台湾の留学費用、主要13カ国で最低
金融大手HSBCが発表した、世界の主要13カ国・地域における高等教育機関での1年間の留学費用に関する調査で、台湾は学費と生活費を合わせて約8260ドルとアジアでは最も安いことが分かった。最高は豪州の約3万8520ドルだった。2位は米国(約3万5700ドル)、3位は英国(約3万330ドル)。日本は約1万9160ドルで8位だった。
台湾人団体客がノルウェーで事故=8人死傷
外交部に入った連絡によると、現地時間の12日午後6時ごろ、ノルウェーを旅行していた台湾人団体客23人が乗った観光バスが地元のバスと衝突し、26 歳の台湾人女性が死亡、7人が重軽傷を負った。23人は13日間で北欧4カ国を周るツアーに参加、ノルウェー西部にあり世界で2番目に大きいソグネ・フィヨルド観光に向かう途中だった。ノルウェー人の女性も1人死亡したもようだ。
電気料金値上げ「絶対に実施」=行政院長
行政院の江宜樺院長は14日、10月1日に予定している電気料金の値上げは「絶対にやるべき」と述べた。行政院は昨年5月、電気料金を3段階に分けて引き上げることを決めていた。第1段階は昨年6月に実施済み。第2段階は昨年12月となっていたが当時は台湾の景気が冷え込んでいたため、今年10月に延期することにした。
台湾のスマホ普及率51%、前年比19P上昇
グーグルが米国の市場調査会社と行ったスマートフォンに関する世論調査で、台湾におけるスマホの普及率は今年第1四半期時点で51%に達した。前年同期の32%から19ポイント上がっている。また、外出の際には必ず携帯するというスマホ依存度は81%で、調査対象となったアジア太平洋の国・地域では最も高かった。
統一超商、上半期純利益が過去最高
セブン―イレブンなどを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)の上半期の業績は、純利益が前年同期比25.4%増の48億7000万台湾元と同期としては過去最高だった。同社は「傘下のブランドの店舗スタイルの見直しと生鮮食品の販売に注力したことが、連結売上高と利益の増加に寄与した」と説明している。
香港民間団体、15日の尖閣行き中止
香港の民間団体「保釣(尖閣防衛)行動委員会」が12日、日本の終戦の日にあたる15日に台湾の活動家と抗議船「全家福号」に同乗して尖閣諸島に向かう計画を中止すると発表した。台湾からの出航は、昨年8月の尖閣上陸で大きく損傷した「啓豊2号」の安全検査不合格を受けて計画していたが、台湾側の事情で船が出港できなくなったことから中止したという。
高卒右腕の曽がカブスと契約
米大リーグのシカゴ・カブスは13日、高卒右腕の曽仁和と契約したと発表した。 契約金は162万5000ドルと台湾の選手では曹錦輝(引退)、林子偉(レッドソックス)、王建民(ブルージェイズ3A)に次いで4番目に高い額。曽は高雄市出身の18歳で、2011年のAAAアジア選手権大会で台湾のエースとして活躍、第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表メンバーにも選ばれた。
倖田來未が来台、10月のライブPRで
10月に台北で行うワンマンライブPRのため、台湾でも高い知名度を誇る歌手の倖田來未が13日、松山空港に到着した。彼女を一目見ようと多くのファンが空港に駆けつけた。2度目となる台湾公演は10月12日に台湾大学総合体育館で開催される。台湾に3日間滞在する予定の倖田は雑誌の撮影や娯楽・ラジオ番組への生出演など、宣伝活動を精力的にこなすことになっている。
馬英九・総統、911事件跡地を参観
アメリカでトランジットした、馬英九・総統が現地時間12日、2001年9月11日に発生した、同時多発テロ事件の跡地を参観した。中南米の友好国への訪問の途中、アメリカニューヨークをトランジットした、馬・総統は12日午前、ニューヨークのマイケル・ルーベンス・ブルームバーグ(Michael Rubens Bloomberg)市長と一時間ほど、会談を行った。ブルームバーグ市長は、アメリカは中華民国台湾のような友好国があって非常に幸運だとし、馬・総統との会談に満足を示した。
