浜松市と台北市、観光交流協定調印
静岡県浜松市の鈴木康友市長と台北市の郝龍斌市長は31日、台北市政府で観光交流都市協定書に調印した。浜松市は今後、台北市が主催するイベントなどへの出展を通じて台湾での認知度向上を図るとともに、サイクリングや音楽など強みを生かした誘客を進める考えだ。浜松市が海外の都市と観光交流協定を結ぶのは台北市が3カ所目。
台湾人、休日も3時間以上勤務が半分
ビジネスソリューション提供のリージャスが30日に発表した調査で、台湾人ビジネスパーソンの半分が休日も平均して1日3時間以上働いているとの結果が出た。リージャスは96カ国・地域の2万6000人以上をから回答を得た。世界平均では休日も働いているのは全体の17%だが、台湾人は3倍に上っている。
米ソフトウエア開発会社、高級タクシー手配サービス
ソフトウエア開発の米Uberは、専用アプリを使った高級タクシー車両の手配サービスを台湾で始める。工商時報によると、同サービスはすでに世界36都市で展開済み。台湾では同サービス用にベンツ30〜50台を用意している。基本料金は126台湾元。アジアではシンガポールに次ぎ2カ所目。今後はソウルや上海、北京、東京にも進出する計画だ。
新しい通勤用電車EMU800型、来年初めに投入
台湾鉄路管理局が日本で購入し、新しく導入するEMU800型通勤電連車296両37編成のうち、16両2編成が8月下旬、台湾に到着、試運転などを経て来年の春節前より営業運転が始まる見通しとなった。EMU800型はステンレス製の車体でグレーの地に青や黄色のラインが入り、先頭は特急タロコ号と同様の流線型。台湾の通勤電車としては初のデザイン。最高時速は現在の通勤用EMU700型より20キロ速い130キロとなる。
小学5年生殺害の男に無期懲役
台南地方法院は30日、昨年11月末に台南市内のゲームセンターで当時小学5年生男児ののどを刺して殺害したとして、殺人罪に問われた無職、曽文欽被告に無期懲役を言い渡した。しかし死刑を望む遺族は判決を不服とし、高等法院に控訴する方針だ。これに対し台南地方法院の報道官は「裁判官は曽被告が完全には人間性を失っておらず、回復は可能と判断して無期懲役の判決を下した」と説明している。
30日に台北で37.9度=今年最高気温
中央気象局によると、大気の沈降とヒートアイランド現象により、30日午後12時45分ごろ、台北で37.9度と今年に入ってから台湾での最高気温を記録した。過去の7月の台北の最高気温は38.6度で、それぞれ1921年7月31日、2007年7月21日、10年7月3日の3回。30日以前の今年の台北の最高気温は、6月27日の36.7度だった。この日はフェーン現象で、台東でもこれまでの最高となる37.4度の気温が観測されている。
羅嘉仁、台湾10人目の大リーガーに
大リーグ、アストロズ傘下のマイナーチーム、2Aフックスの右腕、羅嘉仁が30日、メジャーに昇格した。台湾人としては10人目。屏東県出身の27歳で、2008年3月の北京オリンピック世界最終予選で150キロ台のストレートを連発したことで“火球仁”(火の玉の仁ちゃん)とよばれるようになった。渡米3年目の11年に肘の手術を受けたが、球威は衰えず昨年の秋季キャンプで自己最速の160キロをマークした。
台日文化交流の功労者に旭日中綬章
日本政府による今春の叙勲で旭日中綬章を受章した、台日文化経済協会の許敏恵・元会長(89)への伝達式が30日、交流協会台北事務所であり、樽井澄夫代表から勲記と勲章が伝達された。同協会は戦後60年以上にわたり台日間の文化・人的交流を進め、「台湾を代表する日台友好の民間団体」(樽井代表)として知られる。許氏は1995年から9年あまり会長をつとめ、日本の台湾友好団体との交流を全国レベルに拡大、日本の茶道を台湾に広める活動にも尽力した。
台北市が狂犬病対策センターを設置、52年ぶり動物の感染確認
台湾の台北市当局は30日、域内で狂犬病の動物への感染例が相次いでいることを受け、「狂犬病対策センター」を同日に立ち上げると発表した。(写真は「CNSPHOTO」提供)
