日本の優れた技術に期待

東京都内のホテルで9日、台湾で建設予定の淡江大橋設計コンペティションに関する説明会が行われ、出席した50社あまりの関係者によって、活発な意見交換がなされた。

混雑緩和などのために建設される淡江大橋。台湾で3番目に長い淡水河に架けることで、新北市の淡水区と八里区を結ぶ。総経費は約154億3000万台湾元(約580億円)。総延長約6キロのうち、長さ約900メートルの主橋部は2017年に着工、2020年に竣工の予定。

淡江大橋は橋としての機能以外に環境保全や文化遺産の保持、周辺の風景との調和なども重視されており、これまで台湾で多くの公共建設を手がけてきた日本の優れた設計力と技術に期待がかかっている。

説明会は昨年12月にドイツ・ハンブルクで行われたほか、14日には米サンフランシスコでも開催される。計画では5月に最初の選考が行われ、8月に優勝者が発表されるという。

「友蔵」役の台湾声優が死去 ファンからは感謝の声

アニメ「ちびまる子ちゃん」で友蔵の中国語吹き替えなどを担当していた声優の胡立成さんが8日、亡くなった。胡さんの声を聞いて育ったネットユーザーからは「最高の思い出をありがとう」と感謝のコメントが相次いでいる。台湾の複数メディアが報じた。

胡さんは香港のベテラン俳優、呉孟達(ン・マンタ)の声を長年担当し、ファンも多かった。アニメではジブリ、ディズニー作品などでも声をあてていた。

台湾の専業主夫の人数、4年で1.5倍に

行政院主計総処が発表した2014年の「人力運用調査」によると、家事や家族の世話などのために仕事を辞め、専業主夫になった男性は2010年の調査時より1.5倍に増えたことが分かった。複数のメディアが伝えている。

中国時報などによると、2010年の専業主夫の数は約2万2000人だったが、2014年は5万人に迫るという。

一方で女性の労働参加率は2年連続で5割を突破し、「男性は外で働き、女性は家庭を守る」という伝統的な考え方に変化が現れている状況が浮き彫りになった。

商機300億元、春節用商品と正月料理商戦が本格化

春節(旧正月)に向け、300億元の商機といわれる正月料理商戦が始まった。今年の旧暦元日は例年より遅めの2月19日で、各社前倒しで業績獲得に動いた。

量販大手の愛買(a.mart)は7日から早期割引を打ち出し予約販売を開始、2~3割の業績増を狙う。カルフール(家楽福)は正月関連商品を年末から発売しており、前年比2割増を見込む。大潤発(RT Mart)は14日から生鮮品を半額とするなどの販促を開始し、同じく売上2割増を目指す。ネット商店でも商戦は始まっており、台湾楽天市場は7日から、momo購物網は8日から、有名レストランとのコラボ商品など正月料理の予約受付を開始した。スーパーの全聯福利中心(PX mart)では正月関連商品の売上がこの3週間で前年比83%増と大幅に伸びた。この他、デパート大手各社、有名ホテルなどでも正月料理や手土産用菓子などの販売が始まった。

日台EPAに意欲 馬英九総統、「新年あけまして…」と日本語であいさつ

台湾の馬英九総統は9日夜、台北市内で開かれた台湾日本人会と台北市日本工商会の合同新年互礼会であいさつし、日台協力の今年の目標として「一歩一歩、経済連携協定(EPA)や自由貿易協定(FTA)に向かっていきたい」と述べた。

 馬氏は「新年あけましておめでとうございます」と日本語であいさつ。はっぴ姿で鏡割をして、升酒を飲み干していた。

米首都ワシントンで台湾「国旗」掲揚式典、米国務省は「失望」を表明

米首都ワシントンにある台湾の在米大使館に相当する施設で1日、台湾の「国旗」掲揚式典が行われたことが分かった。AFP通信が6日、報じた。

AFP通信は6日、台湾の在米大使館に相当する台北経済文化代表処が1日、台湾の「国旗」を掲揚する式典を行ったことが分かったと報じた。米国務省のサキ報道官は、今回の国旗掲揚式典について「失望した」と述べ、断交している米国と台湾との間で了解されていた取り決めに逸脱するものだと表明した。この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「台湾は独立宣言するべきだ。そして、米国は支持するべきだ」

「米国は中国をなだめるために、表向きには台湾に対して不快感を示しているが、非公式には台湾を支持しているはずだ。中国と台湾の間にあるさまざまな議論について、ほとんどの米国人は台湾側につくはずだ」

「中国は自ら問題を終わらせるべきだ。台湾人の中国本土への投資があるからこそ、中国人の生活が成り立っているんだ」

「台湾系米国人は自宅に台湾の国旗を掲揚すべきだ」

「中国の逆鱗に触れるのを心配しているのなら、中国製品を買うのをやめればいいんだ」

「これのどこが問題なの?アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスなどでは、米国の国旗の代わりにメキシコの国旗が掲げられているのに」

「米国内で掲げられていい国旗は、米国の国旗だけだ!」

「米国はなぜこのことに失望するんだ?米国は民主主義を支持しているはずじゃないのか。なぜ中国を恐れるんだ?」

「この報道を翻訳すると、米国政府は中国を恐れているということだね」

「尊敬する」「偽善だ」台北市長の行動に中国大陸で賛否両論

元医師で無所属の柯文哲台北市長(55)は、就任から間もない今年初めに台北メトロ(MRT)に警護なしで乗っている姿が目撃されたり、昨年の選挙期間中にバイクに乗って道路の舗装状況を確認するなどしており、その政治家とは思えない行動が中国大陸のインターネット上で議論を呼んでいる。

短文投稿サイト・微博(ウェイボー)では、柯氏の行動に対して「尊敬する」と称賛の声が寄せられた一方、「偽善であって、政治というものを知らない」などの批判的なコメントも見られた。

また、一部からは「最も腹が立つのは1人も市長に席を譲る人がいないことだ」「万が一刺されたりしたらどうするんだ」といった皮肉めいた意見も出ていた。

大陸での議論の様子は米CNNでも大きく報道されており、注目度の高さをうかがわせた。









台湾鉄道、日立、振り子式車両を台湾で追加受注 信頼性など評価

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台湾鉄道、日立、振り子式車両を台湾で追加受注 信頼性など評価


台湾鉄路がこのほど、特急電車タロコ(太魯閣)号用のTEMU1000型車両16両を発注したことが9日、日立製作所の発表で分かった。車両は今年度中に納入される予定で、2016年6月の運行開始を目指す。

台北経由で西部の斗六(雲林県)と東部の寿豊(花蓮県)を結ぶタロコ号は、2007年5月に台湾初の振子式特急電車として営業運転を開始。同年までに48両を台鉄に納入している日立は、追加発注について運行実績、アフターサービス、乗り心地などで高い評価を受けたためと説明している。

台鉄は昨年、特急電車プユマ(普悠瑪)号用のTEMU2000型車両16両を住友商事と日本車輌製造に追加発注している。

商機300億元、春節用商品と正月料理商戦が本格化

春節(旧正月)に向け、300億元の商機といわれる正月料理商戦が始まった。今年の旧暦元日は例年より遅めの2月19日で、各社前倒しで業績獲得に動いた。

量販大手の愛買(a.mart)は7日から早期割引を打ち出し予約販売を開始、2~3割の業績増を狙う。カルフール(家楽福)は正月関連商品を年末から発売しており、前年比2割増を見込む。大潤発(RT Mart)は14日から生鮮品を半額とするなどの販促を開始し、同じく売上2割増を目指す。ネット商店でも商戦は始まっており、台湾楽天市場は7日から、momo購物網は8日から、有名レストランとのコラボ商品など正月料理の予約受付を開始した。スーパーの全聯福利中心(PX mart)では正月関連商品の売上がこの3週間で前年比83%増と大幅に伸びた。この他、デパート大手各社、有名ホテルなどでも正月料理や手土産用菓子などの販売が始まった。

昭和天皇ゆかりの記念館で特別展 婚姻の歴史など紹介

昭和天皇が皇太子時代の1923(大正12)年に台湾に行啓されたことを記念して建てられた「斗六行啓記念館」(雲林県斗六市)で9日、婚姻をテーマにした特別展が始まった。

行啓から3年後の1926(大正15)年に建てられた記念館は、日本の敗戦後、中華民国の政府機関などが使用。1999年の「921大地震」で大きな被害を受けたが、2001年に同県の歴史的建造物に登録され、修復が行われた。2011年からは市民会館などとして利用されている。

特別展では、婚姻に関する歴史や文化を知ってもらおうと、結婚にまつわる伝統的な習慣や風俗、国際結婚、同性婚などについて紹介している。映像展示のほか、講座や音楽会なども開かれる。


トヨタ、台湾の新車販売台数で13年連続トップ “神車”の呼び名も

トヨタ自動車の昨年の台湾における新車販売台数が約14万台となり、13年連続でトップに輝いたことが分かった。シェアは32.9%。市場全体でも2006年以降で初めて40万台を超えた。代理店の和泰汽車が6日発表した。

トヨタは台湾での販売台数が14年連続で首位になっているカローラアルティスのほか、カムリ、ウィッシュも同価格帯の車種の中でそれぞれ1位になるなど好調だった。

販売業者によれば、台湾の消費者はトヨタに一種の“忠誠心”を持っており、買い替えの際にもトヨタ車を選ぶケースが多いという。さらにネットユーザーからは「神車」と呼ばれ親しまれている。

2015年の販売予測については、主な輸出先である米国、中国大陸、東南アジアの好景気による台湾経済の安定化、ガソリン価格の低下、買い替え需要の高まりなどの要因によって、楽観的な見方が広がっている。

淡江大橋建設、9日に東京で説明会[建設]

交通部は7日、観光地として知られる淡水河の両岸を結ぶ「淡江大橋」の建設について、日本の事業者向け説明会を9日に東京で行うと発表した。

行政院(内閣)は2014年1月に淡江大橋を含む周辺道路の整備計画を決定。計画では、淡江大橋は全長900メートルで淡水河の両岸である新北市淡水区と八里区とを結ぶ。17年に着工、20年の完成を予定しており、交通部や新北市政府は交通の利便性の向上に加え、淡水河に沈む夕日に映える淡江大橋が観光の新たな魅力になると期待を寄せる。淡江大橋の建設業者選定に当たり海外から幅広くプランを募るため、14年12月にはドイツで説明会を実施。9日の東京に続き14日には米国サンフランシスコでも開催する。

交通部によると、コンペは2段階に分けて行われる予定。5月に第1段階として橋の外観などデザインについて各業者が提出した案を検討し、次に橋の基本的な建設理念や設計構造を評価する。8月には業者を最終決定するとしている。耐性や機能面だけでなく優美な外観イメージも求められることから、日本企業にとって商機となりそうだ。

プロ野球のイベントでMRT空港線をPR

台湾プロ野球、ラミゴは春季キャンプ初日の10日、本拠地球場に近いMRT空港線「桃園体育園区駅」の構内でイベントを開催。出席した鄭文燦桃園市長が「野球観戦に行くならMRTで」などと述べ、年末の開通が予定されている新路線をアピールした。

空港線は、台北-桃園空港間(約51キロ)を最速35分で結ぶ路線で、2006年に着工した。その開業による交通アクセスの改善には、内外の旅行者や沿線の住民はもちろん、観客動員の拡大を目指すラミゴからも大きな期待が寄せられている。

鳥インフル殺処分、過去最多の12万羽

南部・屏東県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、県は9日夜、この養鶏場の鶏約12万羽の殺処分に着手した。

この施設では、先月中旬に採卵鶏の大量死が報告され、今月9日には鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)の感染が確認された。

殺処分は11日に完了する予定で、これまでに300万個近くもの卵が流通。そのうち約30万個が香港に輸出されたとみられる。

台湾では、2012年や昨年の4月にも高病原性鳥インフルエンザが発生しているが、殺処分する鶏の数は今回の約12万羽が最も多い。

馬・総統 台日間貿易協力の進展に期待

馬英九・総統(右3)は9日、台北市内のホテルで開催された台湾日本人会及び台北市日本商工会共同主催の新年会に出席、日本の代表らと祝杯を交わした。

馬英九・総統は9日夜、台湾日本人会及び台北市日本商工会共同主催の「2015年新年会」に出席した。馬・総統は、台湾と日本の関係は非常に良好で、過去一年の文化交流はとくに素晴らしかったと語り、さらに、新年の展望として、双方の経済貿易協力におけるさらなる進展に期待を寄せた。

馬・総統は挨拶で、「就任まもなく、中華民国台湾と日本を、特別なパートナーシップ関係にあると位置づけた。経済貿易、文化、観光など、いずれにおいても具体的な成果があった、日本の方々の積極的な支持を受けたことにも感謝する」と語った。また、過去一年、国立故宮博物院の文物が日本で展示され、双方の文化交流に大きな進歩があったことにも言及、具体例として、馬・総統は、故宮の文物はかつてヨーロッパ、アメリカで展示を行ったことがあるものの、アジアでは日本が初めてであり、さらに、秘宝といえる「翠玉白菜」と「肉形石」の海外展示は、故宮の歴史上はじめてだったことを挙げている。

馬・総統はさらに経済貿易関係にも触れ、台湾と日本双方の経済貿易関係は密接で、現在すでに24項目の協定を締結している、多くの自由貿易協定に準ずる協議も、積み木方式で一つ一つ完成しているとした上で、未来一年、この領域において、相互関係では経済パートナーシップ協定または自由貿易協定の形態により近づき、多角関係としては、アジア地域の経済統合に参加するなど、さらなる協力の余地を生み出すことに期待を寄せた。

毛・行政院長、葉・交通部長の辞表を批准

交通部が提出した台湾高速鉄道(台湾高鉄)の財政改革案が立法院で通らなかったことを受けて、7日夜、交通部の葉匡時・部長(当時)は、辞意を表明した。孫立群・スポークスマンによれば、馬英九・総統、毛治国・行政院長が慰留したものの決意は変わらず、9日夜、毛・行政院長はやむを得ず辞表を受理したという。交通部長のポストは、暫時、陳建宇・政務次長が代行する。

葉・前部長によれば、6日の時点で、毛・行政院長に対し、立法院で財政改革案が通らなければ辞任する意向を報告していたという。葉・前部長は、総統や行政院長から慰留を受けたが、台湾高速鉄道の財政改革は部長として最も重要な仕事のひとつであり、改革案が通らなければ、政務官として留任するわけにはいかないとする立場を強調、自分の辞任が、台湾高速鉄道の問題をもっと真摯に考えてもらうきっかけになることを願うと語っている。

2014年貿易金額 過去最高

財政部統計処の葉滿足・処長は、9日、2014年12月の貿易統計を発表した。12月の輸出金額は256億5千万米ドルで、前年比-2.8%だったものの、通年の輸出金額は3138億4千万米ドルで、前年比+2.7%、過去最高となった。

財政部は9日、貿易統計を発表、これによると、2014年12月の輸出金額は256億5千万米ドルで、去年同月比マイナス2.8%。主要な原因は、電子製品の出荷シーズンが過ぎたことに加えて、国際原油価格の下落が鉱物資源製品の輸出に影響を及ぼしたことなど。しかしながら、2014年の年間輸出額は、好調な電子製品に牽引される形で総額3,138億4千万米ドルに達し、過去最高となった。

財政部統計処の葉満足・処長によれば、2014年は、電子製品、交通運輸設備、機械の輸出がいずれも過去最高となった。このうち、電子製品の輸出金額は999億9千万米ドルに達し、1千億米ドルに迫る勢いで、年間成長率は13.5%。2013年と比べて118億8千万米ドルの増加となり、輸出への貢献度が高かった。

財政部は、12月の輸出が若干減少したことの3つの原因として、光学器材がマイナスからプラスに転じたこと、電子製品のシーズンが過ぎたこと、原油価格下落の影響で、鉱物資源製品の輸出が3ヶ月以来最低となったことを挙げている。

台湾、インドとMOU締結の見通し

行政院の杜紫軍・政務委員(中)、経済部の卓士昭・政務次長(左)は、10日、訪問団を率いてニューデリーに到着、駐インド代表処の田中光・代表(右)が出迎えた。
中華民国政府上層部による「台湾インド産業協力訪問団」が、10日、インドに到着、グジャラート州で行われる投資誘致イベント、バイブラント・グジャラート・サミットに参加するほか、電子、造船、紡績など3産業の対外窓口機関と多項目にわたるMOUを締結する見通し。

インドのモディ首相は去年、「Make In India」と銘打った新政策を掲げて、世界へ投資を呼びかけた。インドの上層部が、具体案として、台湾産業との協力は、電子、造船、紡績など3産業から始めたいと提案したことなどから、中華民国経済部は、去年11月下旬に考察団を組織、業者と潜在的な協力対象との架け橋の役割を担ったことがある。 

このような産業協力の動力を受け継ぎ、二年に一度開催されるバイブラント・グジャラート・サミットに参加するため、中華民国政府は再び訪問団を組織、10日から14日にグジャラート州とニューデリーを訪問することになった。

およそ50名で結成される訪問団を率いるのは、行政院の杜紫軍・政務委員、経済部の卓士昭・次長。業界代表は、中華民国台湾インド経済貿易協会の黄茂雄・理事長のほか、英業達( Inventec)、立科技(Richtek Technology Corporation)、世堡紡織(Super Textile. Corporation, SUPERTEX)など多数。

バイブラント・グジャラート・サミットは11日に開幕。開幕式では、モディ首相、クジャラート州のアナンディベン・パテル首相が議長を務め、国連のパン・ギムン事務総長がゲストとして招かれている。

台湾区電気電子工業同業公会、台湾区造船工業同業公会、財団法人中華民国紡績業拓展会は、ガンディナガルやニューデリーで、グジャラート州やインドの全国的な対外窓口機関とMOUを締結する見通しで、今後の協力関係が深まることを期待している。

台湾株式伸び率大、「陸客」にも手招き

台湾証券取引所は9日、新春記者会見を行った。取引所の統計によれば、去年、台湾株式の値上がり幅は8.1%で、各地の主要取引所の株式市場において、トップの上海に次ぐ好成績。出来高成長率は15.6%で、こちらも、上海とロンドンに次ぐ成績。さらに、去年の上場企業や、ワラント債及び上場投資信託(ETF)発行量などいずれも前年と比べて増加、全体的な市場規模が1割近く成長した。

2015年の展望として、台湾証券取引所の李述・董事長は、主観機関が関連政策を積極的に推進していることなどから、見通しは明るいという見解を示した。金管会(金融監督管理委員会)が、第三四半期から、中国大陸の個人投資家の台湾株式購入を開放する方向で研究を始めていることに関して、李・董事長は、「外国資本の台湾株式所有率は37%であり、これは台湾株式の国際化を表しているとした上で、台湾市場をよりフレンドリーなものにし、売買回転率、株主資本配当率などを維持できれば、中国大陸を含める海外からの投資をひきつけることができる。試されるのは我々だ。」と語っている。

喫煙人口、6年で89万人減少

台湾は2009年に、新しいたばこ規制法規を定めている。国民健康署は、9日に実施の成果を公布、喫煙人口は、6年間で89万人減少したという。このうち、18歳から29歳、及び65歳以上の喫煙者減少が顕著。国民健康署では、たばこ健康福利追徴金、及び新型の禁煙外来などの政策が功を奏したものと分析している。

衛生福利部では、近年、たばこ規制政策を積極的に推進している。2009年に、立法院でたばこ規制法修正案が承認されて以来、たばこの価格を引きあげる制度を設けたり、禁煙場所を屋外にも拡大したり、禁煙場所の責任者に喫煙行為を制止する義務を与えるなどの措置に力を入れてきた。喫煙人口の減少は、これら各種の措置の成果が現れたものと見られる。国民健康署では、台湾における成人の喫煙率は、2008年の22%から2014年の16.4%までに減少、喫煙人口は89万人の減少となった。

国民健康署の邱淑媞・署長は、18歳から29歳、及び65歳以上の喫煙人口の減少が顕著で、これは、たばこの値上がりと、医療機関が提供している新しい禁煙外来の成果が大きいと分析している。

現在、たばこには20元の健康福利追徴金と11.8元の税金が課せられている。立法院では去年、新しい価格調整案が通過しており、将来的に、たばこ一箱あたり、追徴金を20元、税金を5元上乗せする方針になっている。国民健康署の邱・署長は、同署は価格調整以外にも法令改正案を練っており、パッケージの警告表示の図案面積を50%に拡大、ゆくゆくは100%にすることを目指すとしている。







台湾新幹線に破綻の恐れ 財務改善法案の見通し立たず

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台湾新幹線に破綻の恐れ 財務改善法案の見通し立たず

日本の新幹線技術を海外で初めて採用し、「台湾新幹線」として知られる台湾高速鉄道(高鉄)に経営破綻の可能性が浮上している。立法院(国会に相当)で審議中の財務改善法案が成立の見通しが立たないためだ。当局は、早ければ3月にも破綻するとしており、回避できなければイメージの悪化で日本の新幹線輸出にも影響を及ぼしかねない。

 高鉄は、建設費の大半を融資でまかなったため、2007年の開業時から経営が厳しく、09年にも破綻懸念が浮上した。累積赤字は470億台湾元(約1760億円)。1日の乗客数は当初見積もりの17万5千~33万3千人を大きく下回っている(14年は1日13万1千人)ほか、低運賃や駅周辺の開発の遅れが経営を圧迫してきた。

 主管する行政院交通部(国土交通省)によると、約400億台湾元分の優先株のうち、一部の株主が配当金の支払いと株の買い戻しを求めて提訴しており、3月にも判決が出る。高鉄には手元資金が18億台湾元しかなく、それ以上の支払いを命じられれば、資金ショートで破産するという。

 高鉄は民間が建設と運営を担い、35年後に資産を当局に移管するBOT方式で整備された。

 交通部は、期間を75年に延長し、1年当たりの減価償却費を圧縮するなどの財務改善法案を立法院に提出。金融機関が経営悪化を理由に凍結している436億台湾元の資金口座の解除を目指してきた。

 だが、与党、中国国民党の立法委員団は7日、「(優先株の株主の)財閥を利する案だ」などとして当局案への反対を決定。これを受け葉匡時交通部長(国土交通相)は9日辞任した。高鉄の范志強董事長(会長)も辞任を決めた。

 交通部は、実際に破綻した場合、運行を維持するため6月末までに資産を買い取って接収するとしており、完全公営化による公的負担は7千億台湾元に達すると警告している。だが、立法委員の間では、判決で高額の支払い命令が出る可能性はなく「破綻懸念は完全な作り話だ」との主張もあり、当局と与党の溝は埋まっていない。


行政院「高鐵を接収、運行は止まらず」

行政院の孫立群・報道官は10日、台湾新幹線こと、台湾高速鉄道(高鐵)の財務危機について、政府がその運営を引き継ぐ方向に向けて進める方針を示し、行政院の毛治国・院長は、国民と台湾高速鉄道の職員の権益保護のため、台湾高速鉄道の運行を継続するよう指示したと明らかにした。

