スリランカ・ミャンマーの労働者受け入れ検討
5月に起きた漁船銃撃事件に対するフィリピン政府への制裁の一環で、行政院は同国からの労働者の新規受け入れを全面的に停止している。このため近く3万人の労働者が不足する恐れが出てきたため、労工委員会(労委会)は代替措置としてスリランカやミャンマーからの受け入れを検討している。労委会では今月、現地調査をする予定だ。地場のハイテク産業ではフィリピン人の代わりにベトナム人を採用しているが英語力で劣ることなどから、国内で英語が広く使われている国からの受け入れが必要と判断した。
飛行中の軽飛行機から女子大生が飛び降り自殺
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台東県で飛行中の軽飛行機から女子大生が飛び降り自殺する事件が起きた。警察の調べによれば、女子大生は上空約100メートル地点で突然、安全ベルトとヘルメットをはずすとそのまま空へ身を投げたという。『蘋果日報』が伝えた。
死亡したのは、台北市に住む21歳の女子大生。友人と2人で台東県を訪れていた女子大生は、宿泊先の民宿のオーナーが2人乗り軽飛行機を所有していることを知り、「乗せてほしい」と頼んだ。オーナーは営業許可や飛行許可もないことから一度は断ったものの、女子大生が「今日は私の誕生日なんです」と懇願してきたため、しぶしぶ承諾したという。
7月31日午前6時50分、オーナーは女子大生を乗せて飛行。その後10分もたたないうちに、女子大生は安全ベルトをはずした。異変に気づいたオーナーは後ろを向いて止めようとしたが、間に合わなかったそうだ。
女子大生が乗っていた座席部分には、「驚かせてしまい申し訳ありません」とオーナーに向けたと思われるメモが残されており、宿泊していた部屋からは父親宛ての遺書も見つかったことから、警察は自殺と断定した。またオーナーには、違法に客を乗せた「民航法」違反及び業務上過失致死罪の責任が追及されるということだ。
ミルクティーの雅茗天地、株式店頭公開へ
中国などでミルクティーのチェーン店を展開している台湾系の雅茗天地集団(ヤミータウンHD)が、年内に台湾で株式の店頭公開をする準備を進めている。同社は6月下旬に「快楽檸檬(ハッピーレモン)」のブランド名で、台北で新しい店舗を設けた。年内に台湾で10〜15の直売店を設置する計画だ。雅茗天地は資本金2億5000万台湾元で、中国や香港、シンガポールなどで計約450店舗を展開している。
レクサスが6年連続首位、新車セールス満足度
J.D.パワーアジア・パシフィックが7月末に発表した、今年の台湾新車セールス満足度調査によると、トヨタ自動車のレクサスがブランド別で6年連続首位となった。満点は1000ポイントで、レクサスは914ポイントを獲得した。調査は昨年7月から今年2月の間に新車を購入した2420人を対象に、今年1〜4月に実施された。
エイスースのQ2は不振、減収減益
パソコン大手の華碩電脳(エイスース)が発表した第2四半期の連結税引き前利益(非ブランド事業は除外)は、前期比19.0%減の58億2600万台湾元と不振だった。売上高も同14.7%減の896億6300万元と低迷した。エイスースはすでに今年の出荷台数見通しを引き下げている。
マレーシア人留学生が大幅増加
台湾とマレーシアが昨年夏に双方の大学卒の学歴を承認したことで、台湾の大学で学ぶマレーシア人留学生が大幅に増えている。教育部の蒋偉寧部長によると、前学年度のマレーシア人留学生は約7000人。このうち約2000人が今夏で卒業して帰国するが、9月から始まる新学年度にはすでに4〜5000人分の留学ビザを発給した。これにより、マレーシア人留学生は今年は1万人に達すると予測している。
女性向けAVチャンネル、10月にも放送開始
台湾初の女性向けAVチャンネル「パンドラ」が7月末、放送・通信の監督機関である国家通訊伝播委員会(NCC)から開設許可を取得し、早ければ10月にも放送を始める見通しとなった。「パンドラ」は、同名のアダルト専門テレビ局が新たに開設したもので、女性の視聴者が重視するストーリー性や前戯に特化した動画のほか、お色気トーク番組やバラエティーなども放送する予定。受信料は毎月約70台湾元。
