中国の自動車メディア・汽車之家は1日、中国人が自動車を購入する際にありがちな6つの「ヘンな癖」について紹介する記事を掲載した。
【その1】大きい車ばかり買おうとする
多くのブランドが中国の消費者向けに用意するスペシャルエディション車は、ホイールベースを長くし、シャーシを高くし、空間を広げている。大きいもの好きで操作性や性能はお構いなしの気質は、面子重視という中国数千年の文化を受け継いだものだ。
【その2】シートベルトを締めず、ダミープラグで警告ブザーを止める
シートベルト未装着の警告ブザーにイラつく中国人向けに、ネット上では各種の美しいダミープラグが販売されている。安全性よりも車内の静かさを求めるのだ。
【その3】柔らかい素材が好き
外観のみならず、内装にも強いこだわりを持つ中国人は、とにかく柔らかい手触りがお気に入り。これに合わせて多くの国内ブランドが柔らかい手触りの内装を施すようになっている。
【その4】チャイルドシートなど眼中になし
安全性に対する要求の高まりにより、今や多くの国でチャイルドシートを装着するのが当たり前になっているが、中国ではいまだにオプション。子どもを自分の懐に抱きかかえるのが一番安全と思っている親が多い。
【その5】手入れしやすいように、シートカバーなどを購入したがる
中国人は新車を買うと内装品、特にシートカバーやクッションなどを合わせて購入したがる。シートなどの摩耗や汚れを防ぐため、そしてなにより、手放すときに高く売れるようにするためだ。しかし、愛車を守る為に取り付けた数々のカバー類が、ドライバーの安全を損なっている事は知る由もない。
【その6】中古車ではなく新車を買いたがる
中国では中古車市場が成長しており、消費者が理性的な選択をするケースが増えている。しかしその一方で新車への崇拝ぶりは根強く、大量のお金を追加してでも新車を買おうとする人がなおも多い。これも面子重視の姿勢によるものだ。