「世界最大のBOT案(BOTとはビルト・オペレーション・トランスファーで、民間が建設し、一定期間運営した後で政府に移譲する方式。)」と言われる、台湾高速鉄道は財務が悪化しているため、経営破たんの可能性が指摘されている。交通部は財務改善案を通じてその財務状況を改善しようとしていたが、この財務改善案は、立法院で可決されることができなく、交通部の葉匡時・部長(大臣)がそのため、引責辞任した事態まで発展した。

一部のメディアは、交通部は新たな財務改善案を提出する可能性を報じている。それについて孫立群・報道官は、政府は台湾高速鉄道を引き継ぐ方向で調整を進めていると明らかにし、新たな財務改善案の提出を否定した。

商機300億元、春節用商品と正月料理商戦が本格化

春節(旧正月)に向け、300億元の商機といわれる正月料理商戦が始まった。今年の旧暦元日は例年より遅めの2月19日で、各社前倒しで業績獲得に動いた。

量販大手の愛買(a.mart)は7日から早期割引を打ち出し予約販売を開始、2~3割の業績増を狙う。カルフール(家楽福)は正月関連商品を年末から発売しており、前年比2割増を見込む。大潤発(RT Mart)は14日から生鮮品を半額とするなどの販促を開始し、同じく売上2割増を目指す。ネット商店でも商戦は始まっており、台湾楽天市場は7日から、momo購物網は8日から、有名レストランとのコラボ商品など正月料理の予約受付を開始した。スーパーの全聯福利中心(PX mart)では正月関連商品の売上がこの3週間で前年比83%増と大幅に伸びた。この他、デパート大手各社、有名ホテルなどでも正月料理や手土産用菓子などの販売が始まった。

台湾の大学統合、教育部は推進も実現は前途多難

少子化が進む台湾では、教育部が中心となり大学の統合を進めている。だが、実際には解決すべき課題が山積しており、各大学の円滑な統合は前途多難だ。

台湾には現在、159校の高等教育機関がある。教育部はこれまでにも、同一自治体内にあり、学生数が1万人未満の国立大学の統合を進めてきた。呉思華教育部長は、将来的には100校程度に減らすとしている。これを受け、台湾大学と台北教育大学、高雄第一科技大学と高雄応用科技大学、高雄海洋科技大学などで統合に向けた話し合いが続けられている。

ただ、これまでに統合が実現したのは嘉義師範学院と嘉義技術学院の嘉義大学、花蓮教育大学と旧東華大学の東華大学などわずか5校。また、統合後の名称や運営組織などの調整、学生や卒業生らの感情などをめぐり、計画自体が頓挫するケースもあるという。

教育部では2カ月以内にも学生減少が顕著な学校などに対して募集停止や他校との統合などの改革を求める政策を公表する見込みで、魅力ある大学作りを促進したい考えだ。

台湾で鳥インフルH5N8型の感染初確認 山口、宮崎などと同型

行政院農業委員会は11日、南部の嘉義で死んだガチョウから鳥インフルエンザウイルス「H5N8」が検出されたと発表した。台湾では初めての確認となる。昨年韓国で流行し、今冬になり山口県や宮崎県で確認されたのと同型で、渡り鳥によってウイルスが運ばれた可能性が高い。

台湾ではこれまでに、屏東、嘉義、雲林、台南など中南部23カ所の飼育場でガチョウなどが大量死しており、解析作業が続けられている。また、今年に入り屏東の養鶏場ではニワトリから「H5N2型」ウイルスが9日に確認され、約12万羽が処分されたばかり。

農業委員会では鳥インフルエンザに感染したニワトリ、カモ、ガチョウの肉は市場には流入しないと強調している。

14年12月輸出額、11カ月ぶりマイナスに[経済]

財政部統計処が9日に発表した2014年12月の輸出額(速報値)は256億5,000万米ドル(約3兆680億円)で、前年同月比2.8%減った。前年同月比での減少は11カ月ぶり。同処は「国際原油価格の下落が続き、鉱物やプラスチックなどに対し買い手の様子見ムードが高まったため」と分析した。輸入額も12.3%と大幅に減ったため、貿易黒字は44億5,000万米ドルで前年同月比約2倍に増えた。

12月の輸出額を主要製品別にみると、全体の約3割を占める電子製品のみが9.7%増のプラス成長。ICの輸出が14.8%増えたことで、電子製品全体の数値を押し上げた。鉱物の輸出は39.7%減と最も減少幅が大きく、軽油やガソリン、航空機用燃料などの需要がいずれも大幅に縮小した。

主要仕向け地別では、米国が14.6%の大幅増となった以外は軒並みマイナス。全体の約2割を占め最大の輸出先である中国(香港含む)は、プラスチック製品などが落ち込み、5.6%減となった。東南アジア諸国連合(ASEAN)6カ国や日本、欧米も、鉱物や機械などが減り、前年同月を下回った。米国向けは、基礎金属とその製品(29.3%増)やIT・通信製品(22.2%増)などが好調だった。

財政部は当面の輸出動向について、モバイル端末の新製品の発売やモノのインターネット(IoT)が商機となるほか、中国の春節(旧正月)を前に需要が増加すると予測。一方、原油価格の下落傾向や中国におけるサプライチェーンの現地化、国際競争の激化などが輸出の伸びを抑える要因になるとした。

故宮、屠蘇酒-皇帝新春1杯目特別展開催

日本のお正月で飲まれるお屠蘇の歴史などを紹介する特別展、「屠蘇酒-皇帝新春の1杯目特別展」が3月25日まで、台北市にある国立故宮博物院本館208陳列室で展示されている。

この特別展は、「説屠蘇(屠蘇の紹介)」、「写屠蘇(屠蘇に関する古典の展示)」、「飲屠蘇(屠蘇を飲もう)」の三つのコーナーに分かれており、国立故宮博物院に収蔵されている、清朝乾隆帝、嘉慶帝の時代の宮中にあった屠蘇酒と関係のある古典、書、絵画作品、器が展示され、屠蘇酒の由来とそれが象徴する意義などが紹介されている。

古代中国の明朝の古典、「本草綱目」によると、屠蘇は、「蘇虺」という鬼を退治できるため、そう名付けられたという。古代中国は東晋(317年~420年)の時代から元旦に屠蘇酒を飲む風習がある。新年の到来を迎え、一家の平穏無事、長生きを祈るため。清朝の乾隆帝(1736年~1796年)は元旦の子の刻になると、養心殿の東暖閣で書初め式を行い、新春(年明け)の初めての酒(屠蘇酒)を飲み、新年の到来を迎える。乾隆帝はまず、政権の安定を示す「金甌永固杯」で屠蘇酒を飲み、それから、無病息災や自然災害のないことを象徴する、玉でできた燭台でろうそくを点し、最後に「万青筆」という筆でめでたい文句を書き、国の安泰と国民の平安を祈るという。


国立故宮博物院の馮明珠・院長によると、現在、台湾中部の南投県城隍廟では旧正月の元旦に初詣客に屠蘇酒を振舞う風習があるという。

台湾で服用量が多いのは糖尿病薬に便秘薬 生活習慣の乱れ顕著に

衛生福利部中央健康保険署の調べで、2013年に台湾で最も服用された薬は糖尿病治療薬だったことが分かった。便秘薬の使用量も多く、専門家は台湾の人の生活習慣の乱れが顕著に表れたとしている。複数のメディアが伝えた。

糖尿病治療薬のメトホルミンは台湾で年間4億5000万錠が服用されていた。また、高血圧治療薬のマムロジピンは3億5000万錠使用された。

胃酸の分泌を抑え、便秘薬としても使われる酸化マグネシウムは3億錠が使用されたほか、センノシドと呼ばれる便秘薬も1億7000万錠使用され、睡眠薬より多く飲まれていた。

中央健康保険署の研究員は調査結果について、食事、睡眠、ストレスなど生活の変化を反映していると指摘する。医師は高齢者や女性が便秘になりやすいとして、食物繊維の摂取や適度な運動を呼びかけている。

シェンゲン査証免除4年、次は経済協定

外交部が10日、EU・ヨーロッパ連合が中華民国台湾に対してシェンゲン査証免除を実施して11日で満4年になった。シェンゲン査証免除は、台湾とヨーロッパとの関係のさらなる強化と深化の原動力だとしている。

外交部によると、シェンゲン査証の免除は、中華民国のパスポートなどの安全性に対するEUの信頼を示し、台湾の発展、社会の進歩、国民の質への評価の表れだ。その実施により、台湾とヨーロッパの人々の交流の利便性がさらに高まり、台湾とEU、およびヨーロッパ各国の往来、並びに実質的な協力関係がさらに促進された。

過去4年、台湾とヨーロッパとの関係は、著しく進展を見せ、2011年から2013年までの相互貿易額は480億ドルを超え、この間の台湾の対外貿易総額の9%を占めている。EUは5度声明を発表して台湾への支持を表明、欧州議会も台湾を支持する決議案を5度採択したという。

今年を展望して、外交部は、馬英九・総統が提示した、「活路外交(中国大陸との友好国の奪い合いなどをやめる休戦外交)」に基づいてヨーロッパの国々との関係をさらに強化する方針。

重要な目標として、台湾とEUとの「経済協力協定(ECA)」、「二者間投資協定(BIA)」の締結に向けた交渉が挙げられる。外交部は、経済部と協力してEUの加盟国の支持取り付けに努め、一日も早く協定の締結に向けての交渉を開始するよう努力するとともに、商機の開拓、ヨーロッパからの投資誘致、台湾の経済貿易の発展に有利な各種の協定の調印に関する交渉、ヨーロッパ各国との経済貿易関係の強化などにも取り組む予定。

妻を探してラーメン店開業の日本人男性、情報求める

失踪した台湾出身の妻を探すため、一昨年台湾でラーメン店を開業した日本人男性がいる。2年が経過した今でも妻の行方は分かっておらず、目撃者などからの情報提供を求めている。台湾の複数メディアが伝えた。

この男性の妻は2012年6月に彰化県の親戚に会いに行くと渡台後、同県二水で目撃されたのを最後に行方不明になった。男性は、妻が敬虔な仏教徒だったことから、寺廟が多い南投県集集なら何かの手がかりが見つかるのではと思い、日本から台湾に移り住んだ。

男性は中国語も台湾語も分からなかったが、地元住民の協力を得てラーメン店を開き、集集鎮長も激励に駆けつけた。店頭には妻に関する情報を求めるチラシをはるなどして、来店客らに協力を呼びかけているものの、有力な情報は得られていない。

男性は今後、集集の観光名所、武昌宮前に移転するとしており、より多くの人が集まる場所で妻を探したいと話している。

人口が北部に集中、桃園への移住が最多

内政部が10日、2014年の県と市における人口移動報告を公表した。それによると、昨年12月25日に行政院直轄市に昇格した台湾北部の桃園市は、転入者数8799人で、最も多かった。次は、台湾中部、台中市と離島の金門県。転出者数は、台湾中南部の彰化県が最多、6808人だった。次は、台湾北部の新北市、台湾南部の高雄市。過去6年、人口が引き続き北部に集中している。

内政部によると、2014年、台湾の移動者数(住所変更を含めて)は172万人で、前年比2.5%増。1000人あたりの移出入者数は73人で、前年比1.6人増加。これまでの人口移動状況を見てみると、行政院の直轄市六都市が比較的多く、この六都市の移動人口の合計は、全国の72%を占めている。

しかし、過去5年の人口の移動を見た場合、台湾北部の台北市、新北市、桃園市への転入者数は合わせて10万7974人で、中部と南部にある直轄市三都市(台中市、台南市、高雄市)への転入者数3万3487人をはるかに上回っている。各直轄市のうち、台北市への転入者数が4万6699人で最多。次は桃園市の4万5061人。それに対して高雄市はマイナス成長を示し、6118人転出した。桃園市の不動産価格が台北市と新北市より低く、台湾桃園国際空港と台北市内の松山空港とを結ぶ、新交通システムが年内に開業するなどの好材料があることから、桃園市への転入者は2012年から増加を見せている。

台鉄、12日より当日払い戻し手数料2割

在来線、台湾鉄道(台鉄)では12日より乗車券の払い戻しについて、当日の場合、乗車料金の20%に相当する手数料を引く方針を明らかにした。現在、乗車券の払い戻しについて、払い戻しを求める時間に関係なく、一枚につき台湾元13元の手数料が取られている。12日以降、乗車券の払い戻しについて、乗車日を基準とする制度が実施され、払い戻しを求める時間に基づいて金額の異なる手数料が取られることになる。

乗車日に料金払い戻しを求める場合、乗車料金の20%(最低台湾元20元)に相当する手数料が、乗車日の2日から3日前に払い戻しを求める場合、乗車料金の10%(最低台湾元20元)の手数料が、乗車日の4日から12日前の場合、一枚につき台湾元20元の手数料が、乗車日の13日以前の場合、一枚につき台湾元10元の手数料が取られる。

台湾鉄道は乗車券の払い戻し手数料の引き上げで、乗客が使用しない乗車券を放出するよう促し、列車の座席の利用率を高める狙い。








すっぽかすのはみんな台湾人:台湾ニュース

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【日本で民宿を営む台湾人、すっぽかすのはみんな台湾人】


台湾・東森新聞雲の報道によると、台湾のネット有名人、史丹利さんが日本を訪れて食事をした際に目の当たりにし、激怒したという台湾同胞の“わがまますぎる行動”について交流サイト・フェイスブックに書き込んだ。

その内容によると、史丹利さんは最近、日本に行ってあるレストランで食事するときに店主から聞いた話だが、台湾人客が夜9時半に15席を予約していたのだが、彼らは予約をすっぽかし、現れなかった。店はその晩、他の客を断ったこともあって大きな損害を被ったと見える。

史丹利さんはフェイスブックに「台湾人はいったいどうしちゃったんだ!?どうしてこんなにわがままで、他人を尊重しない?予約をすっぽかしても大丈夫だと思っているのかもしれないが、文化の違う場所に行ったらその文化、ルールに従う必要があるだろう?」と怒りをぶちまけた。

台湾人客が予約をすっぽかしたというニュースはこれだけにとどまらない。中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で12万人以上のフォロワーを持つ中国ネットユーザーは1月6日、日本で民宿を経営する台湾人が「何度も部屋の予約をすっぽかすのは今のところみんな台湾人。明らかに自分のことばかり考えて、他人がどうなってもお構いなし。こういった行為が台湾の印象にどれほどのダメージを与えるかなど、そもそも気にしていないのだ」とぶちまけたという。

この問題に対して、中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられた。

「前に京都の焼肉屋の店主が、自分たちが北京からやってきたと聞いてとても驚いていた。前はやって来るのはみんな香港、台湾の人だったとか。予約の話になると、すっぽかして連絡もよこさないことがしょっちゅうだ、周囲の店もみんな予約を受けなくなった、と文句を言われた」

「特に信用ならない! 自分も何度もこんなことに遭遇した」

「台湾人は、本土人が1日も早く統一したいとばかり考えていると思っているようだが、お前らこそわれわれの足を引っ張るな!」

「台湾人としてとても恥ずかしい。この手のニュースも初めてではないし」

「前回、京都で台湾のカップルに遭遇した。女性は民宿を指しながら男性に対して『あそこは規定で台湾人が予約できないようになっている』と言っていた」

「こういうことが続けば、日本のすべての店で予約の際に外国人から予約金を取る流れになってしまう」 





日本の産業別労組幹部、台湾・桃園の職業訓練施設を視察

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日本の産業別労組幹部、台湾・桃園の職業訓練施設を視察


機械・金属関係を中心とした中小企業労働組合が加盟する「ものづくり産業労働組合 JAM北関東」の幹部ら5人が9日、台湾北西部の桃園市にある就職支援施設「労働部労働力発展署桃竹苗分署」を視察し、台湾の職業訓練推進の状況について理解を深めた。

今回の訪問は桃園市総工会理事長などの協力を得て実現した。JAMの一行は視察内容を整理し、日本政府に労働政策の参考として報告書を提出する予定だと話している。

桃竹苗分署の丁玉珍署長によると、同署では年間約3000人が職業訓練を受けているという。

立法院委員会 台湾新幹線の接収に向けた法律改正案を承認

立法院(国会)交通委員会は12日、「奨励民間参与交通建設条例」の改正案を承認した。同法律は台湾高速鉄路(新幹線)が経営破綻した際に、交通部が接収する根拠となる。

2007年の開業時から不健全な財務構造が原因で多額の累積赤字にあえぐ高鉄は、早ければ今年3月にも経営破綻する恐れがある。破綻した場合は交通部が資産を買い取った上で接収する。

交通部の陳建宇代理部長は、いかなる場合も高鉄と努力したいと語った。

改正案には接収後、民間企業が主管機関などの指示や決定に従うこと、接収期間中の収入と支出の管理は主管機関が行うことなどが盛り込まれている。

アジア9カ国の海底光ケーブル連結中

韓国・中国・日本・シンガポールなどアジア9カ国をつなぐ海底光ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」を建設中のKTサブマリン「セゲロ号」(8300トン)が7日、慶尚南道(キョンサンナムド)の巨済島(コジェド)船舶基地に入港した。セゲロ号が11日、巨済から上海~釜山(プサン)間の海底ケーブルの接続試験を行っている。韓国内で唯一の海底ケーブル埋設装備であるプラウ(Plough)を装着したセゲロ号は1998年に就航して、これまで海底2万5000キロにケーブルを埋設した。KTはAPG(1万961キロ、2016年上半期完工予定)と太平洋を横断して韓・日・中・台湾・米国を連結する「ニュークロス・パシフィック(NCP、1万3618キロ、2017年末完工予定)」を建設している。

台湾で世界初の新型鳥インフル感染、1.5万羽を殺処分

行政院農業委員会の王政騰・副主任委員は11日午後5時の記者会見で、屏東県大武山のアヒル養殖場で新型H5N2型鳥インフルエンザウイルス感染が確認されたほか、屏東、台南、嘉義、雲林のアヒル、ガチョウの養殖場で、台湾で初めて高病原性H5N8鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。
感染した家禽(きん)類の養殖場24カ所で、午後6時から合わせて1万5000羽余りの殺処分が行われた。この影響で、きょう(12日)から二日間、台湾のすべての家禽類養殖場で食肉処理が禁止される。なお農業委員会は、H5N8型およびH5N2型鳥インフルエンザが人間に感染した事例はこれまで報告されておらず、消費者は過度に心配する必要はないと表明した。

14年12月輸出額、11カ月ぶりマイナスに[経済]

財政部統計処が9日に発表した2014年12月の輸出額(速報値)は256億5,000万米ドル(約3兆680億円)で、前年同月比2.8%減った。前年同月比での減少は11カ月ぶり。同処は「国際原油価格の下落が続き、鉱物やプラスチックなどに対し買い手の様子見ムードが高まったため」と分析した。輸入額も12.3%と大幅に減ったため、貿易黒字は44億5,000万米ドルで前年同月比約2倍に増えた。

12月の輸出額を主要製品別にみると、全体の約3割を占める電子製品のみが9.7%増のプラス成長。ICの輸出が14.8%増えたことで、電子製品全体の数値を押し上げた。鉱物の輸出は39.7%減と最も減少幅が大きく、軽油やガソリン、航空機用燃料などの需要がいずれも大幅に縮小した。

主要仕向け地別では、米国が14.6%の大幅増となった以外は軒並みマイナス。全体の約2割を占め最大の輸出先である中国(香港含む)は、プラスチック製品などが落ち込み、5.6%減となった。東南アジア諸国連合(ASEAN)6カ国や日本、欧米も、鉱物や機械などが減り、前年同月を下回った。米国向けは、基礎金属とその製品(29.3%増)やIT・通信製品(22.2%増)などが好調だった。

財政部は当面の輸出動向について、モバイル端末の新製品の発売やモノのインターネット(IoT)が商機となるほか、中国の春節(旧正月)を前に需要が増加すると予測。一方、原油価格の下落傾向や中国におけるサプライチェーンの現地化、国際競争の激化などが輸出の伸びを抑える要因になるとした。

台湾のルー・イェンシュン、ダブルスで世界ランキング暫定1位

インドで開催されたテニスのエアセル・チェンナイ・オープンは11日、ダブルスの決勝戦が行われ、ルー・イェンシュン(盧彦勲/台湾)・ジョナサン・マレー(英国)のペアが優勝した。また、これによりATP世界ランキングで暫定1位になったことが分かった。

準決勝まで順調に勝ち進んだルー・ジョナサンペアは、決勝戦でも強豪レイヴン・クラーセン(南アフリカ)・リーンダー・パエス(インド)ペアを相手に6-3、7-6のストレートで制し優勝した。

試合後のルー・ジョナサンペアの世界ランキングは250ポイントで、フアン・モナコ(アルゼンチン)・ラファエル・ナダル(スペイン)ペア、ジェイミー・マレー(英国)・ジョン・ピアーズ(オーストラリア)ペアと並んだ。

日本人の元漁師、台湾・高雄市民の交通安全を守る

台湾南部・高雄市内のデパート前の交差点で毎日朝から夜まで交通誘導をしている日本人男性がいる。男性は道行く人の安全を守ることでやりがいを感じると3カ月以上このボランティアを続けている。12日付の聯合報が伝えた。

遠洋漁船の船長だったこの男性は仕事を引退し、5年前に台湾籍の妻と高雄に移り住んだ。3カ月前のある日、男性が道を歩いていると高速で走る車が年配女性に危うくぶつかりそうになるのを目撃。この事がきっかけとなり、どうせ暇を持て余しているのだからと交通誘導を始めた。

男性はそれから毎日午前9時から午後6時まで一日中交差点に立っている。休憩時間は昼の食事時だけだ。平日は一度帰宅するが、人で混み合う休日はコンビニエンスストアの弁当などで済ます。その理由は歩行者の安全が気がかりだからだ。

この男性は歩行者が安全に道を渡れるようにできればと交通誘導への思いを話す。信号を守らない人などがいるとその度に冷や汗をかいているのだという。

「台湾製フェイスマスク」が中国大陸からの旅行客に人気

中国大陸から台湾を訪れる旅行者のお土産として「フェイスマスク」が近年人気を集めている。このビジネスチャンスにあやかろうと、フェイスマスクを販売するパイナップルケーキ店も登場している。

台北市内の繁華街・西門町にあるドラッグストアでは中国大陸の旅行客がフェイスマスクを大量に買い占め、一日の売上額は他店の一週間の売上に相当するという。

パイナップルケーキ店「ウェガア工房」(維格餅家)は昨年10月からスキンケアブランド「私のきれい日記」(我的美麗日記)のフェイスマスクを販売開始。わずか1ヶ月で5000セット以上を売り上げた。

