「DREAMS COME TRUE」の昨年の全国アリーナツアーの模様を収録したライブDVD&Blu―ray(7月7日発売)のジャケット写真に隠された秘密が11日、明かされた。黒色のアイマスクをした男の顔写真は、ベース・中村正人(56)ではなく、うり二つで有名な「ダチョウ倶楽部」のリーダー・肥後克広(52)。本家直伝の「ヤー!」を披露する初のツーショットを、スポーツ報知が独占入手した。
アイマスク越しにはっきりと分かる、下がった目尻と、つぶらな瞳。中村だと疑わなかったドリカムのライブDVD&Blu―rayのジャケット写真。その正体は何と、肥後だった。
注目すべきは、右頬と鼻の間にあるほくろ。中村にはないもので、画像が公開されて以降、ファンの間では、SNS上などで「正人さんじゃないのでは」「肥後さんに似ている」「つけぼくろでは」などと話題になっていた。
きっかけは昨年10月、代々木第一体育館で行われた全国ツアーに、肥後がサプライズ出演したことだった。中村と肥後がステージ上に並ぶと、あまりにソックリな顔立ちに、ボーカル・吉田美和(50)が「昔より似てる気がする」と驚きの声を上げ、肥後も「最近、正人さん、だんだんこっち(僕)に寄ってきてません?」と話したほど。そんな縁もあって、今回のユーモア企画が実現した。
デザイナーからイメージ写真を見せられた中村は「初めは気がつかなかった。俺一人のジャケットかなって喜んでいたんですよ。でも、肥後さんだった」と爆笑。肥後の撮影を見守ると、何度も見返しながら「中村正人がいる。やっぱり、俺に見えちゃうね。ドリカムとダチョウさんの完全な融合ですよ」と喜んだ。
2人はノリノリで、急きょツーショット撮影を実施することに。「本物を持ってもらいたい」という中村の計らいで、中村愛用のベースに触れた肥後は「人生初だよ。すごい。うれしいな~」と大興奮。本家として代名詞のギャグ「ヤー!」を伝授し、奇跡のコラボレーションになった。
昨年デビュー25周年のドリカムに対し、ダチョウ倶楽部は今年30周年を迎えた。「聞いてないよぉ」「クルリンパ」など数々のギャグを世に出したグループのリーダーと、中村との夢タッグ。さらなる展開も期待できそうだ。
.