山梨県知事が来台、高雄で都市交流
山梨県の横内正明知事一行は1日から3日間の日程で台湾を訪問中だ。滞在中には亜東関係協会の李嘉進会長と会見するほか、行政院農業委員会や高雄市政府への表敬訪問も予定している。横内知事は2011年にも来台し、山梨への観光客誘致や県特産品PRのためのトップセールスを行った。外交部の統計によると、今年1月から8月初めにかけて来台した知事の人数は、過去最多となる14名にのぼり、47都道府県の約3割を占める。
長野・蓼科高校、高雄市を初表敬
蓼科高校(長野県立科町)の生徒ら一行14人が7月末、高雄市政府を表敬訪問した。高雄市と長野県が昨年11月に教育・観光交流覚書を結んでから初めての同県高校生の正式来台で、高雄市では名産のマンゴーを振る舞い歓迎した。 生徒らは高雄でホームステイを体験、地元の人々の人情味や海洋都市・高雄の魅力を満喫した。ホストファミリーとの交流のほか、地元の鳳山商工職業学校を見学しマンゴーシャーベット作りに挑戦、大いに盛り上がった。
「名探偵コナンがいる場合の死亡率」が学問に=大学の講義要綱が話題―台湾大学教授
1日、国立台湾大学の葉丙成教授は、オンラインで世界各国の一流大学の講義が受けられるネット大学「コーセラ(Coursera)」の「確率」コースのカリキュラム要綱を発表した。写真は台湾大学。
2013年8月1日、国立台湾大学の葉丙成(イエ・ビンチョン)教授はこのほど、科学事業普及サイト「果殻網」と「微博」(ウェイボー・ミニブログ)上で、オンラインで世界各国の一流大学の講義が受けられるネット大学「コーセラ(Coursera)」の「確率」コースのカリキュラム要綱を発表した。そのユニークな内容が、中国本土の学生からも好評を博している。揚子晩報が伝えた。
葉教授はこのほど「果殻網」と「微博」で中国本土の学生向けに、「国立台湾大学の第1期中国語MOOC(massive open online courses)が8月31日からネット上で公開します。世界大学学科別ランキング24位の国立台湾大学電気工学科がどのように確率を教えているか知りたい方、ぜひ参加してください」と募集した。
このコーセラ中国語のカリキュラムは中国本土の学生たちを狂喜させたが、学生たちが特に興味を持ったのは、葉教授が開講前にネット上で公開したカリキュラム要綱だ。要綱は通常なら本を読むときに読み飛ばす部分だが、葉教授が作成した要綱は主役の授業よりも一足先に人気となった。その内容の一部を挙げると、次の通り。
・条件確率―名探偵コナンがいる場合、人の死ぬ確率は?
・葉丙成独自開発の奥義―あなたと私は縁がある。奥義を教えてあげよう。
・確率の上限―まったく役に立たないジェームス・ボンド
・結合確率の分布―哀れな明さん!
いずれのタイトルも一体どんな内容なのかと非常に興味をそそられないだろうか?この要綱には、中国本土のネット流行語をはじめ、ハリウッド映画の有名キャラクター、日本の流行文化の関連語、武侠用語までが散りばめられている。
葉教授は決して突飛な表題で人の目を引こうとしているわけではないと断わった上で、具体的なカリキュラムも要綱と同様に面白いものになることを約束した。葉教授はミシガン大学で傑出した教授に贈られる教授賞を受賞したことがあるほか、台湾大学でも教学傑出賞を受賞している。学生たちは葉教授について、「葉教授の授業は今まで受けた中で最も優れた形式の授業だ。リラックスした雰囲気ながらも、とても多くのことを学べる。教授は学生たちと一緒に楽しむのがとても好きで、時にはコメディアンにもなる」と称賛の声を送っている。
台湾からチベット高原の青海省西寧に直航便、所要時間が半分に
台湾の長栄航空(エバー航空)と子会社の立栄航空(ユニ・エアー)は1日、台湾と青海省西寧市の西寧曹家堡空港を結ぶ直航便を就航させた。チベット高原にある空港と台湾との直航便は初めて。(写真は「CNSPHOTO」提供)