フェイスマスク人気の背景には価格の安さがある。中国大陸のネットショップで同商品が約405元(約1500円)で売られているのに対し、台湾での希望小売価格は250元(約930円)と40%近く安い。ドラッグストアでフェイスマスクを選んでいた中国大陸からの女性旅行者は、友人から情報を聞きつけ買いに来たのだと話す。

台北市政府観光伝播局の調査によると、中国大陸からの団体ツアー客が同市で買い物に使った金額のうち、化粧品や香水が占める割合は2012年の13.89%から2013年は21.08%に増加し、特産品の次に高い割合だった。

馬英九総統、「日本と二重課税排除の取り決め結びたい」

馬英九総統は12日、訪台した桜田義孝・自民党副幹事長に対し、日台間の貿易関係促進に向け、双方で経済パートナーシップ協定や二重課税を排除する取り決めなどを結びたいとする考えを示した。

馬総統は、日本は台湾第3の、台湾は日本第4の貿易パートナーだとした上で、昨年11月までの日台の貿易額は566億米ドル(約6兆7000億円)に上ったと語り、さらなる関係の強化に期待を示した。

また、昨年の日台相互訪問旅行者数は11月までに423万人を突破し、2008年の250万人から急増したと文化面での結びつきを強調。今年は450万人を超えるのではと述べた。

一方、昨年には日本の国会議員99人、知事・副知事30人が訪台したほか、毎年日台合わせて3万人以上の高校生が相互訪問を行っているとし、未来の発展に寄与するだろうと語った。







楽天カード、海外初のカード台湾で発行

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楽天カード、海外初のカード台湾で発行


日本の「楽天カード」が初めて台湾でクレジットカードを発行している。日本最大級のインターネットショッピングモール、「楽天市場」などを運営する、「楽天グループ」傘下の台湾楽天クレジットカード社は13日、台湾での「楽天カード」の発行を開始すると明らかにすると共に、条件を問わず年会費永年無料などの優遇措置も打ち出した。楽天カードが海外でクレジットカードを発行したのは初めて。

楽天グループアジアエリアの執行長を兼務する、台湾楽天市場の江尻裕一社長は、台湾楽天市場が発足して今年で8年目を迎えている。昨年末時点では、会員数が300万人突破、楽天カードの台湾での発行は、楽天グループにとって非常に重要なマイルストーンだと述べた。

台湾楽天カードの石井英治代表取締役社長は、台湾楽天カードの特色として、消費する場所にかかわらず、台湾元100元消費した場合、1ポイント貯まる。1ポイントは台湾元1元として使える。その累積額には上限が設けられていないこと、消費金額や設定などの制限なく年会費永年無料などの4項目を挙げた。

台湾楽天カードは、楽天スーパーポイントを通じて急成長を促したいとし、短期的には100万枚発行、長期的には台湾のクレジットカード市場でトップを目指すと意気込みを見せている。

農委会、家きん処理場の業務を再開

台湾中南部、雲林県の李進勇・県長(県知事、右)が14日、雲林県斗南水禽(ガチョウやアヒルなど)処理場を視察。処理場では食肉の安全を確保するため、獣医が常駐している。李・県長は、消費者に対して過度に心配せず、国産の農産品、水産品、畜産品を支持するよう呼びかけている。

行政院農業委員会(農委会)が14日正午から家きん処理場の業務再開に許可を与えた。最近、台湾で猛威を振るっている、ガチョウやアヒルなどの家きんの高病原性鳥インフルエンザを防止するため、行政院農業委員会は先ごろ、ガチョウとアヒルなどの家きん処理場の業務を14日正午まで2日間半中止することを決定した。消費者のニーズを考え、行政院農業委員会は。全面的に検討した結果、禁止令の実施を延長せず、14日正午に禁止令を解除した。

行政院農業委員会動植物防疫検疫局の張淑賢・局長は、家きん処理場に対する現時点での規定について、「H5N8型などの鳥インフルエンザの感染がまだ収束していないことから、家きん処理場の業務再開後、処理場に送られた家きんに対して、獣医の署名入りの健康証明書を添付する必要があるほか、潜伏期がもたらす向け穴を防ぐため、この健康証明書の有効期限は3日間だけだ。業者に準備の時間を十分与えるため、この新たな措置は18日早朝から実施する。」と説明した。

OIE「H5N2型鳥インフルは人間に感染せず」

国際獣疫事務局(OIE)が、人間がH5N2型鳥インフルエンザに感染する可能性が非常に低いとしている。国際獣疫事務局は13日、すでに台湾からH5N8型とH5N2型の鳥インフルエンザの感染状況に関する報告を受けた。そのうち、H5N2型ウイルスは台湾での発見が初めてだが、現在の資料によれば、人間がH5N2型に感染する可能性が非常に低いと明らかにした。

台湾のガチョウ飼育場と採卵のためのアヒル飼育場で世界初のH5N2亜型鳥インフルエンザのウイルスが発見されると共に、あるガチョウの飼育場でH5N8亜型鳥インフルエンザのウイルスが発見された。慎重を期するため、衛生福利部疾病管制署は、これらの飼育場と接触のあった人を健康監視の対象者にしている。現在、関係機関は、台湾南部の屏東県、台南市、中南部の雲林県、嘉義県、彰化県、北部の桃園市などにある家きんの飼育場39ヶ所、関係者392人に対して健康監視を実施、健康監視の対象者数がこれまでの最高を記録したが、その人数が増加を続けると予測されている。

荘・副署長によると、現在、のどの痛み、咳、発熱など、インフルエンザに似た症状を訴えた人は21人いる。そのうち、症状が比較的顕著な人を対象に検査を強化している。うち、3人は鳥インフルエンザに感染していないことが確認されたという。

交通部「対岸新航路は飛行安全脅かす」

交通部民用航空局の沈啓・局長が14日、中国大陸の新たな航空路が飛行の安全を脅かすとして中国大陸側に交渉を求めた。中国大陸は12日、台湾海峡の中間線の西側に4本の新たな航空路線、M503、W121、W122、W123を設け、3月5日から発効すると発表した。

それに対して、中華民国台湾の交通部民用航空局は、M503について、中国大陸との話し合いはまだ終わっていないほか、W121、W122、W123の三本の路線について中国大陸側から何の知らせも受けていないとし、中国大陸は、通称シカゴ条約の国際民間航空条約の精神に違反したのみならず、飛行の安全を大きく脅かすと指摘、台湾側と話し合いを行うことを希望するとしている。

沈啓・民用航空局長は、「M503は、中華民国台湾の飛行情報区に比較的接近している。残りの三本も、中華民国軍の実演訓練エリアに非常に接近しているため、実演訓練の際、軍用機が少しでも飛行コースから外れると危険な事態が発生する恐れがある。特に夏、台湾の航路A1で飛行する航空機が雷雨の影響で航路から30海里、または40海里離れたこともある。時々軍の実演訓練エリアに偏ったこともある。そのとき、軍部と話し合いを行う。そのため、これら天気、気候の要素についてすべて交渉する必要がある。」と述べ、中国大陸側に対して新航路について話し合いを行うことを求めた。

中国大陸が設定した新航路は、台湾の離島、金門、馬祖の上空を通過する。中国大陸側は2万7000フィートの上空を通過するとし、台湾は2万4000フィート以下の上空を飛行するが、沈啓・局長は、航空機が多くなると、どの高度にも航空機が飛行していることがしばしばある。緊急事態が発生した場合、高度を変える可能性もある。万が一、双方の航空機が空中で衝突したら、飛行安全を脅かす深刻な事態になると警戒感を示した。

聯華電子(UMC)、Q2に14ナノのラインで試験生産

ウエハーファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は第2・四半期(4~6月)に第2世代の14ナノメートル立体トランジスタ(FinFET)技術のプロセスによる試験生産を開始する。

すでに月産3000枚規模のラインを設置しており、下半期に顧客の製品に合わせたテープアウトが完成すれば、来年には量産に入れる見込み。これは、聯華電子の開発・生産が成功し、ライバルの台湾積体電路(TSMC)、サムスン電子との格差が縮小してきたことを示す。

大立光、2014年純利益は前年比倍増[IT]

光学デバイス大手の大立光電(ラーガン)は15日、2014年の業績説明会を行った。通年の純利益は、前年比102.2%と倍増の194億3,100万台湾元(約720億円)で、売上高とともに過去最高を更新した。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」向けレンズの好調な出荷で業績が一段と強含んだ1年だった。

同社は、通年の売上高をすでに発表済みで、前年比67.0%増の458億1,000万元。昨年第4四半期の売上高は、前期比39.7%増、前年同期比81.6%増の168億8,900万元で、四半期ベースでは昨年の最高だった。ただ、粗利率は50.6%で前四半期比1.9ポイント低下した。第2四半期に58.2%の高い数字を記録した後、2四半期連続で下落した。通年の粗利率は53.5%。対米ドルでの台湾元安を受け、第4四半期でも為替差益を営業外収益に計上したことが利益水準を押し上げた。同社の発表によると、画素数別レンズの昨年の出荷割合は、主力の800万画素が40~50%、500万画素が20~30%、1,000万画素以上が10~20%。

大立光は今年、レンズの焦点距離を変えることで広角や望遠の切り替えを行い、画像の乱れを防止するオプティカルズーム機能のレンズを本格的に出荷する予定。同社の林恩平執行長は説明会で、オプティカルズームの受注見通しについては「まだ分からない」と答えた。

台北港で沿岸警備機関の新拠点起工 北方海域の対応力強化

海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)の台北港(新北市八里区)基地庁舎の起工式が5日、現地で行われた。台湾北方海域の警備に当たる大型巡視船の母港となる予定で、来年5月の供用後は緊急時の迅速な対応が可能になる。

同基地は釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)周辺や北西の海域で越境操業などの漁業トラブルが多発し、国際的な緊張が高まっているため設置される。面積は5.96ヘクタール。埠頭の長さは638メートル。最大で3000トン級の巡視船などが停泊できる。

海巡署では警備強化のため、すでに南部の興達港(高雄市)に拠点を設置したほか、中部でも基地の建設計画が進んでいる。

ノーベル平和賞受賞のインド人活動家「台湾は慈悲深い場所」

台湾を訪問中のノーベル平和賞受賞者、カイラシュ・サティヤルティ氏(61)が15日、台北市内で講演し、これまで大勢の台湾の若者が海外でボランティアを行う姿を目にしたと振り返り、台湾は慈悲深い場所であると絶賛した。

NGO「子どもを救え運動」(BBA)を運営する同氏は、ノーベル平和賞は自分自身以外に、児童労働の根絶に取り組んでいる台湾の人々にも授与されたものだとして、今後も台湾と協力していきたいと語った。

馬英九総統も講演のあいさつの中で、中華民国として活動を支援する考えを示している。

サティヤルティ氏は18日まで台湾に滞在する。

日本のシンポジウムで台湾の女子高生らが手がけたポスター入賞

日本で昨年12月に開催された国際高校生科学技術シンポジウムで、国立蘭陽女子高級中学(宜蘭県)の生徒3人の発表した研究ポスターが入賞し、15日に宜蘭県庁で表彰式が行われた。

2年生の游徳馨さんらは半年間にわたって廃棄されたハマグリの殻の応用方法を研究。殻の90%以上が炭酸カルシウムである点に着目し、その粉を酸性土壌の改良剤として活用する研究をまとめたポスターを作成したところ、優秀賞に輝いた。

林聡賢県長は、産業廃棄物に汚染された土壌の酸性化問題を改善し、環境保全にもつながる画期的な研究として高く評価。同校に対して研究補助金の提供を約束した。

科学技術シンポジウムは昨年12月16~21日に早稲田大学本庄高等学院(埼玉県)で開催され、台湾など海外5カ国・地域8校を含む15校が研究発表などを行った。

日本のクイズゲームアプリ、台湾に上陸 S.H.Eセリーナ姉妹がPR

インターネットサービスプロバイダー「ソネット台湾」(台湾碩網網路娯楽)は14日、スマートフォン向けオンラインアプリ「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」繁体字版の配信開始発表会を台北市内で行い、S.H.Eのセリーナ(任家萱)と、その妹で女優のキミ・レン(任容萱)がゲームの登場キャラクターをイメージした猫のコスプレで登場した。

同アプリは台湾、香港、マカオ地域向けのクイズを新たに追加。セリーナは難しい問いに直面すると謎解きのために電話で友人を呼び出し、夫を嫉妬させていると話した。アプリにはセリーナ自身に関する問題も追加されている。

初めてコスプレに挑戦したというキミは、自分も魔法使いになったようだと興奮した様子で語った。

同アプリは2013年3月に日本でリリースされ、ダウンロード数は3000万回を超えている。会見にはゲーム開発元であるコロプラの馬場功淳社長も出席し、台湾などの市場を重視する姿勢をアピールした。

台湾・エバー航空、大阪線でミシュラン三つ星レストランの機内食提供

エバー(長栄)航空は15日、今年3月10日から桃園発関西行きのビジネスクラスとエコノミークラスで、ミシュランガイドの三つ星を5年連続で獲得している京料理なかむら(京都市)とコラボレーションした機内食を提供すると発表した。

ミシュランガイドの三つ星レストランと協力した機内食を提供するのは、台湾の航空会社としては初めて。江戸時代後期に創業した伝統の味を楽しめるという。

ビビアン・スー、美容の秘訣は「運動」

タレントのビビアン・スー(徐若[王宣])が15日、台北市内で行われた美容サロンのオープニングイベントに登場し、美容の秘訣について運動が最も大切で、時間がない時はサロンで施術を受けるのもいい方法だと語った。

現在シンガポールを拠点とし、結婚生活に重点を置いているビビアン。そのため、12月にシングル「敬女人」を発表した際も宣伝活動をしていなかったが、この日は親友がオーナーを務めるサロンの開店を祝うため、特別に夫の許可を取り、イベントに駆けつけたという。

イベントには昨年9月に第一子を出産し、先日復帰したばかりのパティ・ホウ(侯佩岑)も出席。ビビアンに対して「早く子供が生まれますように」と祝福の言葉を送り、台湾で子宝にご利益があるとされる妊娠前の最後の生理用品をビビアンにプレゼントしたという秘話を明かした。

子作りについてビビアンは、「20年近くずっと仕事に明け暮れていたので、すぐに歩みを止めるのは難しいんです」としながらも、今年からは各地への移動回数を減らし、徐々に結婚生活に慣らしていると語った。

保存のB727型元総統専用機お披露目 歴史の一幕伝える

清泉崗基地(台中市)で12日、李登輝元総統などが利用し、1998年に退役した空軍のボーイング727型総統専用機の展示に合わせたお披露目式が行われた。

ボーイング727型機は米国の国内線や中短距離国際線などを中心に活躍したジェット機で、エンジンを3基搭載している。台湾版「空軍1号」(エアフォースワン)は李元総統のほか、連戦元副総統、カク柏村元行政院長などが利用した。(カク=赤におおざと)

保存された「空軍1号」は今後、一般開放時などに公開される。機内の見学が可能で、総統が腰掛けた座席にも座れるという。空軍では歴史の足跡を知ってもらえればとしている。

海外に医療団派遣、10万人恩恵被る

台湾が海外医療支援に積極的に取り組み、これまで10万人がその恩恵を受けた。外交部は、友好国に人道医療支援を提供するため、台湾の病院とタイアップして海外に常駐医療団を派遣している。

外交部によると、これらの常駐医療団は、スワジランド、ブルキナファソ、サントメプリンシペなどの国に派遣され、現地の病院に医療技術と観念を移転、医療器材を提供したなど、友好国の医療水準と医療品質を高めることに尽力している。

これらの常駐医療団のほかに、巡回医療サービスも提供している。外交部は太平洋にある、フィジーやブルキナファソなどの友好国6ヶ国で、巡回医療サービスや医療関係者の育成などを主な目的とする、「台湾医療計画」を実施、その恩恵を受けた人は5万人超えているという。

外交部は、今後も現在の基礎の下で、友好国のニーズに合わせて医療支援を行い、国際社会への還元を続けるとしている。

台湾桃園空港のトイレ天井裏に40キロのしいたけ、重みで天井崩壊・・中国本土客が隠したものか

台湾の桃園国際空港管制区内にあるトイレの天井が崩壊し、天井裏から大量のしいたけが見つかった事故で、検査の結果、これらのしいたけは中国本土から持ち込まれたものである可能性が高いことが分かった。14日付で香港メディア・東網が伝えた。

中国本土からの観光客が持ち込んだものの、多すぎて入境審査に引っかかることを恐れ、トイレの天井裏に隠したものとみられている。しいたけの重さは合わせて40キロ。その重みに耐えかねた天井が崩壊し、真下の便器が壊れた。

トイレの清掃をしようとドアを開けた清掃員が発見した。幸いにもけが人は出なかったという。

台風予報などへの民間参入 中央気象局「反対しない」

中央気象局の辛在勤局長は14日、立法院(国会)で開かれた公聴会で、台風及び豪雨などの災害予報に民間企業の参入を認める法改正について、反対しない考えを示した。

現行の気象法では、資格を持つ機関、団体、個人が気温、雨量、雲量などの予報をすることが可能だが、警報の発令や災害予報は認められていない。野党・民進党の一部立法委員(国会議員)は、条件付きでの規制緩和を求めている。

この日の公聴会に出席した識者からは、一定の緩和に賛成しながらも実際の法改正には慎重を求める声が相次いだ。辛局長も、市民に防災対策を呼びかけるためのルール作りが欠かせないと語る。

中華テレビの呉徳栄アナウンサーは、予報は外れる可能性があるとした上で、市民が民間の情報を基に行動し、人命や財産に関わる被害を受けた場合、企業や個人は責任を負えないと指摘する。

一方、気象情報会社のウェザーリスク(天気風険)の彭啓明総経理(社長)は、1つの情報だけを鵜呑みにするのでなく、複数の情報を自ら整理し対応するよう政府が国民に指導する必要があると述べた。

日本製の蒸気機関車「貴婦人」、クルーズ列車牽引へ

台湾鉄路管理局は14日、今月31日に出発するツアーの一部列車を日本製の蒸気機関車CT273が牽引すると発表した。同局は懐かしい情緒を味わえるとアピールしている。

ツアーは樹林駅(新北市)を出発後、花蓮駅でCT273が牽引する列車に乗り換え万栄駅(花蓮県)まで乗車。原生林や湖など大自然の風景を堪能する。

CT273蒸気機関車は、日本のC57と同型で、日本統治時代の1943(昭和18)年ごろに台湾に持ち込まれた。「貴婦人」の愛称で知られ、西部幹線で活躍した後1979年までに営業運転から離脱したが、昨年関係者の尽力によって修復された。

ツアー代金は大人1423台湾元(約5200円)。16日から予約を受け付ける。






李登輝氏「台湾が幸せな国になるように」 92歳の誕生日に:台湾

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李登輝氏「台湾が幸せな国になるように」 92歳の誕生日に


今月15日に92歳の誕生日を迎えた李登輝元総統は同日、自身のフェイスブック上で、「台湾が幸せな国になるように一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。

また、李氏は新たな年の始まりを祝い、今年の干支である「羊」を台北101や台湾新幹線などのイラストでデザインした年賀カードを添えている。

李氏は日本統治時代の1923(大正12年)年1月15日、当時の台北州淡水郡(現・新北市三芝区)生まれ。昨年9月には約5年ぶりに日本を訪れ、東京、大阪で講演を行っている。

大立光、2014年純利益は前年比倍増[IT]

光学デバイス大手の大立光電(ラーガン)は15日、2014年の業績説明会を行った。通年の純利益は、前年比102.2%と倍増の194億3,100万台湾元(約720億円)で、売上高とともに過去最高を更新した。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」向けレンズの好調な出荷で業績が一段と強含んだ1年だった。

同社は、通年の売上高をすでに発表済みで、前年比67.0%増の458億1,000万元。昨年第4四半期の売上高は、前期比39.7%増、前年同期比81.6%増の168億8,900万元で、四半期ベースでは昨年の最高だった。ただ、粗利率は50.6%で前四半期比1.9ポイント低下した。第2四半期に58.2%の高い数字を記録した後、2四半期連続で下落した。通年の粗利率は53.5%。対米ドルでの台湾元安を受け、第4四半期でも為替差益を営業外収益に計上したことが利益水準を押し上げた。同社の発表によると、画素数別レンズの昨年の出荷割合は、主力の800万画素が40~50%、500万画素が20~30%、1,000万画素以上が10~20%。

大立光は今年、レンズの焦点距離を変えることで広角や望遠の切り替えを行い、画像の乱れを防止するオプティカルズーム機能のレンズを本格的に出荷する予定。同社の林恩平執行長は説明会で、オプティカルズームの受注見通しについては「まだ分からない」と答えた。

ゲーム制作のガマニア、ブラジルの決済サービス会社と提携

ゲーム制作の橘子(ガマニア:Gamania)は15日、オンライン決済サービスの海外進出拡大に向け、子会社の楽点卡公司(GASH PLUS)とブラジルのオンライン決済サービス最大手・UOL BoaCompraと提携したと発表した。今後は、2社で200種類以上の支払モデルを提供し、サービス対象地区を南米、トルコ、アジアなど30以上の国と地域に拡大する。

楽点卡はすでに韓国と日本に子会社を設置、東南アジア企業とも提携しアジア圏の市場開拓を進めている。今回の提携により、UOLが実績を持つ南米とトルコにも進出できるとしている。現在、アジア・南米・トルコのゲーム市場規模は400億ドルに達し、欧州とアメリカの合計額を超えて世界の半分以上を占める上、年14~15%の速度で成長中だという。

台湾と日本、操業ルール見直しで合意に至らず

台日漁業取り決め適用水域内での操業ルールの見直しなどを行う「台日漁業委員会」の事前協議が14日、15日の2日間、那覇市内で開かれた。協議では2015年度以降の操業ルールなどについて議論が進められたが、合意には至らなかった。

台日漁業取り決めは2013年4月に締結され、同年5月に運用開始。昨年1月の台日漁業委員会第3回会合では適用水域内での操業ルールについて一部合意に達していた。

だが、今回の事前協議では、操業する漁船の間隔などで意見が対立。結論は先送りとなった。双方は引き続き検討、協議を行うとしている。

台湾旅行中の日本人女性が迷子に、夫と再会で涙

台湾メディア・東森新聞雲によると、日本人観光客の夫婦が最近、台湾旅行に出かけた。楽しい旅になるはずだったが、軽度の認知症を抱えている妻が台北市内の地下鉄駅で行方不明になり、夫が慌てて警察に通報するというハプニングがあった。警察が同日夕方に女性を見付け、無事派出所まで案内すると、夫婦は泣きながら抱き合った。中国新聞社が伝えた。

夫は地下鉄に乗ろうとした際、混雑していたため妻を見失い、認知症を抱える妻の身を案じて、急いで近くの派出所に駆け込み助けを求めた。警官がすぐに指揮センターに連絡し、ちょうどパトロール中だった警官の葉(イエ)さんが、歩いていた日本人女性を発見。言葉が通じないため、派出所まで案内した。

