国防部長が6日で辞任、編集書籍での盗用認め
国防部の楊念祖部長は6日、辞任を表明した。過去に編者として2002年に出版した書籍の一節に、別の論文からの盗用があったことを事実と認め、責任を取ると説明した。楊部長は1日付で就任したばかりで、馬英九政権初の文民出身の国防部長だった。台湾政府の閣僚としては最短命。当面は高広圻・副部長が代理部長を務める。
淡水でのタクシー30元割増、廃止へ
新北市淡水地区のタクシー料金はメーターでの表示に30元が上乗せされているが、淡水区長は年内に割増料金の廃止を新北市交通局に進言する。新北市の29行政区のうち淡水、烏来、瑞芳の3地区に「離遠観光地」として割増料金を認めている。しかし、住民にとっては迷惑な話。交通局は「もともと地域により料金はバラバラだった。帰りは空車のため、効率が悪かったが、最近は交通が発達し、廃止は時代の流れだ」と語っている。
第4原子力発電所国民投票は先送り
与野党は臨時国会では第4原子力発電所建設継続を問う国民投票案を審議しないことで合意し、野党は5日間続いた議長席占拠を解いた。国民党は8月末にも臨時国会を開き、国民投票案を再度、提案する方針。来年初めには選挙を控えており、与党としては2月までに国民投票を実施したい。それには8月中の国民投票案成立が必要となり、9月下旬に開かれる通常国会では間に合わない。国民投票は実務上、3〜5カ月の準備期間が必要。
台湾の医療市場優位性、7年後喪失の恐れ
経済部国際貿易局と外貿発展協会が共同開催した「2013年台湾観光医療フォーラム」で6日、中国上海に拠点を置く台湾系医療機関・瑞東医院の符振中院長は、中国の医療機関でハード・ソフトウエアの整備が急速に進んでおり、台湾の医療市場における優位性は7年後には喪失する恐れがあると指摘した。一方で、中国進出のキーワードとして、進出分野、運営チーム、販路を挙げた上、質の高い専門スタッフに加え、共通の言語、地の利を生かして急成長を遂げる中国に布石を打つべきとも述べた。
桃園空港の利用客8万人=上半期で過去最多
海外からの台湾訪問者数増加にともない、今年上半期の桃園国際空港の1日あたりの利用者数は約8万2000人と、同期としては過去最高を記録した。全体の利用者数は1475万人に上った。上半期の各空港の利用者数は計2333万人と前年同期比5.4%増加したほか、上半期としてはここ12年で最高でもあった。
軍人による犯罪、刑法の適用対象に
立法院で6日、現役軍人が平時に犯した犯罪を刑法の適用対象とする軍事審判法の改正案が成立した。今回の法改正は7月初め、兵役中の男性が上官らの虐待を受けて除隊直前に死亡した事件を受けて行われた。適用開始は現役軍人による部下への虐待や不適切な管理・教育、わいせつ、殺人などは公布日から、それ以外の刑事事件や他の特別法に定める犯罪に対する適用は公布日から5カ月後となる。
台湾26社・日本17社=アジア中小200社
経済誌フォーブスのアジア版が発表したアジアの優良中小企業トップ200社で、台湾からは昨年より3社多い26社がランク入りし、日本の17社を上回った。26社は自転車や光学レンズ、紡織、飲食、葬祭など幅広い業種にわたっており、ランクインした企業数として中国・香港の計63社に次ぐ2番目の多さだった。日本の場合、これまでは毎年4社かそれ以下だったが、今年は17社が選ばれたことから、景気は回復しつつあると楽観視されている。
日本のラーメンブーム、高雄にも飛び火
日本の人気ラーメン店が相次いで高雄に出店していることが台湾各紙で報じられている。「らあめん花月嵐」は今月1日、高雄に3店舗目を出店したばかりだが、現地の人々の消費力を見込んで、まもなく4号店がオープンするという。濃厚な味が特色で品質に優れた台湾産生ニンニクなどの無料提供で、台湾のニンニク農家に年間3000キロの売上増に貢献しているとか。昨年台湾に進出し、すでに台北市に2店舗を持つ「一風堂」は今月8日、南台湾1号店を市内に開業する予定だ。
国防相、6日間で辞任
台湾の楊念祖国防部長(国防相)は6日夜に記者会見し、2007年に出版した書籍の論文に他人の著作からの盗用があったとして、辞任を表明した。楊部長は、兵士が軍施設でしごきにより死亡した事件で前任部長が辞任したのに伴い、今月1日に就任したばかり。わずか6日間で辞任するという異例な事態により、国防部(国防省)の混乱に拍車がかかり、馬英九政権に対する批判が強まりそうだ。
盗用は台湾の大学教授が告発し、発覚した。後任は当面、国防副部長(次官)が代理を務める。
台湾新幹線、10月から運賃値上げ
