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関節のパキパキは、″軟骨を破壊させる衝撃波″の音だった!?

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指や手首、首、腰などの関節を癖でパキパキっと鳴らしている方はいませんか? 体に悪いと思いつつも瞬間的に爽快感を得られることから、なかなか止められないという人もいるのではないでしょうか。今回は、この関節の音のヒミツに迫ります。

■ 一体、何の音?

手指、足指、肘、膝、手、足、首など、私たちの体の中にはあらゆる部位に関節が存在しています。この関節は、関節包(かんせつほう)という袋のようなものに覆われていて、さらに骨と骨との隙間には、関節液という液体が存在しています。

これらの関節を急に曲げたり、引っ張ったりすると関節内が一時的に陰圧状態となり、その時に関節内を満たしている関節液が気化。それがはじけて消失するときに音が出ます。これが、関節周囲にある軟骨や骨、関節包、腱に響いて、バキバキッというような音になるのです。


■ 「関節を鳴らすと太くなる」は本当!?

関節音を鳴らすのが癖になると関節が太くなる、というのは事実です。そのメカニズムは次野通り。

<関節音と関節の太さの関係>

関節音のポキッという気泡の音=衝撃波

関節内の軟骨や骨、靭帯を破壊し炎症を引き起こす

炎症が繰り返されると関節は太くなる


■ 関節が太くなるってどういうこと?

関節が太くなるということは、骨が太くなる、ということではありません。関節を鳴らしたときに発生する衝撃波は、軟骨を最も損傷させます。こうやって傷ついた軟骨は、損傷したら修復を繰り返して、だんだんと肥厚していくのです。これが、関節が太くなるということ。

でもご安心を。たとえ関節が太くなったとしても、関節を鳴らす癖さえ改善できれば2週間程度で元の太さに自然と戻ります。


■ 医師からのアドバイス

関節音を無理矢理鳴らすと、関節の周囲にある軟骨、骨や筋肉、靭帯を損傷してしまうこともありますので、できるだけ関節は鳴らさないようにしましょう。一度、音を鳴らした爽快感を味わってしまうと病み付きになってしまいがちですが、できるかぎり癖にならないよう、心がけたいですね。





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