当時の状況について、葉さんは「道路では車が高速で走行しており、危ない状況だった。笛を鳴らして車を止め、女性を安全な場所まで案内した。言葉が通じないため、派出所に案内し、女性が氏名入りの日本の切符を持っているのに気付いた。その他には身分が分かるものがなにもなかった。その時、迷子の連絡を受け、特徴が似ていたため、女性の家族の方に連絡した」と説明した。

連絡を受けた夫は、急いで派出所に駆けつけた。そして、2人は抱き合って再会を喜んだ。夫は深々と礼をして感謝を述べ、「妻の認知症が日に日に悪くなっている。それに、台湾では言葉が通じず、茫然とした。無事でよかった」と胸をなでおろした。

日本人女性、病気の祖父の思い出を求めて台湾・高雄を訪問

ある日本人女性が今月11日、日本統治時代に駅長を務めた駅を再訪したいという祖父の願いを代わりに叶えるため、台湾南部・高雄を訪れた。

女性は衛星利用測位システム(GPS)を使って目的地を探していたが、途中で道に迷い、近くの警察派出所に助けを求めた。

対応した警察官は女性から話を聞くと、すぐにその場所が日本統治時代には「打狗停車場」と呼ばれていた現在の「打狗鉄道故事館」だと分かり、女性に道案内をした。女性は警察官はGPSよりすごいと褒め称えたという。

この女性の祖父は病気で台湾に来ることが出来ないため、鉄道故事館の写真を撮って祖父に見せたいのだと警察官に語った。

空港で携帯“紛失”の日本人、スタッフの親切に感謝

桃園国際空港で昨年12月、日本人旅行者が保安検査場で紛失した携帯電話を空港係員が懸命に捜索し、その優しさに対して同旅行者から感謝のメールが届くという出来事があった。

日本語が堪能なこの係員は、出国審査の通過時刻や携帯電話の機種について聞き取りをした後、検査場の周囲をくまなく探しまわったが、結局携帯は見つからなかった。退勤前には携帯が見つかったかの旅行客への連絡を上司に頼んでいたという。

その後、日本人旅行者から携帯電話は手荷物の中に紛れ込んでいたと連絡があり、メールには発見当時、搭乗時刻が迫っていたため係員に報告できなかったことをわびるとともに、親切さに感謝する言葉が添えられていた。この旅行者は出来事を通してますます台湾が好きになったと係員に伝えた。

日本を訪れる台湾人旅行者は「グルメよりも医薬品」

台湾から日本を訪れる旅行者は、滞在中の食費や交通費を切り詰めてでも、医薬品などを買いたがる傾向にあることが分かった。

日本の国土交通省観光庁の統計によると、昨年7~9月に訪日した台湾人旅行者1人当たりの旅行中支出は前年比16.2%増の9万2326円で、旅行消費額の総額は939億円に達している。

旅行消費額に占める買物代の割合は30.6%と、宿泊料金の32.5%より低いものの、飲食費の22.3%、交通費の11.2%、娯楽サービス費の3.0%を大きく上回り、優先順位が高いことがうかがえる。

費目別では菓子類や医薬品・健康グッズ・トイレタリー、その他食料品・飲料・酒・たばこなどの購入率が高かった。

「最低な女優」にリン・チーリンがノミネート

2014年の一年間で「最低」だった映画や俳優を選ぶ「金のほうき賞」(金掃帚奨)のノミネートがこのほど発表され、「最もがっかりさせられた女優」候補に台湾のリン・チーリン(林志玲)が挙がっていることが分かった。

同部門には台湾からバービー・スー(徐熙媛)とアイビー・チェン(陳意涵)も選ばれた。男性俳優部門には、エディ・ポン(彭于晏)とマーク・チャオ(趙又廷)が入った。

中国大陸版「ゴールデンラズベリー賞」ともいわれる同賞の実施は今年で6回目で、6つの部門に計40作の映画と20人の俳優などがノミネートされている。主催は映画批評雑誌「青年電影手冊」。投票は1月15日から2月15日までインターネット上で行われる。前回は135万票を超える投票があったとされる。

台湾の与野党、中国大陸に協議呼びかけ 新航路設置で

中国大陸が台湾海峡上空に新たな航路を設置し、3月5日から使用すると発表したことについて、台湾の与野党立法委員(国会議員)は16日、できるだけ早く交渉の席に着くよう中国共産党に共同で呼びかけた。

13日には交通部民用航空局が台湾本島と離島の金門・馬祖を結ぶ路線の運行に影響が出るとして抗議。台湾の対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会も15日に、大陸側に対して協議を行うよう求めている。

民航局によると、双方は過去にも新航路に関する話し合いを行っているが、合意には至っていなかったという。

活気あふれる台湾の外食市場、人気の朝食メニューはサンドイッチ

拡大しつつある台湾の外食市場を狙い、コンビニやファストフード業者が単身者向けの新商品などを打ち出している。朝食メニューとして人気なのはサンドイッチだという。

コンビニ大手セブンイレブン(統一超商)の傘下企業が行った市場調査によれば、外食をしている人の6割がサンドイッチを朝食にしている。これに合わせて同社が独自のトーストサンド開発に力を入れるなどした結果、売上が普段より1割以上増加した。

栄養士関連組織が行った調査によると、台湾総人口2300万人のうち、外食をしている人は2000万人。約8割は1日2食以上が外食で、市場規模は5000億台湾元(約1兆8000億円)に上る。

外食市場拡大の背景には女性の社会進出や独身者の増加、忙しい都会生活などがあるほか、手頃で高品質な商品やファストフードの存在も大きいと言われている。

外交部:友好国の北京会議参加は国交に影響無し

外交部が、友好国8カ国が中国大陸での会議に参加したことは外交関係に影響しないとしている。中国大陸の北京では先ごろ、中国大陸とラテンアメリカ諸国との会議が開かれ、中華民国台湾と国交を結んでいる国8カ国も参加した。

これについて、外交部の林永楽・部長は15日、立法院で、この会議の主な議題は、エネルギー、インフラ、農業、製造業、科学技術や情報通信技術で、いずれも経済貿易分野のものだとし、中華民国との外交関係に影響するものではないと説明した。林・外交部長は、「北京でのいわゆる閣僚級会議にこれらの国は主に、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体のメンバーとして参加しており、それぞれの政治的な議題には触れなかった。地域のメンバーとして経済貿易面、投資や金融の話題を話し合ったにすぎず、我々との関係に影響はない」と話した。

林・外交部長はしかし、中国大陸側はこれらの国に魅力的な協力プランや借款計画を打ち出しているとして、外交部は今後の動向に関心を払っていくと述べた。この会合に参加した中華民国の友好国は、パラグアイ、ホンジュラス、グアテマラ、パナマ、ドミニカ共和国、ハイチ、エルサルバドル、ニカラグアの8カ国。参加しなかったのは、ベリーズ、セントルシア、セントビンセントグレナディーン、セントクリストファーネービスの4カ国だということ。

台北―富山線減便へ=北陸新幹線開業でホテル不足―中華航空

 台湾の中華航空(チャイナエアライン)が、3月末から始まる夏ダイヤで、台北―富山線の運航便数を週4往復に減便する方針であることが16日、分かった。昨年夏は週5往復だったが、機材繰りに加え、3月14日に北陸新幹線が延伸開業することで富山市内のホテルなど宿泊施設が不足する可能性を考慮した。近く国土交通省に申請する。 

北海道函館の名物「活イカの踊り丼」、衝撃の光景に台湾人観光客も驚愕

北海道函館の朝市で名物になっている「活イカの踊り丼」を体験した台湾人観光客がその画像をフェイスブックで紹介し、話題になっている。15日付で台湾・自由時報が伝えた。

あまりのグロテスクぶりに驚いたのか、この台湾人観光客YuChungYuさんは「イカ」を「タコ」と誤って、「活タコの踊り丼」と紹介している。新鮮でおいしい海鮮を求めて函館を訪れ、名物の「踊り丼」を注文、その様子を写真に収めてフェイスブックで紹介した。

頭(イカ的には胴)の部分を切り取られた状態で、海鮮丼の1番上に盛られたイカ。「全く動かないので生きているのか死んでいるのか分からない。でも、醤油をかけたら踊りだした。丼からはみ出すのではないかと思うほどの勢いだった」とYuさん。

これを見た台湾のネットユーザーからは「生きたまま、こんなことをするなんて残酷」とのコメントも寄せられた。実際にはイカは死んでおり、醤油によって神経が反応しただけのようだ。

チャリティー名目に文房具を買わせる「愛心筆集団」、中国本土観光客を標的に

恵まれない人のために」と言いながら通行人をしつこくつけ回し、文房具を買わせる「愛心筆集団」。台湾の人たちはすでに「胡散臭い」と割り切って相手にしないが、最近は何も知らない中国本土からの個人観光客が「カモ」にされている。

湖南省から台北をフリー旅行で訪れた趙さんもその1人。駅を出てホテルに戻る途中で突然、学生風の若い女に声を掛けられた。「半官団体」だというボランティアグループの身分証明書を見せながら、「恵まれない人たちのために」とペンを1本200台湾ドル(約730円)で買うよう求めてきた。

趙さんは「役に立つのなら」と購入を決めたが、手元に人民元しかなかったため、100元(約1890円)を渡して釣銭を待った。だが、若い女は「これではお釣りが出せない」と言うや否や、あっという間に姿を消した。趙さんは「これって強盗なのでは?」と怒りをあらわにしている。







活況続く日本への不動産投資 4千万~7千万円の物件が人気に :台湾

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活況続く日本への不動産投資 4千万~7千万円の物件が人気に


政府が近年実施している不動産価格の抑制政策により、投資マネーが台湾から日本の不動産市場に流入している。

2009年末に設立された台湾大手不動産仲介業者の日本法人「信義房屋不動産」(東京都渋谷区)の2014年の成約件数は430件(2013年450件)で、売り上げは約300億円(同306億3000万円)だった。

同社の何偉宏社長によれば、以前は安定した家賃収入を見込んだ5000万円以下の物件の購入が多数だった。だが、安倍晋三首相が進めた経済政策により不動産価格が上昇。その結果、投資目的の顧客が増え、現在では総額4000万~7000万円の物件が人気を集めているという。

LCCのバニラエア、2月から高雄-東京線を就航

格安航空会社(LCC)のバニラエアは2月1日から高雄-東京(成田)路線を就航させる。毎日1往復で、高雄発日本行きの定期便は週55便に増加する。

15日には高雄で就航を記念した記者会見が行われ、片道888台湾元(税抜き、約3300円)のセールも実施された。就航初日から3月28日までの運賃は片道7000円(税抜き)から。

バニラエアは2013年12月に台北(桃園)-東京(成田)線も就航させており、国際線において同社が同一の国・地域で2路線を運航するのはこれが初めて。

国民党主席に朱立倫氏 党勢立て直し急ぐ

与党・国民党の主席(党首)補欠選挙が17日投開票され、朱立倫・新北市長(53)が初当選を果たした。

この選挙は、昨年11月の統一地方選で国民党が大敗し、馬英九総統が兼任する主席を辞任したのを受けて行われたもの。同党から唯一立候補した朱氏は、2001年に党員による直接選挙が行われて以来最高の得票率99.61%(19万6065票)を獲得、人気の高さをうかがわせた。19日に就任する予定。

国民党のホープと目される朱氏は今回の立候補にあたり、有権者年齢の引き下げや、総統と行政院長(首相)の「双首長制」(半大統領制)から内閣制への移行などを訴え、改革派を印象づけた。2016年の総統選には不出馬を表明しているが、党勢を立て直すリーダーシップが問われる。

日台の老舗酒類メーカーが提携 台湾日本酒市場の拡大目指す

それぞれ100年以上の歴史を持つ老舗企業、台湾の酒類・たばこ大手「Taiwan Tobacco & Liquor」(TTL社、台北市)と清酒大手の「日本盛」(兵庫県西宮市)は15日、台湾での販売代理店契約に関する意向書およびOEM契約を締結したと発表した。両社は共同で台湾の日本酒市場の拡大を目指す。

契約締結により、TTL社は台湾で日本盛の「超特撰 惣花」「吟醸生貯蔵酒」などの清酒、リキュール商品の独占販売を行うほか、日本盛が供給する純米大吟醸を「菊富士」の名で販売する。

今回初めて海外の酒類メーカーと代理店契約を結んだTTL社は、台湾は日本酒が消費者に浸透しつつある、期待度の高い市場だと指摘。また、日本盛との提携をきっかけとして、より多くの商品を提供したいとしている。

連日のゲームで突然死、台湾の32歳男性

台湾南部・高雄(Kaohsiung)にあるインターネットカフェで、3日間にわたってゲームを続けていた男性が死亡した。台湾では同様の事故が今年に入って2例目だという。地元のメディアが17日、報じた。

 同市にあるインターネットカフェの椅子にぐったりと座って亡くなっていたのは、現在のところ姓しか公表されていない謝さん(32)。

 台北時報(Taipei Times)が報じたところによれば、店内にいた他の客らは当初、謝さんが眠っていると思っていた。従業員の1人が息をしていないことに気付き、謝さんは病院に救急搬送されたものの、死亡が確認された。医師によると死因は心不全とみられ、長時間にわたってコンピューター・ゲームを続けていたことによる「突然死」だという。

 同紙はまた、「謝さんは常連客で、いつも数日続けてゲームをしていた。疲れるとテーブルにうつぶせて眠るか、椅子に体を沈めて寝ていた。それで私たちは最初、彼の状況に気付かなかった」という従業員の話を伝えている。謝さんは「戦闘ゲーム」をしていたとされているが、死亡時に何のゲームをしていたのかは不明だ。

 今月1日には新北市(New Taipei City)のインターネットカフェで、5日間続けてビデオゲームをしていた38歳の男性が死亡しているのが見つかった。

 警察によると、謝さんとこの男性どちらの場合も店内にいた他の客らは無関心で、警察が証拠収集のために2人が使っていたテーブルの周囲に規制線を張った後も、それぞれゲームを続けていたという。






日本のレアアース調達・・・「優秀な日本人は対策を探し出した」と台湾ネット上の声

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日本のレアアース調達・・・「優秀な日本人は対策を探し出した」と台湾ネット上の声=中国メディア


中国メディアの復興網は10日、中国商務部がレアアースの輸出割当枠を撤廃すると発表したことについて、台湾のネット上では「優秀な日本人はリサイクルをはじめ、レアアースの需要量を減らす方法を探しだしてしまった」との声があがっていると紹介する記事を掲載した。
 中国メディアの復興網は10日、中国商務部がレアアースの輸出割当枠を撤廃すると発表したことについて、台湾のネット上では「優秀な日本人はリサイクルをはじめ、レアアースの需要量を減らす方法を探しだしてしまった」との声があがっていると紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国商務部がこのほど16年間にわたって実施されてきたレアアースの輸出割当制度を廃止すると発表したと紹介し、「ハイテク製品に必要不可欠なレアアースに対する輸出制限はもう行われなくなる」と報じた。

 続けて、今年からは輸出契約に基づいて輸出許可証が発行されると紹介し、レアアースの輸出量に関する制限は撤廃されると指摘。さらに、タングステンやモリブデンといった希少な元素についても割当枠が撤廃されると伝えた。

 さらに、中国は2009年にレアアースの国際価格が「不当に安く」、「レアアースの生産が環境に負荷をもたらす社会的コストに見合っていない」として、輸出割当制度の厳格化および輸出量の削減を実施したと紹介。だが、中国の一連の措置は日米欧からの反発を招き、結果的に世界貿易機関(WTO)によって協定違反だと認定されたと伝えた。

 また記事は、中国がレアアースの輸出割当枠を撤廃すると発表したことについて、台湾のネット上では「優秀な日本人はレアアースのリサイクルをはじめ、需要量を減らす方法などの対策を探しだしてしまった。中国はレアアース関連企業の倒産を防ぐために産業の管理そのものを撤廃すべきでは?」、「代替方法の見つかったレアアースはもはや“レア”じゃない。台湾人は日本に付いて行けば良いんだ」などの声があがっていると紹介した。

NHKが『KANO』の魏プロデューサーを取材

1931年に、台湾中南部の嘉義農林学校の野球部が、日本の甲子園大会で準優勝した歴史を描いた映画『KANO』(日本での題名『KANO 1931 海の向こうの甲子園』)が24日から日本で公開される。映画公開にあたり、日本のNHKが18日、中南部、嘉義市の「ヒノキビレッジ(桧意森活村)」を訪れ、同作の魏徳聖・エグゼクティブ・プロデューサーにインタビューを行った。

魏プロデューサーは、『KANO』のストーリーについて、「日本人、漢民族、そして先住民族によって構成された嘉義農林の野球部が、近藤兵太郎・監督のスパルタ式の厳しい練習で鍛えあげられ、1931年、甲子園大会の決勝に進出した物語だ。嘉義農林の野球部の選手たちは、チーム結成の時に近藤監督が掲げた甲子園出場という目標を達成するため、熱い思いをもって突き進んだ」と説明した。

映画『KANO』は、1930年代の嘉義市中心部の賑やかな街並みを再現するため、台湾元5000万元(日本円約1億8690万円)を投じて嘉義市劉厝里にセットを作成した。

また今回、NHKが魏プロデューサーのインタビューを行った「ヒノキビレッジ」の園内には28棟の日本建築がある。そのうち1棟は、映画『KANO』の撮影で、日本の俳優、永瀬正敏さんが演じた近藤兵太郎監督の宿舎として使われた。昨年、映画が大ヒットすると、たくさんの台湾、日本の観光客が「ヒノキビレッジ」を訪れるようになったという。

サティーアーティー氏、台湾訪問終える

インドのノーベル平和賞受賞者、カイラシュ・サティーアーティ(Kailash Satyarthi)氏が18日夕方、5日間の台湾訪問を終え、夫人のスメーダ女史、そしてサティーアーティ氏が主催するNGO「子供たちを救おう」(Bachpan Bachao Andolan,BBA)の幹部3人とともに、インドに帰国した。

14日夜に来台したサティーアーティ氏は滞在期間、台北市と新竹市で講演を行ったほか、東部、花蓮県を訪れ、馬英九・総統を表敬訪問した。

サティーアーティ氏は、「馬英九・総統から、台湾が、児童暴力反対への取り組みに対し、しっかり協力を深めていくことを約束されたことは大きな励みになった」と述べ、今回の台湾訪問によって、台湾の人々と全世界の児童の関係、特にインド人とインドの児童との関係構築は大きく前進したと評価した。

インドでボランティア活動を行った台湾の慈善団体の若者と知り合い、台湾への思いを深めたサティーアーティ氏は、台湾のボランティアの若者たちは自分の子供同然だとして、「いつでも私と妻を訪ねてきてください。私達は永遠にあなた達の父母です。次回はボーイフレンド、ガールフレンドと共に、その次は夫や妻と、その次は子どもたちと、さらに孫を連れてインドに来てください。その時、私と妻はこの世にいるかどうかわかりませんが、私の孫がBBAの施設であなた達を歓迎します。この関係はずっと続くのです」と述べ、台湾のボランティアたちとの関係は永遠であることを強調した。

H5N2型鳥インフル、彰化県で初発見

台湾の養鶏場、養殖場におけるH5N2型、H5N8型鳥インフルエンザの流行が拡大している。行政院農業委員会動植物防疫検疫局は18日、台湾における鳥インフルエンザの最新状況を発表した。

行政院農業委員会動植物防疫検疫局の張淑賢・局長は18日、17日午後6時までに、サンプル検査を行った養鶏場、養殖場は9つの県市で216ヶ所に達し、このうちH5型の鳥インフルエンザの感染が確認された養鶏場は24ヶ所増え、194ヶ所となったことを明らかにした。これまで、127ヶ所で殺処分及び消毒作業が行われているという。

張淑賢・局長は、中部、彰化県の伸港郷にある養鶏場の地鶏が、新型のH5N2型鳥インフルエンザに感染し、47羽を殺処分した上で、彰化県政府が周囲の養鶏場の調査と、感染防止の強化に乗り出したことを認めた。張・局長は、「この養鶏場は、放し飼いの養殖を行っていた。水禽類の養殖に状況が似ており、渡り鳥がもたらしたウイルスによる感染の可能性があることから、彰化県はすでに周囲の養鶏場について訪問調査を行っている。周囲1キロについては養鶏場なく、周囲1キロから3キロまでの養鶏場について調査体制を強化しているが、今のところ異常は確認されていない」と説明した。

張淑賢・局長はまた、彰化県芳苑郷の養鶏場から、南部、屏東県の処理場に輸送された地鶏についても、ウイルス感染の疑いのあるものが見受けられたが、現在、感染の有無についてサンプル検査を行っていることを明らかにした。

このほか、鳥インフルエンザ感染防止の新たな制度が18日から開始された。今後、水禽類を処理場に輸送する際には、医師のサイン入りの健康証明書の添付が必要となり、違反した場合は台湾元5万元以上100万元以下の罰金に処される。また処理場が、健康証明書のない水禽類を受け入れた場合には、1日処理を休止した上で消毒を行い、また受け入れた水禽類のサンプル検査を行わなければならない。

ジェイ・チョウさん、イギリスで挙式

湾を代表する男性シンガーソングライター、ジェイ・チョウ(周杰倫)さんと、タレントの昆凌さんが17日午後(イギリス現地時間)、イギリス・ヨーク郡のセルヴィ修道院で挙式を行った。

昆凌さんと共にヴァージンロードを歩いたお父さんが、昆凌さんの手をジェイ・チョウさんに預けると、2人は祭壇の前に進み、牧師の立ち会いのもと、指輪の交換、誓いの言葉を述べ、正式に夫婦となった。

ジェイ・チョウさんは入場の際の曲を自ら準備、この曲はオーケストラにより生演奏がされ、ロマンチックな楽曲が結婚式のムードを盛り上げた。

特別にオーダーしたヨーロッパのクラシックなスタイルの衣装に身を包み、歴史的建築であるセルヴィ修道院で行われた2人の挙式は、さながら王子と王女の結婚式のようだった。

新郎新婦の2人は涙を流さなかったが、感動的な挙式に参列した家族、友人の多くが感涙にむせんだという。

2人はすでに4年以上交際しており、昨年2014年年末に、ジェイ・チョウさんの36歳の誕生日となる1月18日に、結婚式を行うことを明らかにしていた。ジェイ・チョウさんの所属事務所が18日に明らかにしたことによると、2人は既に入籍しているという。

ゲーム制作のガマニア、ブラジルの決済サービス会社と提携

ゲーム制作の橘子(ガマニア:Gamania)は15日、オンライン決済サービスの海外進出拡大に向け、子会社の楽点卡公司(GASH PLUS)とブラジルのオンライン決済サービス最大手・UOL BoaCompraと提携したと発表した。今後は、2社で200種類以上の支払モデルを提供し、サービス対象地区を南米、トルコ、アジアなど30以上の国と地域に拡大する。楽点卡はすでに韓国と日本に子会社を設置、東南アジア企業とも提携しアジア圏の市場開拓を進めている。