台湾高速鉄路(高鉄)では2007年の開業以来初となる乗車料金の値上げが10月1日から実施される見通しとなった。運賃は約1割値上げされ、台北−高雄(左営)の場合1630台湾元(約5300円)となる。
今回通過した案によると値上げ幅は7.1〜9.6%。台北からの料金でみた場合、現在は桃園まで160元、新竹290元、台中700元、嘉義1080元、台南1350元、高雄1490元だが、値上げ後はこれが桃園175元、新竹315元、台中765元、嘉義1180元、台南1480元、高雄1630元となり、台北−高雄の場合9.4%の値上げとなり、片道で140元、往復なら280元高くなる。
台湾高鉄の基本料金はこれまで人キロあたり3.655元だったが、交通部はこの4月に人キロあたり4.009元(上げ幅9.69%)までの値上げを認めている。
草間弥生さんのアートが来年末、台湾・員林駅に
台湾中西部・彰化県の員林では現在台湾鉄道の高架工事が進められており、2014年末に開通する見込みだが、日本の著名なアーティスト、草間弥生さんが新しい員林駅のために特別に制作したオブジェ、「ハイヒールをはいて恋人に逢いにゆこう」が飾られることになった。
交通部鉄路改建工程局は6日、鉄道高架化で新しく生まれ変わる員林駅に飾られる新しいアートについて発表、赤い地に白い水玉のハイヒール、その中から一輪の花が咲いているというもので、恋人とのデートを心待ちにする若い女性の心を表し、はつらつとした雰囲気を醸し出しているという。草間さんのアートで員林に新しいスポットが誕生することが期待されている。
員林は彰化県南部の中心地で現在都市計画が進んでいるが、約4キロにわたる台鉄の高架化もその一環で、完成すればこの区間に集中していた踏切3カ所、地下道5カ所、歩道橋1カ所が一斉に姿を消し通行が格段に便利になる。
中国・招商銀行が進出台湾企業に802億円の融資枠、カードも創設
中国・招商銀行の上海支店は上海に進出する台湾中小企業の発展を支援するためとして、50億元(約802億円)の融資枠を設定した。同支店は5日、上海台湾企業協会の会員や上海在住台湾人向けのカードを発行することも発表した。(写真は「CNSPHOTO」提供)
中国・招商銀行の上海支店は5日、上海に進出した台湾企業の団体である上海台湾企業協会と共同で、同協会会員や上海在住台湾人向けのカードを発行すると発表した。招商銀行は上海に進出する台湾中小企業の発展を支援するため、50億元(約802億円)の融資枠も設けるという。
きょう体の可成、iPhoneを初受注か[IT]
金属きょう体大手、可成科技(キャッチャー)の洪水樹董事長は5日、「年末に、大きな携帯電話関連の案件が始動する」と述べ、第3四半期と第4四半期の売上高がともに四半期ベースの過去最高を更新し続けるとの見通しを明らかにした。市場では、同社が米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」シリーズ向けのきょう体を初めて受注したことを意味すると受け止められている。
6日付工商時報が伝えた。可成はスマホ世界大手の宏達国際電子(HTC)を大口顧客に持つが、HTCは第3四半期に営業赤字に陥る可能性を示すなど不調が続いている。洪董事長は「一部の顧客の状況が当社の成長に大きく影響することはない」と強調しており、HTC以外の大手メーカーから受注したとの見方が有力だ。
可成はこれまで、アップルのノートPCや小型タブレット端末「iPad mini(アイパッドミニ)」向けにきょう体を受注した実績がある。洪董事長が「これまで手掛けたことのない製品の注文を受けた」と述べたことから、受注したのは来年度発表のiPhoneシリーズの新機種とみられる。
可成が5日発表した今年7月の連結売上高は33億9,500万台湾元(約1,130億円)で、前年同月比9.7%増えた。前月比では1.3%の増収となった。
博多一風堂やらあめん花月嵐など、日本の人気ラーメン店が相次いで高雄に出店していることが台湾各紙で報じられている。
らあめん花月嵐は今月1日、高雄に3店舗目を出店したばかりだが、現地の人々の消費力を見込んで、まもなく4号店がオープンするという。濃厚な味が特色で品質に優れた台湾産生ニンニクなどの無料提供で、台湾のニンニク農家に年間3000キロの売上増に貢献しているとか。
昨年台湾に進出し、すでに台北市に2店舗を持つ一風堂では今月8日、南台湾1号店を高雄に開業する予定で、これに先立ち、試験販売がこのほど行われ、初日だけで800人をひきつけるなど、良いスタートを切った。高雄2号店の可能性も指摘されている。