その後、馬・総統は、アメリカの対台湾窓口機関、AIT・アメリカ在台湾協会のレイモンド・バッガード(Raymond F. Burghardt)理事長、中華民国のアメリカ駐在大使に相当する、金溥聡・代表、国家安全会議の袁健生・秘書長に伴われ、911・事件の跡地を参観した。
それから、馬・総統は、母校ニューヨーク大学の法学部と以前アメリカ留学時代に泊まっていた学生寮を参観した。12日午後、馬・総統はニューヨークマンハッタンのチャイナタウンにある、『ニューヨーク中華会館(中華公所Chinese Consolidated Benevolent Association)』を参観した。馬・総統は、ニューヨーク中華会館が設立されて130年来、同会館を訪問する初めての中華民国の国家元首。馬・総統は同会館の中華民国に対する支持に感謝するため、額を贈った。額の除幕式は12日午後4時20分に行われ、現地の住民600人あまりは中華民国の国旗を振って馬・総統を歓迎した。
馬・総統は現地時間13日早朝、ニューヨークを離れ、ハイチ、パラグアイ、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネイビスなどの五ヶ国を歴訪し、22日に帰国する。
カザノワシを描く台湾の記録映画、日本で受賞
タカ科に属する猛禽類の一種カザノワシ(Ictinaetus malayensis、中国語名:林?)の生活を記録する台湾のドキュメンタリーフィルム「森の怪鳥、カザノワシ(山林魅影-林?)」が11日、「ワイルドライフ」をテーマにし、自然・野生動物界のオスカーとも言われる、アジア太平洋地域最大の映像作品の祭典、「第11回世界自然・野生生物映画祭」で、アジアオセアニア奨励賞を受賞した。この映画祭には39ヶ国から作品を303出品している。同作品は2012年8月には中華民国台湾国内の公的機関による出版物の最高栄誉、「第4回国家出版賞」の優等賞も受賞している。
行政院農業委員会林業試験所が台湾元300万元、日本円凡そ1000万円出資して制作したこの作品、『森の怪鳥 カザノワシ』は、行政院農業委員会林業試験所福山研究センターと、社団法人台湾猛禽研究会が共同で制作したもので、2011年12月に完成した。長さは43分しかなかったが、撮影チームは18年間かけてカザノワシを追って制作したドキュメンタリーフィルムで、カザノワシの生態の謎を解く作品でもある。
カザノワシは二年一回繁殖し、毎回卵を一個しか産んでいないため、絶滅危惧種とされている。「森の怪鳥、カザノワシ(山林魅影-林?)」は、無料動画投稿サイト、YouTubeの行政院農業委員会林業試験所のサイトで、「ザ・ブラック・イーグル」という英語のタイトルで公開されている。http://www.youtube.com/watch?v=dLL0DGZtq8U
台湾、13日より『教育クラウドサービス』を開始
台湾における教育クラウドサービスが13日に始まった。日本の文部科学省に当たる、中華民国台湾の教育部は13日、『教育クラウドサービス』の開始を宣言した。今年9月1日に始まる新学期から、中国語辞典と親子を連絡するキャンパスでのE-メールのクラウド化が実施され、来年の末以前に、親子の連絡帳、図書館、教育百科などもクラウド化される予定。3年以内に、全国の500万人の学生がすべて『教育クラウドサービス』を利用できるようになるのが目標。
鴻海精密4〜6月利益170億台湾ドル、予想以上-生産効率が改善
8月13日(ブルームバーグ):電子機器の受託製造で世界最大手、台湾の鴻海精密工業の4−6月(第2四半期)決算は、利益がアナリスト予想を上回った。米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」を生産する同社では、効率改善と増収が寄与した。
13日の同社発表によると、純利益は170億台湾ドル(約557億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想平均は155億台湾ドルだった。売上高は8960億台湾ドル。
