28日、大韓航空前副社長の趙顕娥被告が搭乗した自社機内のサービスに激高して旅客機を引き返させた事件について、韓国検察はソウル高裁が執行猶予付きの判決を下したことを不服として最高裁に上告した。
2015年5月28日、AFP通信によると、大韓航空前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告が搭乗した自社機内のサービスに激高して旅客機を引き返させた事件について、韓国検察は同日、ソウル高裁が執行猶予付きの判決を下したことを不服として最高裁に上告した。
大韓航空前副社長の趙顕娥被告は、搭乗した自社機内のサービスに激高し、離陸直前の旅客機を引き返させ、昨年12月に逮捕された。趙被告は航空保安法違反罪などに問われ、1審判決では懲役1年の実刑判決が下されたが、ソウル高裁は22日、滑走路に向かう途中で旅客機を引き返させたことは航路変更罪にはあたらないとして、懲役10月、執行猶予2年の判決を言い渡した。