【台湾ブログ】豪雨で中止も思い出に 一生忘れられない花火大会
レコチャイより・・・
今年の1月から東京で留学生活を送る台湾人女性・綺綺(ハンドルネーム)さんが、日本で体験した花火大会の印象をブログにつづった。
綺綺さんは7月20日の東京・足立区花火で、初めての花火大会を体験した。すっかり気に入り、次は「日本最大の花火大会の1つ、去年は100万人が見たという隅田川花火が見たい!」と同月27日の隅田川花火大会に目標を定めた。
開催日前日には、一緒に見に行く予定の留学生仲間と「作戦会議」を実施。場所取り担当の先発隊5人は5時起床、6時出発、7時には花火会場付近に行って、19時に始まる花火のために場所取りをすることを決めたというから、花火大会見物にかける意気込みは相当のものだ。
さらに当日の写真を見ると、集まってきた留学生仲間のほとんど全員が浴衣姿。「日本の夏を楽しんでやろう!」との遊び心がいっぱいだ。綺綺さんはブログで、花火開始を待つ間、トランプやおしゃべりを楽しむ仲間たちの写真を掲載。「だんだん空が暗くなってきて、人も増えてきた。6時になって道路の規制も始まって、花火はもうすぐ!」と花火に向けて盛り上がる様子を伝えた。
ところが、花火大会開始直前になって降り出したゲリラ豪雨のために、開始たったの20分あまりで花火大会は中止に。そればかりか、綺綺さんたちは「人ごみがすご過ぎて帰ろうにも動けない。大雨に降られて、せっかくの浴衣もずぶ濡れになってしまった」という散々な有様となってしまった。
この流れで行くと、「大変な目にあった……」と、落ち込んだ感想になりそうなところ。しかし綺綺さんは「これも日本生活でしかできない独特の体験だよね! みんなで“これは一生忘れられない花火大会になった”って言いあった」と明るくこの日の出来事をまとめた。
後日書かれた記事によると、翌週8月3日に江戸川区で行われた花火大会にも、めげずに仲間と一緒に浴衣で参加。「すごく近くから見られた」という、夜空にきれいに咲いた花火の写真を何枚も何枚も紹介し、最後には「落ちていた花火玉の欠片を、お土産にした!」と嬉しそうに締めくくった