アップル製品の出荷は伸び悩んだものの、同社以外の製品需要が強く予想を上回る売上高となった。鴻海精密はソニーやヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)などの製品も手掛けている。
海上自衛隊と中国人民解放軍、ハード面でもソフト面でも日本が優位―香港誌
12日、香港誌・亜洲週刊は、日本の海上自衛隊と中国人民解放軍ではハード面でもソフト面でも日本が優位に立っているため、軍事衝突は中国にとって不利だと主張した。
2013年8月12日、香港誌・亜洲週刊の最新号は、「日本の準空母『いずも』は中国人民解放軍に対抗」と題した、台湾の国際関係学者で東アジア統合研究財団の会長・蔡翼(ツァイ・イー)氏の記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。
8月6日、日本の海上自衛隊の22DDH型ヘリコプター搭載空母「いずも」が横浜で進水した。ここ数年、日本の海上自衛隊の新整備計画「八八艦隊」は質的向上が顕著になった。「金剛」「愛宕」「イージス」クラスの駆逐艦のほかに、日本は独自に開発した19DDや「高波」クラスの駆逐艦も所有している。
現在、海上自衛隊が22DDH型準空母を有したことで、潜水攻撃も可能になった。日本の「八八艦隊」はすでに空母戦闘群の主戦力であり、その実力を決してあなどってはならない。自衛隊と中国人民解放軍ではハード面やソフト面の装備に大きな開きがある。さらに人民解放軍は実践経験に乏しいため、実際に戦闘が始まれば日本軍の勝算はかなり大きくなる。人民解放軍は今後、日米との軍事衝突をできるだけ避ける道を選んでもらいたい。
小米の新型スマホが好調、聯発科チップ品不足へ[IT]
中国のスマートフォンメーカー、北京小米科技が12日に予約販売を開始した新機種「紅米小機」が好調なことで、聯発科技(メディアテック)のプロセッサーが品不足になる可能性が高まっている。台湾のサプライヤーでは、ファウンドリー(半導体の受託製造)の台湾積体電路製造(TSMC)やIC封止・検査の日月光半導体(ASE)、京元電子(KYEC)などにも追加受注があるとみられている。
13日付経済日報が伝えた。紅米は聯発科のクアッドコア(4コア)チップ「MT6589T」や友達光電(AUO)の液晶パネルを搭載。普及機の位置付けで、価格は上位機種の「小米手機」シリーズ(1,999人民元=約3万1,300円)の半分以下の799人民元。販売台数は従来600万台が見込まれていたが、中国の騰訊(テンセント)傘下のオンラインショップが予約販売を始めたところ、初日で700万台の予約があり、8〜9月に供給が可能な計100万台を大きく上回った。
販売台数は聯発科の単月出荷量を超えており、クアッドコアチップの需給がひっ迫していた同社は、さらに品不足に陥る恐れが出てきた。
日本人女性、「台湾でのホテル勤務経験は一生の思い出」
台湾中部の宮殿式ホテル「梨山賓館」(台中市)で日本の女性がフロント係として活躍し、話題となっている。
「[イ尓]好、歓迎光臨(ニーハウ、ホワンインクワンリン)」(こんにちは。いらっしゃいませ)と元気な声であいさつし、明るい笑顔で宿泊客を迎えているのは、北海道出身の太田千秋さん(29)。
2年前の東日本大震災に対する台湾の温かい支援に心を打たれ、台湾で中国語を学ぶことを決意して身一つで台中市の東海大学へ。在学中にたくさんの友達ができたこともあり、台湾で働くことにした太田さんだが、「梨山賓館」への就職は、端午の節句を祝うイベントで同ホテルの職員と知り合ったのがきっかけだった。
海抜2000メートル近くの景勝地にあるホテルの仕事に慣れていない時期もあったが、同僚や地元の住民が温かく見守ってくれたことでうまく職場に溶け込み、北海道と同じ澄んだ空気のある梨山のことをすっかり好きになった。
太田さんの心のこもったサービスでホテルの日本人リピーターが多くなり、梨山の日本での知名度も上がっているという。「この仕事を長く続けられるかどうか分からないけど、ここ8カ月余りの勤務経験が一生の思い出になることは間違いない」と本人は語る。
かつて蒋介石元総統の別荘でもあった「梨山賓館」は1965年完成、1969年から一般開放した。1999年の台湾中部大地震やその後の台風被害で長い間営業を停止していたが、昨年12月にはリニューアルオープンした。