台湾の長栄航空(エバー航空)と子会社の立栄航空(ユニ・エアー)は1日、台湾と青海省西寧市の西寧曹家堡空港を結ぶ直航便を就航させた。チベット高原にある空港と台湾との直航便は初めて。
毎週木曜に運航し、所要時間は4時間半。これまでは他地域を経由して8時間以上がかかっていた。
SK横領事件の主犯格52歳元顧問、台湾で逮捕
SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長(53)がグループ会社の資金数百億ウォン(100億ウォン=現在のレートで約8億8500万円、以下同じ)を横領した事件をめぐり、事件で中心的な役割を担ったとされるSK海運のキム・ウォンホン元顧問(52)が、先月31日に台湾で現地の警察に逮捕された。
法務部(省に相当)国際刑事課は1日「キム元顧問が移民法違反容疑で現地の警察に逮捕された。台湾当局との協議を経て、早急に韓国への送還を目指す方針だ」と語った。
キム元顧問が韓国に送還された場合、崔会長が横領などの容疑で告訴していることから、検察の捜査は避けられない状況だ。この場合、今月9日に予定されている、崔会長に対する控訴審の判決公判も延期される可能性が高いとの見方が出ている。
崔会長らに対する控訴審の審理を担当しているソウル高裁刑事4部(文容宣〈ムン・ヨンソン〉裁判長)は1日、本紙の取材に対し「(キム元顧問が送還された場合)証人として呼ぶ可能性が十分にある」として、控訴審の判決公判を延期する可能性があることを示唆した。
キム元顧問は横領事件の控訴審の公判で、崔会長側から「SKグループ系列会社による先物・オプション取引のための資金数百億ウォンを横領した事件の主犯」と名指しされた。崔会長は公判に際し「2005年から先物・オプション取引のための資金という名目で、キム元顧問に送金したものの、返ってきていない金が6000億ウォン(約530億円)に達する」と主張していた。
SPILのQ2利益17.4億元、3年半来で最高[IT]
IC封止・検査大手のセキ品精密工業(SPIL、セキ=石へんに夕)が7月31日に発表した第2四半期決算は、純利益が17億4,000万台湾元(約56億7,400万円)で3年半来の最高を記録した。モバイル通信製品の需要急増や製造工程の転換が粗利率向上につながった。1日付工商時報などが伝えた。
第1四半期は、封止技術関連の知財権をめぐる訴訟の和解金支払いを計上したため最終赤字となったが、第2四半期は黒字を回復した。第2四半期の連結売上高は前期比27.4%増の176億200万元で、市場予測を上回った。
SPILは、バンピングに使用する金価格の変動の影響を避けるため、ボンディングワイヤプロセス全体における銅・銀バンピングの比率を引き上げていた。林文伯董事長によると第2四半期は前期の64.4%から70.6%まで拡大。これにより粗利率は前期比6.3ポイント上昇の20.9%に達した。
林董事長は、下半期は半導体業界全体で在庫調整が進むとみる一方で、携帯電話やタブレット端末、家庭用ゲーム機の新製品向けにハイエンドの封止・検査の需要が拡大すると予想している。第3四半期はボンディングワイヤプロセスやフリップチップパッケージ、封止・検査の設備稼働率がそれぞれ82〜94%に上昇するとみている。
台湾市民の7割強、狂犬病の感染拡大に懸念
大手ケーブル局、TVBSの調査によると、このところ台湾の野生動物の間で感染拡大傾向にある狂犬病について、72%の回答者が懸念を示しており、25%が心配していないと回答していることがわかった。自由時報が1日付けで伝えている。
台湾では7月中旬、52年ぶりにイタチアナグマの狂犬病感染が確認されて以来、政府が予防や治療に関する情報の普及につとめているが、狂犬病の症状について「よく知っている」とした回答者が62%と半数を超える一方で、「よくわからない」も34%に達した。また、死亡率100%とされる狂犬病の予防法については「知っている」が61%と「知らない」の36%を上回っている。
同調査は7月30日から31日にかけて20歳以上を対象に電話で実施されたもので、1100人から回答を得ている。
台湾・台北、世界10大グルメスポットに
