SNSを利用して「遺伝子組み換えチキンを使用している」などのデマを流されたとして、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が中国企業3社を相手取り、150万元(約3017万円)の損害賠償と謝罪を求める訴えを起こした。2日付で聯合早報網が伝えた。
訴えは、中国版LINE「微信」を通じて、「KFCでは6つの羽と8本の足を持つ遺伝子組み換えチキンを使用している」などのデマを流されたというもので、上海の裁判所が受理した。
KFC中国エリアの屈翠容総裁は「こうしたデマは消費者に深刻な誤解を与えるだけでなく、ブランドにも傷をつけるもの」だと非難している。提訴されたのは、山西微路况科技有限公司、太原零点科技有限公司、贏陳安之成功文化伝播有限公司の3社。KFCは中国で著しい成長を遂げており、14年末現在の店舗数は全国で4828店に上る。