日本では、外国製品に対して日本製品には見られない大胆なデザインや色使いが人気を集めている。逆に、欧米からも日本製品に対して、欧米の製品にはない魅力に高い関心が寄せられることがある。
オーストラリア人のブログ「badskirt」では、筆者が日本を訪れて出会った日本製品の魅力を伝えている。
筆者の目的は、日本を訪れる外国人の多くが注目する「ハイテク製品」ではなく、包装用品や手芸用小物だ。これらの製品はオーストラリアでも入手できるし、日本よりも割安となる場合が多い。しかし、オーストラリアと比べて人口が約6倍の日本では、需要が多いためか商品の種類が豊富であり、魅力的な品物が多すぎて購入する商品が決断できないほどだと語る。
オーストラリア人である筆者にとって、日本らしい「和紙」のテープなど、日本の伝統が感じられる製品が多く見られないのは意外なようだ。和紙のテープについては、家の装飾品としても使えると記しているほど、デザインや材質に魅力を感じていることがうかがえる。
また、日本で入手できる手芸用品は材質・形の種類も豊富だという。特に編み物に興味があるという筆者は、編み棒などの用具のサイズの豊富さについて説明している。毛糸はあまり好きではないようだが、日本のメーカーによる毛糸はオーストラリアでは見られない微妙な色合いのものがあり、購買欲をそそられたとつづっている。
日本の雑貨は安心できる品質がある上、デザインや色彩に、欧米にはない独特な繊細さを併せ持つことがある。そんな日本製品に魅了される欧米人は少なくないようだ。