今回の提携により、UOLが実績を持つ南米とトルコにも進出できるとしている。現在、アジア・南米・トルコのゲーム市場規模は400億ドルに達し、欧州とアメリカの合計額を超えて世界の半分以上を占める上、年14~15%の速度で成長中だという。

昨年の東京不動産成約額、80億元=日本信義[建設]

信義房屋仲介の日本法人で、台湾人などに東京都心の不動産を仲介する信義房屋不動産(日本信義)はこのほど、2014年の成約件数が430件、成約額は80億1,100万台湾元(約295億円)だったと明らかにした。日本での取引額を台湾元に換算して発表した。成約額・件数とも13年の実績をやや下回った。

13年の成約件数は450件、成約額は82億7,100万元。日本信義の広報担当者は「昨年は件数・額とも13年より減少したが、台湾人の東京不動産への投資意欲は衰えていない」と述べた。成約額減少の要因として、昨年の1物件当たりの平均成約額が13年から下落した点を指摘。「東京の不動産投資に関する情報が豊富になったことで、高額というだけでなく投資額に見合う物件を選ぶ台湾人が増えている」と説明した。昨年の平均成約額は6,000万円で、13年は7,000万円だった。第2次安倍晋三内閣の発足以降、景気回復への期待感から都心の地価に回復傾向が見られることも、物件の慎重な選定につながっているという。

日本信義の広報担当者は「今年に入っても東京都心部の不動産投資に関する問い合わせが相次ぎ入っている」と述べた。不動産価格の高騰に加え、政府による新たな不動産関連税制の導入計画で台湾の不動産投資を敬遠する動きが出れば、東京がさらに注目されるとしている。

台湾の総人口2343万人 男性より女性が多い傾向続く

台湾の人口は2014年末の時点で2343万3753人だったことが、内政部が17日に発表した統計で分かった。女性を100とした場合の男性の比率(性別比)は99.68で、女性が男性よりも多い傾向が依然として続いている。

2013年11月末に初めて男性が多かった男女比率が逆転して以来、性別比は低下しており、女性は男性に対して3万7811人多い。特に新北市、台北市、新竹市、台中市、高雄市、嘉義市では女性が男性より多かった。

一方、総人口のうち、14歳以下の年少人口は328万人(14%)、65歳以上の老年人口は281万人(12%)だった。老年人口を年少人口で割った「老化指数」は85.7%。最近10年間では36.7ポイント増加した計算になり、日本、ドイツ、フランス、英国、カナダなどを下回ったものの、米国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国大陸、マレーシアを上回った。

また、昨年1年間で受理された婚姻届を提出したカップルは14万9287組で、過去10年間では2011、2013年に続いて3番目に多かったほか、出生届数は21万383人分で2005年以降で2012年に次ぐ多さとなった。

エバー航空、「航空会社安全度ランキング」で世界3位=独調査機関

ドイツの調査機関JACDECがこのたび発表した最新の「航空会社安全度ランキング」で、エバー(長栄)航空が3位に輝いたことが分かった。

これは世界の航空会社60社を独自の基準で格付けた調査で、1位はキャセイパシフィック航空(香港)、2位はエミレーツ航空(アラブ首長国連邦)だった。

エバー航空は2003年以来同調査で高評価を得ており、今回は前回の5位より順位を上げ、過去最高評価となった。

昨年創立25周年を迎えた同社の張国イ董事長(会長)は、全社員にとって嬉しいニュースだと喜びを語っている。(イ=火へんに韋)

台湾で新生児連れ去り事件、犯人は流産したばかりの女

高雄市楠梓区の産後ケアセンターで15日、生まれたばかりの女の赤ちゃんが連れ去られる事件が起きた。連れ去った40歳前後の女は、最近流産したばかりだったという。16日付で中国新聞網が伝えた。

女は15日昼ごろ、同区内の産後ケアセンター「杏生月子中心」から生まれたばかりの女の赤ちゃんを連れ去った。同センターの受付は、母親の名を名乗った女を疑わず、中に入れてしまったという。女はすきを見て赤ちゃんを連れ去ったようだ。

防犯カメラの映像を解析した結果、赤ちゃんを連れ去ったのは同市左営区に住む40歳前後の女と断定された。赤ちゃんは女の家で見つかり、無事保護された。警察の調べによると、女は最近流産したばかりで、これが犯行動機とみられている。

レンガの隙間にネコ挟まる 麻酔使い救出

金門県文化局の一室で17日、レンガの格子の隙間に頭が挟まって動けなくなっているネコが見つかり、職員らが救出する一幕があった。

レンガに挟まったネコはこの日午前、鳴き声に気付いた職員が見つけた。抜け出そうと必死に体をよじらせていたという。

職員らは動植物防疫所に応援を依頼。微量の麻酔を打ってネコを落ち着かせた上で、係員がレンガから頭をゆっくりと引き抜いた。30分におよんだ救出劇に、固唾をのんで見守っていた人々から歓声が上がった。

ネコの体重は6~7キロ。何かに驚いた拍子にレンガの格子に挟まったと見られている。

鳥インフル被害拡大 台湾中部の養鶏場でH5N2亜型の新たな感染確認

農業委員会動植物防疫検疫局は18日、中部の彰化県にある養鶏場で新しい高病原性鳥インフルエンザH5N2亜型の感染被害が確認されたと発表した。鳥インフルエンザの被害は拡大しており、市民生活にも影響が出る恐れがある。

同局によると17日午後6時までに、全土で194カ所の養鶏場などでH5亜型のウイルス感染が確認されており、すでに消毒作業や14万羽の処分が行われているという。

今回新たに感染が確認された養鶏場は、ニワトリが野生の鳥類と比較的容易に接触可能な作りになっていた。周辺3キロ以内の別の養鶏場などでは今のところ異常は見られていない。

台湾では2月19日の旧正月に向けて鶏肉の需要が高まる。仮に鳥インフルエンザの被害がさらに拡大した場合は、価格高騰などの可能性もあり、農業委員会では緊急輸入などを含めた対策を講じるとしている。

MIC:スマートシティーはIoT発展の重要指標

「2015年スマートシティー展」が1月20日から23日まで、台北市の南港展覧館で開催される。今回の展示会は「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)の新世界を探る」をテーマとし、医療、小売、省エネ、建築、学校キャンパスなどの領域におけるスマート化のための、「IoT」とクラウドの活用について提示するものとなっている。

財団法人資訊工業策進会(資策会)MIC(産業情報研究所)は、2010年以前、「IoT」の応用は各国政府によって提案されたが、その大部分が環境観測の領域で活用されていた。しかし現在、スマートデバイスの一般市民への普及により、ポータブルデバイスや家庭における応用について重視されるようになってきたと述べた。

MICは、各種技術の発展により、スマートシティーは2020年ごろには、「IoT」応用の重要な活躍の場となると予測した。

MICは、台湾のスマートシティー推進の状況について、政府機関、交通機関、人々の健康などの領域においては既に各地方自治体によって重点的に推し進められており、ビジネスや日常生活の領域でも、重視されつつあると分析している。

また、台北市コンピューター公会は、今年、「IoT」の応用は実験段階から真の応用段階に入り、製造、交通、医療の領域は、「IoT」の重要な発展領域となるとの予測を示した。

公会は、各分野において、スマートシティーのイノベーションを行う業者が日増しに増えている状況からは、「IoT」応用のアプリケーションが、次第に市場に受け入れられつつあることを示しており、関連のチップや端末、コミュニケーション、インターネット、ソフト、通信など各業界へ波及すると指摘している。

20日から行われる「2015年スマートシティー展」では、26の専門家によるシンポジウムが行われ、のべ1万人が参加するほか、国内外のべ10万人の専門家及びバイヤーが参加するとみられる。







日本社会の高齢化対策は台湾社会の手本に:台湾

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日本社会の高齢化対策は台湾社会の手本に


中国・環球網は16日、台湾紙・新生報が16日、「日本社会の高齢化対策は台湾社会の手本になる」と報じたと紹介した。

新生報は社説で、台湾で今後3~4年のうちに人口がマイナス成長となり、2025年には65歳以上の人口が20%を超える「超高齢化社会」となるとの試算を紹介。労働者が不足し、高齢者介護などの負担が重くなる見通しだが、台湾当局は高齢化問題に長期的で安定した政策を持っていないと批判した。

記事では一方で、日本が2000年に介護保険制度を導入して介護の負担を減らし、また高齢化で労働者が減る中でも、技術力によって1人当たりの生産力を引き上げていることを挙げた。その上で、「人材が大量に流出している台湾では、1人当たりの生産力を引き上げ、急速な高齢化のために対策を練ることが急務だ」と訴えている。

ECサイトシステム販売の開店123、海外開拓を強化

ECサイト制作とシステム販売を手掛ける「開店123(Shop123)」が海外事業を積極化し、今年第4・四半期(10~12月)にアフリカ市場へ、2016年には日本へ進出を計画している。開店123の主な収入源はシステムの販売・レンタル料。
Yahoo!やPChome、台湾楽天市場など、自社でネット商店街を設置しシステム利用の年会費や手数料を徴収するビジネスモデルとは大きく異なる。免税店のエバーリッチや中国信託銀行をはじめ、台湾の企業ECサイトの三分の二は同社が手掛ける。現在の取引実績は6850社で、年成長率は20%、昨年のサイト上取引総額は46億元。うち海外取引が15%を占めており、2009年の2000万元から2014年には3億元にまで伸びた。すでにアメリカや上海に拠点を設けており、海外進出を加速する考えだ。

TSMCの工場拡張計画、中科から南科に変更も[IT]

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の何麗梅財務長はこのほど、中部科学園区(中科)でかねて進めていた工場の拡張計画を、南部科学工業園区(南科)に変更する可能性があると明らかにした。同社の工場拡張を含む中科の「第5期拡張計画」に対する環境影響評価が難航しているため。19日付蘋果日報が伝えた。

TSMCはこれまで中科の既存工場で、最先端の10ナノメートル以下の製造プロセスの研究開発や18インチウエハーによる製造に対応するため、設備を拡張する計画を進めていた。しかし行政院環境保護署(環保署)が先月に開催した環境影響評価大会の席上、環境保護団体が第5期拡張計画に反発。同署は中科の管理局に対し、大気汚染の健康への影響などに関する資料の追加提出を求めた。同計画はあす21日にも再び審査される予定で、何財務長は「今度の審査も通過しなかった場合に備え、代替案を用意している。中科に用地がなければ南科での工場拡張に切り替えたい。数カ月内に決定する」と述べた。

TSMCは2012年、向こう5年で南科で新たに5,000億台湾元(約1兆8,700億円)超を投資する方針を明らかにしていた。業界では、中科での工場拡張計画が南科に移れば同社の南科での投資額はさらに8,000億~1兆元増えると見込まれている。

日本時代に建築の台北郵便局、改修完了 85年前の情緒よみがえる

中華郵政は18日、老朽化に伴い外壁の改修工事が進められていた「台北郵便局」(台北郵局)の竣工(しゅんこう)式および郵政博物館台北北門分館の開幕式を同所で行い、郵便局の外壁に明かりが灯った。

台北駅の西側に位置する同郵便局は、日本統治時代に建築士・栗山俊一氏によって手がけられ、1930(昭和5)年に完成。改修工事は2006年に台北市政府文化局の審査を通過後開始され、昨年末に完了した。

この工事では元の外観と古跡の歴史的価値を尊重しようと、日本統治時代に台湾に持ち込まれた「人造石洗い出し仕上げ」という工法が採用され、素材には当時北投で生産された「防空色」と呼ばれる薄茶色のタイルが使われた。

式典に出席した台北市政府都市発展局の林洲民局長は、同市が再検討している台北駅西側の都市開発案において、台北郵便局は中心的な存在になるだろうと語り、今後の役割に期待を寄せた。

同郵便局は台北市の三級古跡に指定されている。

AV女優・波多野結衣ら、台湾で初単独ライブ ファン大興奮

台湾でも絶大な人気を誇るAV女優、波多野結衣ら加入するアイドルグループ「ミーム」が18日、台北市内で台湾初の単独ライブを開催した。メンバーらは13曲を歌い上げ、大勢のファンを熱狂させた。台湾の複数メディアが伝えている。

波多野らメンバーは17日午後2時すぎに訪台。予定時刻より30分遅れての到着だったが、空港には朝10時から待ち構えたファンなど、約50人が歓迎した。ライブでは女性警察官やメイド、看護士などをモチーフにした衣装などで観客を悩殺し、会場は熱気と興奮に包まれた。

台湾・花蓮で投棄された郵便物見つかる 中華郵政が謝罪

東部の花蓮県・清水断崖で不法に投棄された大量のゴミの中に、配達途中の郵便物が多数含まれているのが見つかり、中華郵政は19日、信頼を損ねたとして謝罪した。

投棄された郵便物は、清掃に訪れたボランティアらが見つけた。中には花蓮県政府や立法委員(国会議員)らが送ったカレンダーや広報、チラシ、ダイレクトメールなど約1500通のほか、電気や水道料金の支払い請求書なども含まれていた。

中華郵政はすでに配達に関わっていたとされる職員を特定し、事情を聞いているという。また、今後は各郵便局で教育を強化する方針。

花蓮郵便局の江進達経理は、郵便物を隠匿、投棄した場合、郵政法第38条違反で身柄の拘束または9万台湾元(約33万円)以下の罰金などが科せられる恐れがあるとしている。

台湾中南部で水不足深刻化 先住民らが雨乞いの儀式で神に祈り

台湾中南部の水がめ・曽文ダム(嘉義県)と烏山頭ダム(台南市)の貯水量低下を受けて、嘉南農田水利会は18日、烏山頭ダムで雨乞いの儀式を行い、水不足解消を願った。

儀式には台湾原住民(先住民)のシラヤ族を招き、竹のコップで盃を交わしたほか、指に酒を付けたり米を地面にまくなど伝統的な形式で行われ、お供えとしてもち米や豚肉なども用意された。また、烏山頭ダムは日本の水利技術者・八田与一氏が手掛けたことから、地元の小学生らが作成した「てるてるぼうず」も吊るされた。

同会の統計によると、18日現在、曽文と烏山頭の二つのダムの合計貯水量は約3億立方メートルで、これは総貯水量の5割程度だという。

水不足の問題は稲作に大きな影響を与えることが懸念されている。台湾は基本的に二期作を行っているが、今年1回目の稲作は台南以北の多くの地域で休耕の準備が進められていると経済部水利署南区水資源局の黄世偉局長は話す。

水不足に関連し、「パイナップル王子」の愛称を持つ台南市の農家の男性が水の問題を広く伝えるため、自身のフェイスブック上に「雨男雨女」を募集する文章を投稿し、インターネット上で議論を醸している。

中央気象局の統計によると、台南の昨年6~9月までの降水量は1027ミリに留まっており、1981~2010年までの同期平均値1302ミリを大きく下回っている。

大豊氏死去を速報、出身地台湾メディア「台湾史上最強のスラッガー」

 プロ野球中日、阪神の元選手で18日死去した大豊泰昭(本名陳大豊)氏の出身地、台湾では19日、地元メディアが一斉に死去を速報した。「台湾生まれとしては、今に至るまで台湾野球史上最強のスラッガー」(スポーツ専門サイト、運動視界)などと日本での活躍をたたえている。

 各メディアは、大学時代に台湾から移った日本での業績などを伝え、闘病生活中の台湾メディアの取材に「完治したら台湾の子供たちに野球を教えたい」などと話していたことなども伝えた。

台北市、市内の桜開花情報サイト開設

台北の桜の開花状況を知らせるウェブサイトが設けられた。台北市政府はこのウェブサイトで、台北市内の150あまりの桜の観賞場所について、開花状況をリアルタイムで更新する。

ウェブサイトを見ることで、桜のある場所、桜の種類、数量、開花時間の予測、一週間の予想と交通情報などが得られるという。現在、このウェブサイトが最も推薦しているのは、台北市の温泉場、北投の呉氏宗祠で、山桜30株は10%ほど開花しているという。また、北投大屯里復興三路の沿線、士林区平菁街も5%開花している。

今週の週末から本格的に花が咲き始めるとのことで、台北市では、興味のある人はこのウェブサイトを常にチェックしておくよう呼びかけている。ウェブサイトのアドレスは、http://flowers.taipei.gov.tw/Sakura/ 。

台湾・リージェントホテル、全日空と今年もコラボ機内食提供へ

ホテルグループ大手のFIHリージェントグループ(晶華麗晶酒店集団)と全日空は19日、昨年に続き今年2、6、9月に期間限定で提供するコラボレーション機内食の新メニューを発表した。台湾発日本行きのビジネスクラスで高級ホテルの味を堪能できる。

機内食はリージェント台北、シルクスプレイス台南、シルクスプレイスタロコ(太魯閣)のシェフらが監修。それぞれ旧正月、端午の節句、中秋節をテーマに、台湾ならではの食材を使用した料理で搭乗客をもてなす。

宿泊客の約4割が日本人だと話すリージェント台北の江仕通総経理(社長)は、今回のコラボレーションで台湾の味を日本や世界に広め、新たな集客につなげたいと語った。

全日空では2013年から台湾発の便で有名ホテルやシェフがプロデュースしたコラボレーション機内食を提供している。同社台湾支店の島一範支店長は、昨年一新された客室乗務員の制服などに触れ、ソフト面とサービスを向上させたいと話している。

生活コストの高さ、台湾は54位

生活コストの高さで台湾は世界54位に。物価自体は安定しているものの、相対的に低コストとはいえないか。

生活コストの高さで、台湾は世界54位とされている。さまざまな生活情報に関するデータをまとめている、NUMBEOはこのほど、2015年版の生活コスト世界ランキングを発表、119の国・地域を対象に、生活コストが高い順からランク付けした。

このランキングは、各国・地域の消費者物価指数、雑貨コスト、交通費、飲食代、住宅の家賃、公共の物品などを総合して割り出したもの。生活コストの高い5カ国のうち、4カ国はヨーロッパの国だった。トップはスイス、次いでノルウェー、3位は南米のベネズエラ。アイスランドとデンマークがそれに続く。

日本は21位、アメリカは24位、そして中華民国台湾は54位、中国大陸は82位。タイは87位、マレーシアは88位だった。

台湾プロ野球に沖縄拠点のチームが誕生?

台湾プロ野球に、沖縄こと琉球を拠点とするチームが誕生する可能性が取りざたされている。台湾の企業、大魯閣(タロコ)グループの許俊麟・副総経理は19日、タロコグループが直接球団を設立する可能性は否定しながらも、琉球を拠点にするチームを台湾プロ野球に、5番目の球団として参加させることに協力すると明らかにした。

構想では単一の企業が所有するのではなく、専門の経営者に経営を委託するチームの形式だという。許氏によると、構想では「台湾琉球野球交流プロジェクトチーム」を作り、次に琉球での球団設立準備の始動、さらに準備作業の進度の定期的な説明、そして、球団の正式な結成と台湾プロ野球への加盟というの四段階で進めていく。タロコグループは球団が結成された場合は出資者の一部になるという。タロコグループは、すでに日本の沖縄県、台湾プロ野球の4チームなどと会っているという。

台湾鉄道でポイント故障 修理に6時間 9000人に影響

19日午前5時25分ごろ、台湾鉄路基隆駅構内のポイントが故障するトラブルがあった。約6時間後の午後0時2分に復旧したが、この影響で43本の列車が遅延し、およそ9000人の足が乱れた。

台湾鉄路では18日にも桃園市、台中市、台南市でそれぞれ人身事故が発生し、一部の列車が遅れたほか、合わせて約2万人に影響が出た。






【台湾ブログ】台湾人から見た日本人・・・「ゲームプレイヤー」にも見られる一端

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【台湾ブログ】台湾人から見た日本人・・・「ゲームプレイヤー」にも見られる一端


 
ゲームマニアだと自称する台湾人男性が、日本のゲーム市場についてブログに書きつづった。台湾のゲーム業界関係者の発言なども引用し、日本人と台湾人の違いについて考えたようである。パソコンや携帯電話を使ってのオンラインゲームを始め、「ゲーム」と名のつく物はすべて好きだと思われるfunnie(ハンドルネーム)さんのブログだ。
2015年1月28-29日に台北市内で開催予定の「APGS亞太遊戲高峰會(Asia Pacific Game Summit、以下APGS)」を楽しみにしている筆者は、先だって行われたセミナーにも注目した。APGS主催者が台湾内のゲーム業者を招いたセミナーだったというが、「グローバル化の秘密を解く」というのがテーマ。

 中でも、「“神秘的な東洋のマーケット”ということで、日本のゲーム市場が話題になった」点に興味を覚えたという。筆者によると、セミナーで講話したのは台湾の大手ゲーム会社「弘科技(FUNYOURS TECHNOLOGY)」関係者で、日本進出の経験を語ったという。

 「この会社は日本のルールを守った上で市場に参入するようにと、代理店に念押しされたそうだ。日本はとかく排外主義で、ゲーム界にも当てはまるのだという。代理店からは、海外のIPアドレスをロックするようにと言われたことなど、セミナーで報告していた」とのこと。日本のプレイヤーはゲーム中に外国人の発言を見つけると離れていく、といった現状も伝えられたという。

 日常生活にゲームが溶け込んでいる日本人が多いことも教えられ、「熟練プレイヤーが多く知識も経験も豊富。要求も高いので、細かい部分まで作り込んだゲームでなければ、すぐに飽きられてしまう。逆を言えば信頼感を得ればずっと応援してくれる」という点を、セミナーを通して筆者は教わったそうだ。生真面目な日本人気質は、ゲームで遊ぶ時も前面に出るのだという。

 また日本発のオンラインゲームは、傷付け合う設定よりも仲間と協力して助け合った上で勝利する内容が多いとのこと。お金を払えば即強くなれるといった行為は日本人に敬遠されるため、課金に対する策略をしっかりと立ててゲームを開発しなければ受け入れられない、などといった点も筆者は知識として学んだそうだ。

 このような内容から、ゲームプレイヤーに関する日本と台湾の違いを筆者は感じ取った。台湾のゲームで遊ぶ人々は日本人ほど相手の国籍にこだわらず、チームプレイを重視することもないのだろう。また課金によって自身が操作するキャラクターが強化されることも、台湾人は日本人より楽しんでいると思われる。

 プレイヤー数は750万人を突破し、市場は100億米ドル(約1.17兆円)を超えたという台湾のゲーム業界。日本製のゲームで遊ぶ台湾人は多いと思われるが、台湾で開発された純台湾製の戦闘ゲームや音楽ゲームなど、国際的に評価されるコンテンツが増え続けている点も現状だと言える。

 ブログの筆者が開催を待ちわびている「APGS亞太遊戲高峰會」は、台湾初のゲーム系サミットだという。日本のゲーム業界の著名プロデューサーを招いた最新情報発表の場もあるようで、アジアを中心に国際的に注目される可能性がありそうだ。不況知らずのゲーム業界では、日本と台湾の交流が日々深まっていると思われる。