倖田來未、13日訪台 台湾ライブPRで
台北でのワンマンライブPRのため、台湾でも高い知名度を誇る歌手の倖田來未が13日、市内の松山空港に到着した。彼女を一目見ようと多くのファンが空港に駆けつけた。
2009年10月に続いた2度目の台湾公演は10月12日に行われ、場所は前回同様、国立台湾大学総合体育館で開催される。
台湾に3日間滞在する予定の倖田は台北入りしたのち、すぐに雑誌の撮影や娯楽・ラジオ番組への生出演など、宣伝活動を精力的にこなすことになっており、倖田ファンらはその魅力をたっぷり堪能できそうだ。
チケットは今月17日正午12時から、ファミリーマート店内のマルチメディア情報端末「Fami ポート」などで購入可能。
注目の高卒右腕がカブスと契約 台湾11人目の大リーガーになるか
米大リーグのシカゴ・カブスは13日、台湾の高卒右腕、曽仁和(ツェン・ジェンホ)と契約したことを発表した。
契約金は162万5000ドル(約1億6000万円)と台湾の選手で曹錦輝(元ロッキーズなど、投手)の220万ドル、林子偉(レッドソックス、内野手)の205万ドル、王建民(元ヤンキースなど、投手)の201万ドルに次いで4番目に高い金額。
南部・高雄市出身の18歳で、2011年の「AAAアジア選手権大会」で台湾のエースとして活躍、第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表メンバーにも選ばれている。最速153キロのストレートのほか、シンカー、ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球も投げられる。
台湾のアーティストら、暑さに負けず日本で熱唱!
今月10〜11日の2日間にわたって東京・大阪で行われた世界有数の都市型フェスティバル「SUMMER SONIC 2013」(サマソニ)に参加した台湾のアーティストらは熱唱し、暑さを吹き飛ばすステージパフォーマンスを見せた。
今年のサマソニに台湾のロックバンド、チェアマン(董事長楽団)や若手実力派男性シンガーのヨーガ・リン(林宥嘉)、ピアノロック3ピースバンドのTizzy Bac、レゲエ中心の先住民バンド、MATZKAなど計6組が参加した。
暑い中のイベント開催となったが、パフォーマンスを終えた一行は12日、東京で記者会見を開き、「日本と比べて音楽市場における台湾のバンドやシンガーソングライターの潜在力が大きく投資に値する」「先住民として自分の母語の歌を日本の人々に紹介できてうれしい」などとイベント参加の感想を述べた。
会見には台湾の沈斯淳駐日代表(=大使)も出席、国際的文化交流が進む中、政府は日本との交流を特に重視しており、互いの芸術交流促進を通じて日本との関係強化に繋げたいと挨拶した。
台湾・新竹県の中学生、よさこい祭りで客家の踊り初披露
新竹県の「客家舞踊団」が、12日最終日を迎えた高知県の「よさこい祭り」に初めて参加し、躍動感あふれる踊りで観客を魅了した。
同県竹東中学校の生徒を主力とした一行は、イベント初日9日の前夜祭に登場、たくましい客家の女性が出陣し外敵から家を守ったという実話に基づいた「大脚蛮婆」と、客家のシンボルである「桐花」(アブラギリの花)をイメージした「雪漫漫」の2演目を披露した。練習の成果を発揮したそのパフォーマンスが終わると会場から拍手が湧き上がり、公演の様子は地方紙「高知新聞」にも取り上げられた。
舞踊団と行動を共にした邱鏡淳・新竹県長(知事)は今回の高知訪問中、尾崎正直知事らとも会見し、県特産の東方美人茶やアブラギリの花柄のシャツを贈呈した。また、「文化交流を通して両県の友好関係をさらに深めれば」と期待を述べた。
新竹でこの2月開催された「台湾ランタンフェスティバル」は、日本各地からよさこいソーラン節の踊り子がたくさん参加したこともあり過去最多となる約1150万人の入場者を記録、大成功に終わった。
▼客家(ハッカ) 客家語を話す漢民族の一支流で、台湾では北部の桃園県、新竹県・市、苗栗県、南部の高雄市などに多く住んでいる。働き者、倹約家で知られている。