【台湾ブログ】台湾で日本文化を「まとめて」体験！
日本の観光と文化をテーマにした展示会「タッチ・ザ・ジャパン」が２０１５年４月に台湾で開催され、参加した台湾人が感想をブログにつづった。テンションを上げるために着物姿で会場に出向くなど、楽しもうと気合いを入れ臨んだ女性のようだ。ハンドルネーム・八比愛漂亮さんは、「日本についての知識がなくても参加でき、日本が好きになる」と、この大型イベントを絶賛。パフォーマンスは自由に観賞可能で茶道などに挑戦できるなど、日本体験が気軽にできる素晴らしいプログラムだったという。屋台がずらりと並び、日本の食も楽しめたそうだ。
会場のステージでは様々な催しが行われていたようで、筆者が行った日は女子アイドルユニット・ＡＫＢ４８のメンバー３人が出演。ステージ周辺は叫び声に包まれ、大混雑のパニック状態だったらしいが、「１０歳若ければ私も一緒になって騒いでいたと思う」といたってクール。ＡＫＢ４８台湾オーディションということで、台湾女子からメンバーを募る告知が行われたようだ。
現在の日本アイドル文化は台湾の若者たちに浸透している様子が伝わってきた。その後はロボット「ロビ」１００体のダンスショー、花魁ショーが続いて行われ「ロビは台湾ではあまり知られていない」、「大注目の花魁ショーはとても美しく、多くの人を惹き込んでいた」と感想など述べた。
東日本大震災で被害に遭った人々からは、映像メッセージが届き会場で上映されたそうだ。「台湾からの支援に感謝の気持ちを伝えるメッセージで、感動的だった」とのこと。台湾のたくさんの人々が視聴し、受け止めてくれたことだろう。ほかには奄美大島の民謡グループの演奏があったり、高級着物や武士の刀が展示されているブースがあったり、来場者の目も耳も楽しませたらしい。
そして特ににぎわっていたのが、日本の味を楽しめる屋台の数々だった。「完売した人形焼、現代風のタコライス、行列が続いていた鶏の唐揚げ、うどんにおにぎりなど色々とあった」そうで、筆者は手作りのおにぎりを２個食べ、その美味しさに満足したという。お腹を満たした後筆者は、茶道を体験。ブログに掲載されている写真を見ると、設置された簡易和室で本格的に抹茶を点てたらしい。
「大勢の観客の前での茶道体験は恥ずかしかった。先生のお点前を見ながら甘い和菓子を食べ、空腹時は抹茶を飲まないよう教わった」とつづり、友人の次に番が来て、覚えた手順で茶碗を時計回りに回してお茶をたてたそうだ。台湾にはない異文化で和のテイストあふれる茶道を実践した筆者は、とても楽しんだらしい。
この博覧会を満喫したかのような筆者だったが、締めの感想としては「回りきれず、参加できなかったプログラムもあり残念に思った」とのこと。かなり多くの展示物や体験コース、飲食屋台が提供されていたようだ。最後には浴衣姿の友人と、記念撮影し会場を去ったという筆者は「夏になったら友人のような浴衣を着てみたい」と述べており、心から日本を愛している女性のようだ。
だが筆者が実際に、日本を旅行した経験があるかどうかはわからない。地元台湾で日本を体感できるこのようなイベントに参加し、情報や知識を得ることも旅行気分が味わえるほか、特別で楽しい思い出になるだろう。筆者の日本愛はますます強くなったと思われ、この日のイベントで体験した出来事をぜひ日本で体験し、違いがあるかどうか検証してほしいものだ。