中国ではインターネットの動画投稿サイトに、若い女性が子ウサギの上に座ってつぶす様子が掲載されたことで、激怒の声が巻き起こった。多くのユーザーが情報を出し合って本人を特定する「人肉捜索」の呼びかけもある。
動画に写っている女性は計3人で、室内にいる。いずれも若く、20代に見える。撮影者がもうひとりいると思われる。
ウサギは3匹がかごのなかにいる。女性1人が、1匹を取り出して、机の上に乗せる。最初はかわいがっているように見えるが、持ち上げて机の上に落としたり、ミニスカートのポケットに入れ、腰を激しく動かすなど、虐待の様相を帯びてくる。女性はウサギを机の上に置き、「どお?」などと声をかけてから、上から厚くて透明な板を載せ、その上に自分が腰掛けて体重をかける(写真)。女性は鼻歌を歌いながら、カメラに向かってVサインを示す。
女性は立ち上がり、動かなくなったウサギを確認する。ウサギは、わずかではあるが、口から内臓のようなものを吐いている。女性は改めてウサギを机に置き、板をのせて、その上に座る。全体重をかけようとしたのか、足を床から持ち上げ、振ってみせる。
ウサギを「圧殺」した女性は、終始笑顔だ。その他の女性も普通の口調で話している。
インターネットの掲示板などには、激怒の声が殺到した。「人肉捜査」の呼びかけもある。女性の口調から「四川の方言だ」などの指摘も寄せられた。