【台湾ブログ】入国禁止もあり!? 日本の宿泊施設ではルールを厳守

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【台湾ブログ】入国禁止もあり!? 日本の宿泊施設ではルールを厳守


 日本旅行の経験が豊富な台湾人の男性ブロガーが、宿泊施設などでのマナーや注意すべき点など、アドバイス風に書き並べた。細かい内容に感心するばかりだ。大らかな性格の人が多い台湾では気にかけないような行動でも、日本では厳しく捉えられると伝えたかったようである。台湾人を始め、外国人旅行者にとって参考になるブログ文ではないだろうか。

筆者の日日軒(ハンドルネーム)さんは、「日本のホテルの2人部屋に3人で泊まると、違反になり10年間日本入国が禁止になる恐れがある」と注意を促した。日本は厚生労働省による旅館業法で、部屋の面積から宿泊定員が定められている。定員オーバーは違法だと、筆者は台湾の人々に強く知らせたかったようだ。

 また筆者は、ホテル椿山荘東京やホテルオークラなどのグループのホテルをよく利用する人物だろうと思われる。「カーテンは電動式で、ベッドの近くにスイッチがあるはずだ。シャワーは浴槽内で浴びよう。カーテンを壊したりバスルームが水漏れしたら、どちらも弁償金を支払うことになる」と、使用時は注意が必要であると伝えた。

 続けて一般的なホテルの利用方法として、布団を追加すると費用がかかる場合があるので要確認、温泉旅館には鍵が自動ロックにならない部屋があるので自分で締めよう、朝食の持ち帰りは禁止、刺青があると大浴場には入れないなど挙げ、「旅行者の制約がいろいろとあるので、注意してほしい」と述べた。

 そして部屋内に設置されている冷蔵庫について、「用意されている飲み物を飲むと、基本的に代金が請求される。ホルダーにセットされている飲み物を抜いただけでも、代金が計算される可能性があるので注意しよう。自分の購入品を冷やすために、セットされた物を抜くのもダメだ」とした。自身の経験から来るアドバイスなのかもしれない。

 このように、ホテル利用に関する注意事項をいくつか書き並べた筆者だが、「タクシーに乗った際には領収証をもらう習慣をつけよう。忘れ物をした場合にも役立つ」、「貴重品はしっかり保管するように! 日本の空港では年間47000冊のパスポートの拾い物があると聞いた。平均すると1日129冊だ」と、持ち物の扱いなどに関わるアドバイスも述べた。

 2014年は11月までに約262万人の台湾人が日本を訪れ、前年からの伸び率が27%と増えている。多くの台湾人が治安が良くて清潔な国が日本、とイメージしているだろうが、宿泊ルールを始めとした規則などを細かく知った上で訪れるケースは少ないと思われる。要点をわかりやすく教えてくれる当ブログのような情報源は、旅先でのちょっとしたトラブル防止に役立つ存在であると言って良いのかもしれない。





植物油から重金属など検出 学校での使用を禁止:台湾

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植物油から重金属など検出 学校での使用を禁止


新竹市政府は20日、記者会見を開き、同市衛生局の調べで、企業6社が販売している7種類の植物油から重金属のクロムや不飽和脂肪酸のトランス脂肪酸が検出されたと発表した。市では市内のレストランや学校に対して該当商品を使用しないよう求めている。

クロムなどが検出されたのは台湾糖業、大統益、大成、泰山、福懋などが製造した商品。新竹市の林智堅市長は、市内のレストランや屋台の95%がこれらの油を使っているとし、衛生福利部(衛生省に相当)を通じて企業に回収を求めていると話した。

衛生局は、トランス脂肪酸を過剰に摂取した場合、心血管疾患を誘発する可能性が高まり、発がん性が指摘されるクロムは、肝臓と腎臓に負担をかけ、生殖機能に悪影響をおよぼす恐れがあると警告している。

TSMCの工場拡張計画、中科から南科に変更も[IT]

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の何麗梅財務長はこのほど、中部科学園区(中科)でかねて進めていた工場の拡張計画を、南部科学工業園区(南科)に変更する可能性があると明らかにした。同社の工場拡張を含む中科の「第5期拡張計画」に対する環境影響評価が難航しているため。19日付蘋果日報が伝えた。

TSMCはこれまで中科の既存工場で、最先端の10ナノメートル以下の製造プロセスの研究開発や18インチウエハーによる製造に対応するため、設備を拡張する計画を進めていた。しかし行政院環境保護署(環保署)が先月に開催した環境影響評価大会の席上、環境保護団体が第5期拡張計画に反発。同署は中科の管理局に対し、大気汚染の健康への影響などに関する資料の追加提出を求めた。同計画はあす21日にも再び審査される予定で、何財務長は「今度の審査も通過しなかった場合に備え、代替案を用意している。中科に用地がなければ南科での工場拡張に切り替えたい。数カ月内に決定する」と述べた。

TSMCは2012年、向こう5年で南科で新たに5,000億台湾元(約1兆8,700億円)超を投資する方針を明らかにしていた。業界では、中科での工場拡張計画が南科に移れば同社の南科での投資額はさらに8,000億~1兆元増えると見込まれている。

台北秋葉原「使用料低い」、市が調査へ

鴻海精密(HONHAI)が子会社を通じて落札したBOT(建設・運営・譲渡)方式による三創数位園區(台北秋葉原)開発計画について、台北市は、50年間で10億元の使用料は少なすぎるとして、落札の経緯を調査する方針を明らかにした。これに対し、鴻海精密の郭台銘・董事長は19日。新聞各紙に広告を出し、48時間以内に入札関係資料を公表するよう要求。柯文哲・市長が「台北市は鴻海精密に属する機関ではない」と反発、対立が深まっている。

台湾・台中空港で銃撃戦 1人死亡2人けが

台中(清泉崗)空港で19日、男(45)が警察官の所持していた拳銃を奪い、応援に駆けつけた別の警察官と撃ち合いになった。これにより男は死亡、拳銃を奪われた警察官と現場に居合わせた一般人女性(23)がけがをした。

警察によると、19日午後2時30分ごろ、警察官が交通違反した男を取り締まろうとしたところ、突然頭や顔を殴打されてもみ合いとなり、男は隙を狙って警察官の拳銃を奪い発砲したという。

男は11発、応援に駆けつけた警察官が14発の銃弾を撃った。4カ所に被弾した男は、その後病院に搬送されたが出血多量で死亡した。また、一般人女性は臀部を撃たれ、警察官も鼻を負傷したが、いずれも命に別状はない。

事件当時、男は小学校に通う娘(10)をスクーターに乗せていた。また、窃盗の前科があり、精神疾患で病院への通院歴があったという。

日本への外国人入国者数、台湾からが最多の約278万人 全体の約2割

日本法務省は20日、2014年の外国人新規入国者数(速報値)が約1239万人に上ったと発表した。国・地域別で見ると、台湾からの入国者は約278万人と最多で、約2割を占めたことが分かった。

2013年の台湾からの入国者数は約217万人で、昨年は28.2%増となった。

台湾に次いで、韓国が約260万人、中国大陸は前年比91.9%増の約189万人だった。

法務省は入国者数の増加について、円安傾向の継続や観光立国実現に向けた官民一体の取り組みが観光客増加を促したことなどが要因だとみている。

台湾女性歌手、中国大陸の番組生放送中に流血 9針縫うけが

台湾歌手のランディー・ウェン(温嵐)が18日夜、中国大陸で生放送のテレビ番組に出演中、カメラに衝突して流血し、左目のきわと左側の頬などを計9針縫うけがを負った。ランディーは19日午後、車いす姿で台湾の報道陣の前に姿を見せ、当時の状況などについて語った。複数メディアが伝えた。

ランディーはダンスを披露中に、クレーンカメラに激突した。その後も気丈に踊り続けたが、終了と同時に審査員の前に置かれたテーブルに倒れこんだ。

ランディーは負傷時の状況について、耳鳴りがし、目の前が真っ暗になりながらもCMに入る前までは持ちこたえようと思っていたと語った。踊り続けた理由については、「(ペアを組んで踊っていた)ダンスの先生に叱られるのが怖かった」からだとした。倒れこんだ先には審査員として番組に参加していた歌手のショウ・ルオ(羅志祥)がおり、「もうダメだ」と助けを求めたという。

けがの療養のため、しばらくは芸能活動を休止すると見られているが、ランディーはなるべく早く復帰したいとの意向を示している。近日中に台湾の病院で検査を受ける予定だという。

台湾・桃園のボーリング場火事で消防士6人殉職

桃園市新屋区のボーリング場で20日未明、火事があり、男性2人が救出されたが、消火作業に当っていた消防士6人が死亡した。

市の消防局によると、20日午前2時2分頃、火事の通報があったという。消防が出動し、消火作業に当たっていたが、21~29歳の消防士6人が崩れてきたトタン屋根の下敷きになるなどし、その後死亡が確認された。

出火当時、ボーリング場は営業していなかった。消防局は、2階にある変電設備が火元とみて、調査を進めている。

同市に所属する消防隊員が消火作業中に殉職する事故としては、過去30年間で最悪の被害となった。

鳥インフルで家禽の処理に健康証明必要に

鳥インフルエンザが引き続き拡大していることで、家禽類の処理工場では20日から健康であることの証明が必要になる。台湾ではガチョウとアヒルに対する鳥インフルエンザの過去最大の感染が起きている。これまでに、台湾北西部の苗栗県、中南部の嘉義県、南西部の雲林県、南部・台南市、中西部の彰化県、南部・高雄市、屏東県、北部の桃園県、中部の南投県の9つの県・市で感染が確認された。

ウィルスは新型と旧型のH5N2型、H5N8型、H5N3型の四種類で、感染が確認された鶏やガチョウ、アヒルの飼育場は合計274カ所に。行政院農業委員会動植物防疫検疫局によると、すでに26万羽を殺処分に。

こうした状況を受け、農業委員会の陳保基・主任委員は19日、立法院で、感染が確認された場所から周囲3キロにある飼育場で飼育していた鶏やガチョウ、アヒルを肉とするための処理場に送る場合、獣医が発行する健康証明の提出を義務付けると明らかにした。20日より実施する。

台湾人夫婦がゴミ分別の啓発活動、何度も嫌がらせの被害に

中国広東省東莞市で、5年前から市民にゴミの分別廃棄の大事さを知ってもらおうという啓発活動として、分別回収施設を運営する台湾人の高齢者夫婦が、施設の設置をめぐって何度も嫌がらせを受けていることが分かった。南方都市報が19日伝えた。

報道によると、この施設は夫婦の住む高級マンションの一角にある。夫婦の考えに賛同してゴミを置いていく住民もごくわずかながらいるが、「高級マンションのそばにゴミ回収施設があるのは見た目が悪く、格好がつかない」として反対する住民もいる。

回収施設ではこれまでに何度も、ゴミが路上に投げ捨てられたり、盗み出されるなど、設置に抗議するための嫌がらせを受けていた。今月15日夜には施設が破壊されていたことが発覚。破壊したのは以前から設置に反対し抗議していたマンション住民だった。この住民は破壊当時、酒に酔っている状態だった。

実際、夫婦の活動に賛同して施設を利用しているのはわずか2世帯だった。しかし施設が破壊されたとの情報が広がると、夫婦を応援する考えを示す人も多かったという。

施設は結局、マンション管理会社の計らいで別の場所に移転し、回収を続けることとなり、夫婦のうち夫の方はこの状況を前向きにとらえている。しかし移転先が暗い倉庫のような場所で、中での作業が大変になることもあり、妻の方は「もうやめてしまいたい」と考えているとか。妻は「私たちが回収活動をしているのは、ただゴミを集めることが目的ではなく、分類回収を普及させるためだ。こんなに嫌がらせを受けるのなら、やめてしまった方がいい」と、苦悩を口にしていた。

台湾に「セックス・テーマパーク」構想、「失楽園」建設計画も

台湾への関心を一層高めるため、南部の観光当局者らが「ロマンチック大通り」の建設を目指している。海岸沿いの60キロメートルにわたる敷地にはステンドグラスの教会、ハート型のアーチ、性欲をそそりそうな野外公園など、熱いカップルに向けた一連のスポットが用意される。野外公園には人間や動物が取るさまざまな体位を描写した色情的な彫刻が随所に置かれるようだ。

 南西部の農業地域である雲林、嘉義、台南の観光機関「雲嘉南濱海国立風景区管理処(管理処)」の幹部は「人々(観光客)には台湾にほれ込んでほしいし、台湾で恋に落ちてほしい」と述べた。

 同氏によると、メディアが「セックス・テーマパーク」と呼ぶ1万平方メートルにわたるこのスポットでは、韓国の「済州ラブ・ランド」がモデルにされる可能性がある。済州ラブ・ランドを訪れた観光客は、140以上のみだらな彫刻、巨大性器の展示物、エロチックな三人婚生活を送る人たちの彫刻などに囲まれることになる。

 今月初め、管理処のウェブサイト上にセックス・テーマパーク構想に関する告知が掲載されると、即座に一般市民から賛否両論の声が上がった。(この告知は後に削除された)このアイデアが先駆的とか斬新だと評価する声がある一方、中央政府の台湾観光局などはテーマパークが台湾について外国人に誤ったメッセージを送ることになりかねないと危惧している。

 管理処の幹部はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「見てほしい。われわれは教育や宗教ではなく、観光というビジネスを行っている。だから問題は(テーマ)パークがビジネス機会をもたらすかどうかで、答えはイエスだと信じている」と語り、すでにテーマパークの開園時期について多くの問い合わせを受けていると明らかにした。

 より多くの投資を集めるため、同氏は「訪問客が感情を行動に移したくなった場合に備えて」テーマパークの隣接地にホテルを建てたいと望んでいる。

 「ロマンチック大通り」の大部分は建設中か計画段階にあるが、婚約したカップルが記念写真を撮影する風光明媚(めいび)なスポットをすでに確保した。

 この幹部は4日間の正月休みだけで22万人が婚約写真を撮りにここを訪れたと述べ、これまでの月2万人から急増したと胸を張った。

 また、「あらゆる段階の愛で観光客を呼び込みたいので、失恋した旅行者のために『失楽園』を建設する計画すらある」と話した。

 台湾観光局はまだセックス・テーマパークというアイデアに魅了されていない。ただ、この提案は全くの問題外でもなく、現在は構想に関するさらなる詳細や説明を管理処に求めているところだという。

マツキヨ、中国の「春節需要」見込み免税対応店を拡大 専用店も開設へ

中華圏の旧正月である2月19日の春節に合わせ訪日外国人客が増えることを見越し、ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)が消費税免税対応店を80店まで急増させることが19日、分かった。免税対応店は現状の2倍に増える。従来は3月末までに50店体制とする計画だったが、昨秋の免税拡充後は訪日客向け販売が想定以上に増加。春節休暇も高い需要が見込めるため、計画を上方修正した。
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 同社は昨年10月の免税拡充にあわせ、訪日客の多い東京・銀座や新宿など約20店にパスポート確認用の端末を導入し、消費税の支払い免除などの免税対応を開始。昨年末には免税対応店が首都圏や関西圏を中心に37店に達した。
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 訪日客向けの売り上げは、化粧品などを中心に予想以上に伸びており、「前年比で5割以上アップした店舗もある」(同社)という。
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 好調な売れ行きに対応するため、免税対応店の増加ペースを加速。中国や台湾、ベトナムから大量の訪日客が見込まれ、一大商戦となる春節休暇(2月18~24日)に間に合うように時期を前倒しするとともに、店舗数を従来計画より6割増やすことにした。
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 同社は今春から、訪日客向けの免税対応専用店の新設も進める。1年で全国に20店舗を開設する予定。複数の専用レジを置いて迅速に対応する。空港、アウトレットモールなどに出店することを検討している。
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 訪日客は昨年、円安などを追い風に過去最高の1300万人を超えた。買い物の場所もドラッグストア、コンビニエンスストアなどと多様化し、各業態で需要の取り込みを強化している。






新竹市が植物油の重金属検出を発表、衛福部と業界団体が反駁:台湾

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新竹市が植物油の重金属検出を発表、衛福部と業界団体が反駁


新竹市政府は20日午前、6社7品目の植物油から重金属のクロムと飽和脂肪酸のトランス脂肪酸が検出されたとし、市内の学校や飲食店で使用しないよう発表した。これに対し衛生福利部は、現在のところ健康上・法的な問題はないとの見解を示した。

クロムのうち、三価クロムは人体に必要で、六価クロムは人体に有害。クロム含有量についての国家基準はないが、今回新北市が検出した0.03~0.04ppmは、環境中自然に含まれるとされる平均0.3ppmの10分の1で問題はないとした。また、植物油公会(組合)は、トランス脂肪酸の表示について、現行法では植物油など水素不添加油脂製品における表示義務はなく、今年7月からの新規定で0.3gを超えた場合にのみ表示が求められると反論した。今回の発表により関係業者の株価は一時大きく値下がりし、植物油公会は新北市の軽率な発表に対し法的措置も辞さないと怒りを露わにしている。

昨年12月輸出受注、過去2番目の高水準に[経済]

経済部統計処が20日に発表した2014年12月の輸出受注額は、前年同月比4.5%増の442億3,000万米ドル(約5兆1,900億円)で、単月ベースで過去2番目の高水準となった。前年同月比のプラス成長は11カ月連続。最大の比率を占める「情報通信製品」の受注額は14.7%と大幅に伸び、過去最高を記録した。14年通年では前年比6.7%増の4,728億1,000万米ドルとなり、年間ベースで過去最高となった。

昨年12月単月の輸出受注額を主要製品分野別にみると、情報通信製品は137億8,000万米ドルで全体の約3割を占めた。世界大手ブランドメーカーのモバイル端末新製品の好調な販売などが、受託製造企業やサプライヤーの受注を押し上げた。情報通信製品に次いで全体の比率が大きい電子製品の輸出受注額は5.6%増加。モバイル端末製品の好調な販売や、コンシューマエレクトロニクス製品向けのIC需要の拡大が、ファウンドリー(半導体の受託製造)やIC封止・検査、DRAMメーカーの受注増につながった。

主な発注元の国・地域別では、米国が12.8%増の119億9,000万米ドルとなり、過去2番目の高水準となった。うち、情報通信製品の受注額は20.3%増の7億4,000万米ドルだった。欧州からの受注額は17カ月連続のプラス成長となる9.7%増で、過去最高を更新。中国は、化学品の受注が32.7%(3億2,000万米ドル)減ったことなどが響き、1.1%のマイナスとなった。

経済部統計処は今年について、モバイル端末やウエアラブル端末、第4世代移動通信システム(4G)関連、モノのインターネット(IoT)関連の需要拡大が、台湾の情報通信製品や電子製品など主要な輸出品の受注をけん引すると予測。一方、液晶パネルなどを含む「精密機器」や石化などの従来型産業の受注については、国際競争の激化や中国経済の減速、中国の一部産業チェーンの現地化などの影響を受ける可能性があるとみている。

郵便物投棄の配達人が自首 「3年前からやっていた」

東部・花蓮県の清水断崖で19日、不法投棄された配達途中の郵便物が大量に見つかった問題で、花蓮郵便局の配達人の男が同日夜、花蓮地検に自首した。男は取り調べに対し、郵便物を捨てていた事実を認めている。

この男は、仕事上のストレスのため、3年前から約1カ月に1度、配達中の郵便物を捨てていたと供述している。清水断崖は地形が複雑で、普段から強い風が吹き、他人に見つかりにくいとして投棄場所に選んだという。未配達の郵便物は数万通に達するとみられている。

関係者は男について、10年以上の経験があり、配達の速度は遅かったとしながらも、過去に重大な問題を起こしたことはなかったと語っている。

台湾では郵便物を隠匿、投棄した場合、郵政法第38条違反で60日以下の身柄の拘束や9万台湾元(約33万円)以下の罰金などが科せられる恐れがある。

台湾鉄道、旧正月期間中にプユマ・タロコ号の自由席券試験販売

台湾鉄路は旧正月連休に合わせ、2月17日から23日まで、全車座席指定の特急列車、プユマ(普悠瑪)号とタロコ(太魯閣)号に自由席を初めて設定する。帰省ラッシュの輸送力増強を図る考えだ。

自由席が設けられるのは、全84列車。そのうち半数は7、8号車のみが自由席として開放され、残りは全車自由席となる。また、安全性や快適性を考慮し、通路やデッキに立つ乗客を各車両20人程度にとどめ、カーブ通過時には通常よりも速度を抑えるという。

プユマ号とタロコ号は日本で製造された車体傾斜装置を持つ比較的新しい車両で運行される。週末を中心に乗車券が購入しにくい情況が続いており、台鉄では自由席の導入を検討していた。

チャイナエアライン、グループ全体で中小型機50機の購入を検討

チャイナエアライン(中華航空)の孫洪祥董事長(会長)は20日、今年からグループ会社のマンダリン(華信)航空、タイガーエア台湾(台湾虎航)と共同で中小型機計50機を新規購入する考えを示した。

交通部民用航空局の式典に参加した孫氏は、原油価格の下落を受け、営業利益の増加が見込めると良好な経営状態を強調。その上で、老朽化した航空機20機の更新を含めたナローボディ機と呼ばれる中小型機の導入を示唆した。

孫氏は「急ぐことではない」としながらも、すでに購入に向けた準備を始めているという。また、同社は今年、繁忙期をめどにロシア、トルコ線を開設し、高雄-関西、仁川線も増便する予定だとしている。

台湾の生産年齢人口、来年から毎年18万人減少へ 進む少子高齢化

台湾の生産年齢人口(15~64歳)は、2016年から2060年まで、毎年平均18万人ずつ減少する見込みなのが、国家発展委員会の予測で分かった。

統計によると、現在の生産年齢人口は総人口の約75%にあたる1737万人。台湾では高学歴化に伴い、社会に参加する年齢が高くなる一方で、定年を待たずに退職する人が増えている。このほか、優秀な人材が海外に流出する現象も目立つようになっており、労働力の維持が課題だ。

65歳以上の高齢者1人を支える現役世代は、2014年時点で6.2人なのに対し、2060年には1.2人に減少するという。

国家発展委員会では、中高年や高齢者を対象にした教育訓練や就職斡旋(あっせん)のほか、海外で活躍する台湾出身の人材を引き戻せるような魅力ある環境作りなどに取り組むとしている。

約80ヘクタールの花畑が旧正月をお迎え

高雄市政府工務局養護工程処は、2015年の春節(2月19日)を前に、市内各地の計80ヘクタールあまりの土地に色とりどりの花を植え、にぎやかな雰囲気を作り出している。

