掛川城公園(掛川市掛川)で建設工事を進めていた市ステンドグラス美術館の建屋が完成した。ステンドグラス73点の設置も終え、「光の館」は6月6日の開館を待つ。
展示作品と美術館の建物は、市在住のステンドグラス収集家で医師の鈴木政昭さん(79)が市に寄贈する。建物は木造平屋建て228平方メートル。イギリスの伝統工法であるティンバーフレーム風のしっくい壁に木製の柱がアクセントになる外観に仕上がった。
ステンドグラスは19世紀の英国製が中心。ステンドグラス作家で研究家の志田政人さん(56)の指導の下、それぞれの大きさにあわせてしつらえた窓に、はめ込まれた。自然光を受けて、かつて教会を彩った光を取り戻した。