アメリカの美食ブログBunkycooksで世界10大グルメスポットに台北が選ばれている。同ブログは2009年に開設、書き手はおいしい物を味わい有名なシェフを取材するため世界各地をめぐったことがあり、ネット上でも高い評価を得ている。
ブログでは台湾の屋台について触れ、台北は世界で最高の湯麺(タンメン)、餃子(ギョーザ)などが味わえるところで、台湾と中国の文化が融合し季節の食材が生かされていると評価、中でも刈包(グアバオ)は最も人気が高く、アメリカにも入りつつあると説明している。
台北以外に選ばれたのは南フランス、スペインのバルセロナ、イタリア、メキシコシティ、モロッコ、英国ロンドン、米国のニューオーリンズ、ニューヨーク、南カロライナのチャールストン。特にチャールストンは海岸にほど近い都市で多くの美しい建築を擁し、よいレストランが集まって才能あるシェフが最高の素材、新鮮なシーフードを使って料理を作る、世界でも最高のグルメスポットだと評している。
同ブログではグルメの旅で食べ物を通して現地の文化・教育・歴史・人情などに触れるのも重要なことだと指摘している。
台湾103歳の「お父さんの鑑」 老化防止の秘訣は毎日書く日記
台湾の父の日(8月8日)を前に、台中市東区では“模範父親”(父の鑑)として今年103歳になる陳四慶さん(=写真左)が選ばれ、1日、同区長から記念品が贈呈された。大正・昭和の日本統治下の台湾で若い時代を送り結婚、小学校しか出ていないが苦労して子供たちを育て戦後は商売を成功させ、子や孫には修士や博士の取得者もいる。日記をつけるのがご自慢で毎日頭を鍛錬、「3歳の頃のことを今でも覚えてるよ」と老いてなおかくしゃくとしている陳さんだ。
貧しい農家に生まれた陳さんは家計を支えようと19歳で台中の都会に出て22歳で結婚、苦労しながら息子2人、娘5人を学校に通わせ育てあげた。そのかいあって子供たちや孫たちが大いに社会貢献しているが、それが大変うれしいと陳さんは顔をほころばせる。長男は企業の社長をやり次男は病院を建て、娘たちはみんなよい相手に嫁いだ。23人の孫たちには医学博士、米国留学の修士などがおり、国際企業の会長までいるのが陳さんのご自慢。
高齢になっても大変しっかりしており元気で100歳の誕生日には友人らとともに日本へ観光旅行に行った。もともと旅好きの陳さんは中年の頃、商売が順調にいくようになり経済的余裕ができてからは妻を連れあちこち海外旅行を楽しんだ。写真撮影が趣味で美しい景色のほか妻の姿を収めた写真も多い。17年前、病気で愛妻をなくした陳さんは今でも一、二週間おきに花を携え妻の墓のもとに通う。
目もはっきり見え耳も聞こえ体は健康、銀行へ行くのも買い物するのも全部自分でやり人の助けを借りる必要はない。長生きの秘訣を聞かれると陳さんは笑いながら「運動して食べ過ぎないこと」と語る。太極拳を50年以上続け、食事は腹八分目ならぬ七分目を心がけ、野菜でも肉でも好きな物はどんどん食べる。また、いちばんの自慢が日記をつけること。どんどん頭を使って自分を訓練するという。
この台湾で1世紀以上生きてきた陳さん。子供や孫たちが孝行してくれて皆それぞれ家族円満でいてくれるのは大変ありがたいことだととても幸せそうだった。
台湾初の女性向けAVチャンネル「パンドラ」が開局へ
台湾初の女性向けAVチャンネル「パンドラ」が7月31日、放送・通信の監督機関である国家通訊伝播委員会(NCC)から開設許可を取得し、早ければこの10月にも放送を始める見通しとなった。
AVチャンネル「パンドラ」は、同名のアダルト専門テレビ局が新たに開設したもので、女性の視聴者が重視するストーリー性や前戯に特化した動画のほか、お色気トーク番組やバラエティーなども放送する予定。受信料はひと月約70台湾元(約230円)。
今回のチャンネル開設について、台湾のインターネット利用者からは「男女平等へ大きな一歩」など評価の声が上がっている一方、「AVの性別による差別化は不要」との反対意見も目立つ。
「パンドラ」は、“日本モノ”がメインの男性向けAVチャンネルも持っており、先月下旬のPRイベントには日本から人気女優のさとう遥希らも参加し、話題を呼んでいた。