高雄市は近年、「城市花田」と呼ばれる緑化計画を進めており、春節の連休時に花見ができる場所を増やそうと、毎年末、休耕期の農地をコスモスやヒャクニチソウ、ヒマワリなどの花で彩っている。これに加え、同処の許瑞娟副処長は、今年は大型公園や主要道路、観光地などの一角にも花壇を作ったと語った。

今後、高雄メトロ(高雄捷運)の駅出口にセンジュギクやセージ、サルビアなどでイラストを浮かび上がらせる花壇を作る計画もあるという。

台湾、外国人HIV感染者らの入境制限など撤廃へ

立法院(国会)は20日、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の拡散防止などに関する条例の改正案を可決した。これまで外国人HIV感染者などに設けられていた台湾への入境や停留、居留制限が撤廃される。

現行の法律では、台湾に3カ月以上滞在する外国人や中国大陸、香港、マカオ籍の人のHIV感染が確認された場合、関連機関は該当者の停留、居留などのビザを撤回したり、無効にした上で、強制送還措置とすることが可能。

これに対し行政院(内閣)は、人権保護の観点から、関連の制限を取りやめる必要があるとして、条例の改正を求めていた。

衛生福利部(衛生省に相当)によると、外国人HIV感染者が入境の制限を受けない世界の国・地域は、今年1月上旬時点139に達するという。

日本人建築家設計の「台湾タワー」、建設一時中止へ

林佳龍台中市長は19日、日本の建築家が設計した巨大建造物「台湾タワー」の建設工事を一時見合わせると発表した。建設中止で生じる違約金などの損失額は3億台湾元(約11億2000万円)を下回るとしている。

台湾タワーは台中市の直轄市昇格などを祝うために、胡志強前市長が建設を決めた。デザインは国際建築設計コンペティションで1位に入賞した日本人建築家、藤本壮介氏が携わり、竣工後は市のランドマークになるとして注目を集めていた。

市政府は予算が150億元(約561億円)と当初の見込みからほぼ倍増したことや設計・システムの安全性に大きな問題があるなど工事中断の理由を説明。また、問題解決に向けた専門チームを発足させ、関連の調査報告を1カ月以内に提出する予定。

林市長は昨年末の就任後、台中国家歌劇院(伊東豊雄氏設計)など前市長が在任中に進めていた公共施設の建設の見直しを相次いで行っている。今回の決定について、前副市長の蕭家淇氏は「台湾の名誉が傷つく恐れがある」と述べ、懸念を表明している。

フリッカー、「台湾の美しい写真ベスト10」発表 1位は台北郊外の茶畑

米ヤフーの写真共有サービス「フリッカー」が19日、2014年の「台湾の美しい写真ベスト10」を発表し、1位は新北市南東部・坪林の茶畑の夜明けを写した写真だった。山々の間に雲海が立ち込める中、朝日がわずかに差した幻想的な風景を写し出している。

2位以下には、台南市二寮の日の出や高雄市内の蓮池潭、台北101、離島・金門にある太武山などの風景写真がランクインした。

ランキングは、位置情報タグにより撮影地を台湾としている投稿写真の中から、閲覧数やユーザーにお気に入りに登録された数などを基に決定した。

同ランキングは世界の国・地域ごとに発表されており、フリッカーによると、中国大陸や香港、シンガポールなどのアジア地域では建築物をテーマとした作品が多く選ばれている中、台湾の入選作のうち約8割は屋外の風景を撮影したものだったという。

民間団体、環境への配慮が欠如した日本食レストランなど公表

環境保護団体のグリーンピースは20日、飲食店が食品の安全性確保や水産資源の持続可能な利用に取り組んでいるかを評価した独自の調査結果を公表した。

調査は昨年9月から今年1月にかけて実施。刺し身やすしなどを扱う飲食店9社を対象に環境への取り組みに関するアンケートや取材などを行い、30点満点で評価した。

最低評価を受けたのは、高級日本料理店「三井餐飲」と大手回転ずしチェーン「争鮮」でどちらも2点。いずれの店舗でも顧客の質問に対して店員が的確な回答をせず、食材の仕入れ元に関する情報も提供しなかったなどとしている。

同団体は、飲食店などに対し、太平洋クロマグロなどの絶滅危惧種の捕獲や生態系の破壊をし、人権を軽視した漁業者などの排除や正しい産地の表記、消費者への説明などを求めている。

「台湾ランタンフェスティバル」来月開催 メイン作品のデザイン公開

交通部観光局は20日、台北市内のホテルで記者会見を開き、2月27日から台中市内の3カ所で行われる「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)のメインランタンのデザインとミニちょうちんを公開した。

メインランタンは、連なる山々をイメージした土台に、上を向いて遠くを見つめる羊が立っているデザインで、発展を続ける台湾を表現。高さは過去最高の23.4メートル。同作品は台湾高速鉄路(新幹線)台中駅近くの会場に設置され、3月5日から10日間、最新技術を採用したLEDライトが織りなす光のショーを30分おきに実施する。

紙製のミニちょうちんは、民話から着想を得て、白い羊と黒い羊の2種類が用意された。8万個限定で2月27日から各会場で配布される。

今回のランタンフェスティバルは「低炭素、ハイテク、文化都市」をテーマとし、800万人以上の人出が予想されている。高鉄台中駅付近のほか、台中公園、台湾鉄路豊原駅周辺を会場とし、総面積35万平方メートルに様々なランタンのモニュメントが飾られる。会期は3月15日まで。

台湾の山地で降雪 合歓山で積雪5センチ

寒波の影響により台湾の山地で20日夜から21日早朝にかけて雪となり、中部の合歓山(3417メートル)では5センチの積雪を観測した。

台湾最高峰の玉山(3952メートル)では昨夜から断続的に雪が降り、気象観測所によると0.5センチの積雪を観測したという。合歓山では21日午前4時すぎから降雪が確認された。

合歓山の周辺道路では一部でチェーン規制を実施。地元の派出所では雪見客などに対し、防寒や交通安全を呼びかけている。

エイズ感染の外国人送還の規定を撤廃

台湾では1日にエイズ感染者が平均で6人増えているという。写真は12月1日の世界エイズデーに合わせた活動の様子。

外国籍の人でエイズに感染していた場合、強制送還する規定が撤廃された。立法院本会議は20日、「エイズ防止及び感染者の権益保障条例改正案」を可決、台湾に滞在する外国人でエイズに感染した場合は強制送還にするという規定を削除した。これにより、中華民国台湾はエイズ感染者の滞在を認める、世界で140番目の国となる。

国連によると、エイズに感染した外国人の滞在を拒否する国は28カ国で、中華民国台湾の従来の規定では、台湾に3ヶ月を超えて滞在する外国人はエイズ検査を受けなければならず、陽性と診断された場合は国外退去が求められた。しかし、立法院はこの規定を撤廃。

審査に参加した、与党・国民党の楊玉欣・立法委員は、「すべての人が関心を寄せているのは感染予防策であり、人の出入国や滞在を制限しては一種の人権侵害だ」と話した。

英運輸相が26日から訪台、過去最高クラス

イギリスの運輸閣外大臣が今月中華民国台湾を訪問する。中華民国台湾におけるイギリス大使館に相当するイギリス貿易文化弁事処は20日、イギリスのSusan Kramer 運輸閣外大臣が今月26日から27日まで、イギリスの鉄道貿易代表団を率いて台湾を訪問すると発表した。近年で、最もクラスの高いイギリスの政府関係者による訪問となる。

今回の訪問の目的は、台湾とイギリスの貿易と投資の面での往来強化で、イギリスの交通産業の優れた点、特に鉄道、都市再開発などインフラ建設の力をアピールすることだという。

Kramer運輸閣外相は27日、イギリス貿易文化弁事処と中華民国の交通部が共同で開く、「台湾・イギリス鉄道シンポジウム」に出席、あいさつをするとともに、双方の関連の団体の協力覚書や協力意向書の締結に立ち会うということ。





中国閣僚と会談へ 金門島で2月上旬:台湾

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中国閣僚と会談へ 金門島で2月上旬


台湾の対中国政策を主管する行政院大陸委員会の王郁※(おう・いくき)主任委員(閣僚)は22日、中国の対台湾政策を主管する国務院台湾事務弁公室の張志軍(ちょう・しぐん)主任が2月上旬に中国大陸に近い台湾の金門島を訪れ、両者が会談すると発表した。会談は昨年11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ北京で開催されて以来。開催場所の金門は、中国側の希望だという。(※は王ヘンに奇)

 会談では、中国が台湾海峡上空に新たに設定すると発表した民間航空路などが議題になる可能性がある。

 中国の上海や香港など東南部沿岸に発着する航路は、現在は大陸の上空に設定されているが、中国側は今月12日、路線過密化を理由に、台湾海峡の中間線の西側に四つの航路を設け、3月5日から使用すると発表した。台湾側は、設定は一方的で金門や馬祖島と台湾本島を結ぶ航路に近く、運航の安全が脅かされると反発し、中国側に協議を求めている。

 馬英九政権により中台経済交流が進む中、台湾では対中警戒心が広がり、同年11月の統一地方選では与党・国民党の大敗につながったとされる。

台湾、来年から生産年齢人口が減少に転じる

2016年から台湾の生産年齢人口が年間18万人のペースで減少していくことが国家発展委員会(国発会)の統計で分かった。台湾では少子高齢化が進んでおり、生産年齢人口が年々減少している。国家発展委員会の推計では、来年2016年から2060年まで、生産年齢人口が年間18万人のペースで減少していく。それに加えて、中高年層の労働参加率の低下、人材の流出などの影響で、今後、台湾の労働市場がさらに厳しい状況に直面することになるという。

国家発展委員会人的資源発展処の謝佳宜・専門委員は、台湾の人口構造では少子化、高齢化、生産年齢人口の減少という三大傾向があると指摘、そのうち、生産年齢人口の面では、就学年数の延長、就業年齢の上昇、中高年層の早期定年退職による、労働市場の離脱などの問題がある。労働市場では人材の流出、海外からの単純労働者の大量受け入れなどの問題に直面していると分析した。

国家発展委員会の統計によると、現在、台湾における15歳から64歳までのいわゆる、「生産年齢人口」は、1737万人で、人的資源のピーク時にあると言える。しかし、2016年からこの人口が減少に転じるという。

なお、高齢化が進むにつれ、2014年、生産年齢人口6.2人につき、65歳以上の高齢者を一人扶養する計算になっている。2060年になると、生産年齢人口1.2人につき高齢者を一人扶養することになると予測されている。

国家発展委員会はこれらの問題を解決するために、「黄金10ヵ年国家発展ビジョン」を提出、労働参加率を58%から60%に、女性の労働参加率を50%から53%に引き上げることを目標にしている。

JDI、台湾子会社増資で生産強化へ

ジャパンディスプレイ(JDI、東京都港区)は21日、台湾子会社の高雄晶傑達光電科技(KOE、高雄市)への出資額を約8億元増やすと発表した。台湾での自動車用液晶ディスプレーモジュールの年間生産量を、2016年末までに現在の3.5倍の540万個まで増加する。米フォード、ゼネラル・モーターズからの発注を受けて生産能力を拡大する。これに合わせ、KOEは従業員数を現在の1200人から1600人に増員する方針だ。

IC設計の凌陽、STB事業を中国同業に売却[IT]

IC設計の凌陽科技(サンプラス)は20日、セットトップボックス(STB)事業を中国の同業、中天聯科(Availink)に3億3,000万台湾元(約12億3,300万円)で売却すると発表した。赤字が続いていたSTBから撤退し、全体の収益の改善を図る。今後は車載関連チップやシステムソリューション事業に注力する。

STB事業の売却は同日に開いた董事会(取締役会)で決定した。売却に伴い、従業員90人を解雇する。同時に、中天聯科の現金増資を2億9,500万台湾元で引き受け、同社の株式16.7%を取得することも発表。中天聯科はデジタル放送関連の製品に強みを持ち、技術や顧客の各面で凌陽と相互補完が見込めるという。

凌陽の2014年の連結売上高は、前年比2.2%増の87億1,300万元だった。中央通信社によると、売上高のうち、車載向け製品と、子会社の凌通科技(ゼネラルプラス)が設計を手掛けるコンシューマー製品向けICがそれぞれ全体の30~40%を、STB向けICが10~15%を占めている。

馬総統、盛んな日本からの修学旅行を喜ぶ 毎年1万4千人超が台湾訪問

馬英九総統は21日、滝波宏文参議院議員らの表敬訪問を受けた際、毎年約1万4000人の日本人高校生が訪台し、台湾からは毎年約8000人が訪日していることに触れ、過去にはなかった規模だとして、活発な国際交流を喜んだ。

馬総統はこの日、新年の挨拶を日本語で披露。日本を中華民国の特別なパートナーと位置付ける現政権の姿勢をアピールした。また、経済や文化面での結びつきは国交を持つ友好国よりも深いと強調した。

馬総統は台湾と日本の若者同士の交流について言及した際、自身も学生時代に「日本への見方が大きく変わった」と振り返る一幕もあった。

日台間ではオープンスカイの締結や双方を結ぶ路線への格安航空会社(LCC)の就航などで、旅行者が急増。2008年に239万人だった相互訪問者数は2014年に460万人を上回った。

台北ゲームショウ 28日開幕 過去最高50万人の来場見込む

台北ゲームショウが今月28日から世界貿易センター(台北市)で開催される。メーカーなど195社、1471ブースが参加し、5日間の会期中、過去最高50万人の来場者を見込む。

主催する台北市電脳公会によると、昨年は家庭用ゲームソフトの新作が続々と登場し、オンラインゲームも画質が向上した作品が多くなったという。会場内の商談スペースは昨年の2倍に拡張し、台湾メーカーと海外の協力機会増加につなげたい考えだ。

タブレット端末やスマートフォンの普及で、ゲームユーザーは増えているという。今回は「ゲーム・ザ・フューチャー」をテーマに、来場者が全く新しい世界を体験できるとしている。

台湾、昨年の失業率3.96% リーマン・ショック前の低水準に

行政院主計総処が22日に行った発表で、昨年全体の平均失業率は前年比0.22ポイント減の3.96%となったことが分かった。2007年以来初めて4%を下回り、リーマン・ショック発生前の低い水準に改善した。

昨年12月の失業率は前月比0.1ポイント減の3.79%(季節調整値は3.84%)と、同月としてはこの14年間で最も低くなった。台湾の失業率は改善を見せているものの、アジアでは依然、日本の3.5%(11月)、韓国の3.5%(12月)を上回っている。

同月の失業者数は43万9000人で、前月よりも1万2000人減少した。一方で15~24歳の若年層の失業率は年間を通して12%前後で推移し、厳しい状況が続いている。

台湾の冬の果物「インドナツメ」「ミニトマト」、今が旬

台湾南部の台南市で生産されるインドナツメとミニトマトが旬を迎えている。

マンゴーの産地として知られる市東部の玉井や楠西などの地区では、インドナツメも主要農産物のひとつとなっており、市内計272ヘクタールの土地で、約5119トンを生産している。黄緑色の皮に包まれた果実はみずみずしく、リンゴのような食感が楽しめる。ビタミンや食物繊維が多く含まれる。

台湾ではフルーツとして食べられるミニトマトは、その甘さと食べるのに手間がかからない点から、近年人気を集めている。同市では市北部の塩水が主要産地となっており、計386ヘクタールで約1万1262トンが生産されている。塩分が多く含まれる土で育ったものは、甘みの強さが特徴。

シーズンはともに12月から翌年2月まで。生産には日中と朝晩の大きな気温差が必要だとされる。

台湾の先住民、「伝統の土地」の自主的な管理訴え

台湾原住民(先住民)、ブヌン族などの人々が、嘉明湖周辺(台東県海端郷)の国有地は自分たちの伝統的な土地だとして原住民による自主的な管理を求めている。

22日には原住民側の主張を訴える儀式が行われた。彼らがこういった行動を起こすようになったのは、最近になり嘉明湖周辺で彼らの自由な生活が制限される事例が相次いだからだ。

昨年7月、ブヌン族の人が湖のほとりでテントを干していたところ、国有地を違法に占拠したとして突然警察に逮捕された。同年10月には、同地で主権を訴えたブヌン族とアミ族、ルカイ族の人々が、届け出をしていなかったとして書類送検されている。

同地は以前、原住民によってトウモロコシやサトウキビ、サツマイモなどが栽培される良質な農地だったという。関係者らは嘉明湖や近隣の三叉山、向陽山などはブヌン族の伝統的な狩猟場だと訴えている。

関係者は昨年、政府に対応を求めたが、前向きな回答は得られていない。
原住民の人々は、政府が土地を大切にしていないなどとして、自主的な管理の必要性を強調している。

台湾の漫画家、仏アングレーム国際漫画祭に参加へ

仏アングレーム市で今月29日(現地時間)から開催される第42回アングレーム国際漫画祭に、台湾の漫画家、プッシュ(阿推)とショーン(小荘)が参加し、主要イベントの一つとされる「コミックコンサート」で、現地の漫画家や音楽隊とともにパフォーマンスを行う。若手漫画家、チェン・ペイシウ(陳沛[王有])の作品も、新人賞にノミネートされている。

文化部は、漫画祭にパビリオン「台湾館」を設置し、台湾漫画の創造力をアピールする。4回目の出展となる今年のテーマは「異郷人・フォルモサ」。チェン氏に加え、公募で選ばれた6人の漫画家が、海外から台湾に渡ってきた人々を題材にして描いた作品を展示する。

総統府、馬英九氏の健康悪化報道を否定 「今も毎朝ジョギング」

総統府の馬イ国報道官は21日、週刊誌が掲載した馬英九総統の健康悪化報道を否定した。(イ=王へんに韋)

「壱週刊」の最新号は、昨年11月15日にランニングイベントに参加した馬総統が、途中でショックに近い状態となり、総統官邸に戻った後、酸素マスクを使って体調を整えたと報道。医師からジョギングをやめるようアドバイスされたという。

これに対し総統府は、馬総統が準備運動不足により、腰と足に不調を訴えた事実を認めたものの、酸素マスクの使用や医師の助言などについては否定した。

馬総統はイベント参加後、その日のうちに宜蘭、澎湖、台北で統一地方選挙の応援などを行っていた。また、現在も毎朝ジョギングをしており、健康状態に問題はないという。

馬総統は昨年6月に台湾大学付属病院で健康診断を受けている。病院側は、膝に問題があった以外、異常は見られなかったとしている。






【台湾ブログ】奈良東大寺へ、大仏を見に行ったが鹿が気になった

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【台湾ブログ】奈良東大寺へ、大仏を見に行ったが鹿が気になった


旅行好きな台湾人女性が、奈良県を訪ねた感想をブログに載せた。日本の古都を巡りながら鹿に会える楽しみがあり、ほかには無い魅力的な旅が経験できると多くの人に薦めたいようだ。「奈良の世界遺産の中で、見逃せないスポットへ行くぞ!」とはりきり、筆者は地図を見ながら、東大寺へ向かったそうだ。

旅行や食べ歩きレポートをブログにつづっているmikii(ハンドルネーム)さんは、東大寺に着き「境内はとにかく広い」と最初に感じた。奈良時代の首都・平城京の東にあるから東大寺と名付けられたなど、寺の歴史や行き方を調べてブログに書き留めており、「参道に沿って歩くと、まず南大門に着いた。この門1つとっても日本の国宝である」とつづった。

 続けて「門には大華厳寺と書かれていたが、東大寺の別名だ。近づくと門は本当に大きく、柱の跡を見ると年月の深さが伝わってきた」と感想を述べた。国宝級の美術工芸品である金剛力士は「南大門の両側に2体あるので、通る時は見逃さないように」と促してもいる。図書館に勧学院、澄みきった池などを目にした筆者は、境内に和を感じる風景がいろいろあると発見したようだ。

 「ベンチに座ると森林にいる気分になった」そうで、筆者は日本の空気をかみ締めた。続いて中門側の廻廊を歩いて大仏殿へ。「木造ながら雄大で壮観で、人が小さく見えた。厳粛なムードに包まれた中、大仏様がいて圧倒されたまま見入ってしまった」そうだ。筆者いわく俳優の金城武が出演した台湾の航空会社のCMに東大寺大仏殿が映っているそうで、台湾人にはよく知られた場所であるとのことだ。

 壮観で大きな存在感を放つ大仏様の姿に感動した筆者だが、境内に入った時も大仏殿に行く途中でも、気になって仕方ない存在があったという。周囲をウロウロしていた「鹿たち」に目が行ったとのことだ。東大寺の参道には商店街がありいろんな品物が並んでいたが、「多くの人が注目したのは品物ではなく、観光客に餌を求める鹿だった」と気付いた。

 周りに鹿がいるのは不思議な気分だったが、「奈良の景観と溶け合っていて違和感がなかった」と、筆者は述べた。また「鹿せんべいの販売員にはおねだりしないが、観光客がせんべいを買うとすぐに近寄っていく」利口な鹿の習性を知った筆者は、あっという間に鹿に囲まれる人々をながめていたそうだ。

 餌をねだられ追いかけられるのは恐いと感じ、時間の余裕もなかったため筆者自身はせんべいを購入しなかった。「野生動物なので、人間をかんだり突いたりする事もあるので要注意」と、奈良の鹿が可愛いだけではないことも学んだそうだ。せんべいを持つと数頭の鹿が寄って来て、たかられる状態になり相当凄まじかったのだろう。

 気付いたら鹿を目で追っていた筆者は、自分の目当てが「世界遺産なのか鹿なのか分からなくなった」というが、結局どちらでも良く旅行は楽しめばいいと納得したそうだ。そして東大寺では、京都の寺で会った台湾人と偶然再会したエピソードも載せた。台湾人が日本の関西を旅する時は同じような日程を組む事例にもなり、台湾では知りえない事をいろいろと学んだ奈良の旅になったようだ。


【台湾ブログ】不思議な日本のゆるキャラブーム!台湾でも真似っこ?

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【台湾ブログ】不思議な日本のゆるキャラブーム!台湾でも真似っこ?