年末頃には、麺屋武蔵やらーめん山頭火の高雄進出も伝えられており、これに加えて、台北にすでにある20あまりの日本のラーメン屋が台湾南部に拠点を広げた場合、高雄でのラーメン業界は戦国時代に突入しそうだ。
台湾、日本破る 無傷の5連勝/バスケ・アジア選手権
バスケットボール男子の2014年ワールドカップ(W杯)アジア予選を兼ねたアジア選手権は6日、フィリピンのマニラで2次ラウンドが行われ、台湾は日本に79−76で勝ち、1次ラウンドから5戦全勝となった。
両チーム最多となる19得点を挙げたセンターの曽文鼎(ツェン・ウェンティン)をはじめ、4人が2ケタ得点を記録した。曽は2011年3月から日本のプロ球団、大阪エヴェッサで約3カ月プレーしていた。
アジア選手権で低迷が続く台湾だが、今大会では中華民国(台湾)籍に帰化したアメリカ出身のデービスの代表入りもあって開幕から白星を重ねており、1999年の福岡大会以来14年7大会ぶりの4強入りが期待される。
台湾の桃園空港、前期利用者数1日平均8万人超 過去最多
海外からの台湾訪問者数増加にともない、今年1〜6月の桃園空港(=写真)1日あたりの利用者数は延べ約8万2000人と同時期としては過去最高を記録した。全体の利用者数は1475万人に上っている。
松山空港(台北市)も前期、旅客数279万人と1日平均ではこの7年来の同期最高にあたる1万5000人に達し、これに対し、フェリーで大陸と行き来できる「小三通」利用客減少の影響を受け、高雄空港の旅客数は昨年同期比1.6%減の218万人にとどまった。
全体的に見て、今年前期各空港の利用者数は計2333万人と昨年同期と比べて5.4%増加したほか、前期として過去12年来の最高でもある。
国際線の利用者数については昨年同期比11.1%増の1286万人、台湾海峡両岸線は0.2%増の441万、国内線は3.5%減の506万人だった。
台湾の音楽フェス「野台開唱」に きゃりぱみゅも参加
きゃりーぱみゅぱみゅが来台、4日、台湾最大のロック・フェスティバル、「Formoz Festival 2013 野台開唱」に参加、ファンらはいっしょに飛んだり跳ねたり踊ったりしながらきゃりーの曲を存分に楽しんだ。
きゃりーは8曲のうち3曲目を歌い終わったところで「ニーハオ」と挨拶、ファンらも暑さに負けることなく、きゃりーの歌やダンスを元気よく楽しんでいた。ワールドツアー「100% KPP World Tour 2013」で今年3月にも来台しているきゃりーはその時口にしたマンゴーかき氷の味が忘れられず、ライブ前には台湾の主催者側が彼女をわざわざ台北市内の有名店に案内したほど。希望がかなった、また早く台湾に来たいときゃりーは語っていた。
2日から4日まで行われた「野台開唱」には地元台湾からソニック(閃靈)、ジェームズ・リン(林有嘉)、TIZZY BAC、チェアマン(董事長)、バッククォーター(四分衛)、MATZKAなどが、また、世界各国からも様々なアーティストが参加、日本からはきゃりーぱみゅぱみゅ、ポルノグラフィティ、ORANGE RANGE、PUFFYをはじめ多くの歌手・バンドが参加している。
「人気の台湾屋台グルメ」ランク、牡蠣オムレツが1位に
交通部観光局が5日、屋台グルメの人気投票の結果を発表した。それによると、[虫可]仔煎(オアチェン)(牡蠣入りオムレツ)は1万2537票を獲得、鶏排(ジーパイ)(鶏の唐揚げ)を200票足らずの僅差で下しトップに輝いた。[虫可]仔煎は、経済誌「遠見」が2007年に実施したアンケート調査でも台湾グルメの1位に選ばれている。
今回の人気投票は、先月インターネットで行ったもので、参加人数は2万121人、総投票数は17万6348票に達した。
2位以下は得票数の多い順に鶏排、臭豆腐(チョウドウフ)(揚げ発酵豆腐)、干貝焼(ガンペイシャオ)(焼き干貝)、酥炸大[魚尤]魚(スー・ザ・ダー・ヨウ・ユー)(イカのフリッター)、月亮蝦餅(ユエ・リャン・シィアー・ビン)(エビの春雨はさみ揚げ餅)、塩酥鶏(イエンスージー)(塩コショウをかけた鶏の唐揚げ)、生煎包(サンチェンパオ)(焼きショーロンポウ)、猪血[米羔](ツウシエカオ)(もち米に豚の血を入れたもの)で、巧蕉王(チャオジャオワン)(チョコバナナ)だった。
滷肉飯(ルーローファン)(煮込み豚肉かけご飯)をはじめ台湾を代表するB級グルメの一部がランク入りしていないのに対し、生煎包や猪血[米羔]、巧蕉王などが上位を占めていることについて、観光局では、座って食べるものより、持ち歩きやすいものの方が、「屋台めぐりは食べながら歩き回ること」とする旅行者のニーズに合っているではと分析している。