JR西日本は20日、来春に京都市下京区で開業予定の京都鉄道博物館で展示する車両を決定したと発表した。丸い顔の先頭車両が特徴的な0系新幹線や各種蒸気機関車など日本の近代化に貢献した53両を選んだ。
一体運営する梅小路蒸気機関車館(下京区)が収蔵する20両も含むため、蒸気機関車が23両と最も多い。次いで客車が9両、新幹線が6両、電気機関車、電車が各5両、ディーゼル機関車、貨車が各2両、気動車が1両。詳細はJR西のホームページに掲載する。
0系新幹線は最初に製造された第1号車を展示する。時速300キロでの営業運転でギネスブックに登録された500系新幹線や、戦後の特急列車をけん引した旧国鉄最大の蒸気機関車C62形など歴史的な価値が高い車両も並べる。
今秋には公式キャラクターを決める。京都府内の大学生から公募し、一般投票や審査で最終決定する。
JR西は「思い出に浸ったり、鉄道技術を勉強したり、さまざまな見方で楽しんでもらいたい」と話している。