 日本の文化面を観察している台湾の女性ブロガーが、街おこしの火つけ役となる「ゆるキャラ」に注目。その経緯や台湾進出について書きつづった。日本には数多くのゆるキャラが存在していると述べ、「漫画チックなマスコットを作りだすのが得意な日本。県や市町村に公的機関、観光スポットなどが独自のマスコットを作り、愛されるだけでなくキャラクターとして経済効果を持っている」とした。

ブロガーの蝶(ハンドルネーム)さんはゆるキャラブームは、近年ますます盛んになり台湾にも来ているとつづり、日本で有名なゆるキャラの「くまモン」や「ふなっしー」は台北で開催されたアニメフェス「Taipei International Comics & Animation Festival」に参加していたと報告。

 「ブームになったマスコットの魅力は(日本に)とどまらない」と実感したそうだ。台湾ではくまモンは「酷MA萌」、ふなっしーは「船梨精」と表記するとのこと。筆者は日本のゆるキャラブームは、「2006年に誕生した滋賀県のひこにゃんから始まった」など歴史をたどり、ゆるキャラの人気を競う大会や祭りなど数多くのイベントが開催されていること、各地域の観光推進を図る重要な役割を果たしたなどと述べた。

 続いて台湾進出も図ったふなっしーの人気の秘密は、「人気アイドルとのCM出演が知名度を急上昇させ、多くのバラエティ番組に出演し素早いジャンプやブルブルと震える動きですぐさま人気者となった」などと報告。そのブームにより「台湾に招待されたのは当たり前」と感じたそうだ。続けて「ゆるキャラは可愛いだけでなく、特徴が必要」とし、人気が出る法則はなさそうだと強調。

 「くまモンは見た目は可愛いが風格があり、驚いた表情に加えてほっぺで感情表現するなどの面白さを持ち合わせており、従来のマスコットの存在とかけ離れている」と伝えた。「著作権が無料使用できる点が人気の最大の理由」とも述べており、細かく調べた様子がうかがえる。くまモンの顔が入ったグッズや食品が全国に並び広く知られるようになった、と伝えた。

 一方ふなっしー人気は「不思議で仕方ない」という。マスコットに位置付けられるイメージや常識を覆し、「子どもの落書きのような目、体は揺れてジャンプしたり叫んだりと暴走傾向」と見たままを述べつつ、特別な動きで人気者になったのが理解し難いようだ。誕生時には気持ち悪いと印象を持たれた愛知県の「オカザえもん」も、ふなっしーと同類の存在であると述べた。

 そしてゆるキャラブームに火がついたために、可愛いだけでなく特徴ある際立ったキャラクターが目立ち、「競争が激しい時代になった。新しいキャラクターが好まれる状況になり、どれが人気に火がつくのか予想できない」としている。また、たくさんいるゆるキャラたちが、ビジネスチャンスを生んでいることにも触れた。

 くまモンは「日本でスナック菓子や衣類、さらに仏壇仏具まである。その上フランス・バカラ社のクリスタル、ドイツのBMW車のくまモン仕様など国際ブランドの商品になった」と事実を伝え、「どんな商品にもなろうと、もう驚かない」などと述べた。くまモンが国際的な著名ブランドとコラボレーションするのは、日本人でさえも驚く事実だが、話題作りとしては効果的だ。

 そんな日本のゆるキャラブームに乗っかるべく、「最近台湾では真似っこが始まった」と筆者は感じた。「イベントで会場を盛り上げる、スター的なキャラクターを育てようと実践している。台湾観光局の“台湾熊”が良い例」とのことだ。真っ黒で目つきに鋭さのある台湾熊は、くまモンをスマートにしたような印象もある。

 だが台湾名物のパールミルクティーを飲んだり、先住民の衣装を着たり、台北101ビルに登ったりと、地域に根付いたキャラクターのようだ。筆者は台湾熊が観光促進につながるリーダー的な存在と認めており、「一生懸命働いてくれている」と述べ、「将来マスコット風なキャラクターたちがますます台湾で活動的になるだろう」と信じていることを明かした。







台湾メディアがイスラム国に拘束の後藤さんを賞賛「戦地の子どもを思いやる熱血漢

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台湾メディアがイスラム国に拘束の後藤さんを賞賛「戦地の子どもを思いやる熱血漢。尊敬に値するジャーナリスト」


台湾でも、イスラム国による邦人人質事件が広く報じられている。台湾メディアの風伝媒は22日、イスラム国に拘束されて、身代金を支払わない場合には殺害を予告された日本人2人のうち、後藤健二さんを「戦地の子を思いやる熱血漢」、「尊敬に値するフリーのジャーナリスト」などと賞賛する紹介記事を配信した。

 後藤さんについて、湯川遙菜さんと共に「イスラム国の手中に落ちた日本人」と紹介。「なぜなのか」などとして2人の経歴を紹介した。

 後藤さんについては、「宮城県仙台市出身で、現在は47歳」、「アフリカや中東などの紛争地域を多く取材」などと紹介。「世界各地で苦しむ子供らの境遇を専門的に報道」、「戦乱、難民、貧困、エイズ、児童教育に関心を持った」と紹介。「戦地の子どもを思いやる熱血漢」として、後藤さんを「尊敬すべきジャーナリスト」と賞賛した。

 シリアの取材に力を入れるようになったのは1990年代で、フリー・ジャーナリストの綿井健陽さんによる「非常に尊敬されていた」との言葉も紹介。2014年4月にシリアを訪問した際に湯川さんと知り合っていることから、後藤さんが“イスラム国”支配地域に入ったのは、先に行方不明になった湯川さんの救出を試みた可能性があるとの見方を紹介した。

 記事は後藤さんが行方不明になる前に「何が起こってもすべては私の自己責任です」、「もし何か起こってもシリアの人たちに何も責任を負わせないでください」とのメッセージを残していたと報じた。

新補給艦「磐石」、国軍に引き渡し

新たな洋上補給艦、「磐石軍艦」が国軍に引き渡され、国防部が時代をつなぐ大きな意義があると強調した。台湾国際造船公司が建造した、新世代の洋上補給艦、「磐石軍艦」は23日、台湾南部にある台湾国際造船公司高雄修理埠頭で国軍に引き渡された。引渡しの式典に参加した、国防部の厳明・部長によると、台湾国際造船公司は国防建設への協力も目標の一つとしており、海軍のために116隻におよぶ各種艦艇を建造してきた。

海軍が現在唯一保有する洋上補給艦、武夷艦も台湾国際造船公司が建造したが、就役は1990年で、今では海軍の求める任務を果たせなくなった。厳・国防部長は、「磐石軍艦」は、国軍の艦艇を自主開発する政策の下で建造されたもので、時代をつなぐ大きな意義があると指摘。厳・国防部長は、「磐石軍艦」の就役は海軍の戦闘能力を高めるとし、台湾の周辺海域の安全と航行を守るため、理想的な後部支援が実現すると述べた。

台湾国際造船公司によると、「磐石軍艦」は機動性と操縦性に優れ、スピードが速く、小回りもきくということで、悪天候下での戦闘や人道的な救援活動に威力を発揮する。また、飛行甲板やヘリコプター格納庫、野戦病院などの医療設備も備えている。

ネットオークションの露天、昨年の取引額500億元突破

PChome(網路家庭集団)傘下の露天市集国際資訊は22日、ネットオークションサイト「露天拍売」の2014年の総取引額(GMV)が500億元を超えたと発表した。これはデパートの太平洋SOGO百貨を超え、コンビニ大手のファミリーマート(全家)の年間売上に迫る規模だ。

出品商品数は過去最高の8000万件に迫り、国民一人当たりの商品点数はebayの2.32件、日本楽天市場の1.3件を抜き、露天が3.32件で世界一となっている。総取引額はこの8年で125倍に成長した。露天は現在800万人の入札者と100万人の出品者会員を持ち、1カ月のページビューは10億回を超える。今後はモバイルへの対応や決済サービスの充実を進め、海外向け販売も進めたいとしている。

総予算成立、歳出は1兆9346億元

2015年度の中央政府総予算案が可決された。立法院は23日の本会議で、今年度の中央政府総予算案を審議。その結果、歳入台湾元1兆7766億元(日本円約6兆6500億円)、歳出は1兆9346億元(日本円約7兆2400億円)で成立した。歳出は予算案から1.277%削減された。歳入から歳出を差し引いた赤字分1580億元に債務の元金返済分を加えた2240億元(日本円約8383億円)は、国債の発行で全額まかなう。

TRF、古民家日本料理で台湾2号店出店へ[商業]

日本料理店や居酒屋などを展開する東京レストランツファクトリー(東京都目黒区)はこのほど、台湾2号店を今年春をめどに台北市内に出店する方針を明らかにした。

同社は2014年2月に、鉄板懐石料理店「染乃井」で台湾に進出。コース料理を中心に客単価が3,000台湾元(約1万1,000円)前後とハイエンドの客層をターゲットにしている。染乃井の運営が軌道に乗ったことを受け、2店目の開業を決めた。

台湾2号店のコンセプトは、「古民家で味わう日本食レストラン」。表通りから一歩入った所にある建築年の古い民家を改装し、台湾の懐古的雰囲気の中で日本料理を提供。「和カフェ」として甘味メニューもそろえる。客層は30歳前後を想定し、低めの価格設定で気軽に入れる店にするとしている。ランチとディナーの時間帯で営業し、ディナー帯にはアルコールも提供する。

2号店の出店意図について、東京レストランツファクトリーの安井遼太朗・海外事業部長は「染乃井とは違った顔を持つ店を作りたいと考えていた。和食にこだわるという基本的な姿勢は変えず、台湾人の若者に和食の魅力を広めたい」と話している。

台湾の政府機関へのサイバー攻撃、中国大陸などから年間約300件

台湾の政府機関に対するサイバー攻撃被害は年平均約300件で、攻撃は中国大陸からも行われていることが張善政・行政院副院長の話で分かった。特に総統府、行政院(内閣)、経済部(経産省)、外交部(外務省)などが狙われやすいという。

張副院長は22日に開かれた情報セキュリティ関連会議後の記者会見で、公的機関を狙ったサイバー攻撃の大部分は被害が比較的軽微なパソコンのウイルス感染だと述べた。

また、総統の就任記念日や選挙日など政治や経済面で動きがあった場合、攻撃回数が増えることに触れ、民間との協力強化で情報セキュリティ能力の向上に取り組む考えを示した。

台湾ではサイバー攻撃は被害の深刻度によって4ランクに分かれている。昨年、最も深刻なレベル4は起きなかったものの、行政院長(首相)に通報する必要があることを示すレベル3の事件は4回あったという。

新北市、アジア唯一のスマート都市候補に

アメリカのシンクタンクが選ぶスマート都市に、台湾北部の新北市がアジアから唯一ノミネートされた。このシンクタンクは、インテリジェント・コミュニティー・フォーラム(ICF)で、毎年、世界の主要都市の発展を、「ブロードバンド」、「知的労働力」、「デジタル化」、「イノベーション」、「マーケティング」の5項目で評価。

ICFは22日、今年のスマート都市ノミネート都市として7つの都市を発表した。アメリカからは、バージニア州のアーリントン郡、オハイオ州のコロンバス市、サウスダコタ州のミッチェルの三つの都市が入り、オーストラリアからはイプスイッチ、ブラジルからリオデジャネイロ市、カナダからはサレーが選ばれました。そして、アジアからは中華民国台湾の新北市がノミネートされた。アーリントン市とコロンバス市、新北市はここ数年の常連。

新北市政府研究発展考核委員会は23日、情報インフラの整備、市民への情報サービス、クラウド政府とデジタルデバイド縮小などを引き続き進化させると共に拡大し、第4世代ブロードバンドのアプリケーションやモノのインターネット、クラウドコンピューティングとビッグデータなど、ハイテクのトレンドにあわせた発展を目指すと述べた。

この7つの都市から選ばれるスマート都市、インテリジェントコミュニティーは夏前に発表される予定。

台湾の携帯市場、アップルの人気続く

台湾の携帯電話市場で、アップル社のiPhone 6 の人気が続いている。中央通信社が23日に報じたところによると、昨年12月、台湾での携帯電話市場ではアップル社の製品が、従来のものより液晶画面を大きくしたiPhone 6 シリーズの人気により、販売台数、販売金額、単一機種の販売台数の3項目でいずれもトップだった。

12月の販売台数から見た場合、トップはアップル社、2位が台湾のHTC、3位も台湾のエイスース、4位が韓国のサムスン電子、5位が日本のソニーでした。販売金額の上位5位はやはりアップル社がトップ、2位はサムスン電子、3位がHTC、4位がソニー、5位がエイスース。

販売台数ではアップル社が25.9%のシェアを誇っており、販売金額ではさらに53.2%を占める。売り上げは2位のサムスン電子の4倍。iPhone 6 が昨年9月に発売されて以降、高い人気を維持していることがわかる。

一方、台湾のHTCの製品も、HTCM8、デザイア816などは昨年4月の発売から今も人気で、商品の周期としてすでに9ヶ月一定のセールスを維持できているということ。

台湾・高雄市と長野県の学校が姉妹校提携 交流深める

高雄市の中学生、教師などで構成された国際教育交流団が茅野市(長野県)の学校との姉妹校提携締結などのために、25日から31日にかけて日本を訪問する。23日には出発に先立ち記者会見が行われた。

今回、提携を結ぶのは新興高校(中高一貫校)と東部中学、五福中学と長峰中学、国昌中学と永明中学、光華中学と北部中学の台日各4校。各校では調印式のほか、学校交流や部活動体験などが行われ、28日には高雄市の中学生らが茅野市の柳平千代一市長を表敬訪問する。

高雄市は2012年に長野県と教育および観光交流の覚書に署名。以来、昨年2月には柳平市長が高雄市の中学校を訪れるなど交流が活発になっている。

台北・西門町で2人銃殺の男を逮捕

台北市西門町(万華区)の駐車場で今月13日、男性2人が銃殺された事件で、市警は24日、主犯格の陳福祥容疑者を逮捕したと発表した。

男は犯行後、行方をくらましていたが、所持していた携帯電話のIPアドレスなどから居所をつきとめられ、24日午前7時前に台湾北部・桃園市で逮捕された。

警察では、男は男性2人との間でドラッグ売買に関するトラブルが起きたため、犯行に至ったのではないかとみており、取り調べの後、男を殺人と「毒品(ドラッグ)危害防制条例」違反の容疑で送検した。

台湾・桃園で最低気温7.1度、この冬一番の寒さ

放射冷却の影響により24日朝、桃園市新屋で最低気温7.1度を観測した。23日に嘉義で観測された8度を下回り、この冬一番の寒さとなった。

中央気象局によると、新屋以外にも新北市板橋(8.5度)、新竹(9.1度)、台中(9.4度)などで最低気温が10度を下回った。

日中は晴れて、24日午後3時現在、板橋で22.6度、台中では20.5度まで気温が上昇している。

高さ6メートル!台湾最大の招き猫が台南に登場

高さ6メートルの台湾最大の招き猫が23日、台南市にある塩のテーマパーク「七股塩山」に登場した。同パークを運営する台塩実業は人々に「財」と「縁」を招きたいとしている。

パークの見所でもある塩の山の隣に設置された高さ6メートル、幅8メートルの巨大招き猫は、手がゆっくりと動く仕組みになっており、動き出した際には見物客の間から驚きの声が上がっていた。

台塩実業は、ともに今年を良い年にしたいとの想いから、招き猫の前に募金箱を設置。募金全額を慈善団体に寄付するとしている。

台湾の貿易競争力、2年連続で低下 FTA締結の出遅れ響く

台北市進出口商業同業公会(IEAT)が22日に発表した貿易競争力に関する世界ランキングで、台湾は昨年の12位から14位に後退し、2年連続で順位を下げた。IEATは自由貿易協定(FTA)締結の出遅れが主な原因だと分析している。

この調査はIEATが2009年から実施している。世界54カ国・地域を対象として、国家競争力、貿易の自由度、リスクなど6つの要素を基に総合的な貿易競争力を評価している。

1位はシンガポールで、米国、カナダが続いた。シンガポールが首位となるのは2011年以来4度目。米国は調査対象中、唯一5年連続で評価が向上した。

IEATは今回の調査結果をもとに、FTA締結に向けた交渉加速などの提言を政府に対して行うとしている。

台湾でも「義理チョコ」がじわじわ浸透中 バレンタイン商戦開幕

2月14日のバレンタインデーが近づく中、各社コンビニエンスストアでチョコレート商戦が幕を開けた。台湾では日本的な「義理チョコ」の習慣がじわじわと広がりを見せてきており、商機拡大が予想されている。

セブン-イレブン(統一超商)によると、バレンタインは交際相手にプレゼントをするだけでなく、日頃の感謝を伝えたい友人とチョコレートを贈り合うことが新たな風習になっているという。

同社では例年より1カ月早くバレンタインキャンペーンを展開し、特設スペースで30種類以上の人気チョコレートを販売する。今年のバレンタインデーは春節(2月19日)と近いこともあり、10~20%の売上増が見込まれている。

ファミリーマート(全家)では、イチゴのシーズンと掛けあわせて、ストロベリーチョコレート味のソフトクリームなどを発売する。同社の関係者によると、輸入チョコレートの売上は毎年20%成長しており、今年は全体の約8割が輸入品だという。

旧日本郵船出張所で特別展 100年の歴史振り返る

陽明海洋文化芸術館(基隆市仁愛区)は、日本統治時代に建設された同館の建物が落成から100年の節目を迎えることを記念し特別展を開催する。これに合わせてこのほど、芸術館によって日本時代に撮影された古写真の募集が始まった。

この建物は1915(大正4)年に日本郵船の基隆出張所として建てられた。日本の敗戦後には海運会社の招商局によって接収され、2004年からは海洋文化などを伝える施設として利用されている。

今年5~7月にかけて開催される特別展では、基隆港の歴史や過去の写真、葉書、書籍に加え、日本郵船、招商局時代の資料などが展示される。

あのナイスバディの美人隊員は・・と台湾ネットで話題の女性、実は日本人だった

台湾・中時電子報によると、台湾の刑事警察局が出版する隔月誌で、美貌とナイスバディで読者を虜にしたスワットの美人女性隊員が、実は日本人のミリタリーモデルだったことが分かった。21日付で中国新聞網が伝えた。

台湾では隔月誌「刑事」に登場したスワットの女性隊員が「美人でナイスバディ」だと評判を呼び、特に軍事マニアの間で「あの美人隊員は誰?」と話題を独占していた。早速、ネット上で「人肉捜索」(身元の特定)が行われたが、管轄部門である警政署ですら「スワットに女性隊員はいないはず」と首をひねる有様。台湾メディアが捜索したところ、実は警察とは無関係の女性で、日本の有名なミリタリーモデルの「乙夜(いつや)」さんであることが判明した。

乙夜さんは東京都出身で、軍事雑誌で記者をするなど幅広い活動を展開する日本で最も有名なミリタリーモデルだという。

自殺志願で大泣き・座り込みの女性、イケメン警官に抱き着き保護される 拒否された“非イケメン”警官、大ショック

台湾南部、高雄市の繁華街でこのほど、「女性が路上に座り込み、自殺すると言って大泣きしている」との通報があり、警察と消防が駆け付けた。警察が女性を抱きかかえて保護しようとしたが、女性は警官の助けを拒否してさらに大泣き。しかし他の警官が手を差し伸べると、自ら警官に抱き着き、安心した様子を浮かべた。女性にいったい、何があったのか?

台湾・聯合報の23日付の報道として、中国新聞網が同日伝えたところによると、女性は27歳。最初に手を差し伸べた男性警官はイケメンではなく、次の警官はイケメンだったため、思わず手を伸ばして抱き着いたという。女性は嬉しそうに理由を話し、そばで聞いていた女性警官は苦笑いだった。

女性の言葉を聞いて大きなショックを受けたのは、最初に手を差し伸べた警官。別の同僚に「イケメンはいいよなぁ。助けられる人も顔で選ぶのか・・・」と愚痴をこぼしていた。その後、女性は家族の元に送り届けられ、一件落着となった。

訪日外国人旅行者が注目する日本の美容関連サービス

日本政府観光局(JNTO)は、2014年の訪日外国人旅行者数が1341万4000人となり、年間の過去最高記録を更新したと発表した。また2014年10月より訪日外国人旅行者に対し、免税の対象商品が化粧品等にまで拡大したため、「インバウンド消費」(訪日外国人消費)は、前年比43.3%増の2兆305億円(2014年推計、観光庁調べ)と大いに盛り上がりを見せている。そんな中、株式会社リクルートライフスタイルが企画編集するヘアサロン、リラクゼーション&ビューティースポットのクーポンマガジン『HOT PEPPER Beauty』は、2014年訪日外客数上位6位までの国と地域(台湾、韓国、中国、香港、米国、タイ)の観光経験者600人を対象に、日本観光における「美容サービス」「美容関連サロン(※)」に関するアンケートを行ない、結果をまとめた。

 訪日外国人旅行者の上位6カ国(地域)600人にアンケートをとったところ、半数が何かしら美容関連サロンを体験をしているという結果になった。主に、宿泊施設に併設された「ホテルスパ」や、温浴施設に併設された「リラクゼーション(マッサージ)サロン」の体験者が多いという結果になっているが、女性に限定すると「ヘアサロン」「ネイルサロン」に行ったと答える回答者もそれぞれ、17.3%、16.0%と現れた。ビザの要件緩和や昨今の円安傾向を背景に伸び率が著しい「中国」「タイ」や、個人旅行比率が高い「米国」が美容サービス消費を牽引。今後、さらに訪日外国人旅行者の受け入れ体制が整備されていく予定なので、モノのみならず日本の美容サービス、「インバウンド美容」消費に注目だ。

◆美容サービスの満足者は90.6%

 サロン利用経験者の満足度は、「非常に満足」「満足」と答えた人が9割にのぼり、感想として「技術力が高い」がトップに。女性は、衛生面を評価する声が多く、日本のサービス水準の高さがうかがえる。

◆日本ならではのネイルサービス。興味がある施術は、「細かい絵」や「ラインストーン」「立体的なアート」など、日本滞在中だからこそ体験できる盛り・技術が人気

 全体の5位には「アニメなどのキャラクターの絵を描く」がランクイン。アニメのキャラクターデザインの支持は「タイ」が高く、「タイ」の旅行者が描いてみたいキャラクターは「ドラえもん」が1位。その他の国はすべて「ハローキティ」が1位となった。日本ならではの美容サービスとして注目すべきは、ネイルサービス。滞在中、気軽に1本から体験しやすい。シンプルな1色塗りが主流の諸外国と比べ、細かいデザインを施したり、甘皮のお手入れや爪の形を整えること、爪の表面を磨くことなどネイルケアが充実している。

 日本のネイルサロンが提供するサービス・デザインで、興味があるもの・やってみたいものを女性限定で聞いてみると、6カ国(地域)計では、「細かい絵」や「ラインストーン」「立体的なアート」など、日本でだからこそ体験できる盛りや、技術力が光るデザインが人気の傾向となった。

 しかし、国(地域)別に見ると上位はだいぶ異なっており、「台湾」「香港」は「フレンチネイル等のシンプルなデザイン」と「ネイルケア」が支持を集め、一方「中国」は「ラインストーン」の盛りと「1色塗り」という二極化傾向。「韓国」は、全体順位と同様に「シンプルなデザイン」「細かい絵」「ラインストーン」に支持が集まり、古くからネイル文化が定着している「米国」は、「シンプルなデザイン」「ラインストーン」を支持すると共に、アジア圏ではないためか、「和柄の絵」への興味が「中国」についで高い結果になった。

 特筆すべきは、「タイ」の「アニメなどのキャラクターの絵を描く」が42.0%と他国と比べ高い支持を集めたこと。描きたいキャラクターとして、他国は「ハローキティ」を1位に挙げる中、「タイ」のみ、神様として奉られるほど人気が高い「ドラえもん」が1位ということも興味深い結果となっている。








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