台湾の台北市当局は30日、域内で狂犬病の動物への感染例が相次いでいることを受け、「狂犬病対策センター」を同日に立ち上げると発表した。
台湾当局は今月16日、野生のイタチアナグマ(イタチ科)3匹が狂犬病に感染したことを確認したと発表。動物への感染確認は1961年以来、52年ぶりとなる。
比労働者凍結で人手不足、企業が悲鳴[労働]
漁船銃撃事件への制裁として台湾政府がフィリピン人の新規就労を凍結してから2カ月あまりが経過し、ダメージはむしろ台湾企業に広がっているようだ。台湾科学園区同業公会の沈国栄・副理事長は「企業は深刻な労働力不足に直面している」と指摘した。
30日付経済日報が伝えた。沈・副理事長は「外交問題なのであまり圧力はかけたくないが、政府は問題を認識し、ミャンマーやカンボジアからの労働力輸入などで企業の需要を満たしてほしい」と訴えた。
科学園区のハイテク企業では、教育水準が比較的高く英語力もあるフィリピン人労働者への依存度が高く、例えば新竹科学工業園区(竹科)は外国人労働者の9割がフィリピン人。新規供給が止まったことでフィリピン人労働者の争奪戦が激しさを増し、ハイテク企業による囲い込みで従来型産業の人手不足も深刻化している。
外国人労働者のあっせんを手掛ける康林国際の李超群総経理は「企業はベトナム人の雇用を増やそうとしているが、手続きには時間がかかり、英語力もフィリピン人には劣るため頭を痛めている」と指摘。インドネシアが国内事情から労働者の海外派遣を引き締めていることも、企業の労働力不足に輪をかけているという。
台湾政府は今年5月、フィリピン警備船による銃撃で台湾漁船の乗員1人が死亡した事件を受け、フィリピン人の台湾での新規就労申請を認めないなどの制裁措置を発動した。
オリオールズのチェン、8回途中3失点で6勝目
大リーグ、オリオールズの陳偉殷(チェン・ウェイン)は31日(台湾時間、以下同)のアストロズ戦に先発登板し、今季最多となる9奪三振を記録するなど、7回1/3を3失点に抑える好投で6勝目を挙げた。試合はオリオールズが4−3で勝ち、連敗を2で止めた。
30日アストロズに昇格した台湾の速球派右腕、羅嘉仁(ロ・チャージェン)との投げ合いが期待されたが、点差が開かない試合展開となったこともあり実現しなかった。
この5月に2012年の渡米後初の故障者リスト入りした陳だが、7月中旬に復帰して以来は順調に白星を重ねており、勝ち負けがつかなかった25日のロイヤルズ戦をはさんで3連勝中だ。
サメ乱獲“ブラックリスト”で台湾、日本より上位の世界4位
野生生物の取引を監視・調査しているNGO、TRAFFIC(トラフィック)は30日、サメ捕獲量上位20カ国のリストを公表、1位はインドネシアで台湾は4位だった。この調査はEUが助成しているもので、また今年3月タイ・バンコクで開催されたワシントン条約会議の決議に基づき、絶滅危惧種のサメ・エイ7種の保護を目指している。
調査の結果、サメ捕獲国の上位10位は数量の多い順にインドネシア、インド、スペイン、台湾、アルゼンチン、メキシコ、アメリカ、マレーシア、パキスタン、ブラジル。日本は11位で韓国は19位だった。また、2002〜2011年の間にトップ20カ国だけで世界中のサメの捕獲量の80%近くを、2大サメ捕獲国のインドネシアとインドだけで20%以上を占めていることになるという。
サメの乱獲が進んでいる原因の1つが中国大陸でのフカヒレの需要の高まり。しかし、サメの急速な減少は生態系のバランスの破壊をもたらし、クラゲの大発生など大自然に深刻な影響を与えかねないと一部専門家らは警告している。
長野・蓼科高校、高雄市を初表敬 台湾フルーツ満喫
蓼科高校(長野県北佐久郡)の生徒ら一行14人が29日、高雄市政府を表敬訪問した。高雄市と長野県が昨年11月に教育・観光交流覚書を結んでから初めての同県高校生の正式来台で、高雄市では名産のマンゴーを振舞い歓迎した。
今月28日に来台した生徒らは、同夜、高雄でホームステイを体験、地元の人々の人情味や海洋都市・高雄の魅力を満喫した。ホストファミリーとの交流のほか、現地鳳山商工職業学校を見学しマンゴーシャーベット作りに挑戦、大いに盛り上がった。
高雄市政府では、一行を歓迎しようと9月中旬に同市で開催されるWDSF世界ダンススポーツゲームズのマスコットを動員し、高雄独自のダンススタイル「高雄タイプ(type)」を披露。みな初めて目にするかわいらしさにつられ一緒に踊りだすなど、言葉の壁を超えた次世代交流の輪が広がった。
WDSFには35カ国以上から約800人の選手が参加する予定で、日本からも代表選手30人が来台する。台湾は22人。
鈴木奈々、台湾でロケ 屋台グルメがお目当て
モデルの鈴木奈々(25)がおとといからアナウンサーの佐藤渚(25)らとともに来台、TBS情報バラエティ「サンデージャポン」の番組ロケで台北市内の屋台街などを訪れ、撮影収録中は台湾ファンの目を引いた。
ロケは台湾の観光スポットを紹介するもので、士林夜市の鶏排(ジーパイ)(唐揚げ)などはおめあてのひとつだったようだ。また、鈴木は自身のブログに夜市や台北101の写真をアップ、シェイシェイ(ありがとう)などと書き込んでおりすっかりロケを楽しんでいる様子だと台湾メディアは伝えている。
「茶道の心、台湾に」 台日文化交流の功労者に旭日中綬章
日本政府による今年春の叙勲で旭日中綬章を受章した台日文化経済協会の許敏恵・元会長(89、右)への伝達式が30日、日本の出先機関である交流協会台北事務所であり、樽井澄夫代表(大使に相当、左)から勲記と勲章が伝達された。
台日文化経済協会は戦後から60年以上にわたり台日間の文化・人的交流を進め、「台湾を代表する日台友好の民間団体」(樽井代表)として知られる。許敏恵氏は1995年から9年間あまり会長をつとめ、日本の台湾友好団体との交流を全国レベルに拡大、日本の茶道を台湾に広める活動にも尽力し、95年には同協会のサポートで台湾初の茶道教室が始まった。
幼いころから日本で暮らし京都大学で学んだという許氏は、中国語に続きなめらかな日本語で挨拶、「私個人ではなく、日本と台湾の関係を象徴するもの」と受章の感想を語った。
台鉄・新しい通勤用電車EMU800型、来年春節前投入の見通し
台湾鉄路管理局で日本から購入され新しく導入されるEMU 800型通勤電聯車296両37編成のうち、16両2編成が8月下旬、台湾に到着、試運転などを経て来年春節前より営業運転が始まる見通しとなった。
来月到着する日本製の量産先行車が投入されるのは北部の基隆−新竹区間で、残りは台湾で製造され、37編成全ての配備が完了するのは2016年1月頃になるとみられている。その際、キョ光号、復興号、光華号のうち手動ドアを使う旧式車両は廃車となる。(キョ=草かんむりに呂)
新しいEMU 800型はステンレス製の車体でグレーの地に青や黄色のラインが入り、先頭は特急タロコ号と同様の流線型で台湾の通勤車としては初めてのデザイン。最高時速は現在の通勤用EMU700型より20キロ速い130キロで、車内には左右ドア上部のLED板で停車駅などが、4つの液晶モニタで乗り換えなど運行情報が表示される。
1列車あたり352座席、1262人の立席で、車内は規定15%の優先席比率をEMU700型の20%を超え25%にまで高めており、優先席付近の床とつり革は見分けやすいよう色で区別、満員の時でも便利なよう座席には手すりをつけ床は滑り止め仕様。1号車と8号車には自転車持ち込みエリアとバリアフリー対応施設がある。
暑い!台北で37.9度 台湾一の最高気温
中央気象局によると、大気の沈降とヒートアイランド現象により、30日正午12時45分頃、台北で37.9度と今年に入ってからの台湾の最高気温を記録した。
過去の7月の台北の最高気温は38.6度で、それぞれ1921年7月31日、2007年7月21日、2010年7月3日の3回。また、30日以前の今年の台北の最高気温は、6月27日に観測された36.7度だった。この日はフェーン現象で、台東でもこれまでの最高となる37.4度の気温が観測されている。
気象局では、7〜8月は台湾で最も暑い月で今後も気温が上がる可能性があるとして、熱中症にならないよう外出時の日焼け・紫外線対策や水分補給を呼びかけている。
台北市のほか、新北市の板橋でも36.8度と、今年に入って